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【冷えとり勉強】東大卒の医師・須田万勢先生主宰の養生ルネサンス講座レポ

養生ルネサンス講座
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こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜( @kazeakane1)です!

ひょんなことから知り合った方が東大のお医者様でした。その方が、西洋医療が浸透していなかった時代に、知恵と工夫で病気を治すことができたことを不思議に思い、自分に実践してみたら、本当にいろいろ改善されたそうです。そこで、養生をもっと現代にとりいれられないかと講座を開催することとなりました。今日の記事は、西洋医学の医師の養生についての講座レポをお伝えしたいと思います。

養生ルネサンス講座とは?

一般社団法人総合医療チームJINが開催する講座です。

このチームは医療従事する者、健康に携わる者が同じ目的を持って、2019年1月16日に結成しました。

「人間が本来備える最高の力を発揮できるように自らを整えること」を古今東西の養生法かを現代に合わせて復活(ルネサンス)したいと考えつくられた講座です。

養生ルネサンス講座のコンセプト

養生ルネサンス講座のコンセプト

温故知新:昔からの知恵と最新科学を結びつけて正しく役に立つ知識を得る
セルフケア:自分の心身を自分で変化させる具体的な方法を学ぶ
オーダーメイド養生:自分に合った養生を選択できるプログラム

茜
冷えとりと考え方は同じ感じがする...

養生ルネサンス講座代表の須田万勢先生とは

実は、西洋医学の医師がこのような講座を立ち上げるのはとても難しいのです。冷えとり提唱者の進藤先生も自然治癒力を重視するあまり、薬処方をやめたり、手術をしなくなったら、病院から経営のために薬や手術をするように指導されて、嫌になったいうことを講演会録で読んだことがありますが、病院の方針と合わないことをすると、自分の地位が脅かされたりすることもある危険性もあり、西洋医学の立場でこのような代表になるのはとても勇気がいることだと、須田先生はご紹介されていました。

茜
確かに、子供の同級生の親御さんに内科医がいたけれど、病院経営のためにベッドを空けないように肥満外来で入院させているとか、言っていたし...

須田万勢(すだ・ませい)先生
1983年生まれ。
2009年、東京大学医学部卒。
諏訪中央病院での研修を経て、2014年より聖路加国際病院リウマチ膠原病センター勤務。家庭医療専門医、日本リウマチ学会会員、日本内科学会認定医、日本東洋医学会会員。
西洋医学と東洋医学の両面から人体の神秘を解明し、治療に生かすことをライフワークとしている。(養生ルネサンス講座チラシより抜粋)

そんな西洋医学の先生で、こんなに若い方が西洋医学から飛び出して、どうして、養生に興味を持ったのか気になり参加しました。

今日はその講座のレポをお届けしたいと思います!

養生ルネサンス講座第一回「21世紀の養生はあなたに何をもたらすのか?」

本日のレジメはこちらです。

養生ルネサンスレジメ

講師の須田先生は、膠原病の医療を東大で勉強し、ホスピタリティを現代の西洋医学でどこまで実現できるのかを現場で学んできました。現役医師が統合医療へ踏む込む勇気はさぞかし大変なことなのだと推察いたします。

茜
確かに。病院も経営のために点数を出さなければならないジレンマもあるだろうし...

須田先生は、

回復については、

人生は短く、術の道は長い(ヒポクラテス)

の言葉から、おのおのの役割を果たせるように取り計らうことこそが、可能性を最大限に引き出す調整すなわち養生ということを考え、

それは、『黄帝内径』(紀元前100年)の問答の中にも、寿命の問いがあり、昔の人は陰陽や節度を知って、異常をむさぼることがよくないと、すでに、ライフスタイルの改善が書かれていたことに驚いたとのこと。

他にも、
呂氏の『春秋節喪』(紀元前239年)には、

生きることを知るものは命を損なうことがない

貝原益軒の『養生訓』(1712年)が83歳の時に書いた書物にも、

我身を損ふものを棄べし

とあり、これは肉欲(飲食、好色、惰眠、言語と欲しいもの、七情)と外邪(天の気で、風、寒、暑、温)のことで、薬と鍼灸は止むことは得ざる下策なりともすでに言われていることを知り、これを現代に合わせて復活させたいと思ったそうなのです。

その理由は、先生は午後の診療が眠たくて仕方がなかったそうですが、○○病とつく段階にはなかったので、糖質制限をしてみたら眠気が取れたり、足が臭くなくなったので、これは面白いと感じ、医学書で調べてみました。ところが、シュガークラッシュについては医学書にはなかったことや、余分な糖があると菌のえさになることを知り、

