こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane
いつもブログにご訪問いただきありがとうございます。
高齢出産はただですら大変なのに、働いているればなおのこと大変です。
本当ならば、妊娠は誰にでも祝ってもらいたいもの。
ところが、14年前まではまだコンプライアンスなんて言葉もなければ、マタハラも当たり前に行われていた時代でした。
仕事を続けたいためにぎりぎりまで妊娠を報告できなかった高齢出産の妊婦のお話です。
高齢妊婦つわり吐きまくりの日々
もうすぐ異動の発表のある4月まであとわずかというとき・・・。
まだ私は吐きまくっていました。
強い香水の匂いはもちろんのこと、この頃はファーストフードのにおいもNGでした。
今から考えれば、香水もファーストフードも人工的なものですから、身体が受け付けなかったのかもしれません。
家にいるときだけが、においをコントロールできたので、家では平穏無事に過ごすことはできました。
こうなってくると、炭酸水では吐き気は止まりません。
つれづれなるままに吐いて、吐いて・・・・。
あきらめの境地で吐いていました。
こんなにも吐いて苦しいはずなのに、それでも食べたい欲は止まらないんですよね〜。
本当にこの頃は、何をしても吐いていました。
歯磨きをしても、吐くので、歯磨き粉は使えませんでした。
妊娠時に虫歯がたくさんできるというのは、わかる気がしました。(歯磨きがまともにできないのですから)
しばらくすると、だんだん吐き気はおさまってはきたのですが、ほとんどお通じがなくなってしまいました。
もともと便秘症ではなかったので、これには悩まされました。
食べる量に対して、出る量が圧倒的に少ない。
ですから、下腹部から胃を圧迫してきて、また吐いてしまいます。
こうなると悪循環でした。
冷えとりをしている今だったら、だったら食べなければいいのにと思いますが、当時はそのようには考えられませんでした。
◯赤ちゃんは妊娠しているお母さんから栄養をとるから、2人分食べなければだめ
◯食べないと身体を壊す
この2つの考えに囚われてしまって、一食も抜くことはできませんでした。
冷静に考えても、一食抜かせば、自然とお腹は減って、食欲もわいてきて、適量だけ食べられたはずです。
そのことは、妊娠前に「しょうが紅茶健康法」で朝断食を始めたのでわかってはいたはずなのですが、妊娠したとたんに一食でも抜いたら健康に悪いという従来の考え方にもどってしまいました。
赤ちゃんに栄養を与えるのは、私の食べ物から、という考えが頭を離れませんでした。
それなのに、毎日毎日パスタばかり食べていたのです。
この時期には、本当は粗食といわれる、ひじきや煮物やおひたしなどの伝統的な日本のごはんを食べるべきでした。
思い出しても、この頃は洋食に偏りすぎていました。
このときのことを現在小学生になった子どもに話すと、
「だから、音ちゃんは逆さになっちゃったんだよ!」と言われます。
(実際に逆子になってしまったのですが、子どもにそのときの記憶があるのかわかりません。ときどき、知ってるのかと思うようなドキリ?とすることを言います・・・・)
妊娠時に食べたものが悪かったために、子どもがアトピーやアレルギーになったのではないか?と後悔されているお母さんも多いかと思いますが、はっきりとした関係性はわかりません。
ただ、親が花粉症であったり、アレルギーを持っていたりした場合、妊娠時の食べもののせいではなく、遺伝子的に子どもにアレルギーやアトピーは引き継がれていくと私は医者から聞きました。
今、そのことでもし悩まれているのであれば、ぜひお子さんに冷えとりさせてください。
症状は改善します。
高齢妊婦の会社への妊娠報告してマタハラ
妊娠したまま、4月になりました。
異動対象にもならずに、非常勤職員として2年目も更新されました。
出産予定日は8月半ばです。
4月になって、吐いていたとはいえ、食べ過ぎなほど食べていた私は、わりとふっくらとしてしまって、顔はまあるくなっていました。
もしかしたら、見る人が見ればわかっていたかもしれません。
いよいよ、上司に妊娠を告げる日がきました。
当時の上司は女性でした。
ここでひとつ言っておきたいことがあります。
私の今までの経験からいって、女性は女性に厳しいのです。
それは、たぶん、自分がしたかったことを我慢して努力して働いてきた女性にとっては、甘える女性が許せないのだと私は分析しています。
わからないでもないですが・・・・。
今の社会では、残念ですが、仕事を貫こうとしたら、子育てしながらは、サポート体制が整っていないと難しいと思います。
核家族化している都会では、なかなか完璧なサポート体制は難しいでしょう。
どうしても、自分の親に頼らざるを得ません。
保育園があるとはいえ、子どもの病気のときには来園禁止ですからね。
そうなると、仕事は休まざるを得なくなります。
どうしてもお母さんのほうに負担がかかるでしょう。
だから、本当に仕事を貫きたいという女性は子どもをあきらめてしまったという人も多いのも事実なのです。
(もっと社会体制が整えばいいのですが・・・ね)
もちろん、そうではない女性もいます。
当時の私の上司だった方は50間近で、子どものいないDINKS(ディンクス/ダブルインカムノーキッズと言われていて、子どものいない夫婦が2つの収入があるために生活をエンジョイするライフスタイル)でした。
でもちっとも幸せそうではなかった。
髪の毛もお肌もぱさぱさしていたし、いつもイライラして八つ当たりしていました。
上に対してと、私たちのような正規職員でない者への対応が180度違う女性でした。
ですから、私は最初からこの人を信じていませんでした。
むしろ、男性の上司の方が女性の身体のことがわからない分、気遣ってくれていたかもしれません。
10年以上も前のことなのに、妊娠を告白したときのことを今でもはっきりと思い出すことができます。
会議室にて・・・
私は上司を待っています。
女性上司は、ばたばたと会議室に入ってきました。
「何?相談したいことがあるって・・・。手短かに言ってね。すぐに出かけなくてはならないから。私、忙しいのよ」
私は、個人的に相談したいことがあるからといって、上司に時間をとってもらったのですが、思ったとおりの対応だと思いながら、事務的に、
「妊娠しました」と告げました。
会議室は一瞬し〜んとなりました。
以下はそのときの会話です。
かっこ内は私の心の声です!
