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青木さやかも!涙が出るほどつらいけど読んでよかった『毒母ですが、なにか』山口恵以子著

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こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。

親との関係に悩む人も多いのでは?
私もその一人でした。
そのため、子供を持つことをずっと思い悩んでいたのです。

この記事は、親子の関係を思い悩む人に向けて書いたものです。
この本にもっと早く出会っていればと思う私でした。

無いものを求め続ける永遠のつらさ

青木さやかさんも感想を書いているこの本は、古傷をえぐられるような記憶が蘇ります。
実際私もそうでした。

青木さやかさんのレビューはこちら。

物語のあらすじ

主人公のりつ子は中学生のとき、両親が急死し、祖父母に引き取られました。父は財閥の家柄で、母と結婚するために駆け落ちしたため、両親の死亡で初めて祖父母に出会い、財閥の祖父母に引き取られるのですが、居場所が見つかりません。

それを克服するために学歴を手に入れるのですが、りつ子の生きた時代は結婚こそが女の幸せという時代。

祖父母の家柄に対抗するかのごとく、名家の子息と結婚するも、りつ子の母親の出自が卑しいということで女中のような扱いを受けたため、それを見返すために教育ママへ化していくのです。

そして、娘の受験の失敗、いろいろな不幸が重なっても、りつ子は諦めることなく、次の目標に向かって、娘を進ませていこうとする。

繰り返し出てくる「あなたのためなのよ」という言葉は、私の古傷をえぐられるようでした。

私がお料理を作っても、「台所が汚れるからやめて!」
お裁縫をして褒めてもらいたくて見せても「なんでこんなに不器用なの?」

褒めてもらうことはありませんでした。

むしろ、自分はダメな人間なんだというコンプレックスが強く、自分を肯定することができず、いつも現状に満足することなく、上ばかりを見て生きてきました。

その結果、私もいつも無いものを求めて、さまよっていました。

本当に欲しいものはお母さんからの愛だったのだと思います。
褒めてもらいたかったのです。

だから、無いものを求め続けるのはとても苦しかったです。

心の冷えが取れてきて

冷えとり9年目の頃、私は自分がこうして欲しいという親への気持ちを捨てました。

あるとき、私がそう思っても、親とは永遠に平行線なんだということがわかったことと、相手にこうであって欲しいと思うことは、傲慢であるということを体の冷えが取れてくるにつれてわかってきたのです。

冷えとりでも、こうしたい、相手にそうあって欲しいと思うのは傲慢という欲だとあります。

親に会いに行かなくても、それはいけないことではない。
自分を損ねるのであれば、無理して親にいい子を演じる必要もない。

そうわかっただけでも随分楽になったのです。

そして、私は母親からかけられていた会社員でなければならない、会社員でなければ離婚したいときに離婚できないからいけないのだという呪縛から解けて、やりたいことをことをお金に換えていこうと考えることができるようになりました。

子供は素敵なプレゼント

実は子供を持つことをとても恐れていました。

なぜならば、親がしたことを私も子供にしてしまうのではないか?
そうすると、私のような人間を作るのではないか?

そう思い悩んでいたからです。

でもね、子供を授かることができてよかった。

なぜならば、子供を持つことで自分の子供時代を自分の子供と共にもう一度生き直すことができるから。

ダメだった私の子供時代を自分の子供と共にやり直していくうちに、私は本当の愛というものを知ることができました。
夫を愛するということ以上に、子供から無償の愛をもらうことができたのです。

子供を得ることを不安に思っている親との関係に悩む人に教えたいのは、勇気を持って子供を得て欲しいということです。

その先にはないものを探し続けるという無間地獄はありません。
必ず幸せが待っているはずです。

この本は、私の古傷をえぐりましたが、そんな気持ちを確信させてくれた本であり、誰でも抱える親(母)との関係を再考できる本です。

ご興味がありましたら、ぜひ読んでみてくださいね。おすすめです。

(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)

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