こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です!。 @kazeakane
いつもブログにご訪問いただきありがとうございます。
家族だったら分かり合えると思って、冷えとりの良さを伝えたくて、勧めてきましたが、なかなか受け入れてもらうことができませんでした。
それは、人は自分の信じたいものしか信じたくないからなのです。
子供は素直なので、心地よい冷えとりをすぐに受け入れましたが、周りの大人の抵抗が強くありました。
今回は、自分の子どもに起こった子供の周りの大人からの抵抗についてをお知らせします。
子どもの冷えとりの始まり
子どもの冷えとりの始まりは5歳でした。
もともとアトピーがあり、アトピーから喘息に移行して、冬に咳で苦しむようになりました。
(*詳しくは「子どもがアトピーになった!〜闘うアトピーvol1~vol6をご覧ください。
アトピーと咳喘息を緩和させるために、いろいろな病院に行ったり、本を読んだりして調べましたが、なかなかこれという決め手になるものはありませんでした。
ちょうどそんなとき、自分のために始めた冷えとりで持病の重い生理痛が改善されました。
今では、私のバイブルともなっている「新版万病を治す冷えとり健康法」によれば、アトピーや喘息も冷えをとっていくうちに改善されるという体験談がありました。
これを子どもに試してみよう!
早速、子ども用冷えとり用の絹の五本指靴下を購入しようと思いました。
当時、幼児用の絹の五本指靴下がなく、ネット検索で見つけた先が丸くなっている靴下を2枚重ねから履かせることにしました。(*こちらの靴下は「絹物語しらはた」さんで購入できます。)
どうせやるのなら、アトピーにもいいかもしれないという期待を込めて、絹の下着もそろえました。
子ども4歳、絹の先丸靴下+綿の先丸靴下+絹の下着とパンツで冷えとりスタートです!
追記:現在、子供用の冷えとり用品は気軽に購入ができます。
子どもの成長につれて、子ども用のものでなくても、大人のSサイズでも対応できるようになります。
次に半身浴です。
子どもに20分以上、湯船に入らせるのは至難の業です。
冷えとりの本によれば、「下半身だけ湯船に入れて、立たせて遊ばせるとよい」とありましたが、それを試してみるとすんなりと受け入れてくれました。(高学年になってからは半身浴タイムは漫画タイムになりました。)
こうして、5歳から毎日の半身浴と靴下を履くことをするようになりました。
子供は素直で、すんなりと受け入れてくれました!
そして、冷えとりのおかげで少しずつアトピーは改善されていきました。
気がつくと、その冬から咳喘息も起きないようになった気がします。
冷えとりを始めた子供の保育園時代
子どもは0歳の頃から保育園に通っていました。
ここでの教育方針が裸足保育でした。
園につくと、まずやることが靴下を脱がせること。
5歳から冷えとりを始め、だんだんアトピーや咳喘息の症状も落ち着いてきたので、私は一時も冷えとりから離れさせたくありませんでした。
この頃はまだ、冷えとりをやるなら冷えとりを!というガチガチ思考だったからです。
園の先生とも何度も冷えとりについて話し合いをしました。
でも、いくら冷えとりについて、誠心誠意お話しても、保育園の先生には、アトピーの子を持つ親が陥る民間治療に私がはまっているように見えたようです。
先生方には冷えとりに懐疑的でした。(卒園の頃には,冷えとりがだいぶ世の中に浸透してきたのでなんとなく理解してくれるようになりました!)
「子どもは新陳代謝が活発なので、裸足教育は必要です」
と、どうしても譲ってくれませんでした。
だけど、この園では、冬になると園児に上履きを履かせます。
私は心の中で、
- そんなに裸足教育が大事というのなら、冬にはどうして裸足教育をしないのか?
- そういう矛盾があるから受け入れられないんだよなあ・・・
と思っていました。
話し合いをしても平行線のままで、私があきらめて、春から秋までの間は仕方なく裸足教育で、冬には上履きをはいたまま冷えとりをやるというふうに考えるしかないと思うようになりました。
そして、裸足教育のある春から夏にかけては、家に帰るとすぐに靴下を履かせ、半身浴を強化しました。
保育園との何度にもわたる話し合いを経て、
人を変えるより自分たちが変わる方が簡単だ
ということがわかりました。
保育園では、仕方なく裸足になっていましたが、冷えとりが進んでくると、冷えを感じるようになり、先生に自分から、
「靴下を履きたい」
と言うようになり、卒園の年には1年を通して冷えとりを続けることができました。
「みんな靴下を履かなくて寒くないのかな?」
と他の裸足のお友達を見て、子どもはとても不思議そうでした。
冷えとりを始めた子供の小学生時代
小学生になると、裸足教育はなくなりました。
ほっとしたのもつかの間で、今度は自我が芽生えてきます。
他の子にどうして靴下をそんなに履いているのかと聞かれたり、人と違うことが恥ずかしくなってくる年頃でもあります。
私は、いじめをとても心配していて、靴下をたくさん履いていることで仲間はずれされたらかわいそうだと思い、小学生になったときから、子どもの冷えとりの方針を変えました。
◯学校で履きたかったら履いていい。
◯体育やプールなどの着替えで履くのが大変なら履かなくてもいい。
◯お友達に靴下をなぜそんなに履くのかと聞かれたら、アトピーの治療法だと言いなさい。
そう伝えました。
この頃、子どもは、絹の五本指靴下→ウール五本指靴下→絹先丸靴下→綿先丸靴下と絹のスパッツとパンツを着用していました。
