こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
いつもたくさんのブログの中より、ご訪問いただきまことにありがとうございます。
さて、今回のテーマは子供のアトピーです。
8ヶ月になった時に、子供はアトピーであるということがわかりました。
アトピーといえば、肌がきれいではない。
かきむしって血まみれ。
カサカサ。
色素沈着して、赤黒い。
見た目がきれいでないから、いじめられるかもしれない。
などの心配があり、なんとか治したいものだと思い、いろいろな医師に診てもらいました。
小児科、内科、アレルギー科、耳鼻科、皮膚科、自然療法医。
薬を飲ませ続けなければならず、できるだけアレルギーを引き起こす食物は除去するという方針の医師もいましたし、皮膚疾患が出ても、抗体をつけるために除去食をしないようにという医師もおりました。
共通していたのは、どの医師も薬を処方するということでした。
こちらは素人。
あちら(医師)は命のプロフェッショナル。
やはり、医師の判断は正しいと思ってしまいます。
でも私は、どうしても薬をずっと飲ませ続けるということをしたくなかったのです。
そして治療法を求めて探った結果、冷えとりと西洋医学を並行してすることにしました。
今日の記事は、そんな子供のアトピーに悩む私が、脱ステロイドを始めた記録の1回目です。
子供のアトピー:冷えとりが進んできて・・・
子供にも、冷えとりをやらせて、現在は、冷えとり歴9年になりました。(2018年現在)
追記2019年6月15日現在冷えとり歴は10年となりました。
最初の2年は、靴下二枚履きと半身浴20分。
次の2年は、自分からもう少し靴下を履きたいと言い出し、靴下を4枚履きと半身浴は20分(体調不良の時は、1時間入ります)
小学生までは靴下6枚履きと半身浴はおよそ40分くらい。
そして、中学生になり、制服になったため、靴下の重ねばきは2枚だけになりましたが、帰宅後すぐに靴下は履き替え、半身浴は40分しています。
冷えとりとアトピーの薬を併用していたので、どちらが効いたのか不明なのですが、顔のアトピーはなくなり、やがて身体のアトピーもなくなりました。
今は腕の部分と手首の部分だけ症状がでています。
アレルギーマーチを起こしていた咳喘息の発作も、小学生に上がる頃にはなくなりました。(それでも、低学年の時には、風邪がきっかけでよく咳喘息を起こしていました)
冷えとりをやるうちに気がついたのは、必ず月曜日に具合が悪くなることでした。
これは進藤先生の著書にも書かれていますが、日曜日にご馳走を食べることが多いと、食べ過ぎから咳の発作が出るということがわかり、何かの疾患が出ている時には、食べ過ぎないように調節したところ、あまり咳喘息の発作は起こらなくなりました。
うちの子どもは、大食漢で親もたくさん食べることがいいことだと思い、要求されるままに食べ物を与えていました。
これがいけないことだとは思ってもいなかったのです。
たくさん食べると成長して大きくなるのだから、たくさん食べさせなければダメと思い込んでいたのです。
ピザなどは4歳の頃から、Mサイズを平気で一枚食べていました。
これはどう考えても、食べ過ぎなのです。
うちでの、「今日は粗食にします」という時には、梅干しをまぶしたおにぎりとお味噌汁とおしんこになりました。
これで食べ過ぎを調整できるようになり、随分と咳喘息が起こらなくなったと思います。
冷えとり6年目には、本当にアトピーだったのか?というくらい綺麗な肌になってしまいました。
(しかしながら、この時はまだ医者の言いつけを守って、抗アレルギー剤とステロイドは症状が悪化した時には使用していました。完全に薬を排除していたわけでもありません)
ところが、この冷えとり6年目の時に夫の実家に帰省した時に、ハウスダストで身体中に湿疹が出てしまい、かなり悪化してしまいました。
うちの子どもは、アナフィラキシーの症状が何かのきっかけで現れる経験を何回かしてきているので、この時は皮膚科にかかりました。
すると、やはり抗アレルギー剤とかなり強いステロイドを処方されました。
そして、この薬を使用し経過をまた一週間後に見せるということになりました。
となると、薬を飲まないわけにはいきません。
一週間後には、だいぶ症状も和らぎ、ステロイドは少しづつ減らしていくということを医師と決めましたが、抗アレルギー剤だけは飲ませてくださいと言われたため、薬をもらいにひとつきに一度は病院に子供と通うことになりました。
薬を飲ませ続けるのもいやで、薬を飲ませなかったりもしたのですが、飲まないとかゆくて猛烈にかきます。
そして皮膚を掻き壊してしまいます。
その惨状がいやで、また薬を飲ませてしまうことの繰り返し。
抗アレルギー剤を飲むと痒みは治るらしく、かかないので肌は綺麗をキープできるのです。
この時は、頭では「かきたい時はかいて傷口を広げて毒を出す」という冷えとりの考えを理解してはいましたが、それを子供がしているのを黙って静観することはできませんでした。
そして、この抗アレルギー剤を飲ます?飲まさない?というのを葛藤している時に偶然にも冷えとりおはなし会でアトピーの事例を聞くことになりました。
