こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
トイレに行く時間もないくらい仕事に追われ続ける生活を3年続けていたら、目の痙攣の症状が現れるようになりました。
眼科でみてもらっても、はっきりした要因がわからず、疲れ目の目薬を処方され、コンタクトの度を変えたら、しばらくしたら、目の痙攣は治ってしまいました。
ところが、本当はこの目の痙攣は隠れためまいの兆候だったのです。
今日の記事は、めまいが起こった時にどこに行けばいいのか悩む人にむけて、書いています。
ふわふわめまいやぐるぐるめまい、吐き気は冷えとり的にはなんのめんげんなのかを考えてみました。
目の痙攣
トイレに行く時間もないくらい忙しくて、納期に間に合わない!というストレスをつねに抱えていた私は、年末年始の休暇に入って、きちんと休むといろいろなところに不調が現れました。
とくに、自分でコントロールできない目の下の痙攣には悩まされました。
病院に行くと、
- コンタクトレンズの度があっていない(老眼かも)
- 疲れ目の目薬処方
- ストレス
と診断されました。
詳しくは、目の痙攣に注意!冷えとりのめんげんは心の毒出し(ストレス)と関係がありをご覧くださいませ。
ところが、これで解決するかと思っていたらめまいに悩まされることとなりました。
めまいの始まり
目のピクピクはコンタクトレンズの度を下げ、しばらくしておさまりました。
すると、おさまってから三ヶ月くらいすると、右側後方に引っ張られるような感じがして、常に傾いた姿勢でないと真っ直ぐに立てなくなりました。
まず、ふわふわめまいが始まり、次に目を閉じても起こるぐるぐるめまいになりました。
それでも、自分が休むと仕事に穴が開き、他の人に迷惑がかかるし、休むと連絡する時にまた嫌なことも言われると思うと、無理をして会社に出かけていたのです。
ところが、春のある日のことでした。
ベッドから起きようとすると、目がぐるぐる回って気持ち悪く吐き気がして、起きることができませんでした。
もちろん、会社はお休みせざるをえませんでした。
めまいは、肝臓の毒でもあり、婦人科系の毒を出し切れない場合は頭に毒が行くこともあると841さんのめんげん辞典にありました。
また、春は肝臓の毒出しの季節です。ちょうどそれとも重なったのかもしれません。
まずかかりつけ医の耳鼻科を受診
私は小さい時から蓄膿だったので、風邪をひいても内科よりも耳鼻科を受診していました。
とにかく気持ちが悪く、吐きそうなので、すぐにかかりつけの耳鼻科に行きました。
そこでは、いろいろなテストをやってみて、「おそらくメニエル病かと思われるけれど、脳内出血の場合もあるので、MRIを撮って診断しましょう」ということになり、気持ちが悪い中、画像を撮りに行きました。
(今は、画像だけを撮ることができる医療センターもあります。夫が脳腫瘍になった20年前は、CTなどの機械の保有が少なく、画像を撮って診断まで、ひと月待ちという状況でしたので、ずいぶん変わりました。)
この時、脳内出血だったらどうしようという不安でいっぱいでした。
幸い、脳内出血の症状は見られませんでしたが、結果、メニエル病とはまだこの段階では診断しにくいので、仕事を1週間ほど休み、薬を飲んで様子を見ることになりました。(この時も、ストレスではないかと先生から言われました)
更年期障害の疑いから婦人科受診
だいぶ冷えとりを信じるようになっていた元・西洋医学信奉者の夫(風宏)のすすめで、婦人科にも行きました。(この頃は少しのことでは病院には行かなくても平気になっていました。)
夫は自分がめまいを放置していたために、聴神経腫瘍(脳腫瘍)の手術を受けたことがあったため、とても心配しました。
脳内出血の症状がなかったので一安心でしたが、年齢が年齢ということもあり、更年期障害ではないかと強く疑っていました。
更年期障害も、メニエル病のようなめまい、吐き気などが、人によって現れることもあります。
ところが、婦人科でも、血液検査の結果、「更年期障害に値する数値は出ていないので、ストレスではないか」と言われました。
気落ちしているために起こる症状かもしれないので、身体が元気になるような作用がある漢方薬を処方してくれ、長期の休養が必要なら、いつでも診断書も書くし、休養してもダメなら、総合失調症の疑いもあるので、心療内科の紹介もすると親身に相談にのってくれました。
先生に会社での出来事を聞いてもらい、「風さんは悪くない。会社がおかしい。」と味方してもらえたことが私には大きな収穫でした。
初めて家族以外の人に話して、私は悪くないんだと思ったのです。(会社ではずっと風さんが悪いと言われてきました)
この時、診ていただいたのは、子供を出産する時にかかっていた婦人科の先生でした。子供を出産した時には、斜頸で生まれるかもしれないという恐れがあり、本当にその時にも親身に診ていただきました。
この時、私は心から信頼出来る人に相談することができたのです。
今回も、私の職場環境などをお話しさせていただきました。