こういうことを外来で伝えたいと思ったそうですが…

驚いたことに、外来は一人の患者の持ち時間は15分だそうです。(東京女子医大は初診は5分、最新2分。こういうことから進藤先生も病院をお辞めになったのかなと思ってしまいました。

2017年世界で一番売れた薬はヒュミラという薬で、2015年の日本の医療費は41兆5000億かかっているそうです。(*ヒュミラは関節リウマチ治療剤です。)

思想家・徳山暉純さん
思想家・徳山暉純さん
この分のお金を別のことに使ってもらいたい。製薬会社ができる前に人類は勝手に治っている。

*徳山さんは日本の思想家で教育者、書家で今回の講座の最後に一言お話をしてくれました。

養生推しの須田先生の考える西洋医学とは

西洋医学を知り、己を知れば百病にもかなうべからずとあり、これを漫画の「JIN 仁」から学ぶところが大きかったと言います。

たとえば、漫画「JIN仁」では、
現代に生きていた医師が、現代の医学の道具もないまま、江戸にタイムスリップし、どこまで病を治せるかにチャレンジしています。たとえば、江戸末期に流行したコロリ(コレラのこと)は、脱水症状から死ぬので隔離(公衆衛生学)して、点滴(補液療法)を施しているなど、医療器具はそろっていない環境でどこまで西洋医学を試せるのかということがとても面白く読めたそうです。

茜
そうやって、昔の人は生き延びてきたんですね〜

西洋医学の良い点と悪い点をみていきましょう。

西洋医学が強いものは原因が一つの単因子疾患のもの、
外傷、細菌感染症、脱水、抗菌、中毒、貧血、麻酔など

西洋医学が弱いものは多因子疾患のもの、
がん、膠原病、神経変性疾患、認知症、糖尿病、統合失調症、慢性腎臓病、慢性痛、老化など

須田先生
須田先生
患者から教わり、医者を変えることが必要なんです!漫画「JIN仁」のように、未来から今にタイムスリップしてきたら、現代の東京の医療をどうしたいのかを伝えたいと思っています。

養生ルネサンス講座のJINとは

JINとは、
Japan Intellectuals Networkの略で、
仁という意味もあります。

「仁」とは、道徳を持った愛、自他不仁。
人間を外から管理するのではなく、内側にある可能性を引き出すことです。

「養生」で命を活かす道を探る。
人間にかかわるありとあらゆる職種が医療の枠組みで関わりを持つことです。→共通の言語を創生します。

茜
確かに、いろいろな分野の人が集まって、それぞれの知恵を絞るというのは良いことだわ

養生講座で問われた「あなたにとって健康とは?」

講座中に隣の人と、健康の定義を語る時間もありました。

隣の人
隣の人
病気にかからないことです。

茜
薬を使わずに自然治癒力で治したい。私は冷えとりをしています。

須田先生の考える健康についても教えていただきました。

須田先生の健康

  • 仕事のときに頭が冴える
  • 短い睡眠時間でバリバリ働ける
  • ちょっとしたことでいらいらしない

物事がうまくいっている人は風邪をひかないそうです。

茜
これも、なんだかとても冷えとりに似ている考えに思うな〜

健康情報をどのように選ぶか

JINが考える本物の健康情報とは、

  1. 統計的エビデンス
  2. 歴史的検証
  3. 今まで何も効かなかった状態がよくなる

自分に合った養生を見つけるためには、感覚を研ぎ澄まし、自分にフィードバックをかけることです。

なんか、世の中が冷えとり的に変わりつつあるのを感じました。このような考え方が増えていき、健康な人が増えて幸せになる人が増えるといいなと感じました。

(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)

養生ルネサンス講座情報

養生ルネサンス講座は12回です。

貝原益軒先生の本も読み返しています。

こちらの本は、講座中に勧められました。いろいろな方の実体験をまとめたものだということですが、学術的にとても優れた本です。

本の感想はこちらをご覧くださいませ。

がんが自然に治る生き方
【本の紹介】がんの実体験をまとめた『がんが自然に治る生き方』(ケリー・ターナー著)2019年5月に東大卒の医師・須田万勢先生主宰の養生ルネサンス講座に参加したときに、がんについてたくさんの実体験をまとめた本があると紹介されました。『がんが自然に治る生き方』(ケリー・ターナー著)は、論文ではないのに、学術的にとても優れていて、読みやすくぐいぐい心に入ってきました。なぜならば、1000人ものがんの体験をまとめた本だったからです。...

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