梅雨が明けて、一気に猛暑へ。
37℃以上の体温越えの真夏が襲ってきます。
冷えとりしていれば、暑さ寒さが気にならなくなるというけれど...
暑いものは暑い!
熱中症になりたくない夫(冷えとり歴12年)は、ありとあらゆる情報集めに翻弄したのにもかかわらず、熱中症になって、倒れてしまいました。
冷えとりを信じてずっとやっていた私(冷えとり歴18年)と娘(冷えとり歴17年)は、テレビの情報に左右されず自分の体の声を聞いて、今のところは熱中症にかかっていません。
夫の敗因はいったいなんだったのでしょうか?
冷えとり家族のそれぞれの熱中症対策を対比しながら、熱中症にならなかった私と娘、熱中症にかかってしまった夫の敗因をお伝えしたいと思います。
夫の熱中症対策と冷えとり的対策
お盆休み、夫はテレビで28度にしないと熱中症になるので注意という情報を聞いて、冷房を28度にして、かけていました。
私と娘は、午前中は冷房をせず、扇風機で風をかき回し、過ごしています。
もちろん、基本的には、
私、靴下8枚ばき、レギンス2枚ばき
娘、靴下4枚ばき、レギンス1枚
夫、靴下6枚ばき、レギンス2枚ばき
です。
コロナ禍でほぼ1日中家にいることになった私や娘は、汗をかく機会が減りました。
そこて、汗をかくために午前中はあえて冷房をしません。
もちろん、午前中の水分補給も欠かせません。
私、緑茶1リットル
娘、ルイボスティ500ml
けっこう、ごくごく飲んで、トイレに頻繁に行きます。
夫は、涼しい部屋にいるので、コーヒーを飲むくらいであまり水分はとりません。
もちろん、気温には気をつけて、娘は室温が30度になれば冷房をつけさせますし、首や右手の保冷剤もしています。
夏に汗をかいておくと、夏の毒だしの心臓の毒を出すことができて、秋の肺の毒だしが軽くなります。
私も娘も呼吸器や皮膚が弱いので、夏にしっかり汗をかいて、秋に持ち越さないようにする必要があるのです。
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猛暑に気をつけながら秋の毒出しを効果的に
熱中症の敗因1汗をかかない
冷房を効かせた部屋での居眠りが、夫の熱中症の始まりでした。
夫は冷房の部屋に一日中いるので、食欲が落ちることがありません。
喉も乾きません。
汗もあまりかきません。
仕事に行くと、通勤で多少は運動するので汗をかけるのですが、お盆休みはおうち時間で冷房のきいた部屋にいたので、全く汗をかくこともありませんでした。
熱中症の敗因2 食欲がある
涼しいので食欲も落ちません。
夏に食欲が落ちるのは、心臓の毒を消化器が引き受けて働きやすくするためです。
だから、暑い時に食欲不振になるのは自然の摂理です。
秋風の吹く頃には、心臓も消化器も毒出しが終わり、すっかり調子がよくなった自分の体に出あえるはずです。
出典:進藤義晴『医者知らず「冷えとり」で完全健康人生』
だから食欲が落ちるのは、心配することがないのですが、少しの空腹も我慢できない安心安全を求める夫は、空腹を我慢することが苦手で、後30分でご飯だという時でもお腹が減ってイライラするとパンを食べてしまう傾向があります。
そんな夫は、涼しい部屋で快適に過ごしていたので、食欲が落ちず、いつも以上に食べてしまっていました。
熱中症の敗因3 冷房を効かせた部屋で居眠り
涼しい部屋で、冷房の風を浴びながらうたた寝が最高と窓辺で日光を浴びながら、夫は昼寝をしていました。
どうやら脱水症状を起こしていたようです。
冷房の効いた部屋で喉が乾かないので、飲み物も飲まずに、冷たい風に吹かれて喉が痛み出しました。
熱中症の敗因4 キンキンに冷えた飲み物はいい?
これも夫がテレビで得た情報ですが、凍ったドリンクを飲むといいということで、コンビニで凍ったスポーツドリンクを購入して飲んでいたのですが、外出した際にそれが溶けず、結果的に水分不足になりました。
氷は冷たいですが、体を冷やす性質の食べ物ではないので、うちでは夏の暑い日には、炭酸水に氷を入れて飲んでします。
ただし、気をつけなければならないのは、冷たいのでごくごく飲んでしまうこと。
ワインを飲むように、ちびりちびり飲むのが熱中症にならないコツだと以前冷えとり歴の長い先輩に教わりました。
吐き気と頭痛は熱中症
このようなことが重なり、夫は猛烈な頭痛に襲われました。
頭痛が始まった時に、ちょうどスーパーに食料の買い出しに出かけていました。
夫は普段食べないようなジュースやお菓子をカゴに入れ始めました。
その日の献立を豚しゃぶにしようと決めて、豚肉を買おうとしていたところ、1パックじゃ足りないと言い出し、2パックに。
我慢できずに、アンドーナツを買い食いしていました。
夕食も猛烈に食べてしまいました。
すると、食後に猛烈に頭が痛くなり、夜にはパジャマが汗でぐっしょり。
2回着替え、吐き気も酷く起こりました。
吐き気と頭痛に襲われ、朝には起きることができず、その日は寝込みました。
病院に電話しても、熱中症の疑いのある人がたくさん来ていて診ることができないから、他に行ってくださいと断られてしまいました。
そこで仕方なく、梅干しと梅干しの汁を飲み、水を飲んで寝ました。
こうなると、もういうことを聞かないので、スポーツ飲料を買ってきて飲ませました。
やはりその通り気持ち悪くなりました。
その後、梅干しと水を飲んで、夕方まで寝込んだら治りました。
こうしてせっかくのお盆休みの最終日は、台無しに終わりました。
熱中症は死に至りやすいと報道されていますが、頭寒足熱の冷えとりをしていれば気に病むことはありませんし、自然の摂理に逆らわずに生活してれば大丈夫です。
結局、情報に振り回されていろいろ試した夫の方が熱中症に倒れることとなりました。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
- 夏に汗をかくのはいいこと
- 水分補給は、水をワインを飲むようにちびりちびりと。
冷たいもののがぶ飲みはしない - 夏に食欲が落ちるのは「自然の摂理」なので無理して食べない
- 涼しすぎると、体が秋の蓄えの体制になり、食欲がわくので気をつける
- もし熱中症にかかったら、脇の下と首に保冷剤を。保冷剤を口元に当てて、冷たい空気を脳に送る