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高齢出産妊婦の妊娠と出産8切迫早産とウテメリンをやめてから出産まで

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こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜(@kazeakane)です!

いつもブログにご訪問いただきありがとうございます。

妊娠8ヶ月の私は産前休暇まであとわずかというところで、頻繁にお腹が張り、仕事にも支障がでてくるようになりました。

あまりにお腹の張りが強くて、自宅療養をし、ウテメリンを飲んで切迫早産しないように過ごすことになりました。

今日の記事は、ウテメリンを飲み始めてからやめるまでの出産の日々を綴ったものです。

追記:これは、現在中学生になっている娘がまだお腹の中にいて、私も冷えとりなんて知らなかった頃のお話です。子供は健康に成長しています。

切迫早産しそうになり出産のために休職する

助産院で出産予定でしたが、赤ちゃんの心音が正常ではないかもしれないということがわかり、助産院では産むことができなくなり、産婦人科に転院することになりました。

産婦人科で診てもらったところ、赤ちゃんの心音は正常でした。

そこでわかったのは、赤ちゃんが屈位ではなく、骨盤に自分の首をひっかけて、少し首が曲がった状態で入っているということでした。

そして、今は骨盤でなんとかひっかかっている状態らしいのですが、お腹の張りが強いので早産の危険性があるということもわかりました。

赤ちゃんは、まだ2000グラムにもなっていなかったので、産んでしまうとNICU(新生児集中治療室)に入院させなくてはならなくなるので、なんとしてでも2500グラムまで私のお腹にいてもらわなければなりません。

「これから出産まで絶対安静です」と宣言されました。

この時点でも、私は安静の意味がよく認識できていませんでした。

なぜならば、力を抜いて仕事する=安静、と思っていて、まだ会社に行くつもりだったからです。

このとき言われた、絶対安静とは、自宅療養を意味していたのでした。

女医さんは、

「もし、風さんにお子さんがいたら、自宅療養での絶対安静は難しいから入院してもらうのですが、お子さんがいないので入院しなくても大丈夫です。自宅で基本的にはずっと寝ていてください。トイレとお風呂以外はずっと横になっていてほしいのです」

と、明るく説明してくださいました。

というわけで、私は産前休暇予定日よりも1ヶ月も前から会社を休むことになってしまったのです。

そして、これから2ヶ月にわたっての寝たきり生活が始まることになったのでした。

出産のために寝たきり生活し、半身浴で温める

私は寝たきり生活を甘くみていました。

今の私のやるべきことは、仕事や家事をしないでただ横になっていること!

でも救世主(女医さん)の明るい助言に励まされて、なんとかなりそうという明るい気持ちになれました。

だいたいお医者様は、不測の事態に備えて最悪のことを提示する場合が多いのですが、この女医さんも同じことをしたのにもかかわらず、なんだかとても希望が持てたのです。

この女医さんは、Aという方法がだめならBで試してみよう、BがだめならCで・・・と次々と方法を考えてくださるのです。

あの年配の威圧的な助産師さんのように、

 

あなたがお母さんとしての自覚がないからこうなるのだ!

 

というようなことを言われることはありませんでした。

 

私のように、怖がりな人間は方法を提示されると安心できます。

きっと大丈夫。

なんの根拠もありませんが、そう思えました。

だから寝たきり生活が始まるということに関しても、女医先生に信頼を置いていたので、楽観的に、

 

やったあ、ずっと寝ていられる!

最高!

 

そう思いました。

なんて、お気楽な私なのでしょう(あとから考えれば、深刻にならなかったからこそ、今の音ちゃんがここにいるわけですから、大正解でした)

最初の一週間は寝たい放題。

日頃の睡眠不足もなくなり、挙げ句の果てには眠れなくなるほど寝ていました。

だいたい2週間くらい経つとなにもやることがなく、寝ているのが苦痛になってきました。

だって、寝たままやれることっていったら、本を読むか、テレビを観るかしかないのです。

あの頃はまだスマートフォンもありませんでしたから・・・。

ここで私がしなければならなかったのは、休養と身体を温めることでした。

もう人と会うこともないので、格好も気にしなくてもいいために靴下も履き始めました。

今となっては信じられませんが、あの頃は靴下一枚だけでも足が熱くて、苦痛に感じていましたが、人の命がかかっているので履かざるを得ません。(プラス湯たんぽも加えれば良かったのですが、そこまでは当時の私には無理でした。)

助産院で指摘された三陰交のツボを覆う靴下をがんばって履いていました。

裸足になりたいなあ、なんて思いながら・・・・。

 

次に半身浴

こちらは、時間が有り余っていたので長時間湯船につかることができました。

長く湯船につかるとやることがないので、お腹の子どもに話しかけたり、歯磨きをしました。

この頃は、すでに立ったまま歯磨きをするのも、しんどくて難しかったのです。

湯船につかって、念入りに歯磨きができたので、妊娠時の虫歯を避けることができました。

歯を磨く=こする、ことで毒がとれたのではないかと思っています。

 

そして、一ヶ月経つ頃には、寝たきりが辛くて仕方がなくなりました。

本当に食事とトイレとお風呂以外は寝たきりだったのです。

食事もすべてチンすれば大丈夫なように準備しておいてもらいました。

洗い物も掃除も洗濯もしません。

とにかく1日が早く終わることばかり,考えるようになってしまい、そのためには寝るのが手っ取り早いと考えるようになりました。(眠るとすぐに1〜2時間は経ってしまいますからね!)

