こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
我が家も2018年に中学受験をしましたが、家族の中で様々な葛藤や揉め事もありました。受験真っ最中には、迷うこともたくさんありました。中学受験は家族の受験と言われています。中学受験未経験の私たち夫婦にも、ジャガーさんが書いているように12歳の子供に本当に受験が正しいのかどうかの葛藤もあり、夫婦間でバトルを繰り広げました。
今日の記事は、ジャガー横田さんの本の感想とともに、自分たちの子供の中学受験を振り返ります。
中学受験をなぜ始めるか?家庭によって変わる理由
ジャガーさんのおうちが中学受験をはじめたきっかけは、息子さんの大維志くんがお父さんのような医者になりたいということでしたが、うちの場合は共働きで学童に行かせていて、そこでいじめに遭い、居場所がなくなったためでした。
大維志君の場合、受験のスタートは6年になって始めたという事情が書かれていましたが、うちの場合はいじめが小四にあり、放課後の居場所を求めて、塾通いを始め、塾から受験をすすめられて、本人がその気になりました。
受験を甘く見ていたので、最初はバレエを並行して、塾通いしていましたが、辞めざるを得なくなるほど受験は、費用も時間捻出も大変でした。
中学受験は共学がいいか、男女別がいいか?
大維志くんは最初から共学がいいと思って志望校を広尾学園に絞ったようですが、女子は仲の良いお友達の影響が強くあります。
うちの場合は、仲良くしていた子の影響で最初はその子と同じ女子校を目指していました。
6年になった頃に首都圏模試は受けなくてもいいと言われ、四谷とサピック模試を受けるように言われました。その理由は子供が行きたい学校は、首都圏模試を受ける子がいないから、そこでいい成績を納めても参考にならないと言われたからです。
大維志くんも朝の「スッキリ」放送番組で、お母さん(ジャガーさん)から怒られていましたが、うちの場合は父親が自分の親が学校の先生で教育パパだったこともあり、よく子供に怒っていました。
自分の子供を見ていても感じましたが、小学生に天王山の夏休みと言ったところで全然自覚が感じられないようでした。大維志くんもビックマウスでしたが、うちの子もよく言っていたのは「私はラッキー星からやってきてラッキーちゃんだから大丈夫」と言っていたものです。そして、ラッキーを武器に勉強をサボっていたのです。
夏期講習でこんなに勉強してもなかなか成績が伸びなかったという悩みがありましたが、ジャガーさんの本でもそんなことが書かれていました。なぜならば、この時期、中学受験生で勉強しない子はいません。みんなが勉強する中で抜きん出るのは至難の技なのです。
それに秋になると、小学校の行事が目白押しで、中学見学とのスケジュール調整や模試との日程調整に悩まされました。
秋にはまだ志望校まで15も偏差値をアップさせなくてはならず、中学受験未経験の私はジャガーさんが書いているのと同じように言ってはいけないことをつい言ってしまっていました。
そして、ジャガー横田さんの家でも家族内バトルが起きたとありましたが、受験なんかやめろ〜!!という状況はうちでも起こりました。大維志くんもあきらめなかったようにうちの子供もあきらめませんでした。
その理由は、いじめのない学校が受験すればあると信じていたからなのです。
子供が中学受験したい理由
大維志くんの中学受験の理由は、お父さんみたいな外科医になりたいということでしたが、うちの場合はいじめが原因でした。親の私は、アトピーの子供が冷えとりスタイルができる学校が良いと思い、同意しましたが、夫が甘い気持ちで受験するのであればお金の無駄だからとなんども雷を落としました。
結局、受験を甘く見ていた子供は最後に帳尻合わせをしなくてはならなくなり、冬休みは地獄をみました。大維志くんも正月合宿に参加して、勉強漬けだったようにほとんどの中学受験生も勉強漬けの冬休みを過ごすのです。
そして、1月の受験直前になって今までまったく志望校に関しては、口を挟まなかった夫が、「第一志望を受けてもこの成績では落ちるから、2月1日は確実に受かるところを受けさせたい」と言いだし、子供は心が折れてしまいました。
ジャガーさんのところは、夫&子供vs.ジャガーさんという図式ができていたようですが、うちは私&子供vs.夫という図式でバトルになりました。やはり、ずっと関わっているほうが熱くなるものなのです。もちろん、泣きながら大げんかしました。
そして、1月とともに受験が始まり...
東京の本番があり...
あっという間に中学受験は終了してしまいました。
中学受験をして良かったこと
家族団結と親への感謝
最初はまったくわからなかった中学受験ですが、これによって家族団結することができました。
そして、著しい子供の成長がありました。
子供の顔が変わりました。ジャガーさんも本の中でいい経験になったと書かれています。
あきらめなかったおかげで繰り上げ合格を手にした
最後まで受かると信じて受け続けたおかげで繰り上げ合格を得ることができました。
いじめっ子を見返すことができた
今まではいじめられると、しょぼんとなっているだけでしたが、受験で合格体験した結果、いじめをしてきた子を見返すことができました。自分に自信が持てるようになったのは大きな成長です。
中学受験をして悪かったこと
うちの場合は、顔にはアトピーはでませんでしたが、ストレス食いのために見えない部分にアトピーが増えたのが一番のいやなことでもありました。
それほど子供にとって大きなストレスだったと言えます。
中学受験後の子供の変化
大維志くんも、残念ながら第一志望は不合格でリベンジすると述べていますが、子供も中学受験の第一志望不合格の失敗から学び、もう勉強が間に合わないのはいやだと思うようになり、自主的に勉強をするように変わりました。
塾は先取り学習をしましょうと勧誘してきましたが、その資金も、もはやありませんでした。不安でしたが、1年経過した今、自勉でも、塾に通っているお友達と同じくらいの成績はとれていますので、塾から焦らされるように言われても大丈夫です。
ジャガー横田さんの本の感想
中学受験終了後1年経っても、2月1日が来ると、あの日のことを思い出してしまいます。テレビの特番で放映されていたジャガー横田さんの息子さんの大維志くんの受験経過をテレビで見るたびに本当に胸が締め付けられました。
芸能人はここまでしなければならないのか...
そんな思いもしました。この本を読んでいくと、母としてのジャガー横田さんの心情は本当に同感しまくりました。
ママ友とも受験終わりに、受験が大変だったと慰労会をしましたが、家庭内で大げんかするということはどこの家庭にもあったようです。
『父と息子vs.母のお受験バトル』はこれから中学受験を考える人も、すでに終了してしまった人も、涙と笑いと感動ある物語です。おすすめの本ですよ!
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)