こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
2019年5月に東大卒の医師・須田万勢先生主宰の養生ルネサンス講座に参加したときに、がんについてたくさんの実体験をまとめた本があると紹介されました。『がんが自然に治る生き方』(ケリー・ターナー著)は、論文ではないのに、学術的にとても優れていて、読みやすくぐいぐい心に入ってきました。なぜならば、1000人ものがんの体験をまとめたものだったからです。
すると、奇跡的にがんが寛解した人たちには、共通する点があったということがこの本からわかりました。
冷えとりとの共通な考え方もあり、食べ過ぎない、生き方を改めるなどを行なっていけば、がんが寛解する可能性があるという希望がこの本から伺えます。
この本をすすめてくれた講座については、【冷えとり勉強】東大卒の医師・須田万勢先生主宰の養生ルネサンス講座レポをご覧くださいませ。
『がんが自然に治る生き方』本の著者ケリー・ターナーさんとは?
Dr. Kelly A. Turner ケリー・ターナー博士
腫瘍内科学領域の研究者。
学士号を取得したハーバード大学時代に統合医療に関心を持ち、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得。
博士論文研究では奇跡的な回復を遂げた1000件以上の症例報告論文を分析し、1年間かけて世界10カ国へ出かけ、奇跡的な生還を遂げたガン患者と代替治療者を対象に、治癒に至る過程についてのインタビューを行った。
本書はそこから得られた知見を患者や家族、そして健やかに生きたいすべての人のためにわかりやすくまとめた著者初の書籍。
*『がんが自然に治る生き方』のプロフィールより抜粋しました。
以前、養生ルネサンス講座に参加したときに、
と、紹介されて読んでみました。
研究者なのに、難しくなく、私が冷えとりで目指しているものと似ていて、親近感が持てました。
がん治療は、手術や抗がん剤、放射線治療がつらいと聞いています。そして、死に最も近い病気で、治療費も莫大にかかるため、がん保険をかける人も多いのです。
うちでも、がん保険については、ひともめありました。
夫に執拗に言われて、しぶしぶがん保険に入りました。ちょうど、保険の話がでたときに、麻央さんや北斗晶さんが乳がんになったりするのをみて、少し心配になったこともありました。
もしがんになっても、この本のような治療でがんが寛解するのなら、知識として、知っておきたいです。
というわけで読み進んでいくと、実に冷えとりと共通点がありました。
がんのこと:冷えとりと似ている点①食事を変える
砂糖、肉、乳製品、精製食品はNG
冷えとりでは、砂糖は体を冷やします。
血管を緩め、血流を悪くするからよくないといわれています。血液は温かいところへ目指して流れていくので、体が冷えると先の方まで巡ることができません。
血液が巡らないと、栄養と届け、いらないものを持ち運ぶことができなくなり、その結果、細胞が冷えに適したものに変異してしまうのです。
これががん細胞になると言われています。
この本では、
がん細胞が健康な細胞よりずっと速く砂糖(ブドウ糖)を消費・代謝するのは、疑いのない事実です。『がんが自然に治る生き方』より
という記述がありました。
冷えとりでは食べ過ぎも良くないと言われています。
進藤先生の書籍の中でも食べてないといって、話をよくよく聞いてみるとそれは食べていると指摘される人もとても多いくらい、食べ過ぎということについては、誤解が多いです。
食べ過ぎるというのは、カロリーの問題ではありません。
- お腹が減ってないのに時間がきたからと食べる
- 口が寂しいから食べる
- カロリーが低ければ大丈夫と食べる
- ケーキでなく、和菓子やフルーツは大丈夫と食べる
これらはすべてだめです。
なぜならば、食べ過ぎると内臓は働かなくてはなりません。すると、疲労してしまい、免疫力が落ちて病気になってしまうからです。
つまり、口に何か入れた段階で食べていることには変わりありません。
この点では、食生活を改善するというのは冷えとりと同じ考え方だと思います。
がんのこと:冷えとりと似ている点②自分で決める
がんから奇跡的に回復した人は医者のいいなりにならなかった人でした。
