こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
冷えとりをしていくうちに体を温める食べ物や冷やす食べ物があるということを知りました。できるだけ、体を温める食べ物や体にいい食べ物を食べたいと思いましたが、簡単、手軽、おいしい料理は体に悪いものばかりでした。そこで考えたのは、そんな体に悪いものもひと工夫でからだにいい食べ物に変えられる技です。
今日の記事は、冷えとりのいい食べ物に変える技をご紹介していきたいと思います。
冷えとりで食べるべき食べ物とは体を温める食べ物
冷えとりをやっていく中で、どういうものを食べればいいのか?
私も悩みました。
健康雑誌や本などでは、昔ながらの日本食がベストとあります。
私の世代ならギリギリわかるのかもしれませんが、今の20代の人は、もはやそのような食生活がどんなものなのか想像もつかないのではないでしょうか?
生まれた時から、コンビニでケーキが買える、ハンバーガーショップでも100円でハンバーガーが買える、牛丼屋でもワンコインで満足に食べることができる・・・。
粗食にする方がお金がかかります。
体に毒が現れず、普通に過ごすことができるのであれば、あえて価格の高いものを買うこともないと考えてしまいますよね?
でも、少し考えてみましょう。
昔、どんなに安くても800円くらいだったお弁当が今や300円台で購入できます。(私の20代の頃は、300円台のお弁当といったら、のり弁かシャケ弁しかありませんでしたが、今は幕内弁当だって300円くらいで購入できるので驚きです)
それはなぜ?
デフレだから?
それもあるかもしれませんが、そのためだけではなさそうです。
食品の原材料を見てみるとその理由がわかります。
安価で手に入れることのできる輸入物が大半使われているから、コストを落とすことができるのです。
安価な労働力を使っているからかもしれません。
それは安全なのでしょうか?
いえ、安全ではありません。
人体に影響がないのか?と思われるくらい、防カビ剤がかかっていたり、野菜を色鮮やかに見せるために着色されている場合もあるのです。
安価で働かされている人も、不眠不休で働いているかもしれません。(そういう辛く悲しい氣が食物に入っているかもしれません。なぜなら、食べ物は作る人の心がとても反映されるものだからです)
そういうものを長い間食べ続けていると一体どんなことが起こるのでしょうか?
私たちの身体は、私たちの食べているもので作られているのです。
薬がたくさん使われている食物をたくさん食べていれば、アレルギーを起こし、アナフィラキシーを引き起こすかもしれませんし、知らず知らずのうちに、食べ物から女性ホルモンを摂取して、がんになりやすくなっているかもしれません。(女性ホルモンが過多だと女性特有のがんになりやすいという報告もあります)
誰が食べるかわからないものを作るとなれば、どうでもいいやという気持ちになって、食べ物にいい氣が入っていないかもしれません。
でも、今、絶対に安全なものを手に入れることができるのでしょうか?
それは自分で作るしかなさそうです。
(実際に家庭菜園をやればよくわかると思いますが、植物には虫もたくさんつき、葉物は食い荒らされますから、防虫剤をかけなければ、売り物として成立しないということがわかります。)
しかしながら、実際のところ、とても難しいですよね・・・
冷えとりの食はひと工夫で体を温める食べ物に変わる!
ここまで見てきて、食べ物はできるだけ自分の地元のものを食べた方がいいということ、体を温める食べ物を食べた方がいいということ、玄米、発酵食品、昔ながらの食品(梅干し)を食べた方がいいということがわかりました。
できるだけ有機栽培のものの方がいいということもわかります。
でも、そういうものが手に入らなくても、一手間でそれに近づけることができるのです。
太陽の光に当てると、温める性質に変わるのです。
例えば魚は体を冷やす食品ですが、干物にすれば温める食品に変わります。白い砂糖も冷やす性質がありますが、太陽の光に当てると幾分はマシになるそうです。(砂糖は袋から出さずに、そのまま太陽に当てるだけでもその性質を変えられるそうですので、おためしください。そして、できれば、調理に砂糖を使用しないか、使用するとしても、精製されていない砂糖を使うか、三温糖を使うといいそうです。)
日に干したものは体を温めますので、積極的に摂るというのもいいですね!
干し椎茸、切り干し大根、干し芋・・・。
よく見ると色々な乾物がありますね。
また、生野菜も体を冷やす食品ですが、漬物にして発酵させれば、体を温める食品に変わります。
ぬか床を一つ作っておいて、そこに入れておくだけで素晴らしい発酵食品になります。
(*詳細につきましては、「冷えとり 何食べる?−3発酵食品(お漬物・味噌汁・納豆)」をご覧くださいませ)
生野菜がどうしても食べたければ、ドレッシングではなく、塩や醤油をかければ、冷やす性質から少しは温める性質に変えることもできます。
果物もどうしても食べたければ、発酵食品である醤油をかけて食べれば、その毒は消えます。
(私も最初は、果物に醤油をかけて食べるなんて!と思いましたが、そう悪くもありませんでした。そして、だんだんとそこまでして果物を食べたいか?というと、そうでもないなということに気がつき、食べなくなりつつあります。朝、果物を食べていたのは、朝食べると体にいいと信じこんでいた小さい頃からの習慣だったようです。)
それから、ソースはやめて、すべてに醤油を使用するのもベストです。
コロッケにはソース、お刺身には醤油という習慣があると思いますが、発酵食品である醤油をすべての調味料として使用することで、幾分かは毒が緩和されるはずです。
それから、食べ合わせにも注目してみましょう。
体の害になる食べ物でも、害を少なくする工夫は食べ合わせにあります。
例えば、動物性の脂肪には植物の酸をかけるのが良いです。
焼き魚の焦げた部分には発がん物質があると言われていますが、植物性の酸をかけるとそれが消えます。(唐揚げにもレモンが付いていますね。)
植物性の酸とは、レモン、ゆず、スダチなど柑橘類に含まれるものです。
あれ? 果物は体を冷やすからよくないんじゃないか?
