こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
食べることは思い込みに支配されていることが多いことと、食べ物には産地や旬や加工によって、体を温めるものと冷やすものがあるということをお知らせしてきました。
(*前回までのお話しは、「冷えとり 何食べる−1」をご覧くださいませ。)
体を温める食べ物
海藻類、根菜(土の下になるもの・ごぼう、大根、人参など)、いも、ネギ(土の下になる白い部分)、豆、きのこ、乾物、発酵食品(味噌、醤油、納豆、酢、ぬか漬け、チーズ、ヨーグルト)、火を加えて調理したもの、緑茶、麦茶、ゴマ、塩を加えたもの(塩漬け、味噌漬けにした野菜・肉・魚)、漬物、玄米、むぎ、あわ、ひえ、天塩、粗糖
体を冷やす食べ物
白いもの(白米、精製した小麦粉、白砂糖、精製食品など)、動物性脂肪(バターなど)、葉物(地面の上に出ている植物)、果物、酒、タバコ、香辛料、お菓子。
とは言っても、本当に食べ物がたくさんあって、食欲に従って食べないのだとしたら、体の滋養のために何を食べればいいんだろう?
そう私は思ってしまいました。
そんな方に朗報です。やはり玄米最強説だったことをお伝えしたいと思います。
今日の記事は、玄米効果とおいしい食べ方をご紹介いたします。
冷えとりでも栄養効果抜群の王様・玄米
玄米は、自然療法をやっている方の中では、栄養価も高く、評価の高い食品で人気があります。
冷えとりでも玄米菜食は奨励されています。
冷えとり提唱者の進藤先生は著書の中でも、玄米と味噌汁、海藻などを召し上がっているようです。(肉や魚は特に召し上がってはいないようですよ)
玄米しか食べなくても、栄養は玄米で足りてしまうということなのですね。
もしも、玄米だけで全てが足りてしまうのであれば、食糧の奪い合いもなくなり、食糧危機もなくなるのかもしれません。
しかし、玄米は、白米に比べると食感がパサパサしていて、あまり美味しくは感じられないので、敬遠される食べ物でもあります。
特に自分の母親世代は食べるのは絶対嫌だと言いますし、男性も嫌がります。子供も茶色のご飯は美味しくないと言います。
最近、冷えとりのグッズを購入しているファイブそっくすさんの会報から、千島学説というものを知りました。
進藤先生も重要だとよくお話されていた学説ということです。
千島学説とは、千島喜久男(1899〜1978)先生が「血液の仕組みや働き」について発表された学説で、最近ではIPS細胞など血液細胞を使った研究が盛んになってきたために注目されています。
その説は、大きく次のように考えられています。
- 血液は腸で作られる
- 血液は身体の細胞になる
- 身体の細胞は血液にもなる
血液は骨髄で作られると私たちは認識していますが、この学説では食べ物が腸で吸収され、腸で血液が作られ、全身に送られていくというものだそうです。
大腸が綺麗であれば病気にはなりにくいということで、乳酸菌を採って大腸を整えようという健康法もありますが、もしかしたら、この学説に基づいているのかもしれないですね。
うちの子供はアトピーの一番ひどい時に、自然療法の先生から、アルベックスという乳酸菌を勧められました。
その時に、大腸を整えると、肌が綺麗になると言われ、試してみたのですが、おかげさまで綺麗になりました。(市販の乳酸飲料は砂糖がたっぷり入っていてよくないということや、動物性の乳酸菌のものより、植物性のものが奨励されました。アルベックスは植物性で、砂糖が入っていないので酸っぱいのですが、グレープフルーツが食べられれば苦ではありません。アルベックスは医療機関でないと購入できないのですが、成分が一緒のものは購入できます。)
2019年5月17日
植物性生成エキスにつきましては、乳酸菌はおすすめ!甘くない乳酸菌生成エキスL-16を飲み続けた効果をご覧くださいませ。
大腸から吸収され、血液がつくられ、全身に送られていくのだとしたら、その肝心の大腸が汚れていたら、不調のままということになるのかもしれません。
そのときは千島学説というものは知らなかったのですが、そういう理論に基づいていたのかもしれませんね。
血液は身体の細胞になり、身体の細胞は血液にもなるというのも、冷えとりおはなし会や冷えとりの本などを読んで、最近知るようになりました。
とにかく、巡らせることが大事!
