こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
内臓の時間帯というものがあるのをご存知ですか?
24時間を2時間ずつに分けて、各2時間をそれぞれの臓器が左右される時間とされています。
咳が出るのは明け方ですが、3時から5時までは肺の時間帯。まさにそうですね。
内臓の時間帯を知り、もっと快適に過ごしていきましょう!
土用の毒だし 始まりは食べ過ぎパパから
夫は、食べることに固執するところや、食いしん坊で、それはそっくり子供に遺伝しているように思います。
2人とも、私が「食べ過ぎだよ!」と言っても、「食べていない!」と言い張りますし・・・。
(そういう人に限って、食べていますから!)
また、もっと食べるために、排便して、スペースを空けたいというところも、そっくりです。
でもよく考えてみてください。
世界には食べれない人もたくさんいるのです。
その人たちの分の食糧を私たちがいただいているのですから、欲のために足りているのに、さらに欲しいというのは、間違っていると思います。
足りている私たちが、欲張らなければ、足りていないところに食べ物は分配できるかもしれません。
動物は、お腹がいっぱいの時は目の前に獲物がいても、狩りはしません。
生きるために、必要最低限な食をいただいているのです。
(そして、病気や怪我をすれば、何も食べずに治るまで、じっとしています。)
ですから、少量で十分に生きていける身体になれるといいなあと私は思ってしまうのです。
土用になると同じことを繰り返しながら、少しづつ成長し、冷えとり10年を越える今は、食べ過ぎには注意できるようになりました。(2020年4月)
始まりは、2015年10月18日(日)の5:00amのことでした。
土用のちょうど3日前です。
夫は、ものすごい吐き気で目が覚めます。
急性胃腸炎か?
そのような吐き気だったようです。
これは、土用の入りの約3日前のことでした。
朝、起きてきても、何も食べたくないと言っていました。
そういうことは本当に珍しいことです。
「最近は夜も、6時過ぎに、家でご飯と味噌汁くらいしか食べないので、胃もたれするということも考えられないし、前日の晩にそんなに食べ過ぎているわけでもないのになぜだろう?」と言っていました。
(でも私は、食べていないと言いつつ、どこかで食べているんじゃないの?と疑っていました。)
必ず5時台に吐き気で目がさめるというので、「その時間帯は大腸の時間帯だから、大腸の毒が出ているんじゃないの?」と言ったら、夫はものすごく驚いていました。
なぜなら、その吐き気の前に急にお腹が痛くなって、下痢をしそうになったのに、起きてトイレに行くのが面倒だから、そのまま寝てしまったら、吐き気が止まらなくなったらしいのです。
出るものは、止めてはいけないとあれほど言っているのに・・・。
冷えとりの内属の時間帯
さて、ここで前述の臓器の時間帯を見てみましょう。
臓器の時間帯とは、内臓にそれぞれ担当する時間があるということを意味します。
具合が悪い時には、その時間帯に何かの作用が起きます。
それが体からのサインになります。
夫の場合は、ダイレクトに大腸の時間帯に下痢をしそうになり、目が覚めましたが、我慢したために、胃の支配する時間帯に目が覚めた時にひどいむかつきに襲われたというわけです。
また、別の例では、うちの子供の場合、喘息の症状がひどかった時は、発作は決まって、23時から24時、4時から5時に起きていました。この23時から24時までは、胆のうの時間なので、肺が五臓の敵対関係から胆のうを攻めて弱らせるために起こると考えられます。
ですから、子供の喘息は、胆のうの毒も疑わなければなりません。(胆のうは消化を助ける役割を果たしています。肺は消化器に当たりますので、やはりそこの部分に毒が出るために、何らかの作用が現れるのです)
話は、夫の症状に戻ります。
よくよく夫に話しを聞いてみると、吐き気で目が覚めた10月18日(日)の4日前、14日(水)には、頭痛と吐き気がひどく、その前の12日(日)のスポーツ祭の時には、胃が疲れていて食欲がなかったということを思い出したようです。(でも食べれたので、食べてしまっていたようですね)
さらに、ここから、さかのぼること半年前から、夫は毎日のように、朝ご飯を食べないで、10時にお菓子とコーヒーをいただくことをやっていたということも発覚いたしました。
7時から11時までは、消化器の時間なので、なるべく食べずに消化器を休まなければならなかったのに、またいつもの、
◯甘いものは血糖値を上げ、仕事の効率を上げる
◯朝ご飯を食べていないのだから、甘いものを食べても大丈夫(太らない)
食べたい欲を自分で正当化するための行動をしていたというわけです。
10月21日(水)土用の入り〜25日(日)
さて、土用の入りになりました。
