こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
土用の毒出しが始まってから、夫は吐き気と口内炎とかゆみに悩まされ、子供は、喉の痛みから抗生物質を飲んだことで、胃腸の具合を壊し、下痢嘔吐を激しく起こしました。
これらの症状は消化器の毒出しにあたります。
土用には消化器の毒出しがあるといいますが、その通りでした。
私は2人の症状を見ていて、冷えとりの教科書通りに事が運んででいるなあと本当に感心してしまいました。
夫冷えとり5年、子供が6年の頃の土用の毒出しのレポですが、冷えが取れてくるといろいろな変化がありました。
冷えとり歴5年目の頃の夫の変化
土用の毒出しの時にも、あんなに苦しい思いをしたのに、喉元を過ぎたらまたすぐに食べたいものを食べる夫でしたが、そんな彼にも少しづつ変化が見えます。
こちらのレスキュー女子ブログを2015年2月よりスタートしましたが、その当時の夫は、朝起きれず、9時に起床。(自由業なので朝が遅くて大丈夫なのです)
その当時は、ブログも毎日アップすることもできず、眠気を覚ますためにコーヒーを朝飲むようになりました。
そして、血糖値を上げて、書こうと思い立ち、プラス甘いものも・・・。
夫曰く、「頭を使う時には甘いもの!」
その変わり、朝食べていたパンはやめました。(それまではパンにたっぷりバターとジャムかハチミツを塗って食べていました)
これを6月より、始めるようになると、眠たくならずにブログをアップできるようになったそうです。
しかし、甘いものは体を冷やすのでよくありません。
もちろん全くいけないというわけではないのです。
悪いものも全体の2割くらいなら、許容範囲です。
しかし、夫の場合は、これに加えて、昼ごはんの後にも甘いものを食べていました。
それが、積みかさなって今回の土用の毒だしに吐き気となって、現れたのではないかと思います。
冷えとりを始めて変化が見られたこともありました。
夕食を食べ過ぎないようになりました。
食べ過ぎないとは、おにぎりだけという感じです。(家で食べれるときは、ごはんと味噌汁と野菜、あるときは魚という感じです)
前は、仕事中にお腹が減るのが耐えられなくて、内科医に「それは食べ過ぎです」と指摘されるほど、夜に食べていました。(夫の周りの人がさらに食べていたので、夫は自分は食べていないと思い込んでいたようです)
当時のことを振り返ると、お腹が減ると仕事に集中できないという思い込みがあった、と夫は言っています。
ここ最近、お腹が減っていても仕事に集中できる自分を体験し、そうではなかったのだと思ったようです。
寝る前にお腹が減っても食べないで寝ると、目覚めがいいのに、満腹で寝ると朝起きた時に気分が悪いということにも気がつきました。(朝、7時に気分爽快で起きることができるようになりました)
また、なるべく外食をしないようになったら、たまに食べるコンビニおにぎりの味がおかしいと思うようになったそうです。
ただ、夫は言っていますが、美味しいものをたくさん食べたいという欲が今のところ勝るそうです。
それは夫の体質が、たまたま食べ過ぎると下痢や胃腸炎になることがあまりなく、消化できる体質であったので、そうなったのではないかと思います。
私の場合は、すぐに下痢になりますので、この苦しい感じになるくらいなら、食べすぎを控えようと思います。
お腹が減ったら仕事に集中できないというふうに悪く考えてしまっていて、それを払拭させるために、食べ物というエネルギーが必要であったのだと思うと振り返って言っていました。
ですから、この心の毒が出たら、彼には甘いものは必要ではなくなりました。
先日行った健康診断の結果が送られてきましたが、尿酸値は薬をやめたのにもかかわらず、薬を飲んでいた頃と変わりありません。
痛風の痛みを伴う症状も起こらなくなりました。
進藤先生の著書には、「健康診断で悪い数値が出ても、元気に過ごせるのならいい」とあります。
数値に縛られるのは良くないということなのでしょうね。
数値が悪いということは、きちんと身体が拝毒しているから、結果として現れるということなのです。
そして、ピロリ菌検査の結果もほぼ正常と出ました。(7年前は、菌を殺す薬を飲むか、飲まないかという微妙な数値だったので、経過観察となったのですが、この土用の毒出しで吐き気に悩まされ、再検査をしてみようと思って、胃カメラを飲んだようです)
細胞の一部を検査に出しましたが、これも大丈夫でした。ピロリ菌はなくなることがないと言われますが、数値的には心配もしなくても良いと医師から言われました。(検査の時に、先生が「あれ?ピロリいないよ〜」と言っていたそうです。)
夫は大喜びでした。
ピロリ菌がいなくなるということがあるんだ!と、彼の友人の元・ピロリ菌保菌者の方に驚かれました。
その人は、3回薬を飲んでも菌が死なずに、4回目(3回目以降になると、ここからは保険が効かないので高額負担になるそうです)でようやく菌が死滅したそうです。
そして、この奇跡のおかげで夫も、少しづつ、冷えとりを信じてみよう思えるように変わりつつあります。
以前、なぜそんなに冷えとりを疑うのに冷えとりをするのかと聞いてみたことがあるのですが、
