こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(Pinterest@hietorimama/)です。
仕事の多忙さと人間関係からめまいを引き起こし、休職→復職するとまためまいを発症し、会社を休職することになりました。
それを心の病気かもしれないと疑うようになり、いろいろ調べ始めました。
本を読んだり、ネットでいろいろな事例を検索したりしていると、夫から「インプットも大切だけど、アウトプットはさらに重要」と言われたことから、ブログを書くことを勧められ、冷えとり毎日レスキュー女性esブログを書くことを始めました。
私はどのように心の冷えと対峙していったのでしょうか?
健康を取り戻すことができたのでしょうか?
今日の記事は、心の冷えと対峙することになっためんげんの毒出しについてお話します。
決断と行動
少しめまいはおさまってきましたが、まだまだ完全には治りませんでした。
少しおさまっては、まためまいが出て、休むの繰り返しでした。
少しづつ快方へ向かうように、めまいがあらわれる頻度が減ってきたように思います。
かかりつけの耳鼻科の先生のアドバイスは「心療内科へ行ってはいけない」
このころ、2週間に一度は薬を処方してもらうためにかかりつけの耳鼻科を受診していました。
(受診はしていましたが、このめんげんは毒出しだと思っていたので、処方された薬は飲みませんでした。主に薬を飲まない状態でも、平気かどうかを先生に診てもらっていました。もちろん先生は私が薬を飲んでいないということを知りません。)
毎回受診していた時に、その女医の先生にいろいろなことを話しました。
「せっかく正社員になった仕事なのに、辞めてしまっていいのだろうか?
この年齢でまた社員になることは難しい。
なんとかめまいの様子を見ながら、仕事を続けたほうがいいのではないだろうか?
生活もあるし、収入もなくなることも不安だし、辞めるということにまだ踏ん切りがつかない。」
そんなことを相談しました。
すると、先生はこんなことを言ってくれました。
「ずっと体調が悪い状態でいるのも、音ちゃんも気にしていると思うよ。
気にしていないように見えて、案外子供はお母さんのことを見ていて、気にしているからね。(当時子供は小学4年生)。
それに一度復帰しても、全然仕事先ではその環境は変わらなかったし、むしろ厄介者扱いだったよね。
風さんの見た目が病気のようには見えないよね?
だから、会社の人もつい普通に接するから、あの環境での仕事は風さんの体調をさらにひどくするかもしれない。
だったら、風さんはインテリアコーディネーターの資格もあるのだから、フリーでやってもいいんじゃない?
仲間を募って一緒にやってもいいし・・・。
そのためにHPを作ったり、セミナーみたいなものを開いてもいいんじゃない?
近くにある○○ビルでよくそういう無料の会なんかやっているから、そういう場所を借りてやってみてもいいし・・・」
「私にフリーでやっていけるんでしょうか?」
「すぐには、それだけで食べてはいけないかもしれないから、バイトやパートをしながらでもいいんじゃないかな?
体が健康であればそれに越したことはないし、風さんには頼りになるご主人もいるし、元気な音ちゃんもいるのだから・・・」
「仕事を辞めるのはまだ決断ができないので、もうしばらく考えてみます」
「時間があるのだから、ゆっくり考えればいいと思うよ」
そう耳鼻科の先生は勧めてくれました。
私は仕事を辞めて、フリーになるなんて発想は全くなかったので、先生のこの言葉にとても驚いたのを思い出します。
夫がフリーで大変だったのを知っていたし、親からは会社員であることがすべてと叩き込まれていたので、そのような発想がありませんでした。
この時、私は先生に、会社に連絡しようとするとめまいが起こるということも相談しました。
「これは、メニエル病ではなく、うつ病なのではないか? だとしたら、心療内科のようなところを受診したほうがいいのではないか?」ということも聞きました。
それに対して、先生はこのようにおっしゃいました。
「風さんはただのめまい。
それにそんなんところに絶対に行ってはダメ。
抗うつ剤を飲んでしまったら、取り返しのつかないことになる。
私が処方している薬は、ビタミン剤が中心なのでそんなに身体には影響はないはず。
でも、抗うつ剤は一度飲んだら離れることができなくなるの。
家族のためにも行く必要はないと思うよ。」
「本当ですか?」
「そう。だから、今は少しづつ回復してきているのだから、外に出て、歩く練習もして、感覚を取り戻していく訓練もしたほうがいいと思う」
感覚を取り戻すための訓練
この時のことを思い出すと、パッと目の前が広がったのを思い出します。
冷えとりおはなし会では、医者に行くのは救急の時だけということを聞いていましたが、それは医者がすぐに手術や薬を処方して、体がせっかく毒を出そうとするのを止めてしまうからなのです。
私は、たまたま、かかりつけのお医者様がとても親身になって、診てくださったので薬漬けになることもなく、寝付かないように指導されて本当によかったと思います。
あの時、気力を失い、寝付いてしまったら、回復は難しかったかもしれません。
耳鼻科の先生から、フリーになって生きて行くことを勧められましたが、まだ自信がわかなったので、とりあえず派遣に登録しに行って、週3回くらいの仕事から社会復帰していくのもいいかもと考えるようになりました。
がちがちの会社員でなければいけないという思い込みから、生きていく選択肢が広がりました。
めまいの状態が少し落ち着いてから、派遣に登録に行きました。
