実は、私は、正社員8回、派遣、バイトなど実に多様な仕事に就いてきました。この職歴の中で、共通なのは、非正規職員から始まって、正社員になり、パワハラで辞めざるをえなくなるというパターンが多かったのです。
なぜなのでしょうか?
パワハラで傷つき、仕事を失うことに意味があったのでしょうか?
今ならその意味がわかります。
現在の私からみたパワハラ受けまくりの私の闇過去人生を振り返ることで、今、パワハラという人間関係にお悩みの方の心のともしびになればと思って書くことにしました。
パワハラはその中にいるときはとてもつらいものですが、心の毒出しであると思えば、毒を出し切ってしまえば、大きく変化する大チャンスになります。
災難はそのときはいやなものだけど、あとになって大きな気づきも多いのが人生です。
そして、失敗しても、どこかに自分の合う場所が必ずありますし、人生なんとかなるものです。
私の失敗体験から探っていきましょう!
今回のお話は、会社で経験した理不尽な出来事が重なり、再起をかける私の回復方法をお伝えいたします。
怒りのあまりめまいが現れる
仕事を改革して、バイトから社員になったとたんに、いろいろな嫌がらせをされるようになりました。
仕事のことで口論になり、カッとなった女性社員から顔を殴られたり...
その社員の仕返し策略で移動させられたり…
どれだけレベルの低いところにいたのでしょうか。
今ならすぐに労基の注意が入るところでしょう。
でも、当時はまだそんなことは普通に行われていて、やられる人が耐えているというのが会社の縮図だったのです。
本当に会社は理不尽なところです。
もともと仕事が好きな私は、殴られても、不条理な移動があってもなんとか耐えていました。
ところが、唯一耐えられなかったのは、仕事を遂行できなくなるという事態でした。
前回のお話にも書きましたが、ブラック社員の逆襲を受けて発注が間に合わなくなり、社員全員の前で罵倒されました。
その発注の仕方を一度説明して、2度と教えてくれませんでした。納期が間に合わなくなるからもう一度教えて欲しいと言ったら、無視され、勤務終了時刻に今から教えるという嫌がらせをされました。(この時の私は子供を保育園に預けていて残業ができませんでした。それを知っての嫌がらせでした。)
納期に間に合わなかった…
これが一番こたえました。
今の私からあの時の私に言ってあげたい!
その社員のしていることはいじめだ!
上司に訴えればいいという人もいるでしょう。
しかしながら、この会社は社長からして低レベルな会社なので訴えても無駄なのです。
その日、家に帰ると、目の前のものがぐるぐる回り始めました。
そう、めまいが始まってしまったのです。
冷えとりでは、めまいは肝臓の毒。
怒りっぽいと肝臓が悪くなりますし、肝臓が悪いときには、めまい、肩の痛み、頭痛などの症状が起きます。肝臓で毒出しができない場合は、他にその毒を引き受けてもらうからです。
理不尽への怒りの毒はめまいという形で出てしまいました。
医者に行くと、メニエル病と診断されました。
かかりつけの耳鼻科医師に精神科にも行きたいと相談すると、
「精神科に行ったら、一生薬漬けになるよ。
お子さんがいるのだから、
その仕事をやめて新しくやり直しなさい」
とアドバイスされました。
先生は私に薬の中でも、漢方やビタミン剤などまだ体に悪くないものを処方してくれたのですが、私は冷えとりで治そうと一切薬を飲まずにベッドで寝ていました。
本当に良い医者はむやみに薬を処方しない
ということも学びました。
ベッドで休んでいるときに、
なんでこんな目に何回も遭ってしまうんだろうとなんども泣きました。
自分のどこがいけないのかと自分を責めました。
【人生転換のチャンス15】劣悪な環境からは逃げる
その環境に居続けたいと思えば、間違っていても火の粉がふりかからないのであればスルーした方が得。
人生的には間違ったことをしていると、必ずいつか清算する時期がくる
このとき、私は立ち上がろうと「冷えとり毎日レスキュー女子esブログ」を自分のために書くようになったのです。
このことが私を再起させてくれました。
友達にも会社の人にも言えなかった私の感じていた会社の理不尽のことをブログに綴ったことで、私は心の毒が吐き出せたのだと思います。
そして、私は再就職先を探すことにしました。
当時、40代後半でしたが、仕事はすぐに見つかりました。
ずっと派遣で仕事をしていた友人に仕事のことを相談すると、選ばなければ派遣でもまだまだたくさん仕事はあると教えてもらい、すぐに派遣に登録し、週に3日の仕事を見つけて、ブログを書くことと並行して楽しい職場を見つけることができました。
その職場は、インテリアの職場と違って、頭のいい方で構成されているために人を殴るというような低レベルなことはもちろん、悪口もなく、温和な職場でした。
そうです。環境が変わればいい場所が必ずあるものです。
【人生転換のチャンス16】一つの場所だけがすべてではない
しがみついていることを手放す時はつらいですが、後から思うと手放してよかったと思える時がくる
ようやく私は安住の地を見つけたのですが、今度は、独立して仕事をしたいという思いが強くなり、そのためにはブログをもっと強化したいと思うようになりました。
余談ですが、わたしがめまいで辞めた会社は、私の勤務中にも鬱の人が一人いました。
私が辞めてからも、鬱の人が2人休職しました。
その二人は会社の朝礼で、
「鬱のために仕事を休職する」
と皆の前で言わされました。
私はあそこから去ることができてよかったと心から思います。
続きは【冷えとりB面】後悔しない生き方|8回の転職人生⑩二度あることは三度あるをご覧くださいませ。