こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(instagram kazeakane)です。。
冬は乾燥して、手荒れや肌荒れが起こりますが、私はまだ肌トラブルが起こっていません。
うちの子供もアトピーなので、夏は湿気がたくさんあり、肌トラブルも起こりにくいのですが、冬はカサカサに悩まされます。
みなさんのスキンケアは万全でしょうか?
さて、今回はほとんどの方がお悩みのスキンケアについて、私の肌の黒歴史を振り返りつつ肌荒れがひどかった私が試してよかったことをお伝えいたします。
ぶつぶつだらけの自分の肌がキライの黒歴史
実は私は自分の肌がキライでした。
小学高学年から出始めたニキビは、30代後半まで続きました。
ですから、私の肌はキレイだった時がないのです。
キラキラと輝く青春時代には、肌の汚さを見られたくなくて、いつもうつむいていました。
その時は冷えとりは知らなかったので、大腸と肌が関係があるということや、肺が悪いと肌にその毒が出るということも分からなかったのです。いつもお腹の具合が悪く、蓄膿症もあり、病気に悩まされていました。
(*詳細につきましては、
「冷えとりとめんげん 病歴から探ってみよう」をご覧くださいませ。)
本当に左右のほおがブツブツでいっぱいでした。
いろいろな皮膚科に行って、薬をもらったり、治療をしました。
10代の時に行った皮膚科ではステロイドが処方されたと思います。(当時はステロイドとは言われませんでしたが、塗り薬と言って処方されたその薬を塗ると、皮膚が白くなり、脱色されたような感じでしたし、1日で治ったので、今にして思えば、あの塗り薬はステロイドではなかったのか?と思います)
それを塗るとブツブツは一時的には引っ込みました。ただ皮膚が薄くなった気もしました。
それにだんだんその薬も効かなくなりました。
当時のニキビの治療は乾燥させるということが主流でしたので、乾燥させる軟膏も処方され、塗っていたために、私のほおはカサカサでした。(皮がめくれてガサガサでした)
また、ニキビができるのは脂があるからだという知識もあり、とにかくしょっちゅう顔を洗っていました。これが皮脂の取りすぎで、さらに肌を悪化させる要因になっていたということも、当時の私は知る由もありませんでした。
あまりに治らないので、雑誌で取り上げられていた有名な皮膚科に行ったところ、皮膚科併設のエステに通うように指示され、通うようになりました。
もちろん、そこで勧められる化粧品一式も購入しました。(3万円くらいかかりました( ・∇・)
勧めた女医さんの肌は、ファンデーションもしていないのに本当に美しく、とても説得力があったから、信じてしまったのです。
確かにエステをすれば肌は落ち着きましたが、お化粧を一切してはいけないという厳しい規制があったことや、費用がかかり、続けられなくなり、やめてしまったら、また元の通り肌はあれ始めました。(ファンデの厚塗りで肌荒れを隠していたのです。それをしないということは私には耐えられませんでした。でも、ファンデを塗らないという治療は当たり前だと思います)
そこに行ってよかったのは、今までニキビは乾燥して治すというふうに思っていたことが、ニキビのような肌は乾燥させてはダメで、潤いが重要ということを知ったことだったでしょうか?
ここから、顔の洗いすぎはやめました。それまでは朝昼晩、加えて洗える時はいつでも洗顔していたのです。
まだ、私の肌は仕事のストレスでひどく荒れていきましたので、偶然、道で出逢った製薬会社に勤めていた営業の友人に肌の状態を心配されて、紹介された皮膚科に治療に行ったところ、ビタミンBとビタミンCの飲み薬が処方されました。(こういう偶然は何かの導きなのかもしれませんね?)
