こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
冬休みに入り、中学受験生の冬期講習が始まります。関東近郊の受験は年が明けたらすぐに始まります。この冬休みが最後のラストスパートなのですが、実はなかなか成績も伸びずに焦る気持ちだけ高まっていきます。なぜでしょうか?
お子さんも勉強にラストスパートをかけますが、それと同様に周りのお子さんもラストスパートをかけてきます。だからその差は縮まらないのです。
今日の記事は昨年の冬休みの中学受験生だった子供の様子をお伝えし、現中学受験生のお母さんたちの参考になればと思います。
冷えとりっこが受験するとどうなるかを備忘録としてつづっています。
(*今までのことは、
10 小学6年生 受験やめろと言う親 VS どうしても受験したい子供
をごらんくださいませ。)
中学受験暗記地獄の冬休み前
11月の早稲田アカデミー〇〇中学の日を受けて、「この成績では受かりません」と言われ、できるMちゃんと同じ中学を受験するのをあきらめて、共学に志望校を大幅に変えた我が子。
そして迎えた12月の最後の公開模試。
この模試は本番も踏まえて、午前と午後をつなげて受験しました。
第一志望に焦点を合わせると、1日に午前と午後受験するのでそれに慣れておく必要があるためです。
(午前午後受験は小学生にとって、かなりの消耗です。できれば1日に一校が望ましいと思います。)
けっこうがんばっていた理社もあまり成績はあがりませんでした。
子供はかなりのショックだったようです。
子供ががんばったとしても、周りもみんながんばっているのですから、当然の結果ですよね。
それから、あんなに得意だった算数でなぜか点をとれなくなりました。
それもそのはず、算数の勉強を時間を削って理社を勉強している分、だんだん算数の勉強時間が減っていますから、平均に落ちてきてしまいました。
これをふまえて、冬は理社を中心に時間割をトーマスで組んでもらいました。
毎日授業をいれてもらうと、ひと月にかなりかかるので、毎日少なくても一教科をいれてもらい、2月の授業料を前倒して使うことにしました。
(受験漫画『二月の勝者』には、受験にひと家族が150~200万円投資していると描かれていましたが、この時期は大手塾だけでは間に合わないと、恵比寿にある有名家庭教師の特別レッスンに通っているお友達や、あわてて個別授業塾にやってきたお友達などいろいろいました。たぶん、平均するとみなさんかなり出費されていると思います。いやだけど、ここまできたらもうやめることができないんですよね。)
加えて、毎日自習室へ通うことを実施しました。
早稲田アカデミーやサピックスは正月特訓がありましたが、うちはもうそんな気力もなく、普通に三が日は授業はお休みで、授業のない日は自習室へ行って過去問を解くことをしていました。
とにかく書いて覚えるを理社では繰り返していました。
↓ ↓ ↓ ↓
その合間に、公開テストのやり直しの2回目。
けっこうまだ間違えました。
ストレスもあり、かなり腕をかきむしっていましたので、腕はひどい状況でした。
(うちの子供はアトピーで脱ステロイド中です。脱ステロイドに関しましては、「脱ステロイドへの道 」シリーズもご覧下さいませ。)
この冬休みの段階でまだ第一志望校を子供はあきらめていませんでした。
でも、すでに模試は終了してしまっているので、今どの程度になっているのかわかりません。
しかし、夫は12月の偏差値の経緯を見て、絶対に第一志望は受からないからやめさせたいと思い、2月1日にはまだ合格確率が高い中学受験にしたほうがいいと子供に切り出しました。
すると、子供はわんわん泣いて、抵抗しました。
「2月1日に受験した方がまだ(第一志望最難関共学中学)合格する確率が高いから絶対受けさせてほしい!」
子供が志望する最難関共学は2日、5日にも受験日があります。
2月1日にできる子供は御三家を受けますから、ライバルが受験しない2月1日は、チャンスという考えです。
私は失敗しても受けさせたいと思いました。
冷えとり的にも、
痛い目にあわせてはいけないと、一生懸命に過保護・過干渉で育てると、心も体も非常に弱い子どもになります。(『万病を治す「冷えとり」生活療法 冷えは万病のもと』(進藤義晴著))
とありましたので、転んだら親が起こすのではなく、子供が自分で立ち上がるのを見守るのが大切だと私は思っていました。
私としては、この時期に今まで成績のことに口をはさまなかった夫が、突然、口を出してきたら、ネガティブ発言で本当に腹がたちました。
しかし、夫は子供を傷つくことから守りたかったようでした。
私・傷ついても体験させる、夫・傷つけないように守りたい、という考え方の違いですが、わたしたち2人の親の真意は、子供を愛することには変わりありませんでした。
塾と相談するとこのようなお手紙をいただきました。
ようやく夫も、この手紙に折れて、最難関共学受験を許可しました。
結果として、第一志望は全て落ちましたが、やってダメだったという体験ができたので、子供も悔いはなく、今の中学ライフを楽しんでします。
痛い目にあえて遭わせるというのは、親としては出来るだけ避けたいと思ってしまいますが、長い目で見ればそれがいい結果へと繋がっていくことを実感した出来事でした。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
続きのお話はこちらです。
まとめ
大手公開模試は12月にはすべて終了します。小学生は2月1日までがむしゃらに勉強して伸びていくタイプと、消耗してダメになるタイプに分かれますが、どちらになっているのか判断の材料がありません。
早稲田アカデミーでは、正月に判定テストを行なっているから、合格率がわかると言っていました。(ただし、受験するのはアカデミー生だけです。この時期のこんな勧誘に心を動かされがちですが、しっかりと判断しましょう。)
実際に合格率20パーセントでも、冬の追い込みで合格されたお友達もいました。塾でも言われましたが、学校の過去問との相性も大きいです。たくさんの問題を短時間で処理していくタイプか、難問をじっくり解いていくタイプかで分かれるようです。うちの子供は短時間にたくさん解くのが苦手でした。