すると、「それはひどい。モラハラやパワハラではないですか? 訴えるところに訴えれば、風さんに理がありますよ。だって風さんはちっとも悪くない。そんなところにいて身体を壊すのはもったいない。とにかく、今は堂々と休んでくださいね。薬を飲んでみて、ひと月したらまた様子を見せに来てくださいね」と励まされました。
耳鼻科の先生にも、婦人科の先生にも、同じことを言われ、ようやく私も、私のせいではない、会社がなんだかおかしいのかもしれないというように、少し疑問の気持ちを持つことができるようになってきました。
堂々と休んでいいんだとも思うことができました。
この時、お二人の先生に、ただお話しを聞いてもらい、同意していただけたことで、だいぶ私の中で固くなっていて、自分が悪いと思っていた気持ちが溶け出し始めたのだと思います。
涙がたくさん出ました。(涙も毒出しの一種です)
人に話を聞いてもらい同調してもらうことは、とても大切だと思います。
めまいに処方された薬
婦人科で処方された薬は、戦争の時に未亡人になった女性が生きて行くために心を奮い立たせようとして飲んでいたといわれる漢方でした。
私は、外見的にも内面的にも相当弱っていたように見えたのかもしれないと改めて思いました。
婦人科で処方された薬
婦人科では、漢方のみ処方されました。
主に更年期障害からのアプローチでした。
耳鼻科で処方された薬
耳鼻科でも、三半規管の中にある平衡を司る水のパイプの動きをスムーズにするための漢方と、めまいの気持ち悪さを止める薬と胃薬が処方されました。
めまいの薬を飲んだ結果
この間、めまいと吐き気がひどくて、全く動くことはできませんでした。
家事もできず、子供の春の運動会にも行くこともできませんでした。
ただ、薬を飲んで、横になっていました。
結局、薬は耳鼻科で処方された薬を3日だけ飲みました。
その後、飲んでも飲まなくても、めまいは、さほど変わらなかったので、薬を飲むのをやめました。
私の中で、これはメニエル病ではない、めんげんによる毒出しかもしれないという気持ちが強く起こってきたからです。
本もテレビを見ても、気持ちが悪いので、ただひたすら横になってぼんやりしていただけです。(目を閉じても、めまいはしていました)
こんな状態であっても、2〜3日様子を見て、仕事に行こうと、まだこの段階でも考えていました。
会社に病名を連絡するため、電話をすると、体調の心配の言葉もなく、
「一体、いつになったら出社できるの?」と詰問されるように言われました。
また別の人からは、こんなことも言われました。
「自分もメニエル病になったけれど、這ってでも会社に来て、仕事したよ。女性に多い病気だから、やろうと思えばやれるよ」
この言葉を聞いて、本当に恐ろしかったです。
殺されると思いました。
そして、電話連絡後に、まためまいの症状がひどくなりました。
その病気の経験者である人ですら、「お大事に」という思いやりの言葉をかけることもせずに、病気の人に仮病を疑う言葉を浴びせかけているのですから。
会社の全員がそんな人ばかりではありませんでしたが、心優しい人は本当にごくわずかで、同じようなことも他の数名から言われたりしました。
まともな人は口を閉じている会社でした。
さすがに、会社の奴隷になっていた私も、本当にここにいると殺されるかもということに気がつき始めました。
この時、同僚の男性がうつ病で長期休暇をとっていました。そんな時に私も休むことになり、他の社員の負担が多くなったことは事実です。
今から思えばこの会社は、その男性が病気で休んだりすると、
「ホント、迷惑。また休むなんて、なんでそんなに身体が弱いんだろう!」
と悪口が飛び交うような環境でしたから、随分とこの会社の人たちの心はねじ曲がっていたのだと思います。(心を病むのは当然のことかもしれません。)
このうつ病になった男性社員の代わりに紹介派遣で入ってきた女性がいました。
彼女は思いやりのある女性でした。
みんなでその男性社員のうつ病をサボりだと責めている時に、「どうしてそんなことを言うのか信じられない」と憤慨していました。これが当然の感覚だと私も思います。
「なんで病気の人を責めているのだろう。ひどい!」
男性社員が体調不良で休むたびに聞かされる悪口をようやくおかしいと言えるまともな人がやってきたのです。
この人も冷えとりを始めたばかりの人だったのです。
二人でよく冷えとりのことを話しました。
私の足元を見て、
「風さん、冷えとりをやっているんですか?」と声をかけてきてくれた人だったのです。
彼女がとても私のことを心配してくれました。
人は、辛いときにされた対応を忘れることがありません。
本当にその人には心から助けてもらいました。
私のめまいは、体からの悲鳴だったと振り返れば思うのです。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
めまいがあったとき
- メニエル病の疑いがあるので、まず耳鼻科を受診する
- アラフォー以上は更年期の疑いもあるので受診すると安心
- 冷えとり的にはめまいは、消化器(食べ過ぎ)、肝臓の毒
ぐるぐる→三半規管(肝臓)、ふわふわ→大脳小脳「841めんげん辞典より」 - ごくまれに聴神経腫瘍の可能性があるので、早めに受診する
- 強いストレスがあるときにも、めまいが発症することもあるので、ストレスをとる