こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
冷えとりをしていく中で、めんげんなどの悩みが出てきたときに気軽に話すことができる人を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?
今日の記事は、冷えとり仲間を見つけたい人に向けて書いたものです。
冷えとり仲間は忘れた頃に現れる
11年間の冷えとり生活で、私にもだんだん仲間が増えてきました。
冷えとり友達がいればいいのになあって思っているときには、まったく現れなかったのに、忘れた頃に、
「冷えとり、やっていますか?」
声をかけられたのです。
詳しくは、冷えとり仲間を見つけるといいことがあるをご覧くださいませ。
冷えとり勉強会でも、誰かと親しくなれればいいのになあとも思っていましたが、参加している方が大勢過ぎて、無理でした。
勉強会に来る皆さんは、それぞれ身体の不調を持っていらして、そのことについて知りたいので、とてもそんな余裕はないようです。
まあ、細々と冷えとりをやっていくか、そう思ったところに、冷えとりガールが私の会社に現れました!
やはり、執着を捨てると欲しいものは手に入るのでしょうかね?
そして、その輪が広がるように、その冷えとりガールのお友達の新しい冷えとりガールとも知り合うことになりました!!!
お店の冷えとりガール
ある日のことです。
私がいつも買い物に行くケーキ屋さんで、ウィンドーごしにケーキを選んでいたところ、
「いらっしゃいませ。いつもご利用ありがとうございます。今日は何をお探しですか?」
店員さんが声をかけてくれました。
私はこのお店に通って、ずいぶん経つのですが、お店の方の顔を知ってはいても、その方のお名前は知りませんでした。
お店の方は、私が予約の際に名前を告げることもあって、私の名前は知っていてくれたようです。
「風さん、私は、あとひと月で産休に入りますので、しばらくお目にかかれません。いつもごひいきにしてくださってありがとうございます。これからも長くおつきあいいただければうれしいです。よろしくお願いしますね。」
いつもは、カウンター越しにしか、その方の姿をみないので、大きなお腹がまったくわかりませんでした。
私の住む地域は、大型スーパーが多く、こんなふうに会話ができるお店が少ないのですが、こういうお店は私も大切にしています。
「やせていて、細いイメージが強くて・・・・・。カウンター越しにしか身体が見えなかったので、妊娠されていたとはまったく気がつきませんでした。おめでとうございます。」
そう少しお話しして、しばらくはその方とは会うことはありませんでした。
ところが、ある日、赤ちゃんを連れたその方と道でバッタリ!
「こんにちは。ご無沙汰しています」
茜「あ、生まれたんですね。おめでとうございます!」
「ありがとうございます・・・。でも、アトピーなんですよ」
赤ちゃんを見ると、全身が真っ赤で皮膚がカサカサでした。
お母さんは、疲れてぐったりしていました。
うちも子供がアトピーだったので、その状況とお気持ちは本当によくわかりました。
*アトピーのことについては、子供がアトピーになった!闘うアトピーvol1アトピーの遺伝についてをご覧くださいませ。
茜「病院には行かれているのですか?」
「私、ステロイド治療がいやなんです。自然療法で治していけたらと思います・・・」
まったく私と同じでした。私も子供のアトピーがわかったときは,本当にショックでいろいろな書籍を読み、ステロイドの恐ろしさを知り、その治療は絶対に避けなければと思い込んでいましたから・・・。
こういう状況では、何を言ったとしても、心に響くことがないのは、自分の経験からわかっています。
私の場合は、夫が西洋医学信奉者でしたので、無理矢理に医者に連れて行かれ、Dr.ショッピングの果てにその中で一番いいと思われる西洋医学を選びましたが、本当は心の奥では納得はできていませんでした。それがのちに子供と夫を冷えとりに導くことになったと思います。
そう思って、何も言えずに、黙っていました。
「風さん、冷えとりやってらっしゃいますよね?」
茜「あ、わかります?」
「お店に買い物に来てくださっているときから、足元が気になっていたんですよ。実は、私も冷えとりを始めたんです。風さんがお店にきたときに、風さん、冷えとりかな?って気になっていたんですよ。今度、冷えとりの話しを聞かせてくださいね」
この言葉がきっかけで、このケーキ屋さん一家とうちのおつきあいが始まりました。
うちに遊びに
このケーキ屋さんのお名前は山田さんといいます。
一度、道で会って以来、本当に頻繁に道で出くわすようになりました。
そういうときは、自分にとって、その人を必要としているときなので、私から誘って、お話してみようと思いました。
赤ちゃんもまだ8ヶ月くらいで、授乳も頻繁にしなければいけないので、お店よりは家の方がいいかなと考えて、うちにお茶にきませんかと誘うことにしました。
山田さんは、この赤ちゃんの他に小学1年生の女の子、幼稚園年長の女の子のお子さんがいます。
この二人はとくにアトピーではないようです。
山田さん自体も肌がつやつやでアトピーではないようです。
一緒にケーキをつくっているご主人がアトピーと聞きました。
私が皮膚科の先生に言われたことを思い出します。
「両親がどちらか一人でも、アトピー、鼻炎、花粉症の症状があれば、子供に遺伝する」
そう告げられたときは,私も子供のアトピーがショックで、その言葉がよく耳に入りませんでしたが、今、だいぶ時間が経って、改めて思い出すと、その通りなのだと実感しました。
