こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
冬は寒い…
エアコンの温度設定をあげても、じっとしていると、しんしんと足元が冷えます。
エアコンは乾燥して、喉が痛くなることもあり、あまりエアコンの温度を強くするのも…
そんなお悩みの方に向けて、冬の寒さを改善する家づくりのご提案をします。
石油ストーブ、エアコン、電気毛布にホットカーペット、こたつなどいろいろな暖房器具がありますが、温かい家づくりに最適な暖房器具はどれでしょうか?
暖房器具のメリットとデメリットを見ながら、冷えない温かい家づくりにおすすめなものをお伝えしたいと思います。
この記事は、冬の寒さにお悩みの方に向けて書いています。
家も冷えとりと同じように頭寒足熱にして、取り入れ、巡らせ、捨てる。
快適な空間をつくりましょう。
冷えとり提唱者の進藤義晴先生の冷えない家についての考え方もご紹介しています。
冬に温かい家づくり!暖房器具は何がいい?
暖房器具もいろいろありますが、いちばんいいのはなんでしょう?
自分の小さい頃は学校ではダルマストーブ、家でも石油ストーブでしたが、今はほとんどエアコンです。
それぞれの暖房器具のメリットとデメリットを考えてみました。
一軒家なら断然ストーブ
もし、自分が一軒家に住んでいたら、子供の時と同じように石油ストーブを使いたい!
ストーブの上でお湯をわかしたり、アルミホイルに巻いたサツマイモを乗せて焼き芋を作ったり、お豆を煮ることができるから…
石油ストーブのメリットは、お料理もできて、湿気も取りやすいという点でしょう。
でも、現代は石油がとても高騰していて、電気の方が安い時代です。
それに乾燥の季節は火事も心配です。
灯油を配達してくれるシステムがあればいいのですが、ない場合は自分で買いにいかなければならないのもデメリットです。
車があれば、灯油はガソリンスタンドやホームセンターで手に入れることができますが、運ぶのが重くて大変です。
集合住宅はエアコン
集合住宅(マンションやアパート)では、石油ストーブを使うのが禁止されているところが多いので、きちんと規約を読む必要があります。
エアコンのメリットはボタン一つで簡単に使えるということです。
デメリットは空気が乾燥しやすい、換気しなくなり、風で埃が舞いやすいことです。
ハウスダストでアレルギーのある人は、疾患を引き起こしやすいので注意しなければなりません。
床暖房は冷えとり的に優れた暖房器具
現代住宅で人気な暖房器具に床暖房があります。
床暖房は、「温水式」「電気式」があります。
冷えとり的には、自然素材がおすすめなので、「温水式」が良いです。
床暖房は、足元から温めるので、頭寒足熱になり、埃も舞わず、冷えとり的にはとてもおすすめ暖房器具です。
最初の設置費用をクリアできれば、ぜひ取り入れたい暖房ですが、全面的に工事が必要なのがデメリットです。
コストについては、こちらのサイトが詳しいのでご覧ください。
以前住んでいたところには、温水式の床暖房があり、エアコンをほとんど使用しませんでした。
冬の時期のガス代は1万円少しでした。エアコンよりはコストはかかっていません。
空気を汚さないので、アトピーの子供にもよかったと思います。
冷えとり家族にとっては、メリットばかりであまりデメリットはない暖房器具でした。
この先、リフォームすることがあればぜひ導入したい暖房器具です。
局部暖房にはホットカーペット、電気毛布、こたつを
部屋全体を温めなくても、足元が暖かければ寒さは感じにくいです。
局部暖房は部屋全体を温めるよりも、電気代がかかりません。
エアコンをつけなくても、足元だけ温めるだけでずいぶん温かさは違います。
ホットカーペット
床暖房がない住宅に多く使用されている暖房器具です。
見た目はスタイリッシュなラグのホットカーペットも増えていて、おしゃれに使えます。
ニトリはカバーのラグを選ぶことができるので、好みのインテリアスタイルで選んでみては?
電気毛布
太ももから足にかけて、冷えを感じたりする方におすすめです。
電気毛布を使わなくても、ブランケットで大丈夫な方はできるだけブランケットをかけるようにしたほうがよいです。
電化製品はできればあまり使わないほうが健康的にはいいからです。
こたつ
こたつは足元だけを温めることができる日本特有の優れた冬の名家具です。
ホットカーペット、電気毛布、こたつのメリットとデメリットは下記の通りです。
足元だけを温められます。
電気代がエアコンにくらべてかかりません。
電化製品は、直接身につけると電気を身にまとうことになります。
静電気もためやすく、体調を崩しやすくなります。
自然の温かさではなく、熱すぎたり、低音やけどすることもあります。
暖房器具に扇風機と換気をプラスアルファするとよい
暖房の温度を上げても寒さを感じるのは、温かい空気が上にのぼり、下には冷たい空気があるからなのです。
お風呂のお湯も追い焚きすると、上の部分が熱くなり、下の部分が冷たいという状態になりますよね?
