こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
2月3日の立春から暦の上では春となりました。春といえば、冷えとりでは肝臓の毒だしが始まります。
花粉症で悩む人も頭痛で悩む人も、それは春の毒だしなのです。
肝臓って、お酒を飲まなければいいんでしょ!
いいえ、お酒を飲まなければいいっていうわけでもないんです。
なぜって、私たちは口からも、肌からも毒を入れているからです。それを一気に引き受けてくれるのが肝臓なんですよ。
今日の記事は、春の毒だしで気をつけることや食べるといいものについてをお伝えいたします。
目次
冷えとりでは春は肝臓の毒だし
肝臓の働き
肝臓は体に入ってくる毒を解毒する臓器です。アルコールはもちろん、お薬、皮膚から入る経皮毒であるシャンプーや湿布などの毒も解毒してくれます。残念なことに口から入る毒はほぼ解毒することができるのですが、皮膚から入る毒は全てを出すことができません。
東洋医学では肝臓は「木」の性質のため、花粉症とも関係がある
そんな解毒をしてくれる肝臓ですが、なぜ春に毒出しが起こるのかといえば、肝臓の性質が東洋医学では「木」だからなのです。風水でも、方位が「木」と言われるのは東ですが、そんな括りがあります。春は木の芽が芽吹く季節なので、このような理由のために花粉症と大きく関わりがあるのです。
春の花粉が飛び、それを吸うことで肝臓の毒を一気に出すために花粉症の症状が起こります。
だから薬で抑えてはいけません。
冷えとり上級者になると、飛んでくる花粉をあえて浴びてありがたがる人もいます。
春は肝臓が悪い人は怒りっぽくて感情的になる
肝臓が悪いと怒りっぽくなり、怒りっぽい人は肝臓が悪くなる傾向があります。ですから、すぐにヒステリーを起こすような感情的な人は肝臓が悪いのかもしれないので気をつけてみてください。
また、肝臓が悪い人は傲慢や見栄っ張りでもあります。見栄っ張りというのは、人に馬鹿にされたくないという気持ちが強いことを言います。
もしも、プンプン、イライラ、カッカする場合は、肝臓の心の毒だしが行われていると思って食べ過ぎず、しっかりと下半身を温めることが必要です。
春に食べると良いもの
小麦は肝臓の薬穀
(左はよもぎパン、右は全粒粉のパンです。)
春は肝臓の薬穀である小麦の収穫の季節ですので、小麦を積極的に摂るといいと言われています。
でも、ここ最近はグルテンフリーとも言われていますので、アレルギーのある人は小麦ばかり食べるのは控えたほうがいいのかもしれませんね。
冷えとりでは、一つのものばかり食べたり、全く食べないということはしません。全体の2割くらいは体に悪いものを取り入れることも必要なのです。
うちでは、全粒粉や天然酵母のパンを出来るだけ食べるようにしています。

春は芽吹く季節なので木の芽も良い
春は木の芽が芽吹く季節で、わらび、ぜんまい、ふきのとう、ふき、タケノコなどは体の毒を出すのを助けてくれる働きがありますので、こちらも積極的にいただきたいものです。
夫は肝臓がもともとあまり強くないので何か関係があるのかもしれません。


春の毒だしは頭痛、吐き気、花粉症で目がかゆい、目の病気も起こります。
昨年の私の春の毒だしは頭痛と吐き気だった!
昨年の春の毒だしの時に私はものすごい頭痛と吐き気の襲われて、3日寝込んだことがありました。

今年は土用からすでに肩の痛みが始まっています。
肝臓は肩や頭に毒を回す場合もあるので、肩の痛みや頭痛が起こりやすくなります。出来るだけ頭寒足熱にして、頭に毒を出さないように気をつけたいものです。
今私はまさに肩の毒だし中。

暦の上では季節は春となり、春の毒だしが始まっていますが、3月3日までは冬の腎臓の毒だしも引き続いています。
腎臓は冷えに弱い臓器なので温めることもお忘れなく。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
肝臓の毒だしには、木の芽や小麦が良いです。積極的に春の芽のものをいただきましょう。
イライラ、プンプン、カッカする場合は肝臓が悪い場合があります。お酒の飲み過ぎだけではなく、薬や経皮毒なども見直してみましょう。
肝臓が悪い時にヘナで髪を染めたら、だいぶ頭痛が取れたこともありました。皮膚から良いものを吸収できたのかもしれません。
季節の毒だしのことについてはこちらの詳しく書いてありますので、ご興味がある方はぜひご覧くださいね。