こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
冷えとりでは、土用の期間に消化器の毒出しがあります。
他の臓器の毒出しは年に1度ですが、年に四回ある土用の毒出し。
いかに私たちが食べ過ぎているのかがわかります。
下痢、便秘、過食などは消化器の毒出しになります。
冷えとり歴6年の夫と7年の娘の実例をみていきましょう。
冷えとり土用の毒出し
まず、土用とは一体何のことでしょう?
「土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである。」(wikipediaより)
簡単に言うと、季節の変わり目ということでしょうか?
よくこの季節の変わり目に体調を崩すので、用心しなければいけないと言われています。
夏の土用の丑の日には、夏バテしないようにうなぎを食べたりする習慣がありますね・・・。
確かに昔は栄養があまり良くない状態で、冷房もなく、夏バテして食欲も落ちたと思いますので、うなぎを食べて元気をつけるというのも理にかなっていますが、現代の過食生活においては、栄養も十分摂れているし、空調も完備されていて、逆に、栄養価の高いうなぎをあえて食べるのは、よくないような気が私はしています。
(特にうなぎではなくても、「う」のつくものを食べるのも、よしとされていますので、私は「梅干し」を食べています!)
冷えとりでは、この季節の変わり目には、消化器の毒出しがされると言われています。
その季節の間中、酷使された胃、腸、膵臓が次の季節に備えて、これまで溜まった毒を出しているのです。
他の臓器の毒出しは、1年に一度ですが、消化器の毒出しは土用が4回ありますので、それだけ消化器に毒が溜まりやすいのかもしれませんね?
(春=肝臓、夏=心臓、秋=肺(臓)、冬=腎臓の毒出し)
この消化器の毒が出ている時に、消化器でないところの毒も出る場合もありますが、消化器が他の臓器を攻めているために起こる現象です。
五臓の敵対図を見ると、胃は腎臓を攻めますので、腎臓そのものだけではなく、関係のあるところに毒素が送られて、症状が出るときもあります。(耳の病気や、腎臓は血を管理しているので鼻血が出たりします)
また、秋は、「もの思いの秋」とも言われるくらいメランコリックな季節でもありますが、このように季節の変わり目に気分が落ち込んだりするのも、消化器の具合がよくないと心も不健康になるためのことだということです。
さて、これから2015年の私の家族に起こった事例を見ながら、土用の毒出しについて、お知らせしたいと思います。
お付き合いくださいませ。
パパと娘の食生活
まず、近々の土用は、土用の入りが10月21日(水)でした。
ここから、11月8日の立冬までの18日間が土用です。
これを踏まえて考えていきたいと思います。
まず、2人の生活環境を見てみましょう。
共通することは、2人とも食べることが大好きで、過食の傾向があります。
夫(2015年は冷えとり6年生)
最近は朝ごはんはフルーツとヨーグルトと紅茶だけ。
パンを食べると眠たくなるので食べなくなった。(前はパンにバター+ジャムかメープルシロップをかけていた)
10時におやつ(バームクーヘンなどのお菓子)とコーヒー。
昼食後、甘いものをとる。(水羊羹など)
たまに昼寝(パンを食べていた頃は、朝寝もしていた)
夜は仕事の時はごく軽くすませる。帰宅してから、「蒸留酒(ウイスキーロックか、ハイボール)は頭を冴えさせる」と言って、飲みながら、仕事する。
明らかに甘いものとアルコールの取りすぎということがわかりますが、彼の言い分はこうです。
- 朝は甘いものを食べて、血糖値を上げるといい仕事ができる。
- 蒸留酒は、作家大先生が脳の活性化のために飲んでいたし、ビールに比べれば毒がたまらないお酒だから大丈夫。(プリン体がたまらないし、カロリーも低い)
- 和菓子は洋菓子に比べてカロリーが低いから、問題はない。
どう思われますか?
「私は、なぜ食べていないのに太るのだろう?」という人と似ている気がしませんか?
そう言っている人に限って、食べているから太るのですよね?
和菓子が身体にいいという主張は、洋菓子はバターや卵に砂糖を使っていますが、大豆と砂糖だけという点が身体にいいとの主張なのでしょうが、どちらにしても砂糖を食べていることには変わりはありません。
同じように、蒸留酒もプリン体がないから、身体にいいと主張していますが、こちらもアルコールを身体に取り入れていることには変わりありません。
そして、甘いものもアルコールも身体を冷やします。
つまり、夫は、自分の食べたい欲を正当化するために、身体にいいと主張しているだけなのです。
もちろん、全部やめなさい!とは、冷えとりの本にも書かれていません。
冷えとりは極端にやりすぎてもダメで、このように身体に悪いものであったとしても、全体の5パーセントくらいなら採っても大丈夫なのです。
だけれども、彼の場合は、これが毎日です。
これは、依存と同じことになります。
あれがないと、仕事ができない・・・!!!
