こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane
堀ちえみさんが舌がんでステージ4と告知していました。口内炎は食べ過ぎるとよく出たり、治ったりするのであまり気にすることもない人も多いと思います。
冷えとりでも食べ過ぎると口内炎をつくって、これ以上食べさせないように痛みをつくります。ところがそれでも食べているとどうなるでしょうか?
今日の記事は食べ過ぎをやめられなくて、ついに口腔内に大きな穴が空き、舌が痛くなって舌がんかもしれないと思った夫が大学病院で検査したときのことをお伝えいたします。
舌が痛い!口腔内に大きな穴が空いてガンを疑ったこと
うちの夫(風宏)が、病気になると大騒ぎするのに、食べることが大好きで、食べ過ぎます。
その結果、いろいろな病気にかかってきました。
*それまでのことにつきましては、「冷えとり 土用の毒出し パパと娘の毒だし競争3〜口内炎と下痢 4〜口内炎」をご覧くださいませ。)
土用の毒だしの頃には消化器の毒出しがあるので、夫は口内炎に悩まされていました。
(*土用とは、立夏、立秋、立冬、立春までの18日間をしめします。)
その頃は吐き気で目がさめることが多く、ピロリ菌保有者だったために、その検査を兼ねて、かかりつけの内科で胃カメラを飲むときに口内炎を診ていただました。
先生は、「ただの口内炎でしょう」とあっさりと言い、「心配であれば、塗り薬を出しておきましょう」とケナログを処方してくれました。
夫も安心して、控えていたお酒も解禁して、また元どおりの食生活へ。(ちょうど土用も終了したので、また気を抜いたようでした)
しばらくケナログを塗っていたようですが、一向に効く気配がない。
すると、今度は舌が痛くなってきた。
舌を見てみると、白濁して、口腔内のほおにできたものと似ている。
今までできた口内炎は、赤い発疹で痛いものだったのに、ほおと同じように白濁して、広がりつつある。
ほおの口内炎は痛くないのに、舌はとても痛い。
悩みに悩んで、またネットで検索をしてみたところ、「扁平苔癬(へんぺいたいせん)は痛みはない。痛みがある場合はガンの初期症状と思われるので、診断を受けるべき」というのを読みました。
(*扁平苔癬は皮膚と口腔粘膜における慢性の角化異常を伴う病変の1つと言われています)
思い余って、かかりつけのデンタルクリニックで診てもらうことにしたようです。
こういう場合は、冷えとりに固執しないで、不安があるようでしたら、すぐに西洋医学を受診することも大事なことだと思います。
一つのものが絶対であるという考えは、捨てて、いろいろな可能性から原因を探るのも一つの手だと私は思うのです。
よく冷えとりでせっかくやっているのだから、冷えとりだけでやっていきたいとガチガチに考える人もいますが(かつての私がそうでした)、そうなると、いろいろな病状に一喜一憂することになります。
そして、くよくよしたり、悪いことを考えます。
これは心の毒です。
心の毒は、食べすぎなどの毒の4900倍と言われていますので、その毒を作ってしまうくらいならば、不安を取り除くためにも、西洋医学からの意見を聞くのも大事なのではないでしょうか?
冷えとり勉強会で進藤幸恵(冷えとり提唱者の進藤義晴先生の娘さん)も、冷えとりをガチガチにやってはいけないとお話されています。
家族が心配して、病院に行けということもあります。
でも、私は冷えとりをやっているから行かないと言い張りますと、家族の中で摩擦が起こります。
だったら、その提案を素直に受け止めて、病院に行き、自分で必要がないと思えば、処方された薬は飲まなければいいだけの話です。
その方が家族と最悪なムードになって、トゲトゲしているよりずっといいと思います。
進藤先生の著書にも、冷えとりだけでガチガチにやる!というようなことは書かれていません。
話は戻りますが、夫はデンタルクリニックで「扁平苔癬と思われる」と診断されて、細胞検査を勧められました。
そこは小さなクリニックで、細胞を取る手術をやっていないので、大学病院への紹介状を書いてもらい、夫は大学病院に予約を取ることになったのです。
舌がんが心配で大学病院で検査
かつて、夫の脳腫瘍になった時にお世話になった大学病院へ。
(*詳細につきましては、「冷えとり 男のめんげん 夫の場合6〜頭痛(メニエル病) 7〜頭痛(脳腫瘍) 8〜頭痛(脳腫瘍術後)」をご覧くださいませ。)
脳腫瘍になった20年前は、ネットもそんなに普及しておりませんでしたが、現在はネットで予約もできるようになっていました。
ですから、待たされる時間もなく、診察になる予定だったのですが、当日はJRの事故が原因で大幅にダイヤが乱れ、ついた時はすでに約束の時間を2時間後でした。
遅れたからというわけではないのですが、もともと細胞検査は、麻酔をかけて細胞を取るので、その日、すぐにはできなかったようです。
1日目は、診察を受けて、「扁平苔癬」と診断されました。
そして、一週間後に再度予約をとって、その原因を追求するためにほおの一部分を切除して、細胞を取り出すという説明を受けました。
また、術後は針で縫うので、しばらくは痛みが続き、ものは食べられなくなるということを言われたり、手術に関する説明書(A4の冊子)を渡され、帰ってきました。