加えて、ピーリングを紹介されたので試したみたら、見る見る肌が綺麗になりました。
ここの皮膚科の治療は長く続けました。(5年くらい)。というのは、抗生物質やステロイドは処方されず、ビタミン剤と保湿液の治療だったからです。それにピーリングをたまにやるとしても、費用があまり高価でではなかったから、続けることができたのです。
しかし、こういう治療をしても、私の肌は一向に回復する様子を見せませんでした。
エステやピーリングなどの外的治療を加えれば、その時は一時的に治るのですが、治ったと思ってやめるとまた肌が荒れてくるのです。
今から思えば、この肌の悪い状態の時には鼻の調子も悪く、蓄膿にも悩まされていました。
この時には食べるものも気をつけて、甘いものも摂らないようにはしていたのですが、本当に治る兆しはありませんでした。
顔に加えて、首から下の胸の部分や背中の部分にも小さな吹き出物がびっしりとありましたが、服を着てしまえばわからないところは私には気になりませんでした。
この頃は、肌に関しては本当に八方塞がりで、どうしたらいいのかわからない状態でした。
とにかく肌にいいと聞けば、なんでも試していました。
きゅうりパックや、蒸しタオル、イオン導入剤、脂の吸引器など・・・。
化粧品もありとあらゆるものを試しました。当時一番効いたのは、ノブ(NOV)という化粧品のアクネローションをローションパックすると肌がとても潤うので、多少の吹き出物は軽減されたように思いました。
朝、顔を洗わない
20代後半はずっと吹き出物に悩まされ、身体の中から変えなければならなかったのに、外側からばかり改善しようとしていました。
30代も吹き出物は治りません。
ストレスであったはずの仕事も辞めてしまったのに、吹き出物は収まりまりませんでした。
そんな時、佐伯チズさんの著書を読みました。
この本には「顔を洗うのをやめなさい」とありました。
目からウロコでした。
それまでの私は、吹き出物ができるのは、不潔にしているからだと思い、執拗に洗顔をしていたのです。
とりあえず、試して効くものは何でも試してみようと思いましたので、日に4回ほどしていた洗顔を朝と晩だけにしました。
すると、少しづつですが、肌が落ち着いてきたように思いました。
おそらく洗いすぎだったのではないでしょうか?
この本には、肌は適度な脂を分泌して潤いをキープしているのに、それを必要以上に除去してしまうと、さらに油分を出そうとして、悪循環になるというようなことが書かれていました。
この時に私は吹き出物がある時には潤いが重要なのだと実感いたしました。
このころの私の洗顔の仕方は、クレンジング(オイル)と洗顔フォームか石鹸でした。
佐伯さんの本には、クレンジングはミルクタイプのものを推奨していたので、オイルからミルクタイプのものに変えました。
オイルのようにすっきりと汚れを落としたという感じにはなれませんでしたが、ミルクは洗顔しても顔がピンと張るようなことはありませんでしたので、多少の潤いは残せていたのだと思います。
佐伯さんの本には、洗顔はしなくても拭き取りだけで大丈夫とありましたが、今まで洗顔をとてもやっていた人生なので、そう簡単には変えられず、この時にはとりあえず洗顔の回数だけを減らすことから始めました。
完全に洗顔を減らすことができたのは、妊娠してからでした。
この時に私は切迫早産しそうになり、寝たきり生活を三ヶ月強いられました。
トイレと食事とお風呂以外はずっと寝たきりです。
お腹も大きいし、かがんで洗顔ができなくなり、朝の洗顔をやめてしまったのです。
(*詳しくは、「冷えとり やめたこと3 身のまわりのこと」をご覧くださいませ。)
夜だけお風呂で洗顔していました。
すると、みるみる肌は潤いを取り戻し、顔から少しづつ吹き出物はなくなっていきました。
洗顔しないことが良かったのかこの時には気がつきませんでしたが、現在も朝の洗顔をしていないのに調子がいいので、やはり洗顔をやめたことが一番肌にとっては良かったのかもしれないと今にして思います。
この時は、妊娠して女性ホルモンが増えたために、吹き出物が減ったのだろうと思っておりました。
その後、出産とともに、顔に一切の吹き出物は出なくなってしまったのです。
あんなに吹き出物に悩まされた私の青春時代は一体なんだったのだと思いました。
けれども、顔には全く出なくなったのですが、首から下の胸部や背中にはまだ小さな吹き出物がびっしりと出ていました。
そして、この後に私は冷えとりに出会うことになります。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
出産後にあんなに悩まされたニキビが治ってしまいました。この時には妊娠時に女性ホルモンが出て、治ったのだと思いましたが、ある方から、
- 「出産すると身体の中の毒のようなものがすべて出てしまうからだ」
- 「出産すると、お母さんの毒を子供が引き受けてくれるからだ」
と言われました。確かに子供がアトピーです。
不調な時は、いろいろと試してみたい衝動に駆られます。でも、自分の経験から、結果は、やはりある程度の時間はかかると思いました。
ですから、一つのことを試して効かないからといって、すぐに次というのは、あまり効果がないようです。
私の場合は、結構長く取り組み、ダメなら諦めるタイプです。