こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(@kazeakane1)です。
年に一度づつあるという臓器の毒出しの中で、春は肝臓の毒出しの季節です!
この毒出しのときに麦茶がいいんです!
でも麦茶は夏に飲むお茶じゃないの?
いいえ、冷えとりでは麦茶は1年を通して飲むととてもいいお茶なのです。
今日の記事は、冷えもとり毒を出すのも助けてくれる麦茶の効能をお伝えしちゃいます!
冷えとりで春に麦茶がいい理由
春は肝臓の毒出しの季節です。
(春は肝臓、夏は心臓、秋は肺(臓)、冬は腎臓、そして、季節の変わり目に消化器の毒出しが4回あります。
臓器の毒出しが年に一度に比べて、消化器の毒出しは年に4回あるということは、いかに私たちが食べすぎているかということがこのことからもわかります。)
2月3日は節分で、翌日4日は立春でしたね。(2021年度は124年ぶりの2月2日節分、翌日3日が立春でした。)
節分は季節を分けるという意味があり、暦の上ではもう春となりました。
まだまだ寒く、冬のような日もありますが、身体も春に向けて、変わりつつあります。
冬は腎臓の毒出しの季節でした。
春は、腎臓の毒出しから肝臓の毒出しへとシフトします。
肝臓は、薬やアルコールなどを分解する臓器です。
東洋医学では、肝臓は「木」の性質であり、春には杉の花粉症がありますが、この肝臓の毒だしをしようという状態に体がなっている時に、花粉がその毒出しの助けをするのです。
花粉を体に取り入れることで、かゆみやくしゃみ、鼻水などで、毒を出すようになっています。
冬の間に食べ過ぎていると、この症状はひどく起こるようです。
そして肝臓が悪いと怒りっぽい。
飲み過ぎの人はなんだかすぐ切れて、怒りっぽくありませんか?
春は、苦味や灰汁のある旬のもの(ふきのとう、なずな、せりなどの春に採れる食べ物)が身体の毒を出す手助けをしてくれるので、積極的にいただくのは良いことです。
(好き嫌いのない夫は、ふきだけは大嫌いなのですが、肝臓が弱いので、もしかしたら何か関係があるのかもしれませんね。)
また、この肝臓の毒出しの時にきちんと毒を出さないと、夏の心臓の毒出しの時にリウマチになって痛い思いをすることもあるとのことです。
こちらの関係から見ても、肝臓の親に当たるのは腎臓です。
親は子供の面倒をみるものですから、肝臓から毒が排出できないと親である腎臓が引き受けますが、腎臓もいっぱいいっぱいだと毒を引き受けられませんので、肝臓が自分で出さなければなりません。
そうなると、花粉の力を使ってなんとか出すのです。
となると、花粉症がひどくなります。
(花粉症がひどい人は肝臓を酷使していないか、見直してみることも大事でしょう。)
都会には花粉があまりないので、花粉が飛ばなければ大丈夫などと思う方もいるかもしれませんが、杉がなければ、松、松がなければ、埃をきっかけにして、毒は出るとのこと。
冷えとり上級者は、花粉を喜んで浴びているという話も聞きました。
花粉を入れることによって、肝臓の毒出しができるからなのです。
花粉症の人からしてみれば、信じられない話ですが、本当です。
そして、この春の肝臓の毒出しがきちんとできなかったら、次の季節の夏の心臓の毒出しの時に、心臓がその毒を自分で出さなければなりません。
(肝臓は心臓の親にあたりますから、親は子の毒を肩代わりするのですが、やはりいっぱいいっぱいだと、その季節の毒出しをしなければならない臓器は、自分で毒を出さなければならなくなります)
心臓の毒出しはちょっと怖い気がします。
義理の父が痛風から尿路結石、そして心臓疾患を患いました。
(*詳しくは、「冷えとり 心の毒②「冷酷」」をご覧くださいませ。)
腎臓で毒が出し切れなかったために心臓で毒を出すことになったのかもしれませんね。
身近に症例があるので、本当なのだと改めて思いました。
何とか肝臓で毒を出しておきたいもの・・・・。
(義父は心臓が悪くて大変な状況を知っている分、心からそう思いました)
春の毒出しで起こる肝臓にいいものは麦
肝臓にいいものは、麦です。
特に麦茶は一年中飲むのはお勧めだということでした。
(心臓には、あわ、ひえ、きび。肺には米。腎臓には、豆、小豆が良いとのことです)
▶︎詳しくは【冷えとりと春のめんげん】春の毒だしで気をつけることと体に良い食べ物
