こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
家族で冷えとりをして、全員の冷えとり歴が10年を過ぎました。
ここに至るまで、衣食住では、夫と大バトルを繰り広げてきました。
なぜなら、冷えとりをすると、生き方やライフスタイルが180度変わり、それを押し付けたり、受け入れられなかったりすると、けんかになるのです。
夫にとっては、衣食住のうちで、もっとも受け入れられなかった(今も)のは、食べすぎないことでした。中でも甘いものでした。
今日の記事は、そんな夫の甘い物とさよならするきっかけになった出来事についてお伝えしたいと思います。
夫の甘いもの依存と甘いもの遍歴
夫は食べることが大好きでその中でもお酒や甘いものをかかすことがありませんでした。
健康ならば好きにしていても問題はありません。
もともと病気のデパートと言われるくらい、入院や手術を繰り返してきました。
ストレス発散のためにお酒を飲んでいたところがありましたが、冷えがとれてくるにつれてお酒をやめることができました。
ところが...
甘いものだけはどうしてもやめられません。お酒をやめてしまったので、最後の砦となった甘いものを手放すことができなかったからです。
そんな夫も冷えとり9年目を越えたころに、徐々に甘いものを減らすことができるようになりました。
【夫の甘いもの遍歴】
冷えとり5年目まで
→朝の10時、昼食後、夜ご飯のあとの甘いものを欠かさない
冷えとり6年目
→毎日1回の甘いものになる。
冷えとり7年目
→体調が悪い時は甘いものを控えられるようになる
冷えとり9年目
→甘い物の食べ過ぎから症状がよくなった花粉症が再発し、甘い物の質を和菓子系に変える
甘いものは体に悪いし、実際に甘いものを食べないと症状が軽くなることをわかっているけれど、どうしても甘いものがやめられなかったのです。
こんなふうに嗜好品をやめられないのは中毒になっていることが考えられます。
甘いものを食べると、一気に血糖値が上がり、疲れが取れたような気持ちになりますが、一気に上がった血糖値は、急激に下がりますので、体はまた甘いものを欲してしまうのです。
それに、甘いものは血管をゆるませるので体を冷やします。そのため、夫はこの夏あまり暑くもない日に暑い、暑いと冷房をかけまくっていたのです。←足が冷えていると頭に血液が上がり、冷えのぼせになって暑さを感じます。
そんな夫に事件が起こりました。
甘いものをやめようと思ったきっかけになった事件
この夏はとても涼しく、7月でも冷房がいらないくらいの気候でした。
そんな気候なのに、夫は冷房がなければ暑いとすぐに冷房をつけました。
そう言って、冷房をかけて眠っていたところ...(冷えの関係で夫婦は別室で眠っています。)
事件が起きました。
なんと、エアコンの水が逆流して、寝ている夫の足に水が垂れてきて、びしょびしょになったのです。
深夜2時頃に、夫の部屋から騒音が聞こえてきたので、不審に思いのぞいてみると、夫が怒りまくっていました。
布団も足も水浸しでした。
夫は原因を追求しないと気が済まない人なので、エアコンの水の漏れを検索しまくりましたが、わかるはずはありません。
とりあえず、また水が垂れてくるのがいやなので、子供の部屋に隣接しているリビングのソファでその日は眠ることにしました。
ところが...
その日は子供が期末テスト期間中で早朝に起きて勉強することになっていたために、3時から目覚ましが鳴り続けました。いつも一度の目覚ましでは起きれず、何回か鳴らして子供は起きていたようなのですが、せっかく寝かかっていた夫は、この目覚ましの音にいらつき、子供を怒りつけました。
子供はいつも通りにやっていたのですから、とんだ災難です。
3時から5時までずっと目覚ましとは関係がない、生活態度などのことで子供に怒っていました。完全な八つ当たりです。火の粉は私にも及びました。
これには私も切れまして、いつも寝ていない場所で寝ていたあなたに合わせることができないし、子供のテストのときは優先すべきじゃないのかと助太刀に入ると、さらに逆ギレされました。
結果...
子供のその日のテストは最悪でした。
私は夫から、エアコン業者に連絡して直す手配をお願いされましたが、私も八つ当たりされて腹が立ったので、ご自分でやってという感じでやりませんでした。
加えて、子供への八つ当たりはやめてほしいと、次の日にこんこんと夫に言いました。
甘いものをやめて変化したこと
この事件がきっかけで、夫はエアコンを使うことに恐怖を感じて使えなくなりました。
そのため、暑いのを自分でなんとかしなければならず、甘いものがやめられたのです。
この日をさかいに、毎回昼食後にあんこを食べていた夫は、一週間に一度くらい甘いものを食べるように変化しました。
甘いものをやめたら、夫はあまり暑いと言わなくなりました。気がついたらあまり甘いものを食べなくなっていました。
あのエアコンの水漏れ事件が相当こたえたのか、あの事件をきっかけにあんなに依存していた甘いものをやめられるようになったのです。
これには私も驚きでした。
どうして甘いものをやめることができたのか、聞いてみると、
- 子供に逆ギレで八つ当たりしたことを心から反省している
- エアコンの水が足にかかって、本当に気持ち悪くて、足の冷えがいやになった
という理由から、
エアコンをあまり使用したくない
↓
暑さ寒さも気にならなくなるのなら、甘いものをやめよう
ということに至ったそうです。
あんなにやめられなかった甘いものが、エアコンの水漏れという事故(もしかしたらめんげんかもしれません...)のせいでやめられることになりました。
こんなふうにめんげんは、形を変えて、ライフスタイルや生き方を変えるために何度も起こるのだと改めて実感しました。
梅雨があけて、東京も連日30度になるようになりましたが、夫は25度以下だった梅雨の頃よりも暑い暑いと言わなくなりました。
少しづつですが、ライフスタイルや生き方が変わるのも冷えとりの良いところです。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
そんな家族の冷えとりのお話の本を出しました。ご覧いただければ幸いです。