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梅干しは最高!冷えとりで食べるべきもの4

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こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜( @kazeakane1)です!

梅干しは好きですか?

日本人であれば、小さい頃から、常にある存在の梅干しのことを考えたことってありますか?

正直、梅干しが嫌いで梅が入っているお菓子も食べれないという人に遭遇するまで、私は梅干しの存在をそんなに深く考えたことはありませんでした。

だって、常に梅干しは、おにぎりに入っていたり、お弁当の真ん中に位置していたり、梅を使ったお菓子もあり、ただそこに存在していたからです。

私にとっては、梅干しとは空気のような存在でした。

いつも冷蔵庫の中に存在し、胃がもたれるなとか、胃が痛いなあとか、車に酔うなどした時には、薬のように梅干しを食べるのも、私にとっては普通のことでした。

今回はそんな梅干しの話です。

冷えとりと梅干し

 

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梅干しは、昔から、「番茶梅干し医者いらず」「梅はその日の難逃がれ」「食の毒、水の毒、血の毒の三毒を消す」などと言われてきました。

毒を消すっているのが、なんとなく冷えとりっぽいなあって思ってしまいます!!!(毒出しの毒を消せるのかな?な〜んて期待を寄せてしまいます)

梅干しを食べると疲れが取れたり、風邪に対する抵抗力を高める働きがあることも解明されています。

疲労効果については、梅に含まれるクエン酸が疲労の元になる乳酸をたまりにくくするそうです。

抵抗力については、梅肉エキスの中の成分が免疫力をアップさせる力を活性化させ、体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃してくれます。

また、梅に含まれるシリンガレシノールが働き、細菌の増殖を抑える強い抗菌力があり、様々なリスクを下げているということも確認されています。

いいところだらけなのですが、一つ問題があるとしたら、梅干し一つぶ(15グラム)に対して、2グラム以上の塩分があるということでしょうか?

1日の塩分摂取量の目安は10グラム以下なので、他の食品からの食べ過ぎによる塩分過多には気をつけなければならないのです。(冷えとりをやっている皆さんは、食べ過ぎには気をつけられているので、この点については問題はないかと思います。)

今、スーパーでは、はちみつにつけた少し甘みのある食べやすい梅干しも手に入ると思いますが、ここで言う梅干しは単純に塩だけで漬けられている梅干しのことを言っています。

そして、梅干しは3年以上漬けられたものがいいということをご存知でしたでしょうか?

梅干しは熟成させることで、塩と梅が馴染んで、奥深い味を作ります。

3年熟成させると梅に含まれていたペクチンが溶け出し、酸と糖によって、梅干しや梅酢がゲル化し、ゼリー状になります。

梅干しは熟成させることで、塩と梅とが馴染んで、より奥深い味わいを醸し出します。

日本に昔からある保存食品である味噌や醤油も○年ものというものがありますよね?

これも熟成させることで味を変化させ、より美味しいものになるからなのでしょう。

夫の実家に保存されていた25年ものの梅干しをいただいたこともありますが、見た目は石のようで、ゼリー状のものが梅干しの周りについていて、塩が吹きまくっていましたが、そんなに塩辛くなく、深い味がしてとても美味しかったのを覚えています。

うちでは、1日に必ず梅干しを食べることを習慣化していますが、私の母や義両親は塩分が心配だからそんなに食べたらいけないというので、とても残念です。

親の世代も、血圧などの問題から、もう梅干しをそんなに食べなくなっています。

冷えとりでは、食べ物を次のように捉えています。

食品には陰性と陽性のものがあり、体を温めるものと冷やすものがあるということです。

冷えるものばかり食べると体を冷やしてしまうので気をつけなければなりません。

桜沢如一(1893-1967)という食養で有名な方がいますが、食品には陰性と陽性のものがあり、陰性体質の人は陽性の食品を多く取り、陽性体質の人は陰性のものをとると健康を保つことができるとされました。

桜沢氏は明治時代の陸軍薬剤監の石塚左玄氏の食養法を学び、食物に陰陽を取り入れた食生活を広めた人で、人は体を中庸に保っていれば、健康でいられるということを言っています。

中庸とは、陰(拡散)のエネルギーを持つカリウムと、収縮のエネルギーを持つナトリウムのバランスによって決まるそうです。

具体的に中庸の食物は何かといえば、穀物です。

玄米のナトリウムとカリウムの割合が1:6でこの割合が体内では中庸に近いとのことです。

動物食は陽性、野菜は陰性となります。

細かく見ていくと、陰性の野菜でも根の方は陽性、葉の方は陰性となります。

その中でも極陽性の食べ物には、肉、塩、陽性はしょうゆ、味噌、梅干し、たくあん、陰性には、砂糖、夏野菜、合成した酢、酒、コーヒー、果物、添加物、放射線などがあります。

