こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜です。
家族で冷えとりをしています。
私が冷えとり18年目、娘が冷えとり17年目、夫が冷えとり16年目に入りました。
今回は、夫の毒出しの変遷(股のかゆみから肛門のかゆみへ)についてお伝えいたします。
【冷えとり健康法とは】
耳鼻科医師だった進藤義晴先生が考案された健康法で、下半身と上半身の温度差をなくし、体を温め冷えをとります。24時間下半身を温めるために、半身浴、靴下のかさねばき、湯たんぽの活用して冷えをとります。
基本は
- 半身浴をする
- 足元を温める
- 正しい食事をする
出典:進藤幸恵著・進藤義晴監修『免疫力が高まるシンプルな暮らし』
冷えとり10年目まではとにかく股がかゆかった
夫は「インキンタムシだったらどうしよう」と悩むくらい股がかゆくてたまらない時期がありました。病院にも行きましたが、なんともなかったのです。
そのときは絹のトランクスやスパッツも毒を吸ってくれてすぐに薄くなって破れることも多かったのですが、冷えとり歴10年を越える頃にすっかり股のかゆみはなくなってしまいました。
股のかゆみは私も冷えとり5年目にはかなりありました。
娘にもありました。
私の運営している冷えとりコミュニティの冷えとりさんの中にも股のかゆみに悩まされる人はかなりいます。
私たち冷えとり家族に限って言えるのは、股がかゆい人は、生殖器が弱いということです。
私も娘も生理痛がひどかったし、夫は尿酸値が高かったので股に腎臓の毒が出ていたのかなと思っています。
とにかく仕事中、車の運転中でも股がかゆくて、途中トイレに入って、かきまくっていました。
股のかゆみの次には肛門のかゆみ
そんな股のかゆみも気がつくとなくなった頃、次にかゆくなったのは、なんとお尻の穴。
外側がかゆいというよりも、肛門の中がかゆい感じがする。
突然かゆくなるので本当に困る...
夫が今までかかった症状をめんげん辞典で調べてみると以下の通りでした。
めんげん辞典
【生器周辺】もっとも冷えに弱い腎臓が関係している
痔ろう→腎臓
いぼ痔→肝臓、腎臓
お尻→婦人科の筋がある
血尿、蛋白尿→腎臓、肝臓
出典:進藤義晴著『幸せになる医術女性のためのもっとちゃんと「冷えとり」生活』
お尻のかゆみは腎臓に関係があるのかな?
私も生理痛がひどく、腎臓の毒だしだったのかどうかはわかりませんが、1年間お尻全体に湿疹ができてかゆみが止まらなくなったときはありました。
詳しくは、【冷えとりのめんげん】おしりのぶつぶつ、かゆみの原因は〇〇だった
本当にめんげんなのか悩んだお尻がかゆい、ぶつぶつのその後をご覧くださいませ。
更年期と重なっていましたから、やはり腎臓の毒出しだったのでしょうか?
肛門のかゆみについては、冷えとり提唱者・進藤義晴先生の次女の幸恵さんのブログには次のように書かれていました。
肛門の痒みですが、私も経験があります。
毎回、お風呂の中やトイレに入った時などにガリガリ掻いていました。当然、汁や血が出てシルクのショーツにくっ付いたりして、痛痒いのもあり、とても大変でした。
肛門は腎臓と直腸の毒出しと聞いていましたので、要らないシルクの布を当てていたりして頑張っていましたら、そのうちに治っていました。
出典:子すずめくらぶ
どうやら肛門の痒みも腎臓と関係があるようですね。
どうしてもやめられない甘いもの
現在、私と娘は股のかゆみはなくなりました。夫は長くかかりましたが、少しづつなくなっていきました。
私と娘、夫の股のかゆみの経過の決定的な違いは、甘いものをやめられたかによる気がします。
股のかゆみが全盛だったころの私は、毎食後甘いものを食べていました。食べないと気が済まないという感じの甘いものへの執着がありました。
それがおつきあいで食べるだけに変わりました。
娘は私に比べれば甘いものはやめられていませんが、甘いものを食べすぎると股に痒みが出てくるので、自分から控えることができるように変化しました。
夫だけは食後の甘いものを食べることがやめられません。
でも10時のおめざのおやつはやめたよ!
