こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane
今は40代で出産をする人も増えてきましたが、私が妊娠したときは、30代後半の妊婦はあまりいなくて、高齢出産と言われていました。
子供が欲しいと思ってから、すぐに妊娠することができませんでした。
そのことで苦しみ、悲しみ、絶望したこともありましたが、冷えとりをして、冷えが取れてきた今、あんなに体が冷えていたら妊娠できないのも当たり前だったなと思います。
さて、今回はそんな私の「冷えとりをしなかったときの妊娠について」お知らせしようと思います。
これを読んだ皆さんが、身体が冷えていると、こんな大変な目に遭うんだと感じていただき、冷えとりをしながら妊娠されればこんなにうれしいことはありません!
30過ぎて妊娠するには高齢になって子供が欲しくなる
30歳過ぎのことです。
夫(風宏)に脳腫瘍が見つかり、大きな手術をすることになりました。
医者からは頭を手術で開いてみないと、悪性か良性かわかりませんと宣言されました。
すなわち、悪性の場合は死を意味しました。
このとき初めて身近な人を失うかもしれないという恐怖にかられ、一人では生きていけないと思うようになりました。
ちょうど大好きであった仕事も体調を崩して、辞めてしまい、これからはのんびりと好きなことをして生きていこうと思った矢先の出来事でした。
もし、夫を失ったとしたら、私は一人では生きていけないかもしれない、そう強く思った私は子どもが欲しいと思い始めました。
子どもがいたら、夫を失ってもどんなことをしても生きていけるかもという発想でした・・・。(今から考えればおかしな話しですね? それほど私の判断能力もパニックを起こしていました)
それまでは、私たちは仕事に専念していて、それぞれの夢の実現のためには子どもは必要ないという考えの夫婦でした。
命に関わる病気になってしまえば、考えも180度変わります。
追記:体も心も冷え冷えだった冷えとりをしていない頃は、自分のことばかり考えて生きていました。
幸い夫の脳腫瘍は良性で片耳の聴覚を失っただけとなりましたが、予後に時間がかかることとなり、また私も働かなければならない、そう考えるようになりました。
今度は夢実現のためではなく、生活のために!
派遣に登録したり、看護したりして、1年が経過し、夫がようやく回復に向かい、子づくりを始めましたが、なかなか妊娠できませんでした。
この頃の私のスタイルは、冷えをよぶようなファッションでした。
まだ若かったし、定番はミニスカートにハイヒール。
外資系の派遣先は冷房や暖房がとても効いていましたし、氷のいっぱい入ったアイスコーヒーやオレンジジュースが大好物でした。
たまにおやつでいただくアイスクリームも大好きでした。
同じフロアで働く人のエアコンの好みも最強でした!
いつも、ものすごく寒いか、ものすごく暑い!極端な職場でした。
おまけに勤務先の近くは、安価でとてもおいしいレストランがたくさんあり、毎日がごちそう三昧。今日はフレンチ、明日はパスタと選びたい放題でした。ランチは必ずデザート付きでしたし・・・。
帰ってきたら、疲れきっていて、自炊もあまりせず、コンビニやデパートで買ってきたお惣菜など、こってりとしたものばかり食べていました。
このころはお米をまったく食べていなかったです。
簡単にすぐできるパスタか、パン。
食事は欧米化。
それに加えて、ストレス解消のためにワインにケーキをかかすことはありませんでした。
コーヒーも日に5回は飲んでいました。
冷えとりをしている今の私から見れば、とんでもない話しです。
まず食べ過ぎている。
ストッキングを履けばいいほうで、常に足が熱くて裸足にサンダル。(冷えのぼせ)
冬は足だけが冷えて、ブーツの中にホカロンをいれているのに、顔だけはエアコンからの熱風でほてるという始末。
おまけに派遣先の外資系の仕事でいつもストレスを抱えていました。
妊娠できるはずがありません。
あの頃の私に教えてあげたいです。
冷えとりの素晴らしさを!
そして早く冷えをとりなさい!と・・・
このような生活をしていたから、常に私は不調でした。
- 顔中には吹き出もの(肺が悪かったのでしょう)
- 重い生理痛(腎臓からくる毒です)
- 便秘と下痢を繰り返す(消化器の毒です)
- 朝は常に胃もたれで目が覚める(消化器の毒です)
- 風邪をひきやすい、風邪から蓄膿(ちくのう)を煩う(消化器の毒です)
私の身体が全然整っていなかったのですね。
そういえば、時間がなくて湯船につかってもいませんでした。
夏も冬も、カラスの行水でシャワーのみの入浴でした。
このような状態では、妊娠なんて夢のまた夢だと今にしてみれば思います。
皆さんも心当たりはありませんか?
