あなたが困っている時に味方になってくれる人は誰ですか?会社では、女性上司?同僚?家庭では、夫やママ友?その人たちは、本当の味方でしょうか?
実は、あなたの味方は自分自身だということを自覚してもらいたくて、この記事を書きました。本当に困っている時に助けてくれるのはあなた自身なのですよ!
女性上司は?同僚女性は本当にあなたの味方ですか?
「最初はお茶汲みやコピー取りから始める。わたしもそこから始めたの。それが基本だよ」
新入社員に指導する女性上司。その新入社員も女性です。
「あなたはお茶汲みなんてしなくていいから。男なんだから、もっと他のことに気を回しなさい」
同じ女性上司が、同じ部所の男性新入社員に言った言葉です。
「えっ?まだ、そんなこと言っている人いるの?そんな会社って、どうせ小さな会社でしょう?最近はそういうのほとんど聞かないよ。話がちょっと古いんじゃないの?」
誰もがそう感じてしまいます。話の中身はかなり古い感じがします。わたしも最初はびっくりしました。
「そんな会社まだあるの?」
って。
このエピソードを教えてくれた女性はこう続けました。
「一部の上場企業やIT、ベンチャーでは過去の遺物かもしれないけど、私が働く小さな会社ではこれが常識だよ。始業前の掃除、お茶汲み、コーヒーやお菓子の買い出し、ゴミ出しは若い女性社員かアルバイトがやるって決まってる。そのことに誰も異を唱えない。だって、社内に入ると、そこが社員にとっては世界の中心だから。時代遅れだってことに誰も気づいてないの」
この女性は、その後、お茶汲みは各自で行う事。買い出しは交代で。ということを提案したところ、渋々ながらも同意した男性社員に対し、大半の女性社員は反対したそうです。
その理由は、
「わたしたちは我慢してやってきたのに、あなただけやらないというのはフェアじゃない」
もっともらしく聞こえますが、どっちがフェアじゃないかは一目瞭然ですよね。でも、先輩女性社員たちの気持ちもわからないではありません。
「自分より下が入ってきて、ようやく雑用から解放されたのに、また、雑用をやらされるのか。なんで、彼女だけが優遇されなければならないのか」
彼女は優遇されているわけでも、一人だけ楽をしようとしているわけでもありません。間違った慣習に異を唱え、自分の意見を提案したのです。それが、採用された。間違ったことはひとつもしていない。にもかかわらず、彼女の立場は非常に厳しいものとなりました。男性社員からも女性社員からも目をつけられ、目に見えて”社内いじめ”が始まりました。もちろん、率先して攻撃するのは先輩女性社員です。
理屈ではないのです。ビジネスの世界であろうと、感情論が勝ってしまう世界が、そこにはあるのです。
ママ友はあなたの味方ですか?
かつて、保育園にお子さんを通わせるご家庭に富裕層はほとんどいませんでした。保育園に通わせるには、それなりの致し方ない理由がありました。いまは、皆が皆、そうではありません。
同じ保育園にお子さんを通わせるママ同士にもたくさんのグループ(派閥)ができています。
一流企業に勤めるママ友。自営業で、実は案外自由が利くママ友。
普通のOLママ友。
パートタイマーママ友。シングルマザーママ友。
てな感じでしょうか。
当然、イベントの係や役員決めなど、集まりがあるたびに、壮絶なバトルが繰り広げれらます。
残念なことに、職業差別や生活格差差別が子供のお友達選びにも当たり前のように影響を及ぼしています。
と、しれ~っと書きましたが、
”職業差別”や”格差差別”
が、公然と、当たり前にあるのが、この、
ママ友の世界
なのです。
ただ、保育園だと、同級生はせいぜい多くても20人くらい。一つ一つのグループは小さいですから、トラブルも頻繁に起きるので、状況が手に取るように見えてきます。トラブルの原因も、その解決法も比較的シンプルです。と、いっても簡単に解決するトラブルは何一つありませんが…。
さらに、
小学校(ここでは、公立小学校に限っての場合を述べます)に上がると、そういうわけにもいきません。
ママ友グループに公立幼稚園グループママ友、有名私立幼稚園グループママ友のグループが加わり、生徒数も保育園の比ではありませんから、グループはより複雑化し、”差別”は地下へ潜り、より表面化しなくなります。そこに、子供同士の”いじめ”が加わりますから、子供のことに一生懸命だけれども、社交が苦手なママにとっては、とてつもない苦痛が伴います。
本来、女性には、というか、母親には、母親同士の共感という意識は薄いのかもしれない…。
と、考えずにはいられなくなります。
それほど、男性には、想像できないほどの熾烈な戦いが女性間には常にある。と、いうことなのでしょう。
あなたの最大の味方であるはずの夫は?
