こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(@kazeakane1)です。
10年前から、毎年初詣がわりに必ず1年に一度伊勢神宮を参拝しています。
これは、1年でたまる心の毒を清めたいと思って始めた心の冷えとりです。
あるとき、伊勢神宮参拝の際に宮司さんに連れられて、一般に立ち入ることができないエリアで参拝している方をみかけました。
それが特別参拝です。この特別参拝は誰でもできるというわけではありません。特別参拝する2つの方法と服装にとても厳しいこの参拝にふさわしい服装についてお伝えしたいと思います。
私の冷えとりファッションでこんなふうに正装して、特別参拝ができました。
伊勢神宮の正式参拝とは
伊勢神宮の正式(特別)参拝は御垣内(みかきうち)参拝と言われるもので、神官に案内されて一般に立ち入ることができないエリアで参拝することができます。
このエリアに入るだけでも本当に心が変わる感じがするというか、玉砂利を踏みしめて、神様の前にたつと心が洗われるような気持ちになります。
玉砂利を踏みしめて歩くことは簡単に歩くこととは違うもので、しっかり一歩一歩漬物石くらいの石を踏みしめて不安定な足元を進むのは、人生と似ている気がしてしまいます。
伊勢神宮を正式参拝する2つの方法
伊勢神宮への正式参拝には2つの方法があります。ひとつは伊勢神宮崇敬会に入会すること、もう一つは遷宮への寄付をすることです。
私は崇敬会に入りましたが、どうしようかとお悩みの方は遷宮への寄付(1000円以上無限大まで)で1回だけ外宮と内宮への御垣内参拝ができますので、ぜひ一度体験されてみてから崇敬会に入るのも良いと思います。
では、2つの違いについてお伝えいたします。
崇敬会に入る
会員種別と年会費
会員種別と年会費
区分 | 個人のみ | 法人・団体・会社・個人 | ||
---|---|---|---|---|
種別/年会費 | 正会員/10,000円 | 会員/5,000円 | 準会員/3,000円 | 維持会員/100,000円(1口) |
会員章登録名 | 本人名のみ(団体・社名は不可) | 団体名・社名または代表者名、個人名で登録可能 |
※出典は伊勢神宮崇敬会
準会員だと1回のみの御垣内参拝だけしかできませんし、特典も違ってきますので、会員になることをおすすめします。(会員の家族は会員本人といるときは一緒に参拝が可能です。家族旅行で参拝する人は家長が会員になることをおすすめします。)
特典
神宮特別参拝は1年間(正会員・会員)有効、準会員は1回限り
神宮会館会場使用料20%割引(正会員・会員)
その他、崇敬会行事の案内、会報の送付、神宮会館宿泊料、神宮美術館や奉納大相撲の観覧料割引等、様々な待遇を受けられます。
このほかに神饌として、菊の花の紅白干菓子や、会員日記帳が送られてきます。
日記帳は手帳として使用するのに便利です。もちろん年中行事もばっちりですし、非売品なのでとてもありがたみもあります。
申し込み方法
当日に申し込む場合は、伊勢神宮内宮近くの神宮会館フロントで申し込むことができます。(注意すべきなのは、参拝順序は外宮→内宮なので、また外宮へもどらなければなりません。よって、事前に申し込むことをおすすめいたします。会員証が手元に届くまで時間がかかりますのでお早目にお申し込みくださいね。)
神宮会館は内宮の近くです。
遷宮への寄付をする
当日、正式参拝をするのに崇敬会へ申し込みのために、まず内宮近くの神宮会館に行って、また外宮に戻って参拝→改めて内宮に行くという二度手間をしたくない場合は、ぜひ外宮の御札授与所にて、遷宮奉賛金を申し込んでください。
こちらは一度の寄付で外宮と内宮ともに一度だけ正式参拝できます。
寄附の金額はとくに指定はありませんが、寄附の金額によって授与されるものは変わります。以前、会員証を忘れてしまった時に3.000円を奉賛金として寄附したときは、小冊子と3枚の伊勢神宮の絵葉書をいただきました。
また寄付額によって、参拝の待遇にも違いがでてくるようです。
