こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
冷えとりでは、季節に合わせて臓器の毒出しがあります。
春は肝臓、夏は心臓、秋は肺(臓)、冬は腎臓。
季節の切り替わりに土用があり、そこでは消化器の毒だしがあるのです。
臓器の毒だしが年に1度なのに、なんと消化器の毒だしは4回もあります。
いかに私たちは食べすぎているのでしょう!
今日の記事は、冷えとりから考える土用の毒だしに起こることや気をつけることをお伝えいたします。
2024年土用の毒だし期間
土用は、立春、立夏、立秋、立冬前の18日間のことです。
夏の土用の丑の日がフューチャーされているので、夏しか土用がないと思っている方も多いのでは?
実は、土用は年に4回あります。
2024年の土用スケジュールは下記の通りです。
【2024年土用】
- 春前の土用
2024年1月18日 土用入り
2月3日 土用明け
2月4日 立春
- 夏前の土用
2024年4月16日 土用入り
5月4日 土用明け
5月5日(土)立夏 - 秋前の土用
2024年7月19日 土用入り
8月6日 土用明け
8月7日(火)立秋 - 冬前の土用
2024年10月22日 土用入り
11月6日 土用明け
11月7日 立冬
*それぞれ17〜19日間続きます。
土用の毒だしで起こること
土用はカレンダーによっては記入されていないので、忘れがちです。
ある日、胃がもたれる、下痢をしたなどの症状が起こって、そういえば?と思って確認すると土用の毒だし期間に入っていることが多いのです。
そう、おかしいなと思うと土用になっていた!ということも多いのです。
なぜか食べる機会が増える
土用のこの期間は、人と集まる会合に誘われたり、家族で外食の機会が増えたり、なぜか食べる機会が増えるのも土用あるあるです。
なぜかいただきものも多い
うちの場合は、なぜかこの時期にいただきものもたくさんもらいます。
久しぶりに会った友人からも!
そして、食べて、胃腸のムカつき、下痢や便秘になるというのがここ数年のパターンです。
昨年の夏前の土用の毒だし期間はこんな感じでした。
土用の毒だしで気をつけることとケア
食べ過ぎに注意
胃がもたれる、なんだか便秘気味...
こんなふうにいつもとなんだか違うという違和感を感じたら、食べすぎています。
ここでいう食べすぎとは、カロリーの高いものを食べているということではありません。カロリーの低いものを食べていても、消化器が疲れていたら、それは食べ過ぎになるのです。
不調の時は食事を抜かす
違和感を感じたら、一食抜いてみると回復する場合があります。
食べないと体によくないと思っているのも思い込みのひとつです。
現代生活は食べ過ぎていることの方が多いので、1食ぐらい抜いてもなんの支障もありませんし、むしろ消化器が休めるので好都合です。
体を温めて免疫力を高める
もし、我慢できずに食べたり飲んでしまったら、すぐにすることは、体を温めることです。
体を温めることで免疫力がアップします。
半身浴の時間をいつもより増やしましょう。半身浴は、20分しないとその効果が現れません。体調不良の場合は、いつもよりも長くすることをおすすめします。
それから、食べてしまったことを後悔しないことです。
心の毒は体の毒の5000倍と言われています。いつまでも食べたことをぐちぐちと悩んでいると心の毒が溜まってしまいますので、食べたことを忘れてしっかり体を温めるケアをしましょう。
土用明けはいつ
土用が明けるのは、季節の変わり目の立春、立夏、立秋、立冬です。
この日を境に季節は移り変わります。
まだ秋のような気がしても、立冬がきたら冬に移り変わり、冬の臓器の毒だしの腎臓の毒だしの季節になります。
そして、土用が終わるとともに、消化器の毒だしも終わり、あんなに苦しんだ便秘や、下痢も落ち着くのも特徴です。
いつも絶え間なく働いてくれる消化器に感謝しましょう。
土用の毒だし豆知識
冷えとりでは、少しの毒をいれて、一気に毒を出すという考えもあります。
食べ過ぎると気持ち悪くなり、吐いたり、お腹を壊して下痢するのも、体に溜まった毒をだしてくれるのです。
汗で出す毒は表面の毒だし、吐いて出す毒は毒を体の中にいれないようにする毒だし、下痢は体の奥の毒をだしてくれます。
土用の毒だしは18日間と長い期間ですが、食べ過ぎに気をつけてしっかり消化器の毒だしをしていきましょう!
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
土用の期間は18日間。
それぞれの臓器の毒だしは1年に一度なのに、土用の消化器の毒だしは年に4回。
消化器の毒だしで食べる機会がなぜか増えるので、下痢や便秘や吐き気に注意。
食べ過ぎてしまったら、一色抜かして調整するか、体を温めて免疫力を高めると、回復しやすい。
つらいときには、冷えとりの教科書的なこの本をなんどもなんども読むといいですよ!