こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
いつもたくさんのブログの中よりご訪問いただきまして、誠にありがとうございます。
誰もが必ず持っている心の毒・・・
今回は4つの我執についておはなししてきました。
◯利己が強いと消化器が悪くなる。
◯心が冷たいと心臓が悪くなる。
◯怒りっぽいと肝臓が悪くなる。
(*詳しくは、「冷えとり 心の毒①「利己」 ②「冷酷」 ③「傲慢」」をご覧くださいませ。)
その人の性質を見ると、体のどこが悪いのかもわかるというのが冷えとりです。
そして、これらの組み合わせ、欲の大きさによって、かかる病気も複雑に変わってくるのですから、気をつけたいところです。
病の症状が出てきたら、
自分は利己が強くないか?
人に対して冷酷ではないか?
怒ってばかりいないか?
など、自分を省みることができればいいですよね・・・
さてさて、今回はこの4つの毒の強欲について、お話ししていきたいと思います。
どうぞお付き合いくださいませ。
冷えとりの心の毒「強欲」
強欲とはどんなものでしょう?
欲張り、ケチ・・・そういった言葉が浮かびます。
進藤先生の「新版万病を治す冷えとり健康法」によれば、
強欲というのは、欲が深い。お金やものをためたがるというのはわかりやすいのですが、そのほかにも、自分のしている努力や能力以上のものを欲しがるということも含まれます。
と、あります。
自分のしている努力や能力以上のものというのは、例えば、夫に出世してもらって、もっとお金を稼いでもらい、楽な生活をしたいとか、子供にいい学校に入ってもらって、将来面倒を見てもらいたいというような欲を言います。
(つまり、そういうふうになりたければ、自分が努力し、出世して、お金を稼いだり、勉強を一所懸命して、いい学校に入ればよかったのです。)
そして、このような欲が強い人は、肺、大腸が悪くなりやすいとも書かれています。
実は、私の場合に当てはめると、私はこの4つの心の毒の中で最も強欲が強いと思います。
なぜならば、強欲が強い人は、排出する機能を持つ肺(臓)や大腸、皮膚に症状が現れるからです。
- 症状としては、欲が強すぎて、ケチだから便秘になる
- ケチなゆえ、皮膚呼吸もできないので、アトピーなどの疾患になる
といった症状が出てきます。
冷えとりを始めたときには、私は、まず肺にもその症状が現れて、咳喘息になりました。
欲が強いと人に与えることもケチるようになり、体にいちど取り入れたものも出したくなくなり、肺や皮膚や大腸も排出すべきものを溜め込むようになって、その結果、病気になってしまうようになります。
欲が深いと出すのを嫌がり、なんでも欲しい欲しい、そして与えたくないという意識があるので、体もその考えに左右され、排出すべきものが出せなくなるのです。
私が冷えとりを始めたばかりの頃、まず、足の親指が剥がれ(1年半くらい続きました)、次に咳喘息に襲われ、苦しみました。
そして、大腸が不調でおならがぷうぷう出て、細い便になり、残便感が残りました。
この時は、冷えとりを始めたばかりで、まだ病気に対して不安でいっぱいでした。ネットで調べて、大腸ガンや大腸にポリープができているのでは?と思って、大腸ガン検診をしましたが、なんともありませんでした。
この時は、強欲のためにそんなふうになっているというのに気がつかなかったため、甘いものを毎日食べなければ気が済まず、毎日食後にケーキなどのお菓子を食べていましたから、こうなるのも当たり前だったのです。
(現在は、おならがぷうぷう出たり、細い便からゆるい便に変わり、ものすごく臭うようなりました。しかしながら、全然不快ではありません。きっと長年の強欲の毒を出し続けているのかもと思って、ここ1年半くらい様子を見ています。)
【追記2019年5月8日】現在はおならはだいぶおさまってきましたが、ゆるめの便でにおいます。けちでなくなってきたためなのか、便はゆるくなってきたように感じます。
病気は日常生活の乱れや、心の乱れからというのは本当だなと今からしてみれば思います。
でも、当時の私は自分本位に甘いものなどの美味しいものを食べて、体を壊し、病院に駆け込み、なんとかしてくれ〜!という感じでした。
これでは治るはずはありません。
そんな時、義母が骨折をするという事件が起こりました。
義母は、実家が経済的にも恵まれ、不自由なく育ったお嬢様でした。
近所にもものをおすそ分けするなど、見習うところもたくさんありました。
ところが、義母は便秘に悩まされ、あまりに便が出ないので病院に行って、医師に便をほじくり出してもらうほどの重症便秘患者でした。
となると、強欲でないのに便秘というのはなぜなんだろう?
