あなたの周りの環境はあなたの今の運をうつしだしてくれる鏡です。もし、うまくいっていないことがあるとするのなら、それはあなた自身がついていないからです。
そんなあなたの状況を友達は鏡になって教えてくれる存在です。友達へ言葉を発し、返ってきた言葉があなたの望む言葉なのです。運気の悪い時はぜひ自分の周りを確認してみてくださいね。
友達もあなたの鏡であなたの運を言葉や行動で教えてくれる
「人に優しく自分に厳しく」
なんて簡単に言いますが、実行に移すのはとても難しいことです。
なんせ人は、自分に対しては甘くても、友達に対しては、けっこうきちんとした立派なことを言っていたりしますよね。
「怒りに対して怒りで返したらダメだよ。あなたも同じになっちゃう。相手と同じレベルになっちゃうんだよ!自分を下げちゃダメだよ」
「そんな男といつまでも一緒にいちゃダメ。もっと自分を大切にしなきゃ」
あなたはご自分の体験談をもとに語ってあげるのでしょう。
でも、そうじゃないとき、
「ごめん。私にはわからないし、なんにも言ってあげられない」
と、突き放しますか?それはできませんよね。少しでも、励ましになる言葉を選んで言ってあげたい。
そう思うのが、友情というものです。
でも、そういう言葉って、はっきりと正確に覚えていますか?
言ってもらった側はいつまでも覚えていてくれるけど、言った本人は全然覚えてない。それどころか、当の本人は言ったことをまったく実行していなかったり、まったく反対の行動を取っていたりする。
では、なぜ友達にはそんな綺麗事が言えるのでしょう?
それは、
その友達が、あなたを映す鏡でもあるから
です。
友達は自分の鏡だから自分の正論や綺麗事の言葉をぶつけられる
友達の相談に正論を振りかざすことができるのは、所詮、他人事だから
と、言う人もいますが、ちょっと違う気がします。
他人事だから言えるのではなく、
友達は鏡に映る自分
だから言えるのはないでしょうか。
友達は自分の鏡だから自分の正論や綺麗事をぶつけられる
のです。
ただ、常にどんなときでも、というわけではありません。
あなたが困っていて友達に悩み事を相談するとき?
いいえ。
友達から悩み事を相談されたり、友達が困っているとき?
そうです。
友達に伝えるあなたの言葉で、あなたの真意がわかる
”他人の不幸は蜜の味”
という、悪魔の囁きのような言葉が存在します。これこそ正論というか、とても的を得た言葉で、日本語って本当にすごいな〜ってつくづく思うのです。本来は、「人の不幸を知って喜ぶ」という意味ですが、
人の振り見て我が振り直せ
という、言葉にも通じると思いませんか?
つまり、元来、自分に優しくて人に厳しいわたしたちは、悪い言い方をすれば、人の不幸を利用して、その人の身を自分に置き換えて、自分に言ってもらいたい言葉を言っている
のだと思います。
だから、言った相手の表情や返ってくる言葉を、あなたは無意識にじっくり観察している。自分に置き換えるといっても、友達の相談は、言ってしまえば、あくまで他人事だから、あなた本人は冷静でいられる。
そういう意味においても、”他人の不幸は蜜の味”だし、”人の振り見て我が振り直す”ことも可能になるのだと思うのです。
「友達をそんなことに利用するはずないじゃん。それはあまりにひねくれた考えだと思う」
そう言われる方は大勢いるでしょう。
でも、この文章を読んでもう一度、しっかり考えてみてください。
友達だからこそ、友達が常にあなたのことをどう思っているか、気になりませんか?
友達が、あなたのことをどう思っているか気になるから、友達の表情や言葉や細かいニュアンスや間を無意識に観察してませんか?
もし、そうだとしたら、そこからあなたは、自分という人間を読み取ろうとしているのです。
それくらい、あなたにとって友達という存在は大きい。少なくとも自分と同じくらいに。
それは、なぜか?
友達という存在が、あなたにとっての鏡だからです。
だから、あなたの言ったことに対し、友達が納得のいかない表情をしているときは、それは、あなた自身が実行できていない話をした時ではないですか?そのことが友達にもなんとなくわかっているとは思いませんか?
「あなたにできていないのに、なんでそんなこと私に言えるの?」
良かれと思って言ってあげたことでも、やはり、あなた自身ができていないことを言っても、相手の心には響きません。
当たり前です。
だって、全然説得力ありませんから。所詮、ただの”正論”にすぎない。
逆に、友達が素直に、
「ありがとう。じゃあそうするね」
と、言ってくれたとき、もしくは、そこまで言ってくれなくても、
「う〜ん。たしかにそれもありかもしれない。ちょっと、考えてみるね。ありがとう」
そう言ってくれたとき、すでにあなたが実行できていて、効果を実感できている。もしくは、まだ実行できていなくても、その覚悟はできている。だから、あなたの中に絶対的な自信があって、もしくは自信はなくても誠心誠意尽くしている気持ちがあって、あなたから発せられる言葉があなた自身の言葉だから、相手に響く。
わたしはそう考えています。
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(執筆者:心の冷えとりコーチ 風宏)
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