血液は栄養を細胞に運び、いらないものはまた持ち去るからです。
冷えとりでも、体を冷やすと血管が萎縮してしまって流れなくなり、身体の先端に栄養を血液で運ぶことができないので、その部分の細胞が冷えに適した細胞に変化する(ガン細胞)ということを知りました。
だから、体を温めるということがよく言われますが、そういうことからも、血液はとても重要だということがわかります。
そして、血液を流れやすくするために、食べるものの重要性から、玄米菜食を推奨しています。
病気は、この千島学説のとおりに身体中に新しい細胞が再生され続けていけば健康でいられるはずなのですが、
- 食べ物が悪かったり、
- 食べ過ぎで体に毒がたまったり、
- ストレスで血管が縮み、体の先端まで栄養が行き届かなかったり、
- 内臓にたまった毒で正しい細胞を再生できなかったり、
このようなことが起こると病に冒されることになるのだということです。
もう少し血液について知りたい方は、先ほどの本は手に入りにくいので、こちらの本をお読みになると良いかと思います。
こちらの本にも玄米菜食の重要性についてが書かれていました。
しかも、玄米で病気が治るとあります。
玄米には胚芽があり、胚芽はビタミン、ミネラル、酵素を含む栄養分が多いのです。
胚芽の脂肪は血液の汚れを取り、動脈硬化を予防し血管を若返らせます。
また胃腸の機能を回復させる働きもありますので、疲労が感じられなくなったりもします。
日本で白米を食べるようになったのは江戸時代からなので、まだ白米の歴史は浅いのです。
玄米は白米に比べて残留農薬が多いとも言われていますが、有機水銀や老廃物を排出する機能もあるので心配はないようです。
有名な話では、広島の原爆投下の際に、秋月辰一郎医師が患者に玄米の握り飯と味噌汁を与えたおかげで、原爆の後遺症に苦しむことがなかったということがあります。(玄米と味噌で原爆の後遺症から逃れることができたということがいわれています)
このおはなしは3.11の時の放射能漏れで注目されたおはなしなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
玄米の力はよく知られているのですが、食感や見た目から敬遠されてしまうことも多いので、とても残念です。
だとしたら?
玄米を美味しく食べれるようにすればいいのかな?
玄米を白米のようにふっくらと炊く技と効果
玄米の色のことを除けば、うちの子供は玄米は嫌がらず、食べてくれます。
(ただし、見た目が茶色いのががっくりするようです。うちの子供は炊き込み御飯とか、混ぜご飯とかがあまり好きではなく、ご飯そのものを食べるのが好きからです。色の綺麗なお赤飯や、ちらし寿司などは好きということです)
圧力鍋を使用される方もいるかもしれませんが、あまりお勧めしません。玄米の持つ良い成分が損なわれてしまうので、固くても普通に炊いて、しっかり噛んで食べることをお勧めいたします。
できるだけ、白米の食感に近い食感の玄米を炊く方法を最近発見しましたので、ご紹介したいと思います。
玄米を美味しく炊くために、私がしていることといえば、発芽させることです。
うちでは土鍋でお米を炊きます。
白米でも30分は水に浸けておく必要があります。
玄米はその浸ける時間が24時間。なぜなら、発芽させるためです。
玄米のおいしい炊き方
1 軽く洗って水に浸します。(約1日。冬の気温の低い時は2日つけることもあります)
2 こんなふうに泡が浮いてくると、発芽していることがわかります。こうなったら、土鍋に移して炊きます。(炊飯器の場合は炊飯器の指示にしたがって炊きます。たいてい玄米も炊けるようになっていたと思います。白米に比べて、玄米は水加減が多いようですね)
3 土鍋の場合は、中火で20分炊き、その後40分は極とろ火、そして火を止め、蒸らしに10分。(面倒ですが、この工程をきちんとすると玄米だけでも、白米と同じ食感のおいしいお米に仕上がります。圧力鍋を使わなくてもふっくらと炊き上がります。)
4 それでも食感のパサパサ感が気になるようでしたら、キヌアを少し入れてみると、もちっとします。(キヌアを入れてから、子供もおいしいというようになりました。)
余談ですが、キヌアは栄養価が高く、鉄分と食物繊維が豊富で女性の味方とされる食べ物です。血糖値も安定させる効能もあるので、イライラして食べ過ぎることを抑制してくれますので、ダイエット効果もあり、ハリウッドでも注目されているそうです。食べ過ぎを止められないうちの家族にはピッタリです!
またキヌアは、女性ホルモンと似た働きをするフェトエストロゲンという成分を含んでいるため、更年期障害や骨粗鬆症の予防にもなります。私にもピッタリです!
一番私が期待を寄せたのが、アレルギーが起きない食物であるということです。(子供にアレルギーがあるので)
玄米を美味しく食べる方法
玄米に合うのは塩辛いものや茶色い色のもの。
梅干し、こんぶ、黒ごま、ひじきの煮たもの、切り干し大根、きんぴらごぼう。
お味噌汁。
こういう料理が苦手な人は、チャーハンにしたり、カレーのごはんにすると気になりません。
リゾットも固い感触のものなので、美味しいです。
この写真のチャーハンの作り方は、【冷えとりと食】おいしく玄米を食べる方法〜玄米チャーハンをご覧ください。
簡単に美味しく出来上がり、栄養満点です。
玄米が白米のように違和感なく食べられるようになると本当にいいですね!
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
玄米菜食で大腸を整える。
玄米をおいしく炊くには、水につけることと土鍋を使って!
玄米は料理次第で美味しくいただけます。
他にもおすすめの食品はこちらのページもご覧くださいませ。