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イクメンパパの育児ノイローゼ1「男性育児休暇」

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私たち夫婦はなかなか子供が授かりませんでした。アラフィフで子供を持つことができましたが、おそらく体力的に一人っ子が限界。そんなわけで、一度しかないこの機会に子育て経験をしようと意気込み、私は育児休暇をとりました。
育メンが素敵と女性誌にフューチャーされていたのをみて、自分もかっこいいパパを思い描いていましたが、実際のところ甘くはありませんでした。

今日の記事は、育メンになりたいけれどなかなかなれないパパや、育メンを望む奥様方に向けて、私の育児経験をお話しするものです。

国会議員の育児休暇にひと言

育メンについての話題をやたらと目にする機会が増えました。

特に最近では、男性国会議員が、育児休暇を取りたいと党に申し出たことが話題になりました。

賛否両論ありますが、わたしは反対です。

例えば、彼が一般企業の社員であれば、会社がオーケーを出しさえすれば構わないでしょう。しかし、彼は国会議員です。オーケーを出すのは有権者です。

選挙活動の時に、

「わたしは当選の暁には、育児休暇を取らせていただきます。もちろん、その期間も皆様の税金からいただいているお給料は受け取ります。ただ、この育児休暇の経験を生かして、子育て支援のあり方について、育児休暇のあり方について改革してまいりますので、何卒、わたくしの育児休暇について、ぜひともご了承頂きたく、宜しくお願い申し上げます!」

このように公約として掲げた上で当選されたのであれば構いません。しかし、そうではない。

「育休の間だけ、給料を返上すれば良い」

そういうものでもありません。

「政治に空白は許されません」

これが自明の理ならば、政治家の活動期間にも空白があってはならないと思います。

であれば、育児をしながら国政の仕事もきちんとこなせばいい。

それだけのことだと思います。

国会議員、市会議員などの議員さんに限らず、子育てをしながら政治活動されておられる女性議員はたくさんいます。企業にお勤めの女性で育児休暇を取られている方がどれだけおられるでしょう。もしかして、国会議員の皆さんは誰でも簡単に取れるとお思いなのですか?法律で取れるようになっているから取れる?会社の制度としてあるのだから取れる?もし、そうお思いなら、あまりに世間を知らなすぎます。取りたくても取れない方がどれだけおられるか。取った後、復帰後、その女性社員はどのような嫌な目にあうか。そういう方々がどのような思いをされて子育てをされておられるか、ご存じないのなら、一度、経験すべきです。

まずは、仕事と育児を両立させる努力をしてみることです。できないと決めつけるのではなくて、やってみる。そこで、何か新しい発見があるかもしれない。それを国政に活かせばいい。できなければ何がいけないのか、制度なのか、社会の仕組みなのか、夫婦のあり方なのか、それをしっかり国政に生かしていただければ良いのだと思います。

夫婦だけでの育児の限界

わたしは約3ヶ月間、育休をとりました。

もちろん、その間、収入は全くありません。だから3ヶ月間、夫婦でガッツリ子育てをしましたが、わたし、育児ノイローゼになりかけました。

育児だけに専念したにもかかわらず、しかも、たったの3ヶ月。

でも、わずか1ヶ月足らずで、精神状態はかなり追い込まれました。

新生児の子育ては、それくらい大変でした。

”育メン”という言葉は存在していませんでしたが、育休の間はカジュアル感ゼロでした。何をどうやったら、そんな”育メン”なんてカジュアル感が出せるんだ?もう必死だったぞ。頭おかしくなると思ったぞ。

しっかり休みをとって、育児に専念したのに、なぜ、そうなってしまったのか?

