こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
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夏の毒だしがきちんと行われないと、秋の毒だしに影響が現れます。
夏は心臓の毒だし。
汗をかいて、毒を出しますが、冷房の部屋にずっといて汗をかかなかったり、冷たいものを食べ過ぎて体を冷やすと、秋の肺の毒だしに影響があるのです。
秋の毒出しは肺の毒だし。
ですから、咳の風邪が流行るのは、もしかしたら夏の毒を出しきっていなかったのが原因かもしれませんね。
そして、11月7日に立冬となり、暦の上でも冬となりました。
冬には冬の毒だしがあります。腎臓の毒出しです。
さて、今回は冬の毒だしについて解説いたします。
冷えとり冬の毒だし
冬は腎臓の毒出しの季節です。
腎臓の働きが活発になり、溜まっている毒を出そうとします。
腎臓は、体の老廃物を出してくれる器官です。
尿で体のいらないものを外に排出します。
この時期に出てくる不調は、目に見える病気だけではなく、内臓が普通に働くために無理を重ねている負担や疲労も含まれます。
秋になんとなく具合が悪いというのはこういうことなんですね。
腎臓と関わり合いのある臓器にも毒が出やすいそうです。
耳、消化器、骨、腰痛、腰の冷え、首の後ろの肩こりなど。
男性では前立腺、女性では子宮。
冬は腎臓の季節です。腎臓の働きが活発になって、溜まっている毒素を出して病気を治そうとします。このときの病気とは、病院などの検査で分かった病気だけではなく、内臓が正常に働くために重ねている目に見えない負担や疲労も含まれます。
毒素は体の中の腎臓と関わりのある部位へどんどん運ばれていって症状を起こします。
出典:進藤義晴著『医者知らず「冷えとり」で完全健康人生』
腎臓と関わり合いのある場所から毒が出るので、いくら腰が痛いからといって、腰を治療しても、元の腎臓を正常に戻さないと、腰痛は再発するのです。
また、腎臓が悪い人は怖がりも多いということです。(腎臓は寒さに弱く臆病な臓器です)
怖がってばかりいると、さらに腎臓が悪くなるので、頭寒足熱にして、できるだけその性質を変えていく努力もしたほうがいいとのこと。
私の子供も臆病で怖がりです。ですから、知らない場所に出かけたりすると、すぐにトイレに行きます。
トイレに行くと安心だからです。
下痢の時を思い出してみてください。トイレにいくと安心しますよね。
腎臓が弱い人は、怖がりだから、トイレに近いのかもしれませんね。
うちの母も、腎臓が悪いのでトイレがとても近いですし、ネガティブなことばかり言います。
それを見ていると、腎臓が悪い=臆病、物事を暗く考える傾向があるのかもと納得させられます。
腎臓を温めると、この怖がりというのも薄れていくようなので、温める努力をすると良いと思います。
毛糸のパンツを重なる、腰回りに一枚増やすなどがおすすめです。
温め方はこちらの記事もご覧ください。
冷えとり冬の毒だし「腎臓に良い食べ物」
食べ物でも改善していく方法もあります。
腎臓の薬蔵になるものは、豆です。
冬は、お正月のおせち、節分と豆を食べる機会が多い時ですが、豆には細胞を引き締めて熱を逃さない働きがあります。
また腎臓を強くする働きがあると言われています。
出典:進藤義晴著『医者知らず「冷えとり」で完全健康人生』
豆はその一つ一つに生命力があり、粒の大きいものよりも小さいものがより活力があるそうです。
腎臓が強くなると怖くなくなります!
普段からも味噌汁で豆は採れますね。
塩分が身体に良くないと言われていますが、塩分がないと腎臓が働かなくなりますので、腎臓には塩分が必要なのです。(減塩商品も多いですが、私はあえて減塩しないようにしています。)
逆に糖分はすべての機能を緩ませますので、その結果、いろいろな病気を引き起こすそうです。(そうなると、甘く煮た小豆はどういう効果があるのか、実験してみたくなりました。甘い豆と塩辛い豆を食べると、中和するのでしょうか?)
塩で機能を引き締め、砂糖で緩ませないことが大切なのですね。
11月7日の立冬が暦の上では冬ですが、12月22日(2021年の場合)の冬至に秋と冬が本格的に入れ替わります。(昔は冬至にかぼちゃに小豆を入れるのは、そういう知恵があったのだそうです)
そして、立冬から3月3日頃までを”冬”として、豆をしっかり食べて、頭寒足熱で過ごすと、春の毒出し(肝臓)が和らぐとのこと。
もし、冬に食べ過ぎると、溜まった毒を杉の花粉の力を借りて、花粉症の毒となって身体が出そうとするそうです。(かゆみで、目から涙、皮膚をかかせ傷口から血などで排毒するなど)
冬にミカンなどの糖分を摂りすぎると、せっかく味噌汁などで採った塩分が中和されて、効果もなくなるとか。
クリスマスや年末年始のあるこの冬の時期には食べ過ぎには気をつけ、積極的に豆を取っていきたいものです。
冷えとり冬の毒だしのときにすると良いこと
冬の毒だしで、いつもよりもプラスしたほうがいいのは、何と言っても、
- 半身浴の強化(時間を増やす)
- 靴下の重ねばき(枚数を増やす)
- 食べ過ぎない
この3つです。
しかし、冬はたくさんの行事があります。
冷えとりをしているから、食べれませんというのも、もし招かれた場合、とても失礼なことになってしまいます。
その場合は、喜んでいただきましょう。
そして、家で食事をコントロールしたり、徹底的に体を温めるように心がければ良いと思います。
例えば、食べ過ぎたと思ったら、次の食事を抜いてしまうと良いです。
毎食食べなければいけないというのは、思い込みなので、自分の体の状態で食事をとることを決めても良いと思います。お腹が減らなければ食べなくても大丈夫なのです。
一番いけないのは、
- ガチガチに冷えとりをやる(こうでなければいけないと思い込む)
- 食べたことを後悔する
- 食べることを我慢するストレス
この3つです。
冷えとりでは、身体に直接食べ物などで毒を入れることよりも、心のストレスはその5000倍も悪いのです。
だから、心の毒を貯めるくらいならば、溜めないようにするほうがまだ良いです。
そして、やってしまったことを後悔しない。
身体を温め続けると、いつか必ず自分で食べなくてもいいやという日が来ます。(これはとても食い意地の張っている私の夫や子供も本当にそうなりました)
そういう日を待ちつつ、少しずつ冷えとりを進めていくことをおすすめします。
生活習慣が整っていけば、悩みの病気も少しずつ改善されていきます。
さあ、冬の毒だしを頑張ってやっていきましょう。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 腎臓をよくするには、臆病な性格を変えて行くことです。
臆病が治ると、自然と腎臓もよくなる。
怖がりだから、腎臓が悪い。
こういう場合は、体を温めることが大切です。
なぜならば、人は、温かかければあまり不安にならないからです。(温泉につかりながら、怖い!と思う人はあまりいませんよね?) - 臓器にはいろいろと感情の影響があります。
腎臓が悪いと、怖がり。(または、怖がりだと腎臓に影響あり)
肝臓が悪いと、怒りっぽい。(怒ると肝臓が悪くなる)
心臓が悪い人は、心が冷たい。(感情の起伏が激しいと、心臓が悪くなる)
胃腸や肺(臓)が悪い人は、心配性。(ないことを心配ばかりしていると消化器に影響が現れる)
心当たりはございませんか?
記事の中でご紹介した書籍はこちらです。