心の声をきちんと理解し、表現するのは難しいことです。大人には難しくても、子供の頃には誰でもできていたことなのに。
美しい言葉を言っていれば、幸せになるなんてそんなわけない!と私も思っていました。
いいえ、ところが本当にそうなんです。
試しに植物にある言葉を投げかけていたら、枯れそうだったのに持ち直しました。
今日の記事は、心の声をうまく伝えられない方のために、こんな方法があるということをお伝えいたします。
ホ・オポノポノ
「ホ・オポノポノ」って、ご存知ですか?
ハワイに古くから伝わる癒しの方法です。
ホ・オポノポノでは、
『顕在意識とインナーチャイルド(ウニヒピリ)との関係がうまくいくようになると、その人は「神聖なる意識」からのインスピーレションを得られるようになる』(wiki参照)
と、いう考え方をするそうです。
「インナーチャイルド」とは、スピリチュアルやヒーリングやいろいろな分野で使われる言葉ですが、要は、「潜在意識」のことですよね。つまり、「本心」のことです。
また、潜在意識は、子供のように正直なので、「私たちの中にある子供」という意味で「インナーチャイルド」と、言われるのだそうです。
顕在意識は、いわゆる「意識的に操作できる自分の意識」のことで、潜在意識は、その反対。つまり、「意識的には操作できない意識」。
つまり、顕在意識は「本心ではない」と、までは、言い切れませんが、「常識」とか、「社会性」とか、「空気を読む」ことに重きを置いていたり、「義務」とか、「責任」とか、「〜しなければならない」ことを常に自分に課しています。
で、人間の意識のうち、顕在意識は10パーセント。潜在意識が90パーセントなのだそうです。
そのわずか10パーセントの顕在意識が、普段の思考や行動を支配しているわけです。
例えば、
「勉強しなくちゃいけない」
「明日朝、早く起きなきゃいけない」
「ダイエットしなきゃ」
「明日までにレポート出さなきゃ」
これ全部、顕在意識です。この時、潜在意識はどう思っているか?
「どれもやりたくない!」
そう思っているのです。
つまり、「〜しなきゃ」と、思っている限りは、本当は「やりたくない」。この「本当は〜」の部分が潜在意識。常に正直ですよね。
だから、やりたくないことをやっている時は、窮屈に感じるしストレスが溜まります。
これが、
心から「勉強したい」「早く起きたい」「ダイエットしたい」となったら、顕在意識と潜在意識がピッタリ一致するから、窮屈さやストレスを感じるどころか、
「楽しい〜!」
と、なるわけで、常にそういう状態でいられるのが、理想です。
だからと言って、「やりたくない」「面倒臭い」と、感じている潜在意識に自分の行動を寄せて行ってしまうと、ただのダメ人間になってしまいます。
潜在意識が常に、やらなければならないことに対して、「やりたい」「楽しい」「ワクワクする」と感じてくれるようにしたいわけです。
そうなると、人生が楽しくて楽しくて仕方がなくなるわけですよね。
誰もが目指している世界。
それは、
潜在意識と顕在意識の乖離のない、やりたいことが自由にできる世界。
ホ・オポノポノの4つの言葉
ホ・オポノポノでは、顕在意識と潜在意識の関係がうまくいくようにするために、次の4つの言葉を用います。
「ごめんなさい」
「許してください」
「愛してます」
「ありがとう」
この言葉を常に潜在意識に向かって語りかけるのです。意味など考えなくても良いのです。ただ、語りかける。そして、潜在意識を意識してあげる。そうすると、「神聖なる意識」からのインスピレーションを得られるようになるそうです。
他にもあって、植物を触りながら「アイスブルー」と語りかける。
ブルーのボトルに水を入れて日に当て、その水(ブルーソーラーウォーター)を飲む。
意味や理由を考える必要はありません。これをやると、潜在意識と顕在意識の関係がうまくいくのだそうです。
わたしがこのことを知ったのは15年ほど前です。
なんだかよくわからないけど、簡単にできそうなので、試してみました。
まず、「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛してます」。
潜在意識に語りかけると言っても、すぐに忘れてしまうので、ウォーキング中と、ジョギング中にずっと語りかけることにしました。