そんなわけはありませんから・・・。
若い頃はこのような食生活を送っていても、健やかに過ごせたことでしょう。(いや、彼の場合は病気が多かったので、健やかではなかったかもしれません。)
しかし、歳をとれば、消化能力が落ちてきます。
成長し続ける20代と同じように食べていたら、それは身体に負担もかかることでしょう。
*2018年の土用の毒だしでは、冷えがすっかりとれてきて、お酒はあまり飲まなくても平気に変化しました。
冷えがとれてくると、食べ物もライフスタイルも性格までも変わります。
夫の現在については、病気のデパートだった夫が冷えとりで医者いらずになるまでのまとめをご覧くださいませ。
子供(2015年は冷えとり歴7年生)
朝からとてもたくさん食べる(前はジャムをたっぷり食パンに塗って食べるのが好きだったが、お菓子を食べるために我慢して、バターだけにしている)。
休日は朝をしっかり食べたのにもかかわらず、10時にお腹が減り、倒れそうと言って、ぶどうパンを食べたりする。
お腹が減ると力を失い、フラフラしてくるので、どこかに出かけるときには必ずパンを常備する。
排便は食後に必ずある(3度の食事の後、子供のお腹にこんなに便が詰まっていたとは思えない量の排便がある)
給食は男子と争っておかわりをする(たまに給食袋を忘れるとおかわりができず、夕方倒れそうになって帰ってくることもある)
夕方のおやつには必ずゼリーを食べたい。
バレエを週4通っていて、バレエ終わりに友達と買い食いしてお菓子を食べる(お菓子をたくさん食べた日は、アトピーの湿疹が多く出ているので、すぐにわかる)
夕食もきちんと食べる(6時にはご飯にして〜とせがまれます)
うちの子供は食べることが大好きです。(明らかに遺伝ですね)
美味しいものはたくさん食べたいので、もっと食べたいと思った時は、食べている時にちょっとトイレに行ってくると言って、排便して、スペースを空けて、また食べ続けるということが日常です。
どちらかというと、痩せ気味です。
食べたらトイレに直行。
あのギャル曽根ちゃんも1日に6回排便するということなので、大食いの傾向はあるのかもしれません。
ただし、食べ過ぎは胃腸の酷使になりますから、少しは控えさせたいのですが、夫と違って成長期なので多目に見ています。
今のところ、太らず、ぐんぐん身長だけが伸びています。
アトピーと食物アレルギーがあったので、小さい頃にあまりスナック菓子を食べさせませんでした。
ところが、習い事の後にお友達と食べるお菓子で、ついにその味を覚えてしまいました。
たくさん食べた日は、すぐにアトピーの発疹が身体中に現れ、搔きむしります。
でも仕方がありません。
この頃は、自分でもそのことがわかってきたようで、「今日はバレエ終わりに、みんなからチョコを6つもらったけれど、1つだけにした」と調整しているようです。
ですが、お菓子を食べていることには変わりはありません。
夫と違って、子供の場合は、規制を強めると、後で、ものすごい反動が出てしまうと困りますので、ゆるく監視しています。(私の場合がそうでした。虫歯のためにチョコレートを禁止されていたので、こっそり塾の前に買い食いをして一枚ペロリと食べてしました。大人になっても、チョコの爆食いをしていました。結果、ニキビと虫歯に悩まされました。)
すると、彼女なりに考えて、今はたくさんアトピーが出ているから、今日はおやつのゼリーをやめようと食べない日も出てきました。
あまりに食べることに固執するので、最初は空腹時低血糖症ではないかと思っていました。(お腹が減るとめまいやふらつきなどが症状として現れる)
休日にきちんと朝ごはんを食べても、10時頃にお腹が減って、気持ちが悪くなると大騒ぎをするのですが、上記のように夕方のおやつを食べないでバレエに行けるのですから、どうやらそれは違うようです。
彼女の場合、
- 電車に乗るとしばらくトイレに行けないと思うとトイレに行きたくなる。
- 出かけると、お腹が減っても食べるものが近くにない。
このような恐怖心から、引き起こる症状だと思われます。
実際のところ、学校の授業は45分ありますが、トイレも耐えられていますし、休日ずっと家にいても昼まで食事は我慢はできます。(学校でも、給食の時間まで我慢できます)
ただ、トイレが出来ない状況になるとトイレに頻繁に行きますので、ストレスに弱い傾向があると思います。
いつも水筒を持ち歩き、いつでも麦茶が飲める状況にないと嫌なのか、近所でも水筒を持ち歩きます。
飲みたい時に飲めないという恐怖心から持ち歩きたいのだそうです。
怖がりの人は腎臓が弱いという点からも、なんとなく当たっているように思えます。
*2018年の土用の毒だしの現在では、子供も食べ過ぎは自分でコントロールできるようになってきました。
基本的に食べることは好きなのですが、食べすぎたら次の食事を軽くすることを自分で提案できるようになりました。
現在は、食べ過ぎないようになり、アトピーも寛解しました。
詳しくは、冷えとりで改善!アトピー性皮膚炎の治療体験談まとめをご覧くださいませ。
2人の食生活がわかったところで、次回はいよいよ土用の毒出しの時に起こったことについて、お知らせしたいと思います。
続きは、冷えとり土用の毒出しパパと娘の毒だし競争2〜内臓時間をご覧くださいませ。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
お菓子はあまり食べさせたくない・・・ そのように私も考えていました。 でも、子供には子供のお付き合いもあります。 いつも食べられないのも可哀想です。 お菓子を食べたら、どこかで調整しようね、と伝えておくと、 子供も自分が食べて、太ったり、かゆくなったり、発疹ができるのが、嫌なので、素直に言うことを聞いてくれるようになりました。