それでも、伊勢神宮の参拝する場所(お賽銭箱の前)は、いつも人でごった返していますので、誰もいない御垣内参拝はありがたいことです。
そして、いただいたハガキはとてもありがたいので、机の前に貼っています。(いつも誰かしら人がいて、このような人一人いない静寂な写真を一般的にはなかなか撮影できないので、写真はがきはうれしくいただきました。)
このような特別参宮章を発行してくれます。これを外宮、内宮ともに神官詰所で見せて、記帳して参拝します。
外宮や内宮の御垣内参拝が終わるとハンコを押してくれます。
伊勢神宮を正式参拝するときに気をつけなければならない女性や子供の服装
さて、無事に御垣内参拝の切符を手に入れました。
次に気をつけなければならないのは、服装です。
神様の前に立つわけですから、失礼な格好では許されません。
こちらの会員証の後ろにも書いてありましたが、
とありますが、女性と子供の服装に悩まされ、失敗したこともありました。
服はスーツで大丈夫でしたが、靴がカジュアルすぎるとNGになる場合もあり、私の大好きなダンスコのイングリッドはつっかけ風でだめでしたし、子供だからといってスニーカーもNGです。
とくに外宮は服装のチェックが厳しいので緊張してしまいますが、基本的に男性はスーツに白系のネクタイ、女性は黒っぽい上下(パンツスタイルも可)、制服のある子供は制服、あるいは黒っぽい服装であれば大丈夫でした。
今年は、靴はダンスコのプロフェッショナル(かかとがあるもの)で黒っぽい服装で臨み、クリアできました。この感じで中に白いシャツです。(スカーフは参拝直前でとります。)
この格好であれば、冷えとり靴下8枚とスパッツ2枚を重ねていても、外側からはわかりませんので、冷えずに快適な参拝ができますし、御垣内の玉砂利を歩行するときもふらつきませんでした。(ヒールのある靴だとかなりふらつきます。)
子供は、すでに制服がありましたが、本人の希望で昨年卒業式の時に着用したワンピースを着て参拝しました。(靴下はシルクのハイソックス靴下とコットンのハイソックスを重ねています。スカートの中に長めのシルクのスパッツを折って履いています。ポシェットは参拝直前で外します。)
靴は学校に履いていくコインローファーで歩き慣れているので、玉砂利でも大丈夫でした。
もちろん、寒い時にはコートを着ていかれても、かばんやコートを脱いで参拝します。置く場所もありますので、コートとカバンについては気にする必要はないと思います。ご心配はいりません。
また、ご存知の方も多いかもしれませんが、伊勢神宮を参拝する順番は、
外宮→内宮
です。
外宮の服装チェックがとても厳しいので特に注意しましょう。
伊勢神宮の正式参拝(御垣内参拝)を終えて
御垣内参拝はとても神聖な気持ちになります。
参拝前に若い神官にお祓いをしてもらい、引率されて神様の前に到着します。
そして、そこで二礼二拍一礼し、ただ感謝のみお伝えします。
そして、また神官に引率されて、出口に玉砂利の道を踏みしめながら戻ってきて、お礼を言います。
正式参拝が終わると、氣が変わるというか、心の中がぽかぽかな温かい気持ちになります。明らかに参拝前と参拝後には氣が変わるのがわかります。
ご祈祷するよりも御垣内参拝が良いと言われるのはこのためかもしれません。
ぜひ一度、正式参拝を体験されることをおすすめいたします。上皇さまも4月にはご参拝されました。
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追記2019年6月3日:神社参拝の順路は、(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
特別参拝時の注意
伊勢神宮参拝順は、外宮→内宮。もし伊雑宮を参拝するのであれば、外宮→伊雑宮→内宮。伊雑宮は離れた別宮になりますので無理のないように。
御垣内参拝は心が洗われますので、ぜひご体験ください。
外宮は服装と靴のチェックはとても厳しく、服装によっては参拝できない場合もありますのでご注意ください。
神様との向き合い方はこの本がとても参考になりました。