いくら続けても、わたしの潜在意識にどのような効果を及ぼしているのか、正直よくわかりませんでした。
ただ、この言葉を口にして、気分が悪くなることはまずありません。
面白いのは、始終これらの言葉を口にしていると、
「ごめんなさい」と言えば、「申し訳ないな〜」と感じている人の顔が浮かび、
「許してください」と言えば、「あの時、自分はひどいことをしたな〜」と、遠い昔の友達や、なんとなく負い目を感じている人の顔が浮かび、
「愛してます」と言えば、愛する人の顔が浮かび、
「ありがとう」と言えば、日頃から感謝を感じている人はもちろんのこと、
「え〜!この人の顔が浮かぶか?」
て、人の顔まで浮かんできて、すっかり忘れていた人のことを思い出したり、単純に感謝をするという気持ちが湧いてくるのです。
そして、お経のようにただ唱えていると、気持ちがすーっと落ち着いてくる。
しかも、この四つの言葉の順番が絶妙なんです。最後に「ありがとう」
全てをひっくるめて「ありがとう」
気がつくと、1日に何十回も「ありがとう」を連呼している。
走っている時、歩いている時にだけ発していたこの4つの言葉が、イライラした時や、ムカついた時、思い通りにいかない時に、自然に口をついて出てくるようになりました。
「ごめんなさい。許してください。愛してます。ありがとう」
仕事でものすごくムカつくおっさんに出会っても、この言葉は4つでワンセットなので、全部言います。でも、おっさんに謝っているわけでも、許しを乞うているわけでも、愛の告白をするわけでも、感謝するわけでもない。
自分の潜在意識=心に語りかけるわけです。
「本当は、こんなおっさんと関わりたくないんだよね。でも、仕事だから仕方ないんだよね。潜在意識は嫌で嫌で仕方ないんだよね。ごめんね、許してね。でも、愛してるよ。いつも我慢してくれてありがとう」
こんな感じでしょうか。
すると、おっさんに対する怒りもすーっと引いてくる。どうでもよくなる。で、どんな嫌な相手でも、純粋に仕事だけに集中できるようになる。
つまり、その人が「どうの、こうの」ではなくて、「そんなことでイライラしている自分ってなんだ?小さいな〜」て、ことになってきたのです。
「あ、ホ・オポノポノって、そういうことなのか〜」
て、ことがなんとなくわかってくる。
で、私の中で導き出された結論は何かというと、
「言葉の力ってすごい」
自分の発した言葉は、無意識に発した言葉であろうが、意図的に発した言葉だろうが、嘘だろうが、どんな言葉でも、必ず自分の耳が聞いてます。
例えば、ムカつくおっさんがいます。
「は〜っ!ムカつく」「絶対許さねえ!」「マジでキレそうなんだけど」「あ〜、もう嫌だ。あんな奴と仕事したくない!」
かつてのわたしは、イラつくとそういう言葉を連発するわけです。仕事の前にも、終わった後にも。そうすると、怒りはますます増幅され、イライラはいつまで経っても収まらない。そのまま夜に突入して、お酒をガバガバ飲んで、当たり前の二日酔い。それでも、おっさんとの仕事は続くので、何も解消されてない。
でも、呪いの言葉をぐっと我慢して、
「ごめんなさい」「許してください」「愛してます」「ありがとう」
イライラしながらも、この四つの言葉を順番に口にすると、イライラは収まって、おっさんに対してムカつく気持ちは、すぐには収まりませんが、「ど〜でもいいや」てな気持ちになってくる。
結果、
自分の発した言葉に、癒されているんです。
言葉に力があることは、わかっていましたが、自分の発した言葉によって、自分をコントロールできるということに気づかされたのです。
「汚い言葉を使ってはいけませんよ。わかりましたか?」
中学校でおばさん先生から注意を受ける。
「あんたら、その言葉遣いなんとかならんか?アホになるぞ」
商店街のおばちゃんから注意される。
「ババア、うるせーなー!鼻くそ鼻くそ!バーカ!バーカ!」
わたしにも、そういう時期がありました。確かに、あの頃のわたしを思い出すと、うるさいのはわたしで、鼻くそのような人間だったのもわたしで、わたしはものすごくバカだったな〜と、思うのです。
潜在意識は、「言葉の良し悪しや、善悪を判断しません」。発せられた言葉は全て、「自分に向けられた言葉」として、その言葉を実現へと近づけようとするとも言われています。
