こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
家族で冷えとりをして、全員の冷えとり歴が10年を過ぎました。
ここに至るまで、衣食住では、夫と大バトルを繰り広げてきました。
なぜなら、冷えとりをすると、生き方やライフスタイルが180度変わり、それを押し付けたり、受け入れられなかったりすると、けんかになるのです。
夫にとっては、衣食住のうちで、もっとも受け入れられなかった(今も)のは、食べることを粗食にすることでした。
今日の記事は、そんな夫の食べ物への執着を見ながら、たくさん食べたいという気持ちの裏にあるものを考察したいと思います。
夫の冷えとりを始めた頃の食欲
冷えとりでは食べ過ぎは体を冷やします。
食べ過ぎると、胃腸が働かなかなければならなくなり、血液が胃腸に集まり、下半身に回らなくなるために冷えるのです。
それに働きすぎの内臓は疲れて正常に働くこともできなくなります。
夫は食に対する考え方がなかなか変えることができませんでした。
おかずが少ないのはいや!
とにかく食べることが大好きでした。そんな夫は、冷えとりを始めると、やはり消化器のめんげんが起こりました。
夫のめんげんの経過についてこちらをご覧くださいませ。
冷えとり後の夫の現在の食に対する変化
いくら食べすぎるなと言っても、私の言うことを夫は聞かないので、私もあきらめて、あまり冷えとりのことを夫に言わなくなりました。
しかし…
子供も私も楽しそうに冷えとりをしているので、夫も冷えとりだけは、なんとなく続けていました。
そんな夫も、冷えとり5年目からはいろいろなめんげんが起こるようになりました。
まず一番苦しめられたのは、目の痛み、吐き気のめんげんでした。
目の痛みや吐き気は明らかに消化器のめんげんでした。
そして、あまりにそのめんげんの苦しさで、あんなにやめられなかったお酒をやめることができました。
いよいよ次の関門は甘いものでした。
甘いものはどうしてもやめられない
これでもだいぶ甘いものを食べなくなってきたのですが、甘いものを食べることはやめられません。
そう言って、お昼ご飯の後に必ず甘いものを食べていました。
進藤義晴先生の『万病を治す「冷えとり生活療法』の中に、
饅頭が好きで20個くらいいっぺんに食べてしまう人がいました。甘いものを食べてはいけないと言いますと、「歳とって何の楽しみもないのに好きなものぐらい食べたい」と言って言うことを聞かなかったのです。
とありますが、これを地でいくような夫でしたが、冷えとり10年目の今では、ずいぶん甘いもの依存からこんなにも変化しました。
甘いものを10時と15時と夕ご飯後に食べる(1日3回の甘いもの)
↓
吐き気に襲われ、3度の甘いものをやめて、
昼食後に1度あんこなら大丈夫と毎日食べる
↓
体調が悪い時の甘いものはやめられるようになったけれど、毎日甘いものを食べることは今でもやめられない←今ココ
まだ完全にはやめられないのですが、それでも毎日3回食べていた頃に比べて、ずいぶん甘いものを食べなくなりました。
甘いものを食べると頭痛のめんげんが起こる
少しづつは減ってきた甘いものですが、食べていることには変わりありません。
最近では食べるとすぐに頭が痛くなったり、鼻水がでるようになってきました。
たまに甘いものを食べるのはいいけれど、毎日食べなきゃならないというのは明らかに中毒でしょ
夫の場合、こんなに食べることに執着するのは、
不安が強い=消化器が悪いため
とも考えられます。
利己が強いために少しの不安も我慢できないので、お腹が減るとすぐに何かを食べなければ気が済まないのです。
せっかく吐き気というめんげんが訪れているのに、胃薬を飲んで食べる。
寝ているときにお腹が減ったら困るからと食べる。
そう言って、空腹のまま寝かせたところ、空腹で目が覚めることはなく翌朝までぐっすり眠れ、吐き気も頭痛も収まり、すっきりと目がさめるようになりました。
一度体験したら、安心できるようになり、最近では空腹のままでも眠れるようになりました。
でも食べるのは大好きなので、子供が食べているのを見て、食べる類似体験をしています。
夫は、腎臓が悪く、尿路結石ができたり、尿酸値が高いのです。腎臓が悪い人は怖がりなので、不安を取り除くために甘いものを欲しがる傾向があります。不安を取り除くことができれば、大丈夫ということが最近わかってきました。
こんなふうにその人にあっためんげんが起こり、少しずつライフスタイルを変えていけるのも冷えとりの良いところだと思います。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
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