こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(@kazeakane1)です。
中学受験が終わりと、子供はのんびり、親はいろいろな書類を提出したり、入学金やお金を振り込んで忙しい日々となります。
この忙しい隙を狙ってくるのが、塾からの勧誘。先取り学習しましょうと痛いところをついてくるのです。果たして先取り学習は必要でしょうか?
今日の記事は、中学受験後の塾通いについてお伝えするものです。
冷えとりっこの受験後をどうぞご覧下さいませ。
(*今までのことは、
10 小学6年生 受験やめろと言う親 VS どうしても受験したい子供
をごらんくださいませ。)
だらけたムードに塾からの恐怖を煽るような先取り学習というお言葉
すっかり受験が終わり、勉強しなくなりました小六の2月後半。
見事です!
あんなに勉強したのだから、それも仕方がないでしょう。
アトピー持ちの子供のアトピーも、すーっときれいになっていきました。
(やはり心の毒は体の毒の4900倍!)
毎日漫画を読んで過ごしていると、塾からこんな電話がありました。
「お母さん、先取り学習しましょう!」
「学校でも上位に入れるように・・・」
「中間テスト、期末テスト対策もします。」
先取り学習とは、中学に入る前にある程度の知識をつけておく勉強らしいのですが、やはり英語はついていけるか心配でした。
なぜならば、小学校の時にうちの子供は、国語の能力もままならないのに英語の能力をつけるなど言語道断といううちの教育方針だったので、全く英語をやらせませんでした。
小学校には帰国子女がわんさかいましたし、英検もすでに持っている子も多くいました。
入学して取り残されないだろうか?
そう思っていると、通っていた塾が中学のテキストをすでの子供に渡していました。
一緒の塾の子も先取り学習に通い始めたようでした。
試しに、数学と英語を独学でやらせてみると、数学は理解できるようでしたが、英語はよくわからないと言っていました。
私はものすごく不安になってしまい、子供に先取り学習をさせたいと夫に申し出ましたが、夫は反対でした。
いつまで、塾に頼らなければならないのか、小学生の場合は仕方がないけれど、いずれは自分の力で勉強していかなければならないのだから・・・という夫の意見もあり、しばらくどうするか放置しておきました。
その間にどんどんいろいろな塾から先取り学習のDMが届きました。
ブログなどを読んでいると、先取り学習を始められた方も多いようで本当にあせってきました。
こんなふうに、不安をあおって塾に依存させようとしているようにも思えました。
ママ友、お友達に塾の先取り学習の必要性を聞いてみる
あまりに不安だったので、ママ友に今後はどうするか聞いてみました。
すると、その方のお子さんは男子でしたが、塾には通わせず、まずは自分でやらせて、無理そうなら通っていた塾に相談すると教えてくれました。
子供のお友達に会う機会もあったので、どうするのか聞いてみたところ、
- 卒業まではたくさん遊ぶ(公立中高一貫校合格女子)
- 学校で出された課題しかやらない(新御三家合格女子)(難関校進学男子)
ということで、頭の良い子は先取り学習をやらない子が多いように感じました。
もちろん受験が終わって先取り学習で塾に通う子もいましたが、なんだかとてもつらそうでした。
中学入学前説明会でたくさん宿題が出るので先取り学習は必要なし
二月の中旬に、中学入学前説明会が行われました。
うちの子供は残念ながら第一志望には行けませんでしたが、こちらの学校にしてよかったと思うことを聞くことができました。
「みなさんは、今までは結果を考えて勉強してきました。これからは、結果がたとえ悪くても、それをどう導いて行くのかを学ぶことが大切になります。結果よりも経過を学んでいきましょう。」
これは、子供の通うコースの主任の先生からのお言葉でした。
この言葉には目から鱗でした。
そして、たくさんの宿題が出されました。
学校としては、入学前にこれくらいは、1人で勉強できるようにしてきてくださいねということなのでしょう。
やはり、勉強は自分でできるようにならなければいけないのです。
不安になるのは、自分の頭で考えないから。
冷えとりでも自分の頭で考えることが大切だと言われていますので、人に頼るということを改めなければなりません。
不安を解消するのは、冷えとり的にはからだを温めること。
他の人はどうしているのかリサーチをして、その結果自分たちはどうするのかを自分の頭で考えて決断することが大切だと思いました。
いろいろ調査してみて、うちでは、塾での先取り学習をすることはやめました。
すると、子供がいったん全く勉強していなかったのに、突然勉強をし始めたのです。
これには驚きでした。
しかも、自分の頭できちんと考えて、この課題をやるためにここにつれていってほしいと言ってきました。
過保護な私を反省させられる出来事でした。
進学先の塾通い状況
中学受験後1年たった現在ですが、進学先の中学では塾に通っている子と通わない子は半々です。
英語に関してはもちろん塾に通っている子にはかないません。
それでも塾に通わないうちの子供も自分の勉強法をつかんで、なんとクラス順位上位に入ることができるようになってきました。
とくに英語の成績はひどくて、最初はほぼビリのところにいたのですが、2学期には真ん中に食い込むようになりました。
中学受験の時に一緒に同じ塾に通っていたお友達は、
- 一度塾を離れてまた再開する(私立女子校女子)→塾通い再開
- 4月まで塾で先取り学習していたけれどやめてまたわからなくなったら通うことにした(私立中学共学男子)→塾通い再開
という、わからなくなったら塾に行くパターンが多いようです。
2020年大学入試は大きく試験内容が改正されますので、しばらく様子見も必要です。
くれぐれも親の不安を煽るような塾の口車には乗せられないようにしましょう。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
中学二年生の現在も、塾なしでがんばっていますが、得意な数学だけはトップ成績を保っています。
最初にビリだった英語も上位に残るようになっています。
子供自身は、高校生になったら集団塾に行きたいという希望がありますが、中学生のうちは自宅学習で工夫をしていても、落ちこぼれていません。
中学生勉強豆知識
英語は耳からといいますが、子供はそんな小学校の英語の授業が嫌いでした。何が起こっているのか、さっぱりわからなかったようです。
英語の構造を説明すると、納得したようでだんだん好きになってきましたので、英語に関しては、耳から入る子、理論を納得してから入りたい子にわかれるみたいです。
少子化で塾も生き残りをかけています。心理的効果を考えてのことなのか、親の不安を煽り、入塾勧誘をしているように感じましたが、きっぱりとお断りするとそれ以上は勧誘してこなくなりました。
進学先の学校によっては、入学前にクラス分けテストがあるところもあるようです。直前につめこんだものは、すっかり忘れますので、ご用心。
英語の成績が悪かった時に、上智英語科に現役合格した友人に勉強法を聞きました。
というわけで、英語がほぼビリだった子供に毎日2回基礎英語を聞かせてみたら、2学期終わりにはクラスの上の下に食い込むようになりました。あながちこの勉強法は間違いではありませんでした。
英検も3級を1年生で合格できました。準2級は2年生で合格できました。