つまり、わたしが発した言葉は、それが相手に発した言葉でも、自分の耳は意識無意識にかかわらず、必ず聞いているわけで、潜在意識は、わたしの発した言葉の善悪を判断したり、選別したりしませんから、全てわたしに向けられた言葉として、わたしという人間をその言葉に近づけようとする。
だから、わたし自身が、
「わたしは、うるせー、鼻くそみたいなバカです!」
と、宣言していることとなる。そして、端から見ても、宣言通りの人間に見えてくる。
らしいです。
そういうことがわかってくると、やっぱり、
「汚い言葉を使ってはいけません」
は、全くその通りなのだな〜っと、納得せざるをえない。
やっぱり、言葉は、言霊なのだな〜っと、しみじみ思う今日この頃なのです。
ホ・オポノポノの「アイスブルー」と「ブルーソーラーウォーター」
ホ・オポノポノの「アイスブルー」と「ブルーソーラーウォーター」も試してみました。
植物に触りながら「アイスブルー」と語りかけるのです。それだけです。
部屋に飾ってある観葉植物や、花が全て落ちた胡蝶蘭の鉢の葉っぱを撫でながら「アイスブルー」と語りかけていました。
すると、ひと月後、突然、胡蝶蘭の枝の先っちょから一輪の花がポンっと咲いたのです。しかも、その花一輪、そこから半年間、咲きっぱなしでした。
観葉植物もみるみる葉色が鮮やかになり、垂れ下がっていた葉っぱがどんどん上を向き始める。
もうなんか、むちゃくちゃ喜んどるな〜って。そんな感じになるのです。そうなると、わたしもむちゃくちゃうれしい。なんか植物と意思の疎通ができて、会話をしているような感覚になるのです。
言霊です。
そして、「アイスブルー」だけでなく、
「いつもありがとう」とか、切り花が枯れてしまうと、「ありがとう」と言って、捨てるようになりました。
花にもちゃんと命があるんだ。ずっとわたしたち家族のために咲いていてくれたんだ。
そういう当たり前のことを、当たり前に感じられるようになってきたのです。
土いじりをするようになったのも、その頃からです。
そして、思うのです。
「ありがとう」は、平等なんだな〜って。
言葉の力を感じないでは入られません。
これを娘がやるともっとすごいことになります。花瓶に挿した切り花なんて、パッツンパッツンに元気モリモリになりますからね。
正直、怖いくらい。
皆さんも一度、お試しください。
言葉の力を実感してください。
それと、ブルーソーラーウォーター。うちにはブルーのボトルがないので、ボトルにブルーのセロハンを巻いて、水道水を入れて日に当てる。だいたい3時間くらい。
飲んでみる。うまい。奥さんが飲んでも娘が飲んでも「美味しい!」
でも、勘違いかもしれませんよね。
われわれ3人とも信じやすいタチなので、本に書いてたら大抵信じちゃう。
で、九州から上京した両親に、何も言わず、コップに入れて飲ませてみる。
「あら?このお水、美味しいね〜。これどこの水?どこで買うたん?」
「ただの水道水よ」
「うそ言い!田舎でもこんな美味しい水道水はないよ。ねえ、お父さん、このお水、美味しいね〜」
「おお、うまいうまい。柔らかい水じゃ〜」
ここで両親に種明かしをしました。
以来、両親は、ブルーボトルを購入し、お米を炊くときも、お茶やコーヒーを入れるときも全てブルーソーラーウォーターを使用しています。
実家は田舎ですし、父は名水で名高い『日田天領水』の地元、大分県日田市の出身なので、もともと水にはかなりうるさいのですが、それでも、
「やっぱりこの水が一番うまいの〜。特にコーヒーが抜群に美味なった」
と、未だに一番のお気に入りです。
やっぱり、長い間、行われていたことって、やって損はないですよ。
損をしないことは、疑わないでまずやってみる。
これも、とても大事なことですよね。
心の声をもっと正直に口に出してみる
なぜ、今回、ホ・オポノポノの話をしたのかというと、
自分の本当の気持ち=心の声=潜在意識
を、もっと正直に口に出してみる。= 自分に聞かせる。
ということを、されてみてはいかがでしょうか?と、思ったからです。
「やりたいことがあるのに前に進めない」
「やりたいことははっきりしているのに、思った通りにできない」
その「やりたいこと」は、心からワクワクすることですか?
