実は、私は、正社員8回、派遣、バイトなど実に多様な仕事に就いてきました。この職歴の中で、共通なのは、非正規職員から始まって、正社員になり、パワハラで辞めざるをえなくなるというパターンが多かったのです。
なぜなのでしょうか?
パワハラで傷つき、仕事を失うことに意味があったのでしょうか?
今ならその意味がわかります。
現在の私からみたパワハラ受けまくりの私の闇過去人生を振り返ることで、今、パワハラという人間関係にお悩みの方の心のともしびになればと思って書くことにしました。
パワハラはその中にいるときはとてもつらいものですが、心の毒出しであると思えば、毒を出し切ってしまえば、大きく変化する大チャンスになります。
災難はそのときはいやなものだけど、あとになって大きな気づきも多いのが人生です。
そして、失敗しても、どこかに自分の合う場所が必ずありますし、人生なんとかなるものです。
私の失敗体験から探っていきましょう!
今回のお話は、正社員のプレッシャーから離れてバイトでのびのび仕事をしていた私が、正社員抜擢されたことで見えてきたブラック企業の仕事闇歴史をお伝えいたします。
ブラック企業と気づいたのは正社員になってから...
子供が保育園を出るまではなんとか仕事をしていないと保育園に通えなくなるので、バイトで食い繋げようと仕事を選びました。(バイトでも、正規職員でも、週に20時間から40時間働いていれば、保育園は継続することができました。入園時には圧倒的に正規職員が有利です。)
このバイトの前にマタハラからのモラハラで仕事を辞めて、専門学校に通い、インテリアコーディネーターの資格もとったので、それを活かして就職もできたのですが、忖度が強かった私はできないこともできるといったために自分の首を絞めて仕事を辞めることとなりました。
次に選んだ仕事は、忖度をあまり必要としないバイトでした。インテリア関係の仕事のバイトを始めていました。
すると…
3年くらい働いた頃に社員になりませんかという誘いがありました。
抑え込んでいた長年の正社員でなければならないという私の気持ちがむくむくと蘇ってきました。
社員だと有給休暇もあるし、ボーナスももらえます。
当時、私も45を過ぎていたので、若くもないそんな人を社員にしてくれる職場はこの先ないでしょう。
あの頃の私に教えてあげたい!
あせるな!
45くらいならまだまだたくさん働く場はあるから!
ありがたく申し出を受け入れることにしました。
すると…
今まで優しかった一緒に働いていた一回り年下の子が手のひらを返すように意地悪をしてくるようになりました。
わざと仕事の伝達をしてこなかったり、おおげさに間違いを指摘したり…
バイトから社員になってわかったのは、そもそもその子はバイトの私に全てを押し付けて仕事をしていなかったのです。私がバイトでなくなると、楽ができなくなるということもあったのかもしれません。もともと私が社員になるかもしれないという話があった時に、社員にならないほうがいいとマインドコントロールまでしてきたのです。
でも、社員になってしまいました。
すると、その子は事務に異動になり、私がそのままいた部署の責任者になったのです。それから、その子の嫌がらせが始まりました。仕事の引き継ぎをしてもらえなかったり、あえてミスを犯すように仕向けられたり...。
今まで働いていた会社では、このような低レベルの嫌がらせを受けたことはありませんでした。その子は、そこで自分の仕事を抱え込むことで、自分の存在価値を見出していたのです。そこに、部下のように何でもやってくれる私というバイトが入り、さらに天下でした。その仕事を奪われるということは自分の存在価値を否定されることになります。
それから、その子からの反撃を受けることになりました。仕事に支障が起こるのに、その子のそういう態度を知りながらも誰も見て見ぬふりをしていました。
他の人は、なぜ、いい会社にしていこうという気持ちがないのかとても不思議でした。
私はここでも戦ってしまいました。仕事の効率化を目指して、その子から抱え込んでいる仕事を全て取り戻しました。
誰も管理しないから、好き放題している人のやりたい放題のブラック会社だったということを入社してから気がつき、訂正していきました。