山田さん(以下・山)「風さんは、靴下は何枚はいていますか?」
茜「8枚ですよ」
山「私はまだ4枚です。それ以上は暑くて・・・」
茜「私も始めたばかりは、夏で2枚しか履けませんでした。でもだんだん履けるようになって・・・。冷えとりの進藤先生の娘さんの幸恵さんは20枚履いているらしいですよ」
山「そんなに靴下を履いていて、履ける靴とか、あるんですか?」
茜「この間、冷えとり勉強会に行って、実際に足元を見ましたけれど、かなりぽってりとしていました。靴は841さんで特別注文と言っていましたね。でも、もともと足のサイズが小さいから、市販の靴でも探せばあると言っていましたよ」
(*詳しくは「冷えとり 冷えとり勉強会に行ってきました♡」をご覧くださいませ。)
山「私も冷えとりを始めて、ずいぶん体調が改善されました」
茜「それはよかったですね。お子さんや赤ちゃんは冷えとりは?」
山「一番上の娘に冷えとりをやらせようとしてみたのですが、いやだと拒否されたので、子供にはやっていません」
茜「うちは、子供が物心つくころから冷えとりをやらせているから、拒否もなにもなかったですね。今は、靴下一枚だと寒いからと言って、自分から履きたがります」
山「靴下だけですか?」
茜「私も子供も、靴下の他に、絹のスパッツと絹の下着を着用しています。」
山「暑くないですか?」
茜「それが暑くないんです。冷房がきつくても寒くないし、夏の照りつける日差しの中でも暑くないんです。子供もスパッツを脱ぎたがらないんですよ」
山「お子さんも確かアトピーでしたね?」
茜「そうです。それで冷えとりをやってみようと思ったんです。うちは、夫が強い西洋医学信奉者なので、本当は薬ですべて治したかったみたいなんですが、私がどうしてもステロイドをたくさんつかうのがいやだったんで・・・。冷えとりと併用してみようと思ったんです。」
山「わかります」
茜「だから、子供の病気との闘いというよりは、無理解な夫と冷えとりについての言い争いのほうが多かったかな?」
詳しくは書籍になりましたので、ご覧いただければ幸いです。
山「面倒くさいですね」
茜「でも、今では冷えとり信奉者に変貌しました。時間がかかるんですよね。人って、自分が納得しないとできないから・・・」
山「わかります。私もステロイドだけは使いたくなくて・・・。今は、子供のアトピー治療のために針に通っています。だいぶよくなっているんですよ。見てください。だいぶ良くなったと思いませんか?」
茜「確かに、前に会ったときよりは・・・」
山「そうなんですよ。ところで、風さんはどこで靴下を買っていますか?」
茜「私は、6枚履くとけっこうぽってりするし、どの靴下が絹か、ウールかわからなくなってしまうので、色分けされて便利な841さんで購入しています。ここで下着も買っています。」
山「私も子供がいて、なかなか買い物に行けないので、もっぱらネットで買い物しています。シルクふぁみりいさんのをよく購入します。」
茜「そこで購入したことはないですね。今度試してみようかな?」
山「ここは他と比べてあまり高くないんです。絹製品は高くて、購入するのに躊躇(ちゅうちょ)してしまって・・・・」
茜「わかります。私も最初の頃そうだったから・・・。毒が出まくりで、買ったばかりの頃はすぐに破れてしまったりしたし、本当に買ったばかりなのにって、ショックだった...」
山「私はまだそんなに破けないんですよ」
茜「じゃあ、あまり毒がたまっていないのかもしれませんね。ところで、山田さんは参考にされている本はありますか?」
山「先ほどお話にでた進藤幸恵さんの本を参考にしています」
茜「その中に杉っ子って出てきますか?」
山「よく覚えていませんが・・・・」
茜「杉っ子も身体がとても温まるし、アトピーなんかの皮膚疾患にもいいんですよ。うちの子供も杉っ子をいれて、ずいぶん改善されました。最初はぴりっとして痛いかもしれませんが、杉っ子の入っているお湯で皮膚をかいていたら、いったんものすごくひどくなりましたが、すっときれいになってしまいました。試してみるなら、少し分けますが・・・、どうします?」
山「ぜひお願いします」
こうして、山田さんはペットボトルにいれた杉っ子をおうちに持って帰って試してみたようです。
こういうことも気軽にできると、冷えとりにもぐっと一歩近づけるような気がしますね。
今では、山田さん一家もご主人も冷えとりをやるようになったそうです。
次はお子さんデビューかもしれませんね。
それぞれに不調がありますが、自分のことより、一番心を痛めるのは子供のことです。
冷えとりで、その不調がどうかなくなりますように・・・・。
私も渦中にいるときは、そんな余裕はありませんでしたが、それを越えてしまえば、冷えとりをやって本当に良かったと心から思っています。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
山田さんのお子さんは、その後、ステロイドを使わない治療をする皮膚科で治療し、現在6歳になります。まだアトピーはありますが、赤ちゃんの頃に比べると、だいぶよくなってきています。
お母さんが冷えとり靴下を履くので、お子さんも真似して靴下を何枚か、履くようになったそうです。
まとめ
冷えとり仲間はいた方が心強いですが、なかなか探そうと思っても見つかりません。そんな時はぜひ身近な人を観察してみてください。目印は足元です。
冷えとり仲間は大勢の勉強会よりも少人数制のものを選ぶと交流が生まれやすいです。まずは冷えとりショップへ。
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