それを今日は書きたいと思います。

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私の両親は九州に住んでいます。それに、奥さんとの折り合いが良くないので、わたしの母に育児を手伝ってもらうということはありませんでした。こちらから「大丈夫だよ」と、丁重に断りを入れましたので。

そして、奥さんの実家は埼玉県ですぐ隣。電車で1時間弱のところにおばあちゃんが住んでいますが、出産のわずか3ヶ月前、おばあちゃんと一緒に住む奥さんの妹が出産したので、そちらの面倒で全く手を離すことができませんでした。と、いうのも、妹はすぐに仕事に復帰したので(夫も妹も育休を取ることができなかったからです)、おばあちゃんが赤ん坊の面倒を見ていたのです。

なので、チラリと様子を見に来ることすらできません。

わたしにも奥さんにも、近くに小さな子供を育てている友人が一人もいませんでした。わたしが38歳。奥さんが37歳での初産だったので、友人たちの子供はすでに中学生以上でした。

だから、事前に話を聞いておくなんてこともしていませんでした。

そして、わたしも奥さんも、赤ちゃんという生き物に触れたことがほとんどなかったのです。

それこそ、38年間生きてきて、わたしが赤ちゃんに触れたのは我が子が初めての経験でした。しかも、女の子の赤ちゃんの裸を見たことが、そもそも初めてだったのです。

「え、女の赤ちゃんってこんな?・・・」

それくらい、ど素人なわけです。

また、奥さんは、産後すぐに子宮脱になってしまい、産後1ヶ月は安静が必要になってしまったのです。

つまり、奥さんはほとんど家から出られず、赤ん坊と一緒に寝転がっていなければなりませんでした。だからといって、おっぱいをあげる以外、何もしなくていいというわけにもいかず、母親になった以上、やらなければならないことは山のようにあります。でも、思うように体を動かすこともできないのです。

我が家に赤ちゃんがやってきて、最初の大事な3ヶ月間を家族3人プラス猫1匹で、和気あいあいと気楽に楽しく笑顔と笑い声の耐えない楽しい我が家。仕事の心配もしなくていいし、心置きなく育児に専念できると張り切っていたわたしですが、

「奥様はなるべく体を動かさなくていいように、ご主人がその分頑張ってください」

産婦人科の先生にそう言われた事で、24時間体制のプレッシャーにさらされることになるのです。

と、いうか、今だから言えることなのですが、

そもそも、

「育児休暇を取るぞ!」

そういう意識のあるわたしは、そもそも、

「仕事より家族が大事なんだ!」

「家族は俺が守るのだ!」

そのように家族愛に溢れているのですが、同時に、かなり気負ってもいます。

「俺だったら楽勝でできる。だって、奥さんのことも赤ちゃんのことも愛しているんだから。俺が守るのだから!」

そして、自信にも満ち溢れている。

「この時代に育児休暇を取る俺ってちょっと最先端じゃん!」

で、そんな自分に少しだけ酔いしれてもいます。(男ってバカですね〜。わたしだけかもしれませんが)

しかし、実際に育児がどういうものなのか、全くわかっていなかったのです。

 

第2子から育児休暇を取るパパは、第1子で、ある程度の経験がありますし、第1子で母親の苦労を目の当たりにしているから大体どうなるか想像もつくし、体験に基づいた上での覚悟があります。

しかし、第1子で育児休暇を取るわたしのようなノーテンキな育メンにあるのは、気合だけです。それは間違いではないのでしょうが、そこに大きな落とし穴があったのです。

わたしは、その落とし穴にきれいにスッポリはまり込んでしまいました。そして、一度はまり込んでしまうとなかなか這い上がれない。

その先にあるのが育児ノイローゼです。

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真面目すぎるが故の失敗

わたしの場合、要するに、

真面目すぎたのです。

 

育児休暇を取ろうなんて考えるわたしは、気負いすぎなほどに気合が入っていました。

そういう男の特徴として、もう一つ挙げられるのが、

真面目すぎることです。

真面目すぎて、入り込みすぎるのです。

どういうことかというと、

いくら気合が入っていても、知識も経験がない。でも、時間の全てが育児に当てられるわけです。だから、そこに全力を注ぎ込む。

今まで外で働いてきたのだから、体力には自信があります。知力にも自信があったのでしょう。

「自分は外でバリバリ働いてきたのだから育児くらい、楽勝でしょう。だって、育児だけをやっていればいいんだから。最低でも、仕事で得られる報酬分はやらないと意味がない!ま、できるけどね」

そういう過信も生まれたのです。

「いや、そんなことはない。育児は大変だよ。だから、育児休暇を取るのだし」

最初から本心でそう思っていたら育児ノイローゼにはならなかったでしょう。

本心からそう思っていたら、きちんと休憩も取るし、睡眠も取る。取れない状況に陥っても、なんとか取る方法を考えたはずです。

自分の仕事でどんなに激務が続いてもノイローゼにならなかった人間なのだから、育児を同レベルに最初から考えていれば、育児ノイローゼにはならないはずなのです。

それなのに、育児ノイローゼになってしまうのは、なぜか?