その一週間後、部分麻酔で、扁平苔癬ができているほおの部分の細胞を2ミリの正方形くらいに切りました。
3針縫って、10日後に細胞検査の結果が出るので、また予約をとって帰宅。
痛み止め4錠と抗生物質2日分が出ました。
(こちらの病院は、なかなか薬をたくさん処方してはくれない珍しい病院なのです。大病院は薬で点数がほしいので必要以上に薬を出すところが多いのですが、抗生物質はこちらの病院で2日分しかでないのですから、もともとそのくらい飲めば効くのでしょうね)
助手の方が縫ったので、縫い方が雑で、口の中で糸がビロ〜ンと垂れてくるので、そこを噛んでしまって、傷口を引っ張るので、噛むのを避けるためにも、夫は自分でその糸をカットしていました。
切ったところは、しばらくの間、ズキズキと痛んだそうです。
そして、術後10日後。三回目の大学病院へ。
検査結果は原因不明。
細胞検査の結果も、ウィルスや前ガン症状の病巣があるという所見はないとのことでした。
つまり、異常は見られないのです。
お医者様が言うには、扁平苔癬の炎症の原因を見つけることは、もともと難しい。扁平苔癬になる仕組みがまだよく解明されていない。だからステロイドで様子を見ましょうとのことでした。
原因不明で本人が不快でないなら、そのままでもいいと私は思うのですが、お医者さまは放置は良くないので、こちらのステロイドを使用して、効かなければ別の薬を考えるとのことで、何が効くのかは今の段階では不明です。
夫は、医師の指示によって、細胞を取った傷口を綿棒で乾燥させて、ステロイドを塗っています。(現在一年くらい経っていますが、あまり変化は見られないようです)
痛みや炎症が広がってきたら、すぐに病院に連絡をくださいとのことでした。
そして、こう付け加えました。
「扁平苔癬は数ヶ月で治る場合もあるけれど、数年かかる場合や治らない場合もある。また痛みが出る人や、でない人もいる。過去のデータから歯磨き粉は使用しないほうがいいみたいです。歯ブラシだけで歯を磨いてください」
舌がんでなかったけれど、原因がわからなかった扁平苔癬の結論
この一連の検査を受けた後に夫は、「毒出しなのかなあ」とつぶやきました。
口内炎は消化器の毒出しです。
食べ過ぎたり、栄養不良でビタミンが足りていないと口内炎ができる経験は、みなさんにもあるのではないでしょうか?
食べ過ぎると、消化器が悲鳴をあげて、これ以上働かなくて良いように口内炎を作って、ものを食べれないようにするというのが冷えとりではよくあります。
術後は痛くて、いつものように食べられなかったので、頭痛も起こらず、身体の調子はすこぶる良かったようです。
実際、夫はいつも過食の傾向があります。
現在は、少しづつ冷えも取れてきて、毎日毎朝食べていた甘いものも欲しくなくなり、食べなくなっていますし、昔ほどチーズや肉などのこってりしたものも食べなくなりました。
そういう時期に扁平苔癬が出現したのです。
冷えとりのめんげんは、本人が耐えられるようになると次々に出てきます。
そこで軌道修正をしていくと、いろいろなことに変化があります。
「生き方を変えると運勢が変わる」という進藤先生の講演会の記録にもありますので、それは本当のことなのだと思います。
ただ、このめんげんが耐えられずにやめてしまうのは本当にもったいないと思います。
どちらがかわいそうなのかをよく考えてみてください。
- 栄養が足りているのに、あれも食べたい、これも食べたいという欲に駆られて食べた結果、病気になるということ。(あなたが欲に駆られて食べなければ、その分を足りていない人に分配できますよね?)
- 食べたいものを我慢すること。
その上で、どうすべきか考えるといいと思います。
私も生き方を変えて、病気いっぱいの人生から、穏やかに自分の生活を変えることができたと実感しているからです。
実際のところ、身体が健康であると、すべてのことがうまく行きはじめます。
でも、体に異変が起きて心配な場合はすぐに病院へ行って検査をすることも大切です。なぜならば心の毒は体の毒の5000倍も悪いからです。
追記:扁平苔癬に悩んだのは冷えとり6年目の頃ですが、今ではまったくその症状はなくなっています。あれもめんげんだったのではないかと思います。ただし、やはり食べ過ぎると口内炎はできますが、変化があったのは、食べ過ぎると舌に穴があくのは怖いのでやめられるようになったことです。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
風邪などひくと、抗生物質が処方されることが多いと思います。最近では、7日分処方されることも多く、驚きます。私の子供の頃は、せいぜい3日分でした。
病院の先生としても、薬を出さないと「なんで薬をくれないのか!」とクレームを出されるのであれば、出してしまうのかもしれません。(その方が病院の経営としては、保険点数を稼げます。これは知人の医師に聞きました)
自分の身体で実験したところ、だいたい3日飲めば効いてくることがわかりましたが、今回の夫の処方箋では2日分しか出されないのを知り、2日で大丈夫ということがわかりました。(2日しか薬を飲まなかった夫は傷口が化膿することもありませんでした)
そんな家族の冷えとりのめんげんについて書いています。