こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
肩があがらなくなって早半年。痛みを感じたときには心配になって、整形外科に行ってみましたが、筋肉にも骨にも異常はありませんでした。加齢だから体操とリハビリで治療しましょうと言われましたが、実は私は毒出しのめんげんだと思っています。
現在、痛みはなく、ただ肩があがらないという日常生活には多少の支障がありますが、あまり気になりません。ところが、夫が仕事で知り合ったお医者様の筋膜リリース治療効果がいいというので、夫婦そろってみてもらうことになりました。
肩と腕の痛み:冷えとりのめんげんは何から起こる?
私の肩の痛み
引越しで肩を痛めてから、なんとなく肩があがらなくなり、めんげんだと思って放置していたら、痛みが出てきて病院に行きました。
冷えとりでは肩の痛みは、肝臓の毒出しです。私の肩の痛みは右側の肩甲骨のあたりですが、ここは食べ過ぎと肝臓の毒が出る場所です。
最初の耐えられない痛みがから2ヶ月経ちました。最初にみてもらった整形外科では、「加齢なので体操とリハビリするしかない」と言われましたが、これはめんげんだと思ってリハビリには通わず、体操しています。
夫の腕の痛み
夫は左腕の痛みがありました。左腕は心臓と食べ過ぎの毒が出る場所です。もともと尿酸値が高く、尿路結石もできやすいのですが、これも心臓の毒になります。臓器にでるのではなく、腕のほうに毒が出てきたから、まだましです。
そんな二人が機会があって、筋膜リリースという治療を受けることになりました。
筋膜リリースの治療内容<肩と腕>
問診
まず問診されます。
そして筋膜リリースについての説明と同意書にサインをします。
説明はこのような感じです。
筋膜性疼痛症候群(MPS)」とは、筋肉をおおう筋膜という組織が何らかの原因で硬くなったり周囲と癒着してしまい、結果として筋膜や筋の動きが悪くなったり、体を動かすときにその部分が引っ張られて痛みを起こす状態を言います。ハイドロリリースという方法でMPS 改善させます。生理食塩水または、重炭酸リンゲル液(ハイドロ)」を痛みを起こしている部位の筋膜に注射し、筋膜に潤いを与え、筋膜同士の癒着を剥がす(リリース)のです。効果は注射後すぐに現れ、注射の場所が正しければその場で7-8割の痛みがなくなります。
これに目を通し、サインしました。
皮膚の菌が注射針で深部に入り感染症になったり、肺や内臓部分に近い患部の場合は、それらの臓器を誤って刺してしまうことがあったり、小さい神経を見逃して損傷を与える場合、薬剤アレルギーを起こす場合、針を刺すと恐怖を感じ血圧が下がる場合があるということを理解した上で注射をするためです。
先生は私の肩を動かしてみて、「ここまで固まっていたら、注射をすることで劇的な改善は見込めないかもしれませんが、やりますか?どうしますか?」と聞かれました。
せっかく来たのでトライしてみることにしました。
エコーで患部をみる
私は採血すると気分が悪くなるので、横になってエコーでみながら、注射をすることになりました。
先生はエコーで肩の筋肉を見ながら、どこに生理食塩水を入れたらいいかを見てくれます。食塩水を入れることで、固まってくっついている筋膜をはがすのです。
注射は麻酔なしなのでかなりの痛みを感じますが、痛みに鈍感な私はなにか入ってきているなくらいの感覚くらいしかありませんでした。
私は肩甲骨の前側と後ろ側二箇所に注射しました。
夫も、腕の二箇所に注射しました。
生理用食塩水を入れるとこのように白くなっている部分が黒く変わりました。
(筋肉がくっついてしまっているところは、白い層がたくさんくっついてしまっています。)
このようなエコーを一緒に見ながら、先生が注射をするので安心できました。
再度問診
注射後、肩を動かしてみました。
正直よくわかりませんでした。注射の跡がズキズキする痛みの方が強かったからです。実は、この時点では、やはり治らないのはめんげんなのだろうなと思っていたのと、先生が、やはりリハビリに通わないといけないと言われたというのもあり、がっくりしました。
めんげんとわかりながら、筋膜リリース治療を受けてみようと思った理由があります。
それはこんな理由です!
