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冷えとりお話会@冷えとりの店・繭結「春の毒出しについて」4−1

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こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜( @kazeakane1)です!

いつもたくさんのブログの中より、ご訪問いただき、ありがとうございます。

さて、冷えとりおはなし会も4回目の出席となりました。

冷えとりおはなし会は、練馬の冷えとりショップ繭結さんで開催される少人数制の冷えとりの情報交換会です。

今回は春の毒出しについて学びました。内容をレポいたします。

冷えとりお話会とは

冷えとりお話会は冷えとりの店繭結で不定期に開催される冷えとりについて語る会です。

冷えとりおはなし会の最大の目的は、冷えとりをしている時に起こるめんげんについての情報を共有するということです。

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講師は冷えとり歴27年の柳沢さんです。
追記2021年、柳沢さんは現在冷えとり歴31年になりました。

柳沢さんの冷えとりの経歴はこちらをご覧くださいね。841さんのサイトで詳細が掲載されています)

4回も参加していると、参加している人たちとも顔なじみになってきます。

前回、あの人は、こんなめんげんに悩まされていたけれど、このひと月の間にどうなったかしら?

そんなことを思いながら、おはなしを聞いています。

そして、今、自分にそのめんげんが起こっていなくても、参加している人のめんげんのおはなしを聞いていると、なるほどと思えることや、自分の場合はこうしたという意見を交換することもできます。

私にとっては、とてもためになる楽しい会です。

IMG_0646冷えとりショップ繭結さんは西武池袋線の富士見台下車徒歩7分ほどのところにあります。

冷えとりの季節のはなし(春の毒出し

さて、皆さんのめんげんのおはなしを聞く前に、まずは柳沢さんから季節のおはなしがありました。

2月3日は節分で、翌日4日は立春でしたね。

節分は季節を分けるという意味があり、暦の上ではもう春となりました。

身体も春に向けて、変わりつつあります。

春は肝臓の毒出しの季節です。(冬は腎臓の毒出しの季節でした)

肝臓は、薬やアルコールなどを分解する臓器です。

東洋医学では、肝臓は「木」の性質であり、春には杉の花粉症がありますが、この肝臓の毒出しをしようという状態に体がなっている時に、花粉がその毒出しの助けをするのです。

かゆみやくしゃみ、鼻水などで、毒を出すようになっています。

冬の間に食べ過ぎていると、この症状はひどく起こるようですね。

そして肝臓が悪いと怒りっぽい

飲み過ぎの人はなんだかすぐ切れて、怒りっぽくありませんか?

柳沢さんからは、苦味や灰汁のある旬のもの(ふきのとう、なずな、せりなどの春に採れる食べ物)が身体の毒を出す手助けをしてくれるので、積極的にいただくのは良いことだと思い、私も春には食べようと思いました。

(好き嫌いのない夫は、ふきだけは大嫌いなのですが、肝臓が弱いので、もしかしたら何か関係があるのかもしれませんね)

また、この肝臓の毒出しの時にきちんと毒を出さないと、夏の心臓の毒出しの時にリウマチになって痛い思いをすることもあるとのことです。

五臓六腑親子関係

こちらの関係から見ても、肝臓の親に当たるのは腎臓です。

親は子供の面倒をみるものですから、肝臓から毒が排出できないと親である腎臓が引き受けますが、腎臓もいっぱいいっぱいだと毒を引き受けられませんので、肝臓が自分で出さなければなりません。

そうなると、花粉の力を使ってなんとか出すのです。

都会には花粉があまりないので、花粉が飛ばなければ大丈夫などと思う方もいるかもしれませんが、杉がなければ、松、松がなければ埃をきっかけにして、毒は出るとのこと。

そして、この春の肝臓の毒出しがきちんとできなかったら、次の季節の夏の心臓の毒出しの時に、心臓がその毒を自分で出さなければなりません。(肝臓は心臓の親にあたりますから、親は子の毒を肩代わりするのですが、やはりいっぱいいっぱいだと、その季節の毒出しをしなければならない臓器は、自分で毒を出さなければならなくなります)

心臓の毒出しはちょっと怖い気がします。

義理の父が痛風から尿路結石、そして心臓疾患を患いました。

おはなしのとおり、腎臓で毒が出し切れなかったために心臓で毒を出すことになったのかもしれませんね。

身近に症例があるので、おはなしを聞くと、本当なのだと改めて思いました。

何とか肝臓で毒を出しておきたいものだ・・・。(義父は心臓が悪くて大変な状況を知っている分、心からそう思いました)

肝臓にいいものは、麦です。特に麦茶は一年中飲むのはお勧めだということでした。

心臓には、あわ、ひえ、きび。肺には米。腎臓には、豆、小豆が良いとのことです)