上司「えっ。妊娠って・・・、どういうこと? なんでもっと早く言わないの? だったらあなた働けないじゃないの?」
私「すみません」(思ったとおりの反応だ、4月前に妊娠を告げなくてよかった・・・)
上司「困るわ。3月に報告してくれたら、契約しなかったのに」
私「・・・」(この言葉は立派なパワハラだ)
上司「困る。本当に困る。」
私「すみません。高齢出産なので安定期に入ってから、ご報告しようと思いまして、遅くなりました」(本当に自分の都合しか考えていないのね〜。今までの会話まで、一言もおめでとうという言葉がないけれど???)
上司「ああ〜どうしよう。人を探さなきゃ。で、いつ辞めるの?」
私「辞める??? いえ、辞めません。育児休暇をとるので、仕事は続けます。」(妊娠=辞めるという発想???)
上司「えっ? 辞めないの? じゃあ、いつから休むの?」
私「8月半ば出産予定なので、7月からです」(職員補充の心配だけが、あなたの関心事なのか・・・)
上司「どっちにしても、どうするのよ〜。あぁ面倒くさい!!」
と、上司は会議室を出て行ってしまいました。
残された私はぽか〜ん。
女性の敵は女性かもしれません。
もちろん私の上司のような女性ばかりではないかと思います。
だけど、会社というところは、みんな自分の都合しか考えていないところです。
ある意味、私だって自分の都合で報告を遅くしたのですから・・・・。
会社では本音と建前を使い分けなければ、生きていけません。
でも、ずっと望んで欲しかった子どもは、私が守ってあげなければ一体誰が守ってくれるのでしょう。
ですから、会社からはどう思われても、私は子どもは全力で守らないといけません。
たとえ、会社で嫌なことを言われて、我慢して従っていて、大切なものをなくしてしまっても、誰も責任をとってはくれません。
あなたの人生はあなたのもの。
上司のものや、会社のものではないのです。
私の友達も第二子妊娠を告げたときに、同僚独身女性に、
「信じられない。ふつう第二子妊娠したら,会社辞めますよね。二回も産休とるなんて、本当にずうずうしい」と上司に陰口を言われました。
男性上司も独身同僚と一緒にずうずうしいと悪口を言いまくっていたそうです。
そのとき、友達は彼らに向かって、心の中で、
「だったら、お前たちは介護(孤独)に苦しめ!」
と、言ったら、すっきりしたと教えてくれました。あくまで心の中での言葉なので、大目に見てください。
これからの老齢社会を支える子どもを私たちは育てて行くのです。
今、子どもを育てていない人の分までも、その人たちをいずれ支えることになる小さい人を育てていくのです。
そういう思いで、友達は心の中で叫んだのでしょう。
子どもを育てるお母さんは自信を持っていいと思います。
老後を支える子どもを育てるのですから、何を言われても堂々としていましょうよ。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 産まれた赤ちゃんにアレルギーが見つかった場合、どうか自分を責めないでください。
できるだけ早く冷えとりを始めましょう。
子どもは疑う心がないですし、まだ大人ほど毒がたまっていないので、大人よりも早いスピードで症状が回復します。 - 働く女性にとって、まだまだ子どもを持つということは厳しい状況のことも多いです。
しなやかにその時々によって、働く形体を変えていくのもひとつの手です。
子どもが三歳までは、本当にたくさんの病気をして、会社を休まざるを得ないときも多いですから。
高齢出産妊婦のまとめ記事はこちらへどうぞ。