子どもも、寒いから本当は靴下を履いていたいのだけれど、プールや体育などで五本指靴下を脱いで、また履くという行為が時間がかかるので面倒だから、脱いでしまった日はそのままで帰ってくる、という日も多くなりました。
そういうときは、すぐに履ける先丸靴下だけは二枚履いて帰ってきていたので、どうしても冷えとりを重ね履きさせたい場合は、絹の先丸靴下→綿の先丸靴下→絹の先丸靴下→綿の先丸靴下にしたら良いと思います。先丸靴下だと一度に脱いで、履いたりすることが簡単にできます。
学校では、お友達から靴下の重ね履きについて、なにか言われることはなかったようです。
一度だけ、靴下をなぜそんなに履いているのかと聞いてきたお友達がいて、その子に
「アトピーだから」
と言うと、ふ〜ん、と納得されたと教えてくれました。
悲しいけれど、アトピーのお子さんは小学校にたくさんいます。親御さんがそれぞれいろいろな治療法をやられている方も多く、子どもの答えは特別なものではなかったようで、すぐに受け入れられたようです。
問題は先生でした。
もし、靴下の重ね履きを先生から何か言われたら、私は進藤先生の冷えとりの本を持って、きちんと冷えとりについて説明しようと思っていました。その頃には,冷えとりも世の中にだいぶ浸透していて、書店でも冷えとりの本やグッズなどが販売されていましたので、前ほどは奇異に感じられないだろうと考えていました。だから説明すれば、わかってもらえるはずという自信がありました。
低学年のときの先生はなにも指摘はされませんでした。
中学年になったときに、先生は保護者ではなく、直接子どもにこう言ったそうです。
「そんなに靴下をたくさん履いているから,足が遅いんだよ」
ひどいと思いませんか?
「なぜ靴下をたくさん履くのか?」
と聞くならまだわかりますが、「靴下を重ね履きしているせいで足が遅い」ってどういう思考でしょう???
確かに靴下をたくさん履いているので、靴はワンサイズ上のものを履いていましたが、そんなにブカブカではなかったはずです。
その当時、子どもがかけっこが遅かったというのも事実ですが・・・・。(現在はリレーの選手に選ばれるほど足が早くなっていますので、靴下の履き過ぎで足が遅くなるということはないと私は断言いたします)
その先生は体育のときにもスパッツの上からトレパンを履く子どもにも,脱ぐよう言ってきました。
子どもは絹のスパッツは、いついかなるときも脱がなかったのです。
「パンツ一枚の上にスカートとか、パンツ一枚の上にズボンとか寒くて信じられない」
と言って、パンツの上にスパッツを履いてその上にズボンというスタイルで生活していました。
先生に指摘されたので、そのときはスパッツを脱いで、その上にトレパンを履いたようですが、
「すかすかして寒い」
と言っていました。
本人も嫌だったようで、次回からはスパッツがトレパンから見えないように折り曲げて履くように工夫するようになりました。
こうやって、子どもも世間に対して、少しづつ成長するものなのだと感心していまいました・・・。
小学校高学年当時の子供の冷えとり
子どもは高学年になりました。
冷えとりは続けています。
小学校では、靴下を大量に履いている子として認識されているので、本人もあまり気にしていませんが、プールの後に五本指を履くのは面倒なようで、靴下をはかずに過ごすことが多くなりました。
それから、バレエを習っていたのですが、バレエの後の着替えのときも、履くのが面倒なので裸足で帰ってきます。
もしかしたら、バレエでは誰かから何かを言われたのかもしれません。
本人の好きなようにさせ、家に帰ったら、靴下を履かせ、その日は半身浴を強化するように心がけています。
子どもの場合は、本人の抵抗はあまりなく、周りから何かを言われるから気にするということから,靴下を履かなくなるという場合が多いように感じました。
子どもは、素直なので心地よいことはやはり取り入れたいのだと思います。
もう少し大人になって、私ほどずうずうしくなれば、周りの目など気にせずにいられるのにね!
それにはまだまだ時間が必要ですけれど・・・。
中学生当時の子供の冷えとり
中学生になり、制服になりましたが学校指定の靴下の下に絹のハイソックス靴下をはき、二枚ばきの冷えとりをしています。
(*詳しくは、「冷えとりっこの進学 制服と冷えとり」をご覧下さいませ。)
がちがちに冷えとりをしなくても、家に帰ってすぐに靴下をはきかえたり、半身浴を長めにすることで対処するように心がけています。
できることから冷えとりをしてきて、周りの大人の抵抗もありましたが、上手にスルーして今に至っています。
冷えとりを続けていたら、あんなに苦しんだアトピーがついに寛解しました。
子供からは抵抗はありませんでしたが、子供の周りの大人からの抵抗がたくさんあったように思います。
その時代の健康ルールは、その時、正しいと思っても、のちに間違えだったということもありますので、自分を信じて正しいやり方を工夫してみたことが良かったと振り返って思います。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 子どもの教育機関ではその教育方針に従った方が得策です。
冷えとりをできなかったら、その分、家に帰って冷えとりと半身浴を強化すればいいのです。
冷えとりをガチガチにやって、もめるくらいなら、そのほうが気分よく過ごせて、心の毒もたまりません。 - 子どもの冷えとりは状況をみて・・・。
着替えが上手ではない場合、五本指にこだわる必要はないと思います。
先丸靴下なら簡単に着用できますよ。 - 子どもの冷えがとれてくると、靴下をはかなかったりするのが自然とできなくなってきます。
そして、なんとか工夫して靴下をはけるように知恵を絞るようになってくるので、温かく見守るのもよいと思います。
学校との冷えとり問題のことも書いています。