冷えとりおはなし会で冷えとりでアトピーが寛解した人の症例を知る
冷えとりおはなし会は、練馬の繭結さんで不定期に開催されている冷えとりの体験を参加者みんなで話して、情報を共有する会です。
講師は冷えとり歴29年の柳沢さんという方です。
(*柳沢さんにつきましては、過去のブログのおはなし会をご覧くださいませ。詳細は、
冷えとりおはなし会@繭結まとめ1をご覧くださいませ。)
冷えとり29年といえば、大先輩にあたりますね。
12年目の私など、足元にも及びません。
このおはなし会は、少人数制なので、この症状は?という質問が勉強会に比べてたくさんすることができます。
(勉強会は講師は冷えとり提唱者進藤先生の娘さんの進藤幸恵さんで、30人以上の参加者がいるために、たくさんの質問は難しいです。こちらも繭結さんで開催されています。)
少人数制なので、毎回出席していると、だんだん参加者が馴染みになってきて、症状がだいぶ良くなったな〜と心から喜ぶことができますし、周りに冷えとりをやっている人が少ないので、この会がある時ばかりは、冷えとりあるあるをおはなしできるので安心できます。
柳沢さんは、この会で繰り返し、冷えとりで一番大切なことは何かを教えてくれました。
○冷えとりは靴下をたくさん履くことではなく、むしろ半身浴を強化する。(柳沢さんも病状が悪化した時は、ほぼ24時間半身浴を続けていたとのことです。)
○足元は温める。頭は冷やす。足には湯たんぽを使い、頭にはアイスノンを使う工夫をする。
○食べ過ぎない。(肉や魚を毎日食べなくても大丈夫。)
○病状が心配でたまらないのなら、病院に行く。(心の毒をためるよりもずっといい。心の毒は5000倍ですから)
この会で柳沢さんから教えていただいたことは限りなくあります。
自分がいかに冷えとりの本を理解していなかったのかということがわかりました。
柳沢さんは基本的に医者には行かない。
行く時は、救急の場合と死ぬ時と言われていました。
その他の時に医者に行くと、無理に入院させられたり、薬漬けにされてしまうからということでした。
これは作家・船瀬俊介さんという方も同じようなことを著書で書かれています。
船瀬さんも、体調が悪い時は断食して食べないと病状が治ると言われていて、私もやはり食べないことは体にはいいのだなと思いました。
(ごぼう茶で有名な南雲吉則先生も同じようなことを言われていますね)
私は思い切って、この会で子供のアトピーの相談をしてみました。
すると、柳沢さんはアトピーの子供の症例写真をたくさん持っていて、それを見せてくれました。
うちの子供の比ではないくらいひどい症状で、本当にかわいそうな肌の子供が数ヶ月後、綺麗な肌に生まれ変わっている症例を写真で見せていただきました。
そうなると、どのようにすればいいのか聞きたくなります。
・半身浴をできるだけする(子供だから無理な場合は強制しない)
・食べ過ぎない(でも1割くらいは悪いものを食べさせる。完全に食べないと悪いものを食べた時にショックで大きな症状が起こってしまうから)
・保湿クリームを塗らない(アトピーでは保湿をするように言われますが、保湿のためにクリームを塗ると毒の出口を塞ぐことになりますので、塗らない。)
・痒い時はかいていい(かいて傷口を広げて、毒を出す)
これらの事を聞いて、本当に目からウロコでした。
だって、今までは医師から保湿しろと言われて、一所懸命保湿クリームを塗っていたし、皮膚をかき壊すと感染症になるから、かいてはダメだと思っていましたから。
それに食べ物も、アレルギーになりそうなものは極力避けていました。
家に帰って子供に、今日からかゆければかいてもいいし、お菓子もたまには食べてもいいんだよと伝えると大喜びでした。
そしてそれ以上の収穫は、シルクパウダーの存在を知ったことです。
シルクは毒を吸収してくれるので、シルクの下着や靴下を身につけていましたが、これが粉になったものがあり、これを水に溶いて飲むとシルクが内臓の毒を取ってくれるということを知りました。(柳沢さんは、毎食後にコーヒースプーンにいっぱい溶かして飲むということでしたが、うちでは一回にしました。飲みすぎると便が固まります。)
また、アトピーの掻き壊したところにはたけば、感染症にもならないこともわかりました。
こうして、すべてが解決と見えたのですが、このシルクパウダーを知ったこの日から、私と子供の脱ステロイドへの道が始まることになったのです。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 現代人は食べ過ぎの傾向があります。少しくらい食べなくても問題はないのですが、成長期のお子さんにはきちんと朝食を摂らせたほうが良いです。
大人は、半断食という意味で朝食を抜くくらいが丁度いいです。 - かゆみがある時は、好きなだけかかせる。
かき壊すと肌の組織が壊れると皮膚科は抗アレルギー剤やステロイドを処方しますが、かいて毒を出す入り口を広げると毒が出やすくなります。
そして、肌は毒を出した後に再生するのです。
一時期恐ろしいくらい悪化して、どうしようかと思い悩むこともありましたが、それを乗り越えると綺麗な肌はきちんと再生されたのには驚きました。