そんなママを夫はしっかりフォローしてくれますか?
子供を預けて外で働くこと=主婦失格と考える夫 の数は本当に減った?
育メンが増えたのは事実です。だからといって、「女は家庭に入るもんだ!」と、宣言する男性は昔に比べて減ったと思いますか?
むしろ、増えているような気がしてならないのは、わたしだけでしょうか。
少なくとも、そのようなタイプの男性がまだまだ多いことは統計を見るよりも自分の周辺を見渡すと明らかですよね。
唯一の味方であったはずの夫が、子供ができたとたん、社会に出ることを良しとしない。いまだにそうなんじゃありませんか?
いまさらですが、舅、姑との関係はどうですか?
義理の両親からの”無垢な攻撃”にさらされていませんか?
「早く孫の顔が見たいのよ~」
上の言葉は、つい先日、わたしの知人である30歳独身の女性が3年交際を続けている彼と彼の母親、彼の兄の4人で食事をしている時に浴びせられた言葉です。
わたしは聞きました。
「そのとき彼はなんて言った。母親を注意してくれた?」
彼女は答えました。
「彼も彼のお兄さんもまったく聞こえないふりをしてた。わたしがなんて言葉を返していいかわからなくてうつむいたら、そのままお母さんも黙っちゃった。そのあとは、ずっと気まずいい雰囲気のまま。そのあとも、彼とはその件についてはいっさい話してない」
子供ができたあとも”無垢な攻撃”は続きます。
「まだ赤ちゃんなのに、保育園に預けるなんて…。赤ちゃんがかわいそう。そこまでして仕事しなきゃいけないの?」
”赤ちゃんがかわいそう”
誰が一番かわいそうなのか?ママです。
その言葉を浴びせられたママが受ける精神的苦痛は、この一言だけで頂点に達します。
でも、”無垢な”攻撃に対して、あなたは、
「そうじゃないんです!」
「そんなことわたしが一番わかっています!」
「そうです!働かなきゃいけないんです!」
と、反論することはできません。叫びたい衝動を必死で抑え、胸に突き刺さった棘をそのままにじっと痛みに耐えるしかないのです。
その棘を夫は抜いてはくれません。
”赤ちゃんがかわいそう”
その言葉を浴びせられたのは、わたしの奥さんです。浴びせたのは、わたしの母です。棘を放置したのはわたしです。わたしは、
「母の言う通りだよ。3歳くらいまでは仕事を休んだら?」
と、母の擁護をしました。奥さんは、仕方なく自分の母親に相談します。
「でも、向こうの親御さんが心配するのは仕方ないんじゃない。あなたの会社、小さな会社なんでしょう。お給料も安いじゃない。いっそのこと辞めて、手がかからなくなってからまた働き始めればいいじゃない。今くらいの小さな会社でお給料が安くてもいいんだったら、そんな会社いくらでもあるじゃない」
また、”無垢な攻撃”に晒されてしまいました。
結局、悪いのはすべて奥さん。
て、ことになってしまいました。
夫が手助けしてくれますか? 親が手助けしてくれますか?
結局、あなたを助けてくれた味方は?
子供を預かってくれる保育園だけではないですか?
と、いっても、公立の保育園は午後7時ごろまで(都内の場合)ですが…。
結局、自分を助けてくれるのは誰?
ママ友は助けてくれますか?
ママ友を助けていますか?
そんな余裕があるなら、保育園に子供を預けてませんよね。
誰があなたを助けてくれるのですか?
「だれも助けてくれない」
現状そうなら、これからもそうです。
あなたを助けてくれる唯一の者。それは、元気で、前向きな、あなたではありませんか?
そうなんです。
あなたを助けてくれる唯一絶対の存在。それは、
あなた
つまり、
自分
です。
自分の身は自分で守るしかないのです。
自分の味方は自分です!
(執筆者:心の冷えとりコーチ 風宏)
心の冷えとりコーチングにつきましてはこちらもご覧くださいませ。
お話の続きはこちらです。
風 宏(Kaze Hiroshi)
心の冷えとりコーチ
冷えとり歴13年目。靴下6枚ばき、半身浴20分。最近お酒がやめられるように変化した2015年2月4日より、女性のための問題を解決するブログを開始。2016年9月GCS認定プロフェショナルコーチ資格取得。女性のための心の冷えとりコーチング講座も開催。