夫はその3日前に始まった18日(日)からの吐き気で目がさめるということが続きます。
これは26日(月)まで続きました。
いつもは食べることが大好きで、よく食べる夫も、さすがにこの時は本当に食欲がなく、りんごとヨーグルトだけ食べていました。(全く食べないということは、どうしてもできないようです)
吐き気があるのに猛烈にお腹がすく。(しかし、このお腹の減り方はいつもの減り方とは違うと言っていました)
また、吐き気がおさまらないので、何も食べていないのに、普通便が出るとも言っていました。
夫は、排便には非常に神経質で、前の日に食べたものを翌日出さないと気持ちが悪いと言って、いつもそれに苦戦していました。(私個人の考えでは、排便されるものは、少なくとも消化には、もう少し時間がかかると思うので、前の日のものを翌日に出すということは不可能のような気もしますが、本人がそう思い込んでいるのですから、仕方がありません)
23日(金)には、ずっと続いていた頭痛もようやくおさまりました。
この頭痛の期間中に、夫は下痢をしたがっていましたが、食べていないので、その兆候は全くなかったようです。
なぜ下痢をしたいのかというと、下痢とともに頭痛が治ることが多いので、下痢を望んでいたのです。(下痢は身体の奥の毒を出すとも言われています)
(*頭痛につきましては、詳細は「冷えとり 男のめんげん 夫の場合9〜頭痛と後遺症〜」をご覧くださいませ。)
この週の週末には、楽しみにしていたお酒も飲まないと宣言していましたので、かなり辛かったのではないかと思います。(それまでは、体調不良でも、いろいろな言い訳(正当化するために)をして、お酒を飲む人でしたから・・・)
すると、10月25日(日)には、何回も吐き気で目が覚めていたのに、明け方に吐き気で目がさめるだけになってきたと言っていました。
この日の食事はリンゴだけでした。
(私は断食すれば?とも提案しましたが、どうしてもそれはできなかったようです。だけど、少しずつ過食気味だった夫も変わりつつありますので、自分からやろうと思わないことは強制しないようにしようと私自身心がけようと思っています。)
症状が和らいできたのは、いつもよりは食べなかったおかげだと思います。
しかし、夫は、この日から夕食前にも吐き気が起こるようになってきました。(腎臓の時間帯です。夫は痛風など腎臓からくる持病を抱えているので、その毒が出たのかもしれませんね。)
とにかく、いつもよりは食べていなかったことは確かなので、毒が出やすくなっていたのだと思います。
この間、子供には全く毒出しの兆候はなく、普通に過ごしていました。
ついに、娘が!土用の毒出しか?
10月26日(月)の夕方。
突然、子供から電話がありました。(私は外出していました)
「喉が痛いから、耳鼻科に行きたい」
子供から、こんなことを言ってくるのは珍しいことです。
子供に風邪をひいたのか聞いてみると、
「学校のクラブ活動を炭を作って、煙の中にいたら、喉が痛くなった」
???
かかりつけの耳鼻科に連れて行くと、
「風邪かな? そんなに喉は腫れていないようですよ」と診断されました。
でも、子供は喉が痛いと、珍しく猛烈に主張していました。
(おそらく、喉が痛いのは食べ過ぎのせいだと思います)
先生は、ムコダイン、メジコン、ブルフェン、クラリスを処方してくれました。
ムコダインはたんを切る薬だからいいとしましょう。
クラリスも抗生物質なので良しとしましょう。
メジコンは咳止めなので、出るものは止めてはいけない。
ブルフェンも痛み止めで熱を下げる薬なので、体を冷やす。
私が判断して、クラリスとムコダインを3日飲ますことにしました。(本当は飲ませたくありませんでした)
薬は7日分処方されていました。
う〜ん、抗生物質を7日も飲む必要があるのでしょうか?
3日で十分です。
いつもは病院に行きたくないという娘が珍しく病院に行きたいと言ったわけがありました。
小学校で学芸祭の役決めのオーデションと合唱祭があったので、どうしてもいい状態でのぞみたかったようです。
1週間我慢をして、半身浴をすれば治るのになあと思いながら、本人の希望を聞くことにしました。
しかし、これが後日とんでもない事態を引き起こすことになったのです。
パパと娘の毒出し競争の続きは、冷えとり土用の毒出し〜パパと娘の毒だし競争3口内炎と下痢をご覧くださいませ。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
吐き気、下痢、汗は毒出しです。消化器の毒は止めないで出しましょう。
おなら、げっぷ、あくび、涙、鼻水も出しましょう。
そして、出たことに感謝を忘れずに!
欲のために食べない。
お腹が減っていない時は、無理に食べない。
ご飯の時間だから、習慣だから、食べないと病気が治らないからなど、言われたきた世代でもありますが、動物だって、具合の悪い時は、何も食べないでじっとしています。