なるほど、ちょっと心臓から毒出しは怖い感じがするので、私もこれからの季節は麦茶をたくさん飲もうと思いました。

麦茶は夏のものと思っていましたが、寒い季節でも温めて飲めば美味しいですね。

今は、麦茶がフリーズドライで粉状になっていて、溶かして飲むだけという便利なものもありますが、やはり効果的なのは、麦茶をやかんで煮出して作るのが一番だそうです。

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初めて冷えとりおはなし会に参加する方のために

今回、このおはなし会に初めて参加する人が数名いました。

ここで、柳沢さんが改めて冷えとりとは何かを話してくれました。

まず、万病とはあらゆる異常を意味するそうです。まずはこの本の紹介です。この本には冷えとりの基本的なことがわかりやすく書かれています。

五臓がきちんとしていれば死なない。そのために気血を動かせば病気にならないとのこと。

それには、栄養を運ぶ血液が身体のすみずみまで行き渡らなければなりません。

血液を流す血管はとても温度に敏感で、冷たければ収縮してしまい、末端の血管はもともと細いので栄養が行き渡らなくなるそうです。

普通の人の体温は、頭の方は37度くらい、足先は31〜35度くらいしかないのです。

そして、ほとんどの人の血液はのぼせで頭にいっていることが多く、足先には血液が行き渡っていないのです。(顔に赤みがある場合は、この状態になっているサインだそうです)

冷えとりは、上半身と下半身の温度の差を冷えと考え、足の先まで血液が行き渡るようにする。

あらゆる異常は日常の異常なので、日常生活を正す。

それには、半身浴、臓器と足先を温める。

もともと、臓器はすべて下半身にあります。ですから、下半身を温めることは必須なのです。

臓器の働きとしては、

肝臓は、外敵を防ぐ。免疫を司る。(アルコールや薬の分解)

心臓は、君主的な役割を果たす。(臓器の中では圧倒的に力を持っているという意味)

胃(脾臓、膵臓と同じグループの腑)は、栄養を取り入れる

大腸(肺臓と同じグループの腑)は、捨てる。

腎臓は、産む力(生殖器)やホルモンを作る。

この臓が壊れると、人は死んでしまうので、腑にその毒を肩代わりさせているとのことでした。

ですから、その腑に出ている毒を治すと、臓器の毒が出せなくなってしまうのです。

例えば、腰(ヘルニア)を治療すると、腎臓がダメになってしまう。

つまり、毒の出口を治すと元がダメになってしまうのです。

(毒を出している臓器に毒が戻って行ってしまうのだそうです)

ということは、吹き出物はとても気になりますけれど、薬を使って治そうとすると、その元である肺(臓)がおかしくなってしまうのですね。

実は、私は30代は本当に吹き出物に悩まされていて、顔面ニキビ?でいっぱいでした。

(*詳細につきましては、「冷えとり 肌のこと1  」をご覧くださいませ。)

肌に軟膏やステロイドを塗って、見た目は綺麗にしていましたが、今からして思えば、咳発作がひどく起こっていましたから、肺に毒が戻ってしまっていたのでしょう。(まだ、冷えとりも知らなかった頃の話です)

東洋医学では、このように気血を動かすということですが、西洋医学では動かすというのは、「運」という字もつけて、運動を奨励しているそうです。

ですが、運動には欲がつくので、欲はその通りにはなかなかならないので、やはり冷えをとるのが一番だということでした。(確かに、運動して、痩せたいとか思いますよね? こういうのが欲なのですね)

冷えとりでは、動とは日常生活のことになります。(掃除をしたりする「動」です)。

それに加えて、玄米菜食、海藻、豆が基本の食事が奨励されています。(柳沢さんによると、肉、魚は週に一度でも多いようですが、まったくとるなというわけではなく、少しはとってもいいとのことでした)

食べ過ぎると、消化器からの毒出しは、涙や鼻水や中耳炎から現れることが多いので、そのシグナルと思っておくと「食べ過ぎだ!」とわかります。

また、中耳炎は食べ過ぎると起こる症状なので、そういう時には綿棒にシルクパウダーを塗って、つけておくといいということも聞きました。(あるいは、真綿を詰めるのもよく、真綿の力で毒が出るそうですよ。わたし的には耳の奥まで詰めるのはちょっと抵抗がありますので、手前の部分で試してみたいと思います。)

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(*シルクパウダーにつきましては、「冷えとり 最近、買ってよかったもの2」をご覧くださいませ。)

こうして、基本的なおはなしが終わり、いよいよ皆さんのおはなしです!

おはなし会の続きは、冷えとりおはなし会〜めんげんのその後・半身浴4-2にです。

ぜひご覧くださいね。

(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)

冷えとり豆知識

  1. 季節の毒出しもありますが、季節の変わり目の毒出しもあります。
    それは季節の変わり目の消化器の毒出しです。
    それぞれの臓器の毒出しは年に一度ですが、消化器は4回あり、いかに私たちが食べ過ぎているかを教えてくれます。
    季節の変わり目とは、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間にあたり、この時は胃腸を大事にしなければいけない期間です。
  2. この季節の変わり目の時期に消化器から毒が出ないということもあります。その代わりに他の臓器から毒出しがある場合もありますが、これは消化器の毒がその臓器に毒を送っているから起こる症状です。すべて原因は食べ過ぎです。
    また、季節の変わり目には気持ちも落ち込むことも多いのですが、こちらも心の毒出しがされているということです。
    心と体は一つですから、体が悪いと落ち込みますよね。季節の変わり目は体調が崩れるもの(毒出し)と思って、しっかりと身体を温めるのが一番です。

記事中ご紹介したグッズはこちらもごらんくださいませ。

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