だけど、動いていないから疲れもしないので、昼間は眠れなくなってきたのです。

そこで考えた秘策。

すごく難しい本を読むこと。(すぐに眠たくなり、寝てしまいます。だいたい細かい字で書いてあるので眠たくなりますよ)

この期間に、ドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」「罪と罰」、住井すえの「橋のない川」を読破することができました。

このありあまる時間がなかったら、とてもできなかったと思います。

これらの本はだいたい10分くらい読むと、眠気が襲ってきました。

 

IMG_6625ベッドで寝ていると病人感があるので、常にソファで横になっていました。

 

一歩も外に出ることもなく、ずっと家に居続ける・・・、 しかも同じソファの上に座り続ける・・・、

というのは結構苦痛なものです。

一緒に暮らしていた猫だけが、いろいろと私に用をいいつけにきました。

 

うんちした〜。片付けて〜。

水が飲みたい〜。水道ひねって〜。

おしっこした〜。片付けて〜。

 

230水を飲むときは見ていてね!

 

妊婦は、猫からトキソプラズマが感染すると胎児に悪い影響があるということは、本で読んで知っていました。

でも、妊娠する前から猫と暮らしているので用心するしかありませんでした。

妊娠中は、細心の注意を払っていましたが、猫のおしっこもうんちもものすごくクサいので、すぐに処理しないと家中クサいにおいで蔓延(まんえん)してしまうために、これだけはお腹が張ろうと必死で処理しました。(本当は妊婦は猫の糞尿は触らないほうがいいのです)

私はどちらかというと、気力で生きている人間なので、気力を失ってしまうとだめになるタイプでしたから、猫の世話があって良かったかもしれないと思います。

だけど、トキソプラズマの感染だけは本当に気をつけていたので、猫の糞尿の処理後や猫に触ったら、執拗に手を洗うことを徹底していました。

おかげで,トキソプラズマには感染しませんでした。

けれども、危険性があっても、一番心の支えになってくれたのは,猫だったと思います。

 

猫とお腹の赤ちゃんとたくさん話しました。

ウテメリンをやめてから出産まで

冷えとりをしている今は、風邪をひいたり、体調を崩しても、半身浴で治しているので薬を飲みません。

(*詳しくは、「冷えとり やめたこと4 抗生物質とサプリメント」をご覧くださいませ。)

このときは、お腹の張りを押さえるために休養を言い渡されましたが、同時に薬を処方されました。

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予定日の3ヶ月前からウテメリンという薬と飲むことになります。(三食後)

ウテメリンは子宮の収縮を抑え、切迫流産や切迫早産を抑制する薬です。

今のところは、妊娠中に飲んでも胎児への影響は報告がないようです。

本当は薬を飲みたくありませんでしたが、この場合は少ない選択肢から最善のものを選ばなければなりませんでした。

幸い、副作用として現れる動悸、吐き気、頭痛などは私には起こりませんでした。

これに、プラス、貧血状態が重かったので、フェロミアという薬を処方されました。(家にこもって、太陽の光を浴びていないのですから、貧血にもなりますよね)

こちらの薬の方が私には合いませんでした。

気持ち悪くて吐き気がすごいのです。

横になって寝ているときに、突然吐き気が襲ってきても、この状態では対応不可能でした。

こちらの薬は処方されてから1日でやめてしまいました。

鉄剤は、どうも私には合わなかったようです。

したがって、貧血改善のために食べ物から栄養を摂取しようと思って、プルーンと烏骨鶏の卵を毎日食べることにしました。

烏骨鶏の卵は高価だったのですが、薬と思って毎日食べました。

6ebc6e0e0508de5a0ab33349a0b2ad1a_s烏骨鶏の卵はひとつ500円くらいします?

 

このときの毎日の卵の食べ過ぎが原因なのかはわからないのですが、子どもは赤ちゃんの頃には重度の卵アレルギーがありました。

私は、このときに毎日烏骨鶏の卵を食べたのがいけなかったのではないか、と、とても後悔しました。

しかし、それから数年たって、子どもから卵アレルギーはなくなっていました。

これは卵アレルギーがあるからといって、卵を一生食べさせないのはどうかという小児科医の先生の指導で少しずつ食べさせた結果、だんだん拒絶反応が起こらなくなり、アレルギーが血液検査で現れなくなったのです。

だから、もしも、同じように、妊娠しているときの食べ物が原因で、子どもにアレルギーができたのかもしれないと後悔されている方は、アレルギーの症状がなくなる可能性もありますので、いろいろと納得される方法をぜひ選んで試していただきたいと心から思います。

24d2e2b12488423411e7392217628c92_s人をひとり創るというのは、長い道のりですね

 

こうして、ウテメリンをやめるまで私は、ほぼ寝たきり生活を送り、出産となりました。

(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)

冷えとり豆知識

  1. もしあなたが仕事をしていて、体調を崩し、4日以上連続して会社を休むことになったら、社会保険に申請して、傷病手当金の手続きをしましょう。
    休んでいる間に給与の報酬日額の3分の2の給付があります。
    その際には、診断書も必要になりますので、会社の庶務に問い合わせしてください。
    自分から問い合わせないと、親切には教えてくれません。
    給付金はあなたの支払った保険料から給付されますので、会社の負担はありません。
    ためらわずに堂々と申請しましょう。
  2. 病は気からと言いますが、できるだけ心の毒をためないようにしましょう。
    考え方次第で、病気が重くなってしまうこともあります。
    なかなか難しいとは思いますが、病気になっても笑いを忘れないようにしたいものですね。

高齢出産で私がやったことをまとめた記事をつくりました。

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