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冷えとりお話会@繭結「鶴田先生のお話会」現在と30年前の冷えとり

鶴田先生のお話会@冷えとりショップ繭結
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こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜( @kazeakane1)です!

6月18日(火)に冷えとりショップ繭結さんで鍼灸師の鶴田先生によるお話会がありました。
冷えとりショップ繭結さんでは、冷えとりを多角的に勉強するのに様々な催しものが開催されています。その中のひとつに今回のお話会がありました。鍼灸師の視点から考える体のことについてのお話を聞いてきたレポをお届けします。

鍼灸師の鶴田先生ってどんな人?

鶴田先生自身も、生後6ヶ月の息子さんもアトピーで、進藤義晴先生のところに治療に行ったのが冷えとりとの出会いでした。
進藤先生の治療院では、アトピーの治療というよりは、甘やかした子をしつけてもらったとお話してくれました。

進藤先生は、冷えとりを広い意味で、子育てをされたかったのではないかと考えているとのことでした。

最近の無差別殺人や子殺し、親殺しは、

子育ての間違えの結果ではないか?
それを正すことが子育てではないか?

と感じたそうです。

現在、鶴田先生は愛知県一宮市で鍼灸師として活動されています。心の持ちようにも重点をおかれた治療をされています。

鶴田先生は、進藤先生とは長きにわたるおつきあいもあり、冷えとりの実践者であり、日々鍼灸師として人々のからだと対話されています。

進藤先生の書籍にも鶴田先生が出てきます。

【冷えとりの本】『病気にならない「冷えとり」健康法』(進藤義晴著)

なぜ今、子育てなのか

鶴田先生は、進藤先生に、甘々に育てられた自分と、甘々に育てた子供を躾け直してもらったことがきっかけで、

×  自分の欲求を通す子

○ 人を喜ばすことができる子

ということが大切だと知り、子育ての間違いに気が付いたそうです。

脳の研究でも最近明らかになってきているのは、本能を司る辺縁系は3歳までにできあがるということです。ここを育てないと冷酷な人間になります。知性や知識を司る大脳はどんどん成長していくので、本能が成長しないまま、知性や知識の部分が成長してしまうと非情なことができる人間になってしまうのです。

この本能部分を育てるためには、過保護にしないで子供に痛い目にあえて遭わせることも必要だと進藤先生の書籍にも書かれています。

猟奇的な事件を起こすことが増えているのも、子供の欲求を満たしてあげるスポック博士の育児が流行ったからではないかと考えられています。

鶴田先生
鶴田先生
だから、進藤先生は人間教育をしたかったのではないか?

確かにペットでも、かわいいからといってなんでもいうことを聞いてしまうと、ペットの位が飼い主よりも上になり、凶暴化してしまうこともありますから、この考え方は正しいと私も思いました。

鶴田先生
鶴田先生
人間の気持ちがわからない人が増えてしまったのは、この3歳までの教育がきちんとされていないから

3歳までに人の本能に関わる脳の辺縁系を育てないと、知識や知性ばかりが身についた冷酷な人間に成長してしまうのです。

悲しいことに、現代ではそんな人間が増えてきて、そういう人たちが社会では大切にされているというのが現実です。

辺縁系が未発達の人間は、平気で冷酷なことができるので、家庭内においてもDVを行うことも多く、知識や知性があるためにそれを隠すこともうまいので、なかなか気がつかれないのです。

茜
私の父がそうだったかも...

30年前の冷えとりと現在の冷えとり

冷えとりは30年前に進藤先生が著書で紹介した健康法です。

1988年に発刊された『新版万病を治す冷えとり健康法』の頃と現代とでは、当時わからなかったこともわかってきているし、土壌や食べ物もずいぶん変わってきています。
現代は当時の冷えとりを翻訳し直さなければなりません。

茜
変わらないのは、なんでも鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えるということです。

冷えとりで今も昔も大事なことは何か

冷えとりは頭寒足熱をすることを勧めていますが、それは靴下をたくさん重ねることではありません。

もちろんそれも大切なことですが、下半身を温めるのは血流をよくするためです。

滞ったところで不具合が起きないように動かすこと。

昔は東洋医学は部分よりも全体を見て、西洋医学は局所をみていましたが、現代医学も最近では全体を見始めているし、鍼灸の世界でも20年前は筋膜は重視されていませんでしたが、今は注目されて治療の仕方が変わってきています。

最近私も筋膜リリースの治療を受けたり、東大卒の医師の養生講座に参加して、西洋医学の先生も考え方が変わったと思いました。

筋膜リリース注射
【冷えとりとめんげん】筋膜リリース注射の効果とその治療内容レポ<肩と腕>肩があがらなくなって早半年。加齢だから体操とリハビリで治療することになりましたが、実は私は毒出しのめんげんだと思っています。現在、痛みはなく、ただ肩があがらないという日常生活には多少の支障がありますが、あまり気になりません。ところが、夫が仕事で知り合ったお医者様の筋膜リリース治療効果がいいというので、夫婦そろってみてもらうことになりました。...
養生ルネサンス講座
【冷えとり勉強】東大卒の医師・須田万勢先生主宰の養生ルネサンス講座レポ東大卒の医者・須田万勢先生が、医療でも治せない病気は、医療が浸透していなかった時代に治すことができたことを不思議に思い、自分に実践してみたら、本当にいろいろ改善されたので、養生をもっと現代にとりいれられないかと講座を開催することとなりました。西洋医学の医師・須田万勢先生の養生についての講座レポをお伝えしたいと思います。...

本当にいくら冷えとりがいいからといって、冷えとりだけに盲信するのもよくないのです。

冷えとりで治らないのは、冷えとりが不十分だからではなく、

どのような冷えとりをしているのか?

寛解した人はどのようにしたら治ったのか?

を客観視する必要もあります。

鶴田先生
鶴田先生
何が何でも冷えとりに固執して緊急治療を拒み、死んでしまった人もいます。進藤先生だって、交通事故で死にそうな人に、冷えとりだけで治療しようとはしないはずです。

30年前の冷えとりと現代の冷えとりでは、いろいろ変化もあるので、いつまでも30年前のやり方に固執するのではなく、ライフスタイルも生き方も一人一人違う自分なりの冷えとりのベストを見つけていくことが大切なんですね。

一流の冷えとり者は、いばらず、やさしくあることが大切です。

進藤先生も「面従腹背で行け」と教えてくれました。

鶴田先生
鶴田先生
それをなべおたまと覚えておくといいです。

な...なるほど
べ…勉強になります
お…おっしゃるとおりです
た…為になります
ま…またご指導願います

鶴田先生のお話会では、私の知らない進藤先生のお話や現代の冷えとり界のB面のお話も聞けて、とても良かったです。(現在、進藤先生は表舞台にはお出になりません。)

私達の暮らしの中に取り込める有意義な時間になりました。

冷えとりのことだけではなく、いろいろな方面から生きることを考えることは大切だと思いました。

繭結さんでは、冷えとりグッズの販売だけではなく、こんなふうに素敵な集まりが開催されています。

ぜひ参加されてみてはいかがでしょう?

冷えとりの考え方が広がりますよ。

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鶴田先生のお話会情報

時間:2時間(途中退出可)
参加人数:今回は6名(少人数なので質問しやすいです)
費用:1,000円(無料でお茶がサービスされました。)

冷えとりショップ繭結さんで不定期に開催されますので、こちらでご確認ください。

(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)

記事の中でご紹介した書籍はこちらです。

子育ての記述があるのはこちらの本です。

他にも素晴らしい書籍はこちらもどうぞ!

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