- 受け身にならず、自分で行動する
- 自分の意志で人生を変える
- 他人の批判に屈しない
現代の常識では、人は病気になったら病院に行き、薬を出してもらったり、手術して悪いものを取り除いてもらいます。
この点では、患者はあまり医師に希望は言えません。
なぜならば、医者は絶対的な存在だからです。
冷えとりでは、医者にかかって治ったとしても、自分の生き方やライフスタイルを変えなければまた同じ病気になると述べています。
病気は、生き方の結果、現れるものだからです。
ただし、不安という心の毒は体の毒の5000倍なので、心の毒を貯めるくらいならば、医者に行ってみてもらいましょうと医者については全否定はしていません。
そして、めんげんは、自分の乗り越えられるものしかやってきません。
命に関わる病気なのか、めんげんなのかどうかを見極めるには、顔色が目安です。
たとえば、下痢に苦しむとき、顔色が良ければ体の奥の毒だしが起こっていると考えられますし、真っ青なら医者に行って、即、点滴などの治療をすべきでしょう。このようなことも自分の頭で考えることを奨励しています。
医者に頼ってもいいのですが、最終的には自分の体の決定は自分にあり、決めたらそれにしたがって行うという点がとても似ています。
がんのこと:冷えとりと似ている点③感情を解き放つ
病気とは、わたしたち人間の身体・心・魂のどこかのレベルで詰まっているものである。『がんが自然に治る生き方』より
がんから劇的に寛解した経験者は、体の改善よりも心の改善が多かったと書かれています。
冷えとりでも、冷えが取れてくると体がどんどん健康になっていきます。すると、どこかの時点で心の毒だしが始まります。
なぜならば、内臓と関わりのある感情があり、それの組み合わせで病気が引き起こるので、冷えが取れてきて、正常になると心の毒も出すことができるようになるからです。
心の毒出しについては、
をご覧くださいませ。
心と体はつながっています。
この本でも笑いは大切とありますが、ぷんぷん、かっか、めそめそしていると免疫力が下がります。
西洋医学から自然治癒力へ
私が10年前に冷えとりを始めた時には、健康法はとても怪しいものが多かったです。
病気=不安という気持ちを利用して、健康法と宗教が結びついていて、お金を騙し取られたり、その治療法を信じるあまり、命を落とす人も多かったからです。
ところが、この10年で世の中もだいぶ変わってきました。西洋医学を学んだ医者も自然治癒力を提唱する時代になってきました。
病気は医者が治してくれるものではなく、実は自分の治癒力で治っているということを医者も認める人が増えてきたからです。
*詳しくは、【冷えとり勉強】東大卒の医師・須田万勢先生主宰の養生ルネサンス講座レポや、【冷えとり勉強】帯津良一先生の東京「養成塾」に参加してきました!をご覧くださいませ。
冷えとりでがんが寛解した話
実は冷えとりでがんが寛解したという例もあります。
『医者知らず「冷えとり」で完全健康人生』の中に「奇跡!?子宮がんが消えた!」という項目がありますので、ぜひ読んでいただければと思います。
現代では治癒が難しく、一生薬を飲み続けたり、塗り続けなければならないという病気は冷えとりで寛解した体験もあります。
実は病気は治してもらうものではなく、自分の意志でライフスタイルや生き方を変えたからなくなるものなのですね。
希望の持てる本です。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
がんが自然に治る生き方
著者:ケリー・ターナー
出版社:プレジデント社
版型:18.7cm×12.8cm×2.5cm
ページ数:398ページにテキストを入力
「余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと」という副題がついています。具体的にどうするべきかもとても参考になります。
このサプリを飲めばいいということではなく、寛解をした人の共通してよかったものを教えてくれていますので、不安になりません。
宗教色もあまり感じません。スピリチュアルに関する章がありますが、ただ自分の生きたい理由や自分の魂とつながることを教えてくれています。病気は直してもらうものではなく、自分と向き合うことが回復への道ということを教えてくれる本です。