冷えとりも、たまには当てはまらないこともあるのかもしれないなと思っていました。
この骨折事件は、義母の父の土地を草むしりしていたときに起こりました。
義母の父親は、裕福で、人にものを惜しみなく与える人で、商店街まで作って街を発展させました。(夫の話によると、いつも知らない人が家にいて、居候していたり、ご飯を食べていたりしていたそうで、恵まれない人の面倒をよく見ていたようです。)
そして、亡くなった折に自分の土地も街に寄付するようにという遺言も残していました。
ところが、義母はその土地を寄付するのは嫌で、自分のものとして管理していたようなのです。
(義母の他の姉妹は寄付しようとしていたのですが、義母だけ反対していたので土地をまだ所有したままでした。つまり義母の父の意志は遂行されていなかったのです。)
あるとき、義母が土地管理のため、草むしりなどしていたときに、転ぶはずもない平らな土地で転び、肩の骨を折り、もう少しで死ぬかもしれないという大手術をすることになりました。
そのとき、夫が、
「だから、ケチらず、じいさんの土地を寄付すればよかったのに。じいさんが懲らしめたのかも。」
と、いったので、
「お義母さん、ケチじゃないじゃない? 近所におすそ分けをしているし・・・」
と、反論すると、さらに夫が、
「あれは、いらないものをあげているだけで、本当にあげたくない高級なものは分けないから」
と言われて、なるほど強欲=便秘というのは本当だったのかと納得がいったことがありました。
手術が成功し、義母も他の姉妹に説得され、最終的には父親の土地は商店街に寄付することになりました。
このように、自分で努力して得たものでないものに執着するというのも強欲に当たるということがこのときわかりました。
そうはいっても、私は強欲が強くこれをどうやったら直るものなのかわからなかったので、そのとき読んだお金の啓蒙本に書かれていた
お金は溜め込まないで、巡らせましょう。ひと月に2人に何か小さなものでもプレゼントすることから始め、循環させましょう。
という言葉から、人にプレゼントすることから始めてみました。
プレゼントするときは値段で選ぶのではなく、何をあげれば喜んでくれるのかな?と思うように変わりました。
すると、だんだん残便感は無くなってきたように思います。
それと同時に、人にプレゼントしてお金が減っても、またそのお金が流れて私のところにはいってくるということもわかりました。
また、必要なものも買わなくてもいただくようにもなりました。
まだまだ大腸の具合は万全ではないのですが、1年半前に比べて少しづつ改善しているように思います。
このように、生活態度や心がけを変えると、病気も改善するというのは本当なんだなというのを自分の身をもって体験しました。
心の毒は、改善するのがなかなか難しいとは思いますが、できる小さなことから始めていくと気がついたときに、体が改善されています。
今では、私には喘息の発作は起こりませんし、あんなに顔一面あった吹き出物もなくなり、綺麗な肌と褒められることも多くなりました。
心と体のバランスが取れると、本当の健康になれるのかなと思いました。
なかなか難しいことですが、できる範囲で頑張っていきたいと思っております。
4つの心の毒をまとめました。
冷えとり豆知識
- 喘息というのは、息を吐ききれていない状態です。そのため、息を出すために咳が起こります。喘息の症状になったときには、口ぶりをすぼめて、細く息を出していくと、比較的、咳の症状は軽くなり、苦しくないです。
- 体から出るものはケチらずにどんどん出しましょう。制汗剤などで汗を止めると、体の表面の毒が出せなくなります。汗は体の表面の毒、吐くことは体の中ぐらいのところにある毒、下痢は体の奥の毒を出します。咳やおならやあくびやげっぷも我慢しないように、こっそりと出してしまいましょう。
- 運がつきますようになどと、神仏に祈るのも強欲です。自分で努力もせずに神頼みするのも強欲であり、そのような人にかぎって、願いが叶ってもお礼参りにいきませんよね?改めたいものです。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)