それは、育児を舐めていたからだと思います。

「楽勝だ」

と。

「育児休暇の間、仕事を休める」

と。心のどこかに油断があったのです。

それにわたしの場合、ドッグアドバイザーという犬のしつけを行う資格も持っています。

「3歳児の知能と犬の知能は同じなんだよね。要するに犬のしつけと同じだよね。楽勝じゃん」

舐めてますね〜。

でも、わたしはここでも間違っていました。犬と3歳児の知能が仮に同じだったとしても、犬と人間の赤ん坊は全然違います。赤ん坊だからもっと楽なのではなくて、”赤ん坊なので、もっときつい”ということに全然気づいていませんでした。犬の赤ちゃんと大人の犬の知能はそれほど変わりません。犬の赤ちゃんは呼べば来るし、簡単にしつけられます。でも、人間の3歳児と赤ちゃんは全然違いますよね。3歳児は聞き分けができますが、赤ちゃんは全くできないのですから。それも、後になってわかったことです。

「人間と犬を一緒にするなんて、舐めてるよ」

はい。そうお叱りを受けてるのはごもっともです。だって、舐めてましたから。

無駄な知識が過信を呼ぶ。

過信が過信を呼ぶのです。

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一人になりたくてもなれない孤独感

新生児は泣いて寝て、おしっこをして気持ち悪くて起きて、泣いておっぱい飲んでご機嫌で、しばらくアバアバ言って疲れて泣いて寝る。たまに猛烈に臭い大量ウンチをしてお風呂に入る。

その繰り返しです。

単純にその繰り返しですが、その繰り返しが赤ちゃんにはとっても大事。健康な肉体と脳の発育を促進するためには、何よりも大事なのが規則正しい生活です。

でもそれが、育メンにとっては辛い。

規則正しく毎日、同じリズムで静かに過ごしていてくれたら、それはそれでありがたいのですが、私はすぐに退屈になってしまう。父親なんておっぱいをあげるわけでもないので、ただじーっとそばにいてあげるだけでいいのですが、それがつまらない。

「赤ちゃん見ていると、飽きないよね」

よく聞くフレーズですが、わたしはすぐに飽きました。

だって、わたしが生んだわけでもないし、自分が父親なんだってわかっていても、そこに寝ている赤ちゃんを見ても父親という実感が正直わきませんでした。

だから、「パパ〜!」とか、言ってくれたらまだ実感が沸くのかもしれませんが、目の前の赤ちゃんはただ寝て起きて泣くだけ。

で、横にずーっと一緒にいなければいけない。

正直、退屈でした。

というか、一人になれる時間がなくなるというのが、一番辛かったのかもしれません。

一人になれないことが、こんなにストレスになるなんて、この時初めて知ったかもしれません。

と、同時に、

「母親なんて、それこそずっと一人になれないんだな〜」

なんてことも知ることができたわけです。

公園に行くと、ママ友と子供達の固まりの少し外れたところで小さな子供と母親がポツリと佇んでいる姿をよく目にしますが、

「自分一人だけだと感じない孤独感を親子二人だけだとより感じてしまう。それがつらい」

そういうママの言葉の意味がわかる気がしました。

一人よりも二人きりの方が孤独なんだ。

だから、ママになりたてのママは、公園デビューを恐れるんだな。

 

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規則正しても退屈。不測の事態が起きるとすぐパニック

赤ちゃんはとてもとても規則正しい生き物なので、一度決められたリズムが狂ってしまうと、よく分からない湿疹が出たり、ゲロを吐いたり、熱が出たり。何よりも一番辛いのが、止まらない泣き。

