こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
日本人の多くは高血圧に悩まされています。高血圧の症状がなくても、減塩を意識している人は多いのでは?その減塩は本当に健康に良いのでしょうか?
冷えとりでは、塩は細胞をひきしめてくれる食べ物なのでとても大切な食品です。とりすぎはよくないけれど、うまく塩とおつきあいをしていきませんか?実は塩を変えるだけでも、体が変わることがあるのです!
今日の記事は、体にいい塩を悪い塩についてを冷えとり健康法から考えてみます。
冷えとりと食|体に悪い塩とは?
「精製塩」「食塩」という名の塩化ナトリウム99%の塩は、イオン交換膜によって人体に不可欠なミネラルが抜き取られています。本物のミネラルバランスを失った、ほぼナトリウムだけの塩は体に良くありません。この塩は減塩しなければなりません。
塩のとりすぎて体に起こる病気
塩を取りすぎると、腎臓は水分をとって中和しようとします。そのため、喉が渇き水をたくさん飲むと、体がむくんだり、排尿が増えて、体からカルシウムが排出されてしまいます。
水分量が多くなると、血液の量も増え、血管が固くなり、高血圧を引き起こす可能性が出てきます。
冷えとりと食|体に良い塩とは?
天然塩や自然塩だったら、体にいいのでは?と私はずっと思っていました。
東北大地震の放射能漏れが問題になったときに、放射能がとても心配になりました。
いろいろ調べていくうちに広島の原爆投下後に聖フランシスコ病院の秋月辰一郎医師が患者に「粗塩、海藻、味噌汁」を勧めて食べさせたところ、回復された方も多いということを知りました。当時の日本にあった粗塩、味噌、しょうゆは海水塩から作られたものでした。
うちの子供はアトピーですが、塩を海塩に変えてから症状がだんだん良くなっていったように思います。海水塩には亜鉛やマグネシウムが豊富であり、症状を良くする働きがあるというのを実感しています。
やはり、海のものは体にいいのかもしれません。
海水塩
海の水から作る塩です。作り方は、釜で煮つめる方法、電気分解する方法、天日で水分を飛ばす方法があります。日本にもともとあるものなので、日本料理に適しています。
せんごう塩
せんごうとは煮詰めることを意味します。昔から日本では海水を煮詰めて塩を作ってきました。
精製塩
精製塩とは、海水を電気分解する方法で作る塩です。科学的製法によって作られたものであり、塩であって、塩でないと言えます。食卓塩が精製塩にあたります。海水塩には海の恵みがであるカリウム・マグネシウム・カルシウムが豊富に含まれていますが、成分の99%以上を塩化ナトリウムが占める精製塩に限っては、これらのミネラルはほぼ含まれていないと考えてよいでしょう。
天日塩
天日塩は、海から天然塩を採取して太陽と風の力で水分を蒸発させ、結晶化した塩を収穫する方法により作られた塩です。雨の多い日本ではあまり作られていませんが、オーストラリアや西ヨーロッパではメジャーな方法です。
岩塩や湖塩
日本ではあまり馴染みのない塩ですが、意外に外国では主流です。
岩塩
もともと海であった土地に見られる海水の塩分が結晶化したものです。北アメリカやヨーロッパでは主流であり、アンデス岩塩やヒマラヤ岩塩などが有名で、世界中で生産される塩の中でも高い割合を占めています。岩塩は、色や含まれる成分が生産される土地によって異なり、味は海水塩よりも塩辛いものが多いです。塩辛いのでスパイスのように使うとおいしいです。
湖塩
湖塩は、塩湖と呼ばれる塩水の湖で採取・製塩される塩です。カスピ海やバルハシ湖、死海、グレートソルト湖、ウユニ塩湖など、塩湖から作られています。味は、海水塩と岩塩の間です。塩辛さがマイルドなので、料理の深みが出る煮込み料理に適しています。
冷えとりでおすすめの塩|焼塩
半身浴の時に使用する入浴剤の杉っ子には、焼き塩が使われています。焼き塩は味がまろやかなので、和食や漬物に使うと美味しいです。
冷えとりで考える体へ影響する塩の役割
塩っぱいものがほしいときはこんなことが起こっています。詳しくは、塩分を無性に食べたい理由:冷えとりからみる体の声と病気をご覧くださいませ。
砂糖は細胞や血管を緩ませますが、塩は細胞を引き締めて体を温めてくれ、体には必要な食品です。精製塩は塩本来の役割を期待することができませんので、できるだけ本物の昔ながらの塩を選ぶと良いです。
塩浴で使う塩
塩浴を提唱している松本永光氏は伯方の塩の創業者です。伯方の塩は再製塩ですが、メキシコの天日塩を使って、海水(自然のもの)を入れているので体にはいいです。通常の再製塩は天日海塩に海水塩化マグネシウムを入れて作ります。本当は塩浴にも海塩を使えればいいのですが、価格が高いのと、提唱者がつくる伯方の塩を信じて使用しています。
塩浴に関する記事は、家でできる塩浴!白髪を改善できた10日間体験レポをご覧くださいませ。
まとめ
精製塩と天然塩の見分け方は成分表にイオン膜とあれば、精製塩と判断しましょう。
塩を変えると、体が変わります。
おすすめの塩はこちらです。
お値段がとても高いですが、体のことを考えると塩は大切です。
価格が高くて、躊躇する方はこちらの塩を使ってみてください。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
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