こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
妊娠すると酸っぱいものが欲しくなります。
疲れている時にはビタミンCがいいよ〜とみかんを食べたりしませんか?
自然界では、動物は酸っぱいものを食べません。
なぜならば、動物は、酸味=腐ったものと本能的に知っているからです。
では、なぜ私たちは疲れているときに酸味を欲するのでしょうか?
疲れている時に酸っぱいものを摂ったほうがいいのでしょうか?
今日の記事は、酸っぱいものを欲するときの体の声について、冷えとり的に解説いたします。
酸っぱいものが欲しいときは疲れているとき

疲れると酸っぱいものが欲しくなるのは、酸っぱいものにクエン酸が含まれているからです。
体が疲れている状態の時には、体に乳酸が溜まっている状態です。
クエン酸は乳酸を体の外に出し、新しい乳酸を作らないような働きをしてくれます。
酸っぱいものを食べると、疲れが取れてスッキリするのはこんなわけなのですね。
冷えとりでは、酸っぱいものを欲するときは肝臓が疲れている時
肝臓を酷使すると、酸っぱいものが欲しくなります。
肝臓はアルコール以外にも外部から入ってくる毒を分解してくれる臓器なので、薬の飲み過ぎ、皮膚から入ってくる経皮毒(生理用ナプキンや湿布やシャンプーなど)も分解してくれます。
肝臓の疲れを感じる時は出来るだけ休ませてあげましょう。
肝臓が悪い人は怒りっぽい
冷えとりでは肝臓が悪い人は怒りっぽいし、すぐに怒る人は肝臓が悪いとされています。
▼詳しくは、
をご覧くださいませ。
傲慢で人を見下す人も肝臓が悪いことが多いので気をつけたいものです。
見栄や感謝をしないというのも傲慢と考えますので気をつけましょう。
酸っぱいもののおすすめな食べ物

酸っぱいもの=みかん、レモンなどの果実と思いがちですが、果物には糖分があり、体を冷やしますので、酸っぱいものを取るとしたら、酢の物を取るのが良いです。
お酒の席でお通しで出される酢の物はアルコールで肝臓に負担をかけるのを和らげるためのものです。
海藻は消化、吸収されないので、栄養学的には注目されませんでしたが、最近、強い酸(胃酸等)に会うとカルシウムを放出し、強いアルカリ(小腸内の腸液等)に会うと周囲のナトリウムを吸着することが知られてきました。つまりカルシウムを補給し、高血圧の原因といわれるナトリウムを減らしてくれるのです。
出典:進藤義晴著『新版万病を治す冷えとり健康法』
こんなふうに人間には味覚(甘味、塩味、苦味、酸味、旨味)を感じることができますが、その中のどれかが突出している時には体からの警告があると知っておけば、対処ができますよね。
冬は会合が何かと多いシーズンです。
体のこともいたわりながら楽しく過ごしていきましょう。
もちろん、冷えを取ることも忘れずに!
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
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まとめ
酸っぱいものが食べたい時は疲れている時。
酸っぱいものを欲する時は肝臓からの警告。
酸っぱいものが欲しい時は果物ではなく、酢の物で。
肝臓が悪い人は怒りっぽく、見栄っ張りです。
うちではお酢は3年ものを使っています。