しかも、夜泣き。

これは、たった二日、三日続くだけで、精神的に弱り果てます。

で、

「赤ちゃんは規則正しい生き物なのだから、規則正しく規則正しく」

そう、頭では理解していても、その「規則正しさ」を遂行するのは親の役目です。親がきちんと規則正しくしていないと、赤ちゃんのリズムはすぐに崩れます。

だから、わたしは、

「しっかり守らなくては」

細心の注意を払っているつもりでした。

しかし、わたしがしっかり守れたのは、赤ん坊がおとなしくスヤスヤ寝てくれている時だけでした。

ゲロとか、理由の分からない泣きが始まると、無意識のうちに毎回違うことをやってしまっていたのです。それが、一番顕著に現れたのが夜泣きです。

例えば、昼間、突然、泣き出したり、ゲロを吐いたりしても、夫婦が一緒にすぐそばにいるので、最初こそ、

「なんだろう?どうしたんだろう?」

と、慌てはしますが、昼間なのでそれなりに冷静に赤ちゃんを観察できるし、頭も正常に働いています。考えてもわからないければ手当たり次第に電話で聞けばいい。

お互いの両親や友人、病院にも片っ端から電話をかけて、

「こういう状況なんですけど、どのようなことが考えられますか?」

そのように聞けば、大抵、納得のいく回答を得られるものです。どれも当てはまらないとなれば、病院に連れて行けばいい。

赤ちゃんの親とはいえ、素人です

当然、病気に関しても。

だから、人に頼ればいい。極端な話、道行く親切そうな人にすがってもいいと思っています。

「ちょっとこの子の様子が心配なんですけど、こういうとき、どの病院に行けばいいんでしょうか?」

それくらいの迷惑をかけても許されると思います。

親になったばかりの親は、親として素人なのです。

そこで、

「赤ちゃんがつらい思いをしているのに、わかってあげられなかった。わたしってなんてダメな親なんだろう」

絶対にそんなことを思ってはいけません。これ、育児ノイローゼの第一歩ですから。落とし穴に落とす餌ですから。

母親が育児ノイローゼになってしまう第一歩もここです。

夫が仕事に出かけ、一人家で赤ちゃんと二人きりの生活を送るママ。そんな時、子供に不測の事態が起こる。夫が、姑がそんなママを責める。

「母親なのに、あの子の異変に気づかなかったの?何を見ていたの?それでも母親なの!?」

これが一番ダメ。

一番、思いやりがない。

そんな言葉を気に病んではいけません。

どんなに、子供のことをしっかり観察していても、すべてわかっているつもりでも、不測の事態は必ず起きるのですから。そうなったらどんなに立派なママでも育メンでも、パニクるんですから。

だって、素人なんですから。

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夜泣きの恐怖

そうでした。夜泣きです。

不測の事態の代表格が、夜泣きです。

育児ノイローゼの種は夜泣きと言っても過言ではありません。

赤ちゃんの夜泣きが種に栄養たっぷりの水となり、スクスクと成長させてしまうのです。

夜泣きは、親の精神状態も思考も、ぜんぜん違う方向へ導きます。羅針盤を完全に狂わせるのです。

方向がわからなくなった思考は、あとで考えると、

「なんであんなことをしてしまったんだろう」

ってことを、そのときは正しいと確信してやっていたりするのです。

結果、赤ちゃんから規則正しさを奪って、ますます夜泣きが止まらなくなるという結果を生んでいたのです。

そして、育児ノイローゼは芽を出します。

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私の育児体験の続きは、イクメンパパの育児ノイローゼ2「夜泣き対策」をご覧くださいませ。

(執筆者:心の冷えとりコーチ 風宏)

風宏(Kaze Hiroshi)
この記事を書いている人

風 宏(Kaze Hiroshi)

 風宏

心の冷えとりコーチ

冷えとり歴13年目。靴下6枚ばき、半身浴20分。最近お酒がやめられるように変化した2015年2月4日より、女性のための問題を解決するブログを開始。2016年9月GCS認定プロフェショナルコーチ資格取得。女性のための心の冷えとりコーチング講座も開催。