高齢妊婦を目指して冷え改善の衣食住へ
外資系でのストレスがあまりにひどかったので、派遣でしたし、仕事先を180度変えることにしました。
自分の住んでいる地域の役所で非常勤を募集しているというのを広報誌で知り、応募しました。
月15日くらいだったら、心に余裕を持って働けるから、ストレスも減り,妊娠できるかもしれないと考えた上での転職です。
ここでは、ファッションに見栄をはる必要もありません。
ランチもあまり周りに食べるところがなく、お弁当業者が出入りしていたので、それをお願いすることにしました。
勤務先は年配の方が多く、お弁当の内容も、
切り干し大根、煮物、ひじき、といった昔ながらの食品が多く、身体によいもので作られていて、私にとってはよかったと思います。
毎日この健康的なお弁当にした甲斐もあり、私の身体は食べ過ぎなくなり、ずいぶん改善されたと思います。(お弁当にはデザートはついていませんでしたから)
この職場で、
- ナチュラルなファッション(見栄をはらなくてもいい)
- さっぱりとした昔ながらの日本の和食のごはん
- ストレスがない
- インスタントコーヒーしかないので、緑茶か水しか飲まなかった
というように、前の職場からいろいろなことが変わりました。
ファッションは本当にナチュラルになりました。勤務先が家の近所だったということもあり、自転車通勤するために、ミニスカートにハイヒールを履かなくなりました。
そうすると、昔持っていた見栄っ張りな洋服が必要なくなりました。(見栄は肝臓に毒がたまります)
今の私なら、いらないものはすぐに処分できますが、当時の私はブランドものの服が多かったために、捨てる決意がなかなかできず、クローゼットに入れっぱなしでした。
数年温存しておいて、冷えとりが進み、ようやく捨てる決意ができたときに、それらの服を見ると、黄ばんだり、カビが生えたりして、あんなにお金をかけたのにもう着れなくなっていました。
服は一度着なくなってしまえば、
高かったからもったいない
いつかまた着るだろう
今は太って着られないけれど、やせたら着よう
と思っても絶対に着ません。
そうは言っても捨てられないよ、と自分もずっと思っていましたが、実体験からも断言できます。
本当に着ません!
まったく着ませんでした!
だったら、その分スペースを空けて、そのときに心地よいものを取り入れたほうがいいです。
身体と同じで溜め込むのはだめなのです。(結局、かびや黄ばみで使えなくなるのですから)
ものは持っているときは、常に循環させないとだめなのだと反省しました。(身体の循環と同じですね!)
それから、通勤が電車から自転車に変わったために、通勤ラッシュのストレスが解消されました。
加えて、自転車を毎日20分くらい漕ぐので、いい運動にもなります。
今までまったく運動をしなかった生活から、毎日往復で40分(途中坂がありました!)の運動をする生活に変化してだいぶ健康に近づいた気がしました。
食生活についても、とにかく周りにレストランやカフェがなく、毎日宅配されるお弁当だけが頼りでした。
そのお弁当もお母さんが作ってくれるような昔ながらの温かいお弁当でした。
毎日洋食ばかり(しかもデザート付き)食べていた私が、食事はほとんど和食となりました。
職場には、コーヒーはドリップ式のものがなく、インスタントコーヒーしかなかったので、私はそれを嫌って全くコーヒーを職場で飲まなくなりました。
年配の方も多く、お茶は緑茶が常備されていたのでそれを飲んでいました。(自然と冷えとりの勧める緑茶を飲んでいたということになります)
高齢妊婦を目指して健康に目覚める
このときはまだ冷えとりはやっていませんでした。(その存在を知りませんでした)
ただ、ライフスタイルがいい方向に、偶然にも変わり、体調もだんだん良くなって行きました。
そうなると、今までのあの不調には戻りたくありません。
健康って素晴らしい!
なんとかこの健康を維持できないかと考えるようになりました。
夫は脳腫瘍という大病をしたばかりだし、私だけでも健康でいないと、生まれてくる子がかわいそうだ(まだ妊娠はしていませんでした)と思って・・・・。
そして、健康についていろいろ調べ始めました。
すると、当時、しょうがが身体を温めるということがブームになっていて、これに私ははまりました。
石原結寛先生の「しょうが紅茶健康法」を読み、実践してみました。
「現代人は過食の傾向があるので、朝食を摂らないことで半断食をする。朝は身体を温める紅茶に黒砂糖かはちみつを入れ、しょうがをいれたものだけを飲む」と書かれていたので、実践いたしました。
朝食はとらずに、しょうが紅茶だけ飲むということになります。
もちろん、大病後の夫にも勧めましたが、夫は空腹が耐えられず断念。
私は意外にも空腹が平気で続けることができました。
職場に水筒に入れたしょうが紅茶をいれて、午前中は飲みまくりました。
時々、隣の席の方から、しょうがくさいと指摘されましたが、たぶん、その頃の私の息はしょうがくさかかったのだと思います。
そのくらい、しょうがを摂取していましたからね!
こうして、少しずつ身体の状態は改善されては行きましたが、残念ながら、すぐには妊娠することはできませんでした。
ところが、妊娠する下地は衣食住を整えることで準備できていったのです。
【妊活で妊娠するためにしたこと】
- 仕事のストレスを改善し、見栄をなくした
- 食生活を改善し、昔ながらのごはんに。デザートが必ずついていたランチを食べなくなった。
- 中毒だったコーヒーをやめて、緑茶に
- 適度な運動(自転車通勤)→服装が変わり断捨離へ
- 朝だけ断食で生姜紅茶を飲み体を温めた
- シャワーだけで入浴を済まさず、湯船に浸かった(この頃は半身浴はしていなかった)
結果的にこれを始めて、2年くらいで妊娠することができたのでした。
体が冷えていると妊娠できないというのが身を以てわかりました。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 私はなかなか妊娠できませんでした。
今から考えると、身体がとても冷えていたからだと思います。
偶然にも、食べ物もライフスタイルも180度変わる出来事があり、いろいろ変化した結果、それはいい方向へ進んで行きました。
変えてみるのもあり!だと思います。 - いろいろな情報が多い現代です。なにがいいのかは、はっきり言って、私にもわかりません。
でも、そのときに入ってくる情報が自分に必要な情報なのだと今にしてみれば思います。
高齢出産妊婦のお話のまとめはこちらへどうぞ。