まさにお部屋もそんな状態になっているので、それを改善するために扇風機と換気をおすすめします。
扇風機を利用する
扇風機は夏に使うものと思う方もいますが、実はオールシーズン使える優れものです。
暑さ寒さは、頭が暑いか涼しいかで感じ方が違ってくるので、夏は頭を冷やすと涼しいですし、冬は足元を温めるとあまり寒さを感じません。
冷えとり提唱者・進藤義晴先生の著書にも扇風機の利用が勧められています。
いちばん簡単なことは、扇風機と冷暖房を併用して部屋の空気をかきまぜることです。
引用:『新版万病を治す冷えとり健康法』進藤義晴著
夏は扇風機の首を下に向け、冬は扇風機を高い場所において、上にむけると家の空気をお風呂のお湯をまぜるようにかき混ぜられます。
よく冷房、暖房を使うとどうも気分がすぐれないという人がいますが、そういう人はとくに冷えの強い人で、上の方が暑くて下が寒い状態に敏感になっているのですから、部屋の空気をかきまぜることは大切です。
引用:『新版万病を治す冷えとり健康法』進藤義晴著
換気のために扇風機は冬でも使用した方がよいです!
換気で窓を開ける時間帯
もちろん換気も大切です。
昔の家は隙間風が入ってきたものですが、現代の家は密閉性が強く、窓を開けなければ空気の入れ替えは、ほぼできません。
マンションには、24時間換気システムがついていますが、窓を開けて、風を通さないと、家の中の空気がぐるぐるまわっているだけになりますのでご注意を。
冷えとり提唱者の進藤先生は、部屋の改造のときに掃き出し窓と欄間をあけることをおすすめされていますが、これは、下から入った空気が暖房で温められて上に上り、欄間から出ていくからです。
このため通風と換気の2つは必要なのですが、現代生活では花粉や黄砂の侵入を避けて窓を開けないことも多いです。
冬は寒くてつらいですが、朝の綺麗な空気の時間帯に窓を2か所あけて、通風と換気をするのも大切です。
欄間は作れないとしても、通風と換気には気を使いたいものです。
*できればマンションでは、少し窓の隙間を開けて喚起し続けるか、24時間換気をつけっぱなしにすると良いでしょう。
温かい家をつくるために気をつけること
温かい家をつくるには、空気環境を見直しましょう。
健康の面から考えると、乾燥しすぎも湿りすぎもよくありません。
適度な湿度は40〜60%ですが、これは美術品を保存する湿度と同じなんですよ。
自分の体も美術品のように扱ってあげてくださいね。
冬は乾燥
健康の面から乾燥は大敵。
乾燥は呼吸器を損なうので、排出する臓器の肺や大腸皮膚が弱い人は注意する必要があります。
夏は湿気(冬も)
現代の住宅は機密性が高く、暖房をつけると結露して、窓に水滴がつき、カビになります。
湿気が増えると、喉や肌に良さそうに感じるのですが、カビが発生しますので、気をつけなければなりません。
東洋医学では湿気は水毒の溜まった状態です。
湿気がが多いとリウマチや水虫、神経痛などの症状に悩まされるのは、夏の季節は湿気が多く、その季節と関わりのある臓器は心臓で、疾患として出るのがリウマチなので、冬に夏と同じ環境をつくると夏の毒出しと同じ疾患が起こるのです。
頭寒足熱の家づくり
暖房機は自分で作ることができないので、自分で工夫して自分の住宅のメリットデメリットを考えて、工夫する必要があります。
冷えとり家族がエアコン以外に暖房に気をつけている工夫はこちら。
頭寒足熱を心がけている暖房をご紹介します。
床暖房があるのがベスト
そのため、冬にほとんどエアコンを使うこともなかったので、子供のアトピーの悪化も、もともと肺が弱くて喘息が出る私もこの家に10年暮らしてその症状はしだいになくなっていきましたので、床暖房はよかったと思います。
床を温めればいいという点ではホットカーペットもあるのですが、ホットカーペットは電化製品なので、冷えとり的観点からはあまりおすすめはできません。
同じく電気毛布もです。
電化製品は体に良くないというデータも出ていますのであまり使いたくないと考えています。
電源をいれないこたつ
うちではエアコンは極力使わず、電化製品ですが、こたつを利用しています。
こたつは、足元を温められるので密閉性の高いマンションでは、電源を入れないこたつに入っているだけでも温かいです。
電気をできるだけ使わない暖房もあるので、ご紹介します。
電気を使わない暖房をしよう
電気は体にあまり良くないので、電気を使わない暖房を考えてみました。
冷えとり家族は、足音を主に湯たんぽやお湯を使って温めています。
簡単足温器
足元を温める暖房として、電気を使わない足温器を簡単につくれます。
さめたお湯は、捨てないでお洗濯に使ってね!
足湯
同じく足元を温める暖房としておすすめなのは足湯です。
足湯は半身浴と同じ効果があり、すればするほど、足から体の毒がでていってくれます。
家にいるときは足湯の準備をして過ごすのも良いですよ。
ただし、足湯はおすすめだけど、欠点もあります。
突然、宅急便などの訪問者があったときにすぐに動けないことや、トイレや用事で席を立つときにいちいち足を拭かなければならないめんどくささもあります。
まとめ
家の暖房も、冷えとり健康法と同じように頭寒足熱を心がけると、エアコンの温度が低くても寒さを感じません。
エアコンの温度を一度上げる(または下げる)と電力を10%節電できます。
一人一人のこころがけが自然を破壊しません。
冷えとりはそんなことも目指します。
冷えない温かい家づくり
- 扇風機を利用して空気をかきまぜる
- 換気する
- 乾燥と加湿に気を付ける
- エアコンの温度をあげるのではなく、頭寒足熱にすると寒さを感じにくくなるので、靴下を多く履く、足元を温める工夫をする。
記事中にご紹介した書籍はこちらです。