私も思いました。
ですから、柑橘類にプラス醤油がベストです。
そう言われてみれば、さんまにはスダチがついていて、醤油をかけて食べると美味しいですし、唐揚げにもレモンが添えられ、塩がたっぷりかかっています。(塩は冷やす性質を緩和する働きがありますが、摂りすぎると血圧に影響を及ぼしますので、できれば発酵食品の味噌や醤油を使うのがベストですね)
意外と知らない体を温める食べ物、冷やす食べ物
食べ物には体を温める性質のものと、体を冷やす性質のものがあります。
これは変えることができないのです。(例外として、食べ合わせでその性質を緩和させることができる場合もあるそうです)
冷えとり勉強会で進藤幸恵さんから教わりました。
例えば、氷。(かき氷ではなく、飲み物に入っている氷です)
聞いただけで体を冷やしそうと思いますよね?
私も氷はできるだけ摂らない方がいいのではないかと思っていました。
夏などには、麦茶や緑茶を冷やして飲みますが、常温あるいは温かいもので飲んだ方がいいのか?という質問があった時、性質は変わらないので冷たいものを飲んでも構わないと教わりました。
氷(水)は体を冷やす性質のものではないので大丈夫なのです。
また、牛乳はカルシウムを摂るために摂った方がいいというわれる食品で、気をつけて飲んでいる方も多いかもしれません。
逆に牛乳は体を冷やす性質のものなので、いくら温めてもその性質を変えることはできません。
ホットミルクは体を冷やす飲み物なのです。
牛乳でカルシウムを摂らなくても、体を温める性質を持つ海藻でカルシウムを摂ることができます。
空腹時に海藻を食べるのです。
うちでは、食事の時に、まず、もずくを食べます。
すると、胃の中で胃酸と海藻が結びついて海藻のカルシウムを出してくれます。
また、海藻はアルカリに会うと、周りのナトリウムを吸い取る性質もあるので、小腸の腸液にはアルカリ性が強く含まれていますので、その作用をしてくれます。
ナトリウムを吸い取ってくれれば、血圧を下げますので、血圧も上がりませんね。
私は「乳がんと牛乳」という本を読んで、子供に牛乳を飲ませたくありませんでした。
ですから、冷えとりでこの事実を知った時に牛乳がなくてもカルシウムは体が作りだすことができると思い、子供に牛乳を飲ませるのをやめました。
学校では給食で牛乳が出ます。
嫌いだから飲ませないという理由では学校は認めてくれないので、アレルギーということにして麦茶を持たせています。
現在、子供は高学年になりましたが、身長はもう150センチに届きそうなくらい大きく成長していますので、牛乳を飲まなくてもカルシウムが採れるというのは本当なのだと実感しております。
現在も積極的には牛乳は飲んでいません。もずくのおかげで身長は160センチまで伸びています。2019年5月21日
甘いものは体を冷やすのでよくないから、やめましょう。
それから甘いもの。
でも、果物や人工甘味料ならいいのではないか?というように考える方もいます。
いいえ。元の性質が体を冷やすものですから、冷やすものに変わりはありません。
お菓子でなければいいという考え方は間違っていて、果物でも人工甘味料でも体を冷やすことには変わりはありません。
(だから、その性質を変えるために果物には醤油をかけて食べれば、まだましなのです)
このように体に悪いとわかっていてもやめられないものは、自分の体の臓器が悪いものを引き寄せようとしてしまっているからなのです(体が悪いと悪いものが欲しくなります)
例えば、肝臓が悪いとお酒が好きになります。
本当は肝臓が悪すぎで解毒できないから、お酒に強いだけなのに、自分は酔わないから酒に強いと思っているだけです。
タバコも同じです。やめようと思ってやめられないのは、肺が悪いからなのです。
アルコールもタバコも体を冷やすことには変わりはありません。
冷えとりが進んできたら、あえてそのように体に悪いものを欲することがある場合もありますが、それは体に悪いものをあえて体に取り入れることによって、体の毒を一気に外に出そうとしているからなのです。
冷えが取れて、毒が出てしまえば、いつ何を食べたらいいのか自分の体の声を聞けるようになります。
ぜひそうなりたいものです。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
体を冷やす食べ物も、太陽に当てたり、発酵したものを使うと性質が変わります。
食べ物から栄養と取ろうと思わなくても、自分の体の中で必要なものに変えることができるのが冷えとりの力です。
どうしても体に悪いものを食べたい時は、一気に食べて毒を出そうと体がしている場合もあります。
冷えとりと食のことについて、もっと知りたい方はぜひこの本をご覧くださいませ。