甘いものを食べるとかゆみが強くでてくるのは、娘のアトピーの症状でも体験済みです。
昨年、私のお尻一面にかゆい湿疹が広がったときのことを思い出すと、その頃毎週のようにケーキを食べていました。
湿疹が気になるようになって、甘いものをやめるようになってから、少しづつかゆみはおさまってきたように思います。
そんなこともわかってきたので、私の本音は夫には毎食後の甘いものは控えて欲しいという気持ちがあり、ついつい言い過ぎてしまうこともあります。
私の健康になってもらいたいという気持ちと、夫の体が悪くなっても食べたいという気持ちのせめぎあいでよく夫婦喧嘩したものです。
以前は、パパとママは食べ過ぎを巡って、家族で大喧嘩を繰り広げていました。
詳しくはこちらの書籍にも書いています。
人にこうしてもらいたい、こうなってもらいたいというのは強欲であるということを冷えとりの本で読んで以来、夫の行動をコントロールするのをやめるようになり、今では家族は円満になりました。
それまでは冷えとりのことでケンカが絶えませんでした。
冷えとりって心の毒もとってくれるんですね!
ただ、やはり甘いものを食べていない方がかゆみはなくなります。
症状がつらくていやなときはやはり食べ過ぎは控えるということが効果があるように思います。
冷えとり嫌いだった夫が冷えとりに感謝を
冷えとりを始めた時は冷えとりが大嫌いだった夫ですが、だんだん冷えとりなしではいられない体に変化してきています。
そんな夫は冷えとり優等生ではありません。
まだまだ下記の状態のままです。
- 靴下は6枚ばき
- 半身浴は長くできないので基本湯船につかるだけ
- 以前に比べて食べ過ぎなくなったけれど、まだまだ食べ過ぎている
- 甘いものはやめられない
でも冷えとりのおかげで病院通いは減ったし、一生続くと言われていた頭痛もよくなってきています。
ずっと尿酸値が高くて、一生痛風の薬を飲まないとだめだと医者から言われていましたが、冷えとりを始めて飲まなくなりました。
毎年少しづつ尿酸値の値が平均値に近くなり、今回股と肛門のかゆみの毒出しの最中に検査に行ったら、初めて平均値内になり、自分でも驚いています。
腎臓の毒だしが少しずつできていたら、うれしいです。
時間はかかっていますが、家族で体に変化がありました。
数値はあまり気にしないであくまで目安としています。
夫婦でお互いにそっちが悪いといがみ合っていた頃が嘘のように、今ではお互いに思いやりを持って暮らせるようになりました。
パートナーに冷えとりをしてもらいたい人へ
冷えとり勉強会やお話し会、コミュニティでも、パートナーや子供が冷えとりをしてくれない、冷えとりに理解が得られないという声はよく聞きます。
人は自分の信じたいものしか信じたくないのです。
一般常識として病気になったら病院に行って、医者に診てもらい、薬を飲んだり手術をして病気を治療するものです。
とうてい体を温めて治すなんて私も冷えとりに出会う前に考えたことはありませんでした。
そんな私が冷えとりを家族でやってみようと思ったのは、
冷えとり賛成の意見
冷えとり反対の意見
両方を詳しく調べてみたからでした。
私は疑り深いので何かを決める時に必ず賛成反対の意見を調べ、どちらがいいのか決定します。
以前は一つの意見を鵜呑みしていました。でも少しづつ冷えがとれていくにつれて、自分の頭で考えられるようになりました。
自分の頭で考えられるようになると、きちんと情報収集し、決断できるようになります。
その時折に、自分の体をきちんと観察して、体の声を聞くこともできるようになりました。
やはり体が温かいと心地よいですし、健康な状態は健全な心が宿り、いやなことも少なくなって本当の自分を生きているように思えます。
まとめ 冷えとり15年目の夫の毒出し
最初は足の指の間から滲出液が出る毒だしから始まった夫の冷えとりは、冷えとり15年目の今はお股のかゆみからお尻(肛門)のかゆみへと変遷しています。
ゆっくりですが、毒だししながら大病しない体になってきました。
なによりも足元が寒くないと本当に幸せに過ごすことができますよ。
体が温かいと心まで温かくなるようです。
生きているだけで毒はどんどん体に入ってきますので、なるべく毒を出す生活を心がけていきたいと思いますが、あまりギチギチにやりすぎないというのも冷えとりを長続きするコツです。
冷えとり歴18年の私が試してよかった冷えとりグッズはこちらもご覧ください。