「靴下を履くだけで、不調が治るならそれに越したことはないし、足元が温かいと気持ちいいから」と、言っていました。
どうやら、夫は冷えとりの先がどのようになるのか知りたいという思いで、冷えとりを続けられているようです。
【夫の変化】
- 甘いものがやめられた。
- 食べ過ぎをやめられた。
- ピロリ菌がなくなった。
- 尿酸値の薬をやめた。
- 冷えとりが好きになってきた。
冷えとり歴6年の頃の子供の変化
子供はこの土用の毒出しで、喉の痛みと車酔いによる吐き気、食べ過ぎによる下痢に悩まされました。(どれも消化器の毒ですね)
どのお母さんも、子供のお菓子に関する悩みはあるかと思います。
私は子供の時に、お菓子を禁止されていたので、隠れて駄菓子屋でお菓子を猛烈に食べていました。
その時は、鼻も悪く、いつも鼻づまりがひどく、しょっちゅう鼻茸(はなたけ)というポリープができ、切開してとっていました。(今考えると、明らかに消化器の毒です。)
(*詳しくは「冷えとりとめんげん 病歴から探ってみよう」をご覧くださいませ。)
それから、肌荒れもひどく、小学4年生からニキビが出来始め、30代後半まで肌荒れに悩まされました。(ですから、青春時代の私の顔は本当にブツブツだらけで汚かったのです)
食べるなと言っても食べるというのは、自分の経験からもよくわかっています。
うちの子供の場合は、アトピーがありますので、少しでも身体に合わないものを食べると、身体に発疹が現れ、痒さに悩まされます。
本当は食べさせたくないという気持ちがあるのですが、全面禁止にはしていません。
痒さの症状がひどい時には、「やめようね」というと素直に言うことを聞きます。
冷えとりを知らない妹からは、お菓子を食べさせないなんてかわいそうと非難されました。(彼女も子供の時にお菓子を食べさせてもらえなかったので、トラウマになっているのだと思います。妹は自分の子供に好きなようにお菓子を食べさせています。その結果、その子はお菓子ばかり食べて、ご飯はあまり食べません。)
でも、どちらがかわいそうなのでしょうか?
お菓子を食べないことなのか?(その結果、健康)
お菓子の食べ過ぎで不調に苦しむことなのか?(お菓子を好きに食べさせ、食べている時は幸せいっぱいだけど、その結果、不調で苦しむ)
全てを阻止することは無理なので、悪いものでも全体のわずかであればいいとされているのですから、そこは調和をとって、少しは心を満たすためにもお菓子を食べるということも必要なのかもしれません。
ですが、不調になるほどのお菓子の大量摂取は、やはり良くないことだと思うのです。
子供には、なかなか難しいことかもしれませんが、経験の中で自分で選択することも必要になってくるのかもしれませんね。
子供は大人と比べて、まだ毒もそんなに溜まっていませんし、頑固ではなく素直なので、毒出しがスムースに行われます。
この土用の毒出しの時に、子供は電車酔いから猛烈な吐き気に襲われ、駅のトイレで吐きまくりました。(とは言っても、吐くものはなく、胃液も出なくて、唾液だけしか出ませんでした)
この経験から、子供は学んだようです。
電車の中では、漫画を読まない。
電車で出かける日は食べ過ぎない。
そして、何よりも変わったのは、夫が娘に食べ物を多く与えても(祖父母と同様、夫も子供にたくさん食べさせたいようです)、子供から「減らして」と言うようになったのです。
子供にどうしてそういうふうになったのかを聞いてみたところ、
「食べ過ぎていると思うから。それに、夜に美味しいものを美味しく食べたいから」
と、答えてくれました。(その日の晩は、美味しい刺身を食べる予定でした。アトピーがかゆいのは嫌だけど、見た目の酷さはあまり気にならないようなのです。まだ子供なので食欲が勝るようです。)
彼女も彼女なりに折り合いをつけて、冷えとりに取り組んでいます。
【子供の変化】
自分の食べるべき適量がわかるようになった。
その他の土用の毒出し
私の家族以外でも、この土用には毒出しがあり、不調になった人もいたようです。
私のブログでご紹介した冷えとり仲間も不調になったようです。
ケーキ屋の山田さん一家は、ご主人は口元に大きなヘルペスと下半身のかゆみ。
奥さんは、あごとほおの乾燥で肌荒れ。
夫の同僚ゆーちゃんは、口元にヘルペス。
私の知る冷えとりをやっている友達は、みんな口を揃えて、今までで最悪な毒出し!と言っていました。
それにしても、みんなそろって、消化器の毒出しとは・・・。
そういう私も、ずっとゆる便でした。(しかし、これは別のめんげんに絡んでくると思いますので、経過を見てまたみなさんにご報告したいと思っております。)
土用の毒出しは、消化器の毒出しと言われていますが、目の痒み、鼻水、怪我、肌荒れなども消化器の毒出しです。
なにか疾患が現れたときは、食べ過ぎを疑ってみてくださいね!
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
冷えがとれてくると、ピロリ菌がなくなることがある。
鼻が悪い人(蓄膿)は食べ過ぎをやめると改善する。
土用の18日間は、吐く、下痢、便秘などの消化器の毒出しがあるので、体の毒を出す時期。
土用に気をつけるべきことは、2020年の土用はいつ?冷えとりから考える土用の毒だしに気をつけることをご覧くださいませ。