(これはどちらだ?と迷った時には、寒い地方で作られるものか(陰)、暖かい地方で作られるものか(陽)と考えると分かりやすいかもしれません)

桜沢氏は、このように陰陽の原理を生活や食の中にも見ることができると考えられたのです。

陰性の食べ物は、心や体をリラックスさせるけれど、過食は体を冷やし、血液濃度を薄くして免疫力を下げます。

陰という言葉からもわかるように、体調や気持ちも内向的、感傷的(メランコリー)、優柔不断、集中力の欠如などの陰の状態が起こります。

陽の食べ物は、明るさ、積極的、勇気を作りますが、過食すると、心と体が緊張して、攻撃的、おしゃべり、競争心などを引き起こします。

肉(陽)と野菜(陰)の付け合わせはバランスを取ろうとした組み合わせなのでしょう。

しかし、両極端の食べ物は精神やからだに不調和をひき起こします。

極端なエネルギーの食べ物は、細胞を破壊したり、神経を刺激したり、機能を麻痺させるのです。

日本人は、極陽の食物のバランスを極陰性の食べ物でとるより、生野菜や果物、最初から中庸の穀物で半分以上を摂り、残りは塩、火、時間、圧力という陽性の性質を利用して、陰性の野菜を味噌、梅干、漬物などに陽性にし、穀物、野菜、海藻、魚で日本人にあったバランスのとれた食事を作り出していたのです。

伝統食、郷土料理には、陰陽の考え方があるということがわかりますね。

冷えとりでも、この考え方をベースにおいていますが、桜沢氏の陰性食品と陽性食品という食養法は、食品と体質の陰陽という見方で、冷えという考えがないので、食べ物だけでは冷えからくる病気を全て防ぐことはできないと冷えとり提唱者の進藤先生は著書に書かれています。

また、このほか酸性食品、アルカリ性食品という分類のされ方もありますが、あまり細かすぎると面倒で実行できなくなるので、温めるものと冷やすもので漠然と頭に置いておくだけでも十分だということです。

陰性の食品は体を冷やす性質があり、陽性のものは温めてくれますが、冷やす性質のものを熱くしてもやはり冷やすことには変わりはありませんし、温めてくれる性質のものは、冷たくして食べても体を温めてくれます。

また、陰性のものは悪いから全く食べない、陽性のものはいいからたくさん食べようという考えも間違っています。

良いものばかり食べていると、体から悪いものに抵抗する力がなくなります。使わないと衰え、その機能が失われてしまうのです。

悪いものでも少しだけ食べるのがいいのです。

あんこは砂糖だけではなく、隠し味に真逆の塩を入れることで美味しくなります。

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個人的に私は梅干は、「食の毒、水の毒、血の毒の三毒を消す」ということわざからもあるように、冷えとりにいい食品と勝手に思っています。

梅干は日にも干していますし(日に干すと冷やす性質のものもその性質が減る)、発酵食品ではありませんが、味噌のように熟成させることでさらに効果的を発揮出来る食品です。

しかしながら、食べ物で一番こだわるのは、

食べ過ぎないこと。

ガチガチにやらないこと。

感謝して食べること。

できるだけ、小さい頃に食べていたものを思いだして食事を準備したいものです。

冷えとり耳寄り情報

食養法

桜沢氏の食養法を厳格にやっているのに、不調が治らないと進藤先生のところに来院された人がいたそうです。

「八割でやりなさい」と指示し、冷えを取ることを教えたら、良くなったそうです。

こういうことからも、ガチガチは良くないのだなということがわかります。

不調の時は早く良くなりたいので、焦ってガチガチになりがちですので、気をつけたいものです。

いい食べ物か悪い食べ物かを見分ける方法

肉は食養法では陽性とあり、体を温めるのでいい食品ではないだろうかと思われませんでしたか?

動物性タンパク質は加熱すると温める性質に変わるのですが、脂肪は冷やす性質なので、冷えとりでは体を冷やすものと捉えています。

迷ったら、昔の日本人(江戸時代)は何を食べていたか?を思い出すといいですね。

(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)

梅干しは3年もの以上のものを食べると良いですよ。粒の小さいものを選ぶと塩分が安心です。

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