本当は、「やらなければならないこと」を「やりたいこと」なのだと自分に言い聞かせていませんか?
その「やりたいこと」を考えると、胸が苦しくなっているんじゃありませんか?
「やりたいこと」の中に、「やらなければならないこと」が、どれだけありますか?
逆に、「やらなければならなこと」の中に、「やりたいこと」は、どれだけありますか?
そこを、きちんと分けてみてください。
自分に無理に言い聞かせている行為そのものが、ブロックになっている可能性はありませんか?
そんなあなたは自分に正直ですか?
例えば、
わたしは、ブログを書きたくて書き始めました。誰から頼まれたわけでもありません。
最初、二日おきに書いていました。誰に頼まれたわけでもありません。
そのうち、ネタがなくなってきました。
仕事が重なると、書く時間が取れなくなってきました。
書きたいのに書けない。どうしよう。書かなきゃ…。
自分で決めたルールを守れないようじゃダメだ。こんなことすら続けられないようじゃダメだ…。
書かなきゃ……… うわあああああああああああああああ。
一体、わたしは、何のために自分を追い込んでいるのでしょうね?
かつてのわたしであれば、1年も続かなかったと思います。
でも、コーチングを知ったわたしは、こう自分に問いかけました。
「やって楽しいことをやろうよ。多少の無理も、楽しい限りはやろうよ。楽しくなくなる境界が必ずあるはずだから、そこを越える前に、じゃあ、どうやったらもっと楽しくなるのか、できることを試してみようよ。できる?」
「うん、それならできるな」
そして、コーチングを始めると決めた時から週2に減らしました。
今は、全然、プレッシャーなく感じたことそのままに徒然に書いてます。
本当に正直になって、まず、自分の本当の気持ちを聞いてみましょう。そして、本心を口に出してみてください。その言葉をしっかり耳で聞いてください。そして、どう思ったのか?
そして、
自分の本当の気持ちを知った上で、「やらなければならない」。でも、「どうしてもやりたくない」「苦痛だ」「でも、やらなければならない」
のであれば、
それができた時、自分がどうなっているのが理想なのか?想像してみてください。
想像ができたら、そうなるためには自分は何をしたいのか?
口に出して言ってみてください。
もし、コーチがそばにいたら、同じことをコーチにしてみてください。
あなたの潜在意識を引き出すのもコーチの仕事です。
コーチは、
「答えの100パーセントがあなたの中にあることを知っています」
そのことを知らないのは、あなただけです。あなたは、コーチに聞かれたことを感じ、考え、答えるだけです。
あなたは、その答えを自分の耳で聞き、コーチの言葉で聞きます。
コーチングは、ただその繰り返しです。
(執筆者:心の冷えとりコーチ 風宏)
記事中でご紹介したブルーソーラーウォーターのことも紹介されています。
風宏のコーチングはこちらもご覧くださいませ。
風 宏(Kaze Hiroshi)
心の冷えとりコーチ
冷えとり歴13年目。靴下6枚ばき、半身浴20分。最近お酒がやめられるように変化した2015年2月4日より、女性のための問題を解決するブログを開始。2016年9月GCS認定プロフェショナルコーチ資格取得。女性のための心の冷えとりコーチング講座も開催。