なぜ、肩や腕に筋膜リリース治療を受けてみようと思ったのか
効果があるし、副作用がないから
ここにくるまで毎日肩の運動を地道にしていました。(リハビリはただ寝ていて、マッサージされるだけで、あまり効果を感じることがなく、お金もかかるので、リハビリをやめてしまいました。ただし、教えてもらった体操は家でひっそり続けています。)
体操のおかげで2ヶ月で猛烈な痛みはとれました。でも、もとどおりには肩はあがりません。もし別の方法があるのならと期待したのです。
それから、整形外科ではモルヒネのような痛み止めを注射されました。冷えとりをしているので薬をいれるのはできれば避けたいということもあり、整形外科から足が遠のいてしまいました。でも、食塩水は薬ではないから試してみたいと思ったのです。
養生の考えを持つ医者だったから
それから、筋膜リリース治療をしてくれた先生が西洋医学信奉者ではなく、西洋医学の使いどころや避けどころを提唱する養生をライフワークとしている方だったので、冷えとりと考え方が似ているのではないかと期待しました。
先生の主宰している養生講座にも出かけてみました。
筋膜リリース外来受診後の効果と状態<肩と腕>
肩に疾患のある私の場合
注射3日くらいまでは注射跡と、注射したほうの腕のほうが痛くなりました。肩の痛みはまったくありませんでした。
1週間後はその痛みはとれて、気持ち肩は上がるようになった気がします。
痛くなくなったときに体操をやめてしまったので、また体操を日に三回復活させました。
なんとなく効果を感じています。
追記2019年5月7日ひと月経過報告
不思議なことに私の肩は、筋膜リリース注射する前よりも上がるようになりました。半月くらいは痛かったのですが、それにもめげず、五十肩体操を続けました。リハビリに通うようにと指導を受けましたが、お金と時間がもったいないので、ひたすら五十肩体操を日に3回続けた効果があったのでしょうか?現在は、元どおりとは言えませんが、かなり肩は上がるようになってきたという実感はあります。
追記2019年6月15日ふた月経過報告
気がついたら肩の痛みはなくなり、元どおりにあがるようになりました。
その間は毎日五十肩体操を続けました。ひと月前には五十肩体操で肩を回すとゴリゴリいっていたのですが、それもなくなりました。
追記2019年8月20日4ヶ月経過報告
すっかり肩の痛みがなくなり、肩を回しても違和感を感じなくなったので治ったと思って、調子に乗って甘いものを食べすぎた夏。
すると、昨年肩が痛くなり始めたように少し肩に違和感を感じるようになりました。
でも肩はあがります。
追記2020年12月12日1年4ヶ月経過報告
肩はもとのとおりにあがるようになっていますが、今でもときどき食べすぎると痛みがでるので、体操は続けています。
腕に疾患のある夫の場合
注射直後に一瞬痛みがなくなりましたが、すぐ猛烈な痛みが襲ってきて、またもう一本注射を打ってもらいました。待合室で泣きそうな顔して痛みに耐えてしました。
一度診察室を出た夫は再度またみてもらって、2回目の注射となりました。
夫は注射後、1週間は猛烈な頭痛に襲われて寝込んでしまいました。
夫に痛みは肘から上の部分だったのですが、指を指している部分の方が悪いということでこの部分に注射しました。その注射した部分がまだ痛いらしいのですが、以前腕をまげたときに起こっていた痛みはとれているという不思議な現象が起こっています。
追記2019年5月7日ひと月経過報告
夫の腕は痛みがとれない状況です。筋膜リリース前よりも、むしろ悪化したようにも思えると嘆いていました。
追記2019年6月15日ふた月経過報告
夫の腕の痛みはますます強くなり、筋膜リリース注射をしなければよかったと言っています。
追記2019年8月20日4ヶ月経過報告
夫の腕は痛いのですが、あまり気にならなくなったとのことです。
夏になって夫は完全に甘いものをやめてから、いろいろな毒出しが始まってきました。
追記2020年12月12日1年4ヶ月経過報告
痛みはまだ完全にはとれていませんが、だいぶ気にならなくなってきているようです。
筋膜リリース治療後で先生に言われたドッキリしたこと
実は、今回はこの治療では完治しませんでしたが、診察を受けてよかったと思ったことがありました。
それは、夫が先生にお礼のメールを送ったところ、先生から、私に関する初見がありました。
今までの私の生き方はまさに白黒はっきりさせないと気が済まない性格で、それが肩を凝り固まらせていたのかと思うと驚きでした。
冷えとり的に考える治療
冷えとり的には痛みはめんげんです。薬で抑えてしまったりすると、その毒をだしている臓器に毒はもどっていってしまいます。たとえば、膝にたまった水は抜くという治療は一般的ですが、意味があって、体は膝に水をためているので、それを取り去ってしまうえば、また自然治癒力のおかげで水がたまります。抜く治療ではなく、その原因になっていることを改善しなければ永遠に治らないのです。
冷えが取れてくると、大丈夫という感覚がわかるようにもなります。どんなに下痢で苦しんでいても、毒出しの時は顔色がいいのです。逆に顔色が悪い場合は、その色でどこがいけないのかもわかります。
病状で悩む時には、まず顔色をみて病院にいくかどうかを決めてもいいと思います。以前、歯茎の腫れの治療に行った時に医者から治らない、外科手術が必要と脅されましたが、なんだかわからない小さな自信のようなものがあって、大丈夫と確信し、手術を決める直前に断食したらけろりと治ってしまったことがありました。
すべての病気は食べ過ぎと冷えからきていると進藤先生は述べられていますが、この肩のめんげんは冷えとりをすることでいろいろなところが健康になっていき、現れている過程の毒ではないかと思い、経過を観察しています。
この治療中に不安や注射への恐怖から、こんなに靴下が破けてしまいました。破けた部分は恐怖に弱い腎臓の部分です。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)