こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。
2018年、うちの冷えとりっこも中学受験しました。
東京では、中学受験が増えてきています。地方出身者の親である私たちは、中学受験は反対でした。ところが子供には、どうしても中学受験したいという強い理由があったのです。
今日の記事は、中学受験に悩む親御さんに向けて、親の考えと子供の考えを対比させながら中学受験が結果的によかったということをお伝えするものです。
冷えとりっこが受験するとどうなるかを備忘録としてつづっています。
中学受験を心のどこかで反対している親
私と夫は中学受験の経験はありません。
高校まで公立の共学、大学で初めて私大でした。(でも2人とも共学)。
ですから、中学受験のことはなにも知識のないまま突入してしまいました。
ほとんど塾に任せきりで、これは今でも私の大きな反省点です。
現在住んでいるところは、教育熱心な地域で公立小学校に行かせてもほとんど中学受験をする子が多いと聞いていました。
でも、自分達には関係がないと思っていたのです。そんなに小さい頃から勉強させることが必要なのかと心のどこかで思っていたところもありました。
ただ、中学受験するような環境の中で勉強できれば、頭のいい子に引っ張られて自分の子供も頭が良くなるかもと思っていたくらいです。
ところが、子供へのいじめがきっかけで、子供が学童保育に行けなくなったことを機に、放課後過ごす場所として塾へ通うようになりました。←両親共働きでした。
それから、どんどん勉強が楽しくなってきて、周りのお友達も受験するということを口にするようになり、うちの子供も受験をしたいというようになりました。
ところが、私立に通うのにはお金がかかります。
子供が高学年の頃に私が仕事を辞めてしまったので、費用のこともあり、両親としては受験をしてほしくないというのが本音でした。
ところが、仕事をやめたとたん、義理の両親から「まごよろこぶ」という教育資金援助をいただくことになりました。
ですから、そのお金で子供は受験できるようになりましたし、費用がかかる個人塾へいれることができたのです。
私たちの身内には、いじめられて、7年間引きこもりになっている姪っ子がいます。
姪っ子は受験して、私立のお嬢様学校に通っていましたが、いじめに遭いました。
この姪っ子が引きこもりから抜け出すチャンスは何回もありました。
義兄の転勤があったので、そのときに住む環境を変えれば、ひきこもりではなくなったかもしれませんでした。(ひきこもったのは、外に出るといじめた子と会うからこわいというのも理由のひとつだったようです。)
義兄夫婦が私立から公立に転校させるのをいやがり、身内だけで解決しようとしたのもいけなかったのではとも思います。
もし環境を変えていれば・・・
そのようなことを見ていて、私たちはいじめにはとても敏感でしたし、私立中学のいじめを恐れていました。
ただ環境を変えることでいじめから逃げられるのであれば、学童をやめて、自習室のある個人塾にいれたのです。このおかげでうちの子供は学童でのいじめから逃げることができました。
姪っ子のいじめのこともあって、夫の中学受験に関する気持ちは人一倍厳しかったと思います。どちらかといえば、私立の壮絶ないじめを恐れて、中学受験をさせたくないと思うところがありました。
そんなことでどちらかといえば、親である私たちは受験に関してあまりいい感触を持っていなかったので、漫画を読みすぎて勉強しなかったり、やっているといってただやっている気になっているだけの子供の勉強法に関して、夏と10月、11月は夫は雷を落としました。
お嬢様女子校に入ったらどうしよう、姪っ子みたいなことになったらどうしようという心配も強くあったのかもしれません。
ところが、冷えとりっこのうちの子どもはどこ吹く風という感じだったのです。
反対されても中学受験したい子供の理由はいじめだった
そんな数回の父親からの激怒のあとに、「本当に受験をやめなさい」といわれたとき、子供はどうしても受験したいと譲りませんでした。
その訳を聞いてみると、
「勉強ができるところに行けば、いじめはないから。」
というのが答えでした。
当時子供は『いじめ』という漫画にはまっていました。
このシリーズはけっこうひどいいじめが描かれていましたが、必ず解決していたのが唯一の救いでした。
子供なりに、勉強ができる子は勉強に忙しく人をいじめている余裕がないから、いじめはないという考えだったのだと思います。
(うちの子供はべたべたした女の子の関係が苦手で、保育園の頃から仲の良いお友達は物事をはっきりいうハーフの子や外国人が多かったです。)
やはり、子供なりにいじめられて学童へ行けなくなったのは、心に影を落としていたのだと思います。
自分をいじめた子と同じ学校へ行きたくない。
いじめた子を見返したい。
そんな思いもあったのでしょう。
どうしても受験したいという気持ちを曲げることはありませんでした。子供の中には、私立にはいじめがないという公式や頭のいい子はいじめの時間がないという強い思い込みがあったようなのです。
少しでも勉強をだらけると、すぐに受験をやめろといわれるので、子供も必死にがんばれたように思います。
このことを踏まえて、受験校を選んだのが、自分軸を大切にする中学や、ハーフや帰国子女が多い中学でした。
加えて、冷えとりスタイルを続行するのために、制服のない学校を選択しようと思いました。
親は真剣味もなく、子供だけが必死な中学受験はこうして始まったのでした。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
▼中学受験の時の記事をまとめました。
【本の感想】自分の子供の中学受験と重ねたジャガー横田さんの『父と息子VS.母のお受験バトル』
中学受験豆知識
冷えとりを続行するために、制服のない私立を考えて探したら、女子は女子学院、立教女学院、恵泉女学院、神戸女学院、同志社女子中学、男子は、筑駒、灘、麻布、武蔵、共学では慶応などがありました。しかし、偏差値が高いところばかりでした....( ・∇・)
いじめはなくならない問題ですが、現在通っている私立中学では、いじめに関して厳しい監視の目があります。子供が恐れていたいじめの漫画にあるいじめは今のところありません。私立はそういう意味では、管理が行き届いているところに入学して安心しています。
中学受験をしてよかったかといえば、結果的によかったです。あんなに勉強しなかった子供に勉強の習慣ができました。
12月になっても、理社が全く伸びなかった子供がこの本でその後飛躍的に成績をあげました。地理が苦手な子はまんがから入るとわかりやすいようでした。最終的にこの本のおかげで苦手な社会が大きく飛躍しました。