他にもおかしいなと思ったのは、
社員同士の殴り合いがあったり、就業時間中にエロ動画を見ている男性社員がいたり、
ヒステリックに怒鳴るお局女性がいたり、チッとすぐに舌打ちする男性がいたりして、そのような環境はブラックというのだそうです。
他には、給与も女性と男性とでは大きく差がつけられていて、男女平等ではありませんでした。
もちろん、このような環境を黙ってみていることができない社員さんもいて、その人は社長に改革を求めるように訴えていたのですが、社長はイエスマンしか重用しなかったので、その人はうるさいと閑職に追い込まれます。そして、ますます皆口を閉ざすようになっていくのです。
そんなことを知ったのは社員になってからでした。
私は子供もいるし、残業代も特に欲しくはないので仕事の効率化を進めました。すると、一緒に働いていた一回り年下のその子の悪い点がたくさん表に出てきてしまったのです。1年間は仕事は苦しかったけれど、効率化されてうまく進んでいたのですが…
すると、その子の逆襲が始まりました。
なんとその子が工作して、私がその子のいた事務に異動になったのです。どう画策したのかがわかりませんが、その子が私のいた部署に戻って、私がその子のいた事務に異動になりました。これには納得がいかずに社長に理由を問いました。仕事効率もあげ、ツールも改革したのに納得がいきません。しかも、私は資格保持者でもあったのですから...
社長は「彼女にそこにいってもらったほうがいいから」の一点張りです。
これには理由もわからずに、もやもやしていると、他の人から、その子が社長の愛人だからという噂を聞きました。彼女は自分の居場所を取り戻すために社長の愛人になったのです。
気持ち悪…
それに追い打ちをかけるように、自分の思い通りにならないとヒステリックに罵倒する女性から、仕事のことで討論になり、理詰めで話をしていたら、顔を殴られました。
暴力もあるブラック企業に私は入社してしまったのです。
社員になったことでどんどん悪い面が見えてくるようになりました。
ヒステリックな女性や一緒に働いていた一回り年下の子は、人がどう思おうと自分の思い通りにならないとわめいたり、策を練ったりして思う通りにしていく種類の人たちです。そんな人からみれば、私は思い通りにならない、元バイトのくせに生意気な面倒臭い存在でした。
そしてこの会社では、正当なことをしようとする人はうるさがられ、追いやられるのです。
この会社の社長は面倒なことは嫌いで、自分の気に入った人の主張してくる人の言うことしか聞かない管理者でした。
管理ができていない会社では、社長に気に入られるしかないのです。仕事の改革よりも何よりも忖度…
しかし、忖度を捨てた私はこの会社で忖度をすることができませんでした。
ふと気がつくと、うつ病で休職している人が3人もいるというのは、こういうことだったのかと思いました。
管理が行き届かない汚い環境はその表れだったのです。
【人生転換のチャンス12】ブラック企業に改革はなし
仕事環境が悪く、社員どおしがいがみ合っている職場に未来はなし。
環境が劣悪、暴力、暴言があればそこはブラック企業。
このときは冷えとりをしていて、ようやく心の冷えもとれてきてのびのびしてきたのに、またパワハラ的な目にあうなんてと絶望しました。
でも、同じことを繰り返す時は何かを教えてくれようとしているときなのだということを私はそのときはまだ気が付かなかったのです。
【人生転換のチャンス13】
同じようなことが起こるときは間違っていると教えてくれている
間違った道を歩いていると、形を変えてなんども同じ目に遭うことがある。
それを無視していると、強制終了的な出来事が起こる。
ヒステリックな女性社員に殴られたのに、社長はそれもとりあってくれず、むしろ殴られる私に問題があったのではないかととりあってもくれませんでした。(このときは彼女も社長の愛人だったとは知らなかったので、社長の行為は不可解でしたが、それを知れば当然です。)
そんな中で失意の状態で資格と関係のない事務の仕事に移動になり、悔しくて悔しくて…悶々としていたら、そこで私はいじめに遭います。
続きは【冷えとりB面】後悔しない生き方|8回の転職人生⑨ぐるぐるめまいは心の叫びをご覧くださいませ。