なるほど、ちょっと心臓から毒出しは怖い感じがするので、私もこれからの季節は麦茶をたくさん飲もうと思いました。
麦茶は夏のものと思っていましたが、寒い季節でも温めて飲めば美味しいですね。
今は、麦茶がフリーズドライで粉状になっていて、溶かして飲むだけという便利なものもありますが、やはり効果的なのは、麦茶をやかんで煮出して作るのが一番だそうです。
温かい麦茶もなかなか美味しいですよ。
麦茶は春先に残っている冬の寒さや冷えを改善してくれる飲み物
麦茶は夏の体温を下げてくれる飲み物なので夏に飲まれることも多いのですが、実は、末端部の体温は下げないのです。
紅茶や烏龍茶のような発酵茶は体を温める作用がありますが、緑茶は発酵茶でないので体を冷やすお茶とも言われています。
冷えとりでは、緑茶も体の毒を出す作用があるので、たとえ体を冷やしても飲むべきお茶とされています。
というのは、緑茶は日本人の遺伝子的に長い間組み込まれているので、体を冷やす性質があっても大丈夫だからです。
麦茶も昔は温かいまま飲まれていましたので、その遺伝子もきっと受け継がれているでしょう。(冷蔵庫もない昔は冷やすものはあまりありませんでした。)
そして、麦茶にはミネラルが含まれ、血圧を下げ、血流をよくなる作用もありますから体が温まるのです。
ですから、麦茶は冷蔵庫で冷やしたものを飲むではなく、温かいままいただくのをおすすめします。
春の肝臓の毒出し:夫の花粉症の再来
春の肝臓の毒出しの一環として、花粉症があります。
実は、夫は花粉症で、毎年、春には花粉症の症状から、目のかゆさ、くしゃみ、鼻水に悩まされていました。
(あまりにひどい時には、花粉が活発になるひと月くらいから予防のために薬を飲んでいました)
ところが、冷えとりを始めて2年くらい経った時にあんなにひどかった花粉症が現れなくなったのです。
ここで冷えをしっかりとっておけば良かったのですが・・・
花粉症が再来してしまう年もありました。
春の毒出しは、冬にきちんと毒出しができていないとそのぶんの毒を春に出すことになり、激しくなるのです。
冬の毒出しでは、腎臓の毒出しが行われます。
冬にしっかりと腎臓の毒を出せなかったり、こたつに入ってみかんなどを食べすぎて(今はアイスかもしれませんね)甘いものをとりすぎると、そのつけが春に回ってくることになります。
夫も、花粉症が再来してしまった冬は、
「花粉症もなくなったし、大丈夫、大丈夫」
と、お酒や甘いものを毎日のようにとっていました。
(アルコールや甘いものは体を冷やしますので、飲みすぎ食べ過ぎには注意しましょう)
すると・・・
今年は2月下旬くらいに、目がかゆいと言い出し、真っ赤に目が充血してしまいました。
花粉症の再来です。
夫もここ2年くらいは花粉症とは縁がなかったので、改めて花粉症になってみるとこんなにも辛かったのかと後悔しています。
それでも、昔の夫でしたら、花粉症の症状が少しでも現れたら、すぐに病院に行って、薬を処方してもらいましたが、冷えとり9年目になったころには、病院に行くという発想がなくなりました。
このように体に不調が現れた時には、食べ過ぎを控えて(夫の場合は、アルコールと甘いものをやめる)、半身浴の時間を増やし、症状を抑えるというようなことができるまで成長しました。
食べ過ぎは、本人がやめなければ、いくら周りが言っても治ることはありません。
夫も、花粉症の症状がなくなり、また生活習慣を食べ過ぎの頃と同じようにした途端に、花粉症が再来してしまいました。
冷えとり提唱者の進藤義晴先生の
(病気を)治すな。(生活習慣を)直せ。
というのは、本当です。
皆さんはいかがですか?
そうは言っても、なかなか難しいですね・・・・
これからも、少しづつでも前進できるように、冷えとりを頑張っていきたいと思います。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
他の冷えに良いお茶はこちらもどうぞ!
まとめ
麦茶は肝臓に良い食べ物なので春の肝臓の毒出しの助けになります。
春の肝臓の毒だしをしっかりしておくと、夏の心臓の毒だしが軽くなります。
麦茶は1年をとおして温めて飲むことをおすすめします。
ペットボトルの麦茶には添加物が多く入っていますので、家で昔ながらの方法で煮出すことをおすすめします。
冷えとり家族はこちらの麦茶をいただいています。おいしいです。