若い人に混じって、仕事があるのかとても不安でしたが、同い年の派遣で働く友人から仕事はあると聞いていたので、トライしてみようと思えたのです。
たくさんの人と話して、いろいろな考えを聞くことができたおかげもあります。
すると、登録して、仕事を検索してみると本当にたくさんありました。
「派遣は正社員に比べて、保証やボーナスなどもない、だから正社員にしがみつけ」とよく言われていますが、自分のその時の給与を考えた時に、ボーナスを加えたとしても派遣で仕事をするのとあまり変わらないこともわかりました。
それを知り、このわずかのお金のためにパワハラやモラハラで我慢を強いられ、体調を崩すというのが本当にバカバカしく思えました。
今は正社員だって、突然の解雇や倒産の危機にさらされる時代です。保証なんて誰一人ない時代になってしまいました。
とりあえず、仕事を辞めても仕事はあるということを知り、ホッとすることができました。
なによりも、仕事を辞めてもいいといってくれた夫には感謝でした。
毒出しで心の冷えに対峙
そして私はこのとき、自分の心の冷えに対峙することとなったのです。
夫がひきこもりがちの私を外に連れ出してくれ、仕事を辞める決心がつく
次に、寝付いてはいけないと言われていたのに、午後はずっとベッドで過ごしていた私を見ていた夫が、
「今まで忙しくて全く旅行に行けなかったから、どこか旅行に行こうか?」と
私を連れ出してくれました。
そして、戸隠の奥社に出かけたのですが、奥社本殿までは往復1時間は歩いていかなければなりません。
最初は体力に自信がなく、「無理だから、鳥居の近くの茶屋で待っているから」と言うと、子供と夫がゆっくりでもいいから一緒に行こうというので行くことにしました。
めまいでたどり着くことができるのだろうかと心配でしたが、奥社の本殿までなんとか到着することができました。
そこで、願い札に
仕事を辞める。
女性を助ける仕事を起業する。
と書きました。
奥社では、少し巡り合わせのようなこともおきました。
(*詳しくは、冷えとり 心のめんげん?! 番外編 わらしべ長者」をご覧くださいませ。)
こうして私は、ゆっくりでも山道を1時間かけて歩けるようになるまで回復してきたのです。
さらに、この時、不思議な巡りあわせが起こったことで、私は仕事を辞めようと思うようになりました。
それは、若いの小川を蛇が泳いでいるのに遭遇したことでした。
神社で蛇に逢うなんて滅多にないことなので、なんとなく神様が願い札に書いた私の思いをあと押してくれたように感じました。
心の冷えは強欲だった
次の耳鼻科検診の時に、私は先生にこう話しました。
「仕事を退職しようと思います。そして体調が完全に回復するまで、週に3回くらいの負担にならない仕事を派遣で見つけて、始めようと思います」
休職をしてひと月経った頃でした。
先生はとても喜んでくれました。
「ただ辞めるというのは悔しいので、ボーナスをもらってからにしようと思います」
先生は今すぐに辞めると思っていたらしく、え?!という意外な顔をしました。
私は、自分の体をこんなにした会社から、せめてボーナスくらいをもらわないと気が済まないと思っていたのです。
冷えとりでは、こういうのを強欲といいます。
ただ、私の会社はボーナス支給の時期が遅く、7月中旬でしたので、それをもらってから退職申請すると8月半ばに退職ということになります。
まだまだずっと先のこと。
先生は、まだずっと先だから、それまでに、また会社とやり取りをして体調を崩さないといいのだけどと心配してくれました。
でも、私はボーナスくらいは貰わないと気が済みませんでした。
そう思っていると、派遣先から仕事の依頼が来て、前からやりたかった仕事がすぐに見つかったのです。
となると、もう7月末には仕事を退職しなければならなくなりました。
そうなると6月までには会社に退職の意思を示さなければなりません。すると、必然的にボーナスはもらえなくなります。
果たして私はどうするべきか?
目先の利益をとって、本当にやりたい仕事を見送るべきか?
それとも、利益を逃して、本当にやりたいことをやるべきか?
当時の私は、何かを捨てたら何かを得られる法則を知りませんでした。
どっちも欲しい!
強欲の極みでした・・・。
強欲という私の心の毒と対峙した瞬間でした。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
追記:私はこの3年後に冷えとりで仕事をしていくことになりますが、強欲が強い私は、強欲にかかわる肺や大腸、皮膚に体のめんげんが出て、心の面では自分の能力以上のものを欲しがっていたのです。
まとめ
心の冷えと対峙するまでに私がやったこと
完全にできなくてもできる範囲で家事を少しづつ始める
毎日散歩で外に出る(めまいやうつ状態は寝込まないことが大切)
薬は飲まない、めまいがしたら横になって休む
自分はできるという感覚を取り戻す訓練をする(私の場合は派遣登録)
めまいは主に肝臓の毒が出ています。肝臓と関わる感情は見栄と怒りです。
私には会社員でなければならないという強い見栄がありましたし、いつも人間関係に怒っていました。
その毒出しがついに現れたのです。
また、めまいは食べ過ぎも影響しています。
今から思えば、いろいろなことが重なって、くるべきときがきて起こりました。
あのときはつらかったけれど、あの出来事があったからこそ、今、
冷えとりコーディネーターの風茜がここにいる!
もともと私が抱えていたのは、肺や大腸の症状です。それについてはこちらをご覧いただければ幸いです。