こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
いつもたくさんのブログの中よりご訪問いただき、ありがとうございます。
冷えとりをしていると、めんげんという症状が現れます。
めんげんとは好転反応と言われるもので、身体が良い状態になる前に一度悪い状態になることがあります。(あるいはいろいろな症状が起こることがあります)
そのことを知らないで、冷えとりをやっていると、健康のために冷えとりを始めたのに、具合が悪くなるのでは、何の意味もない!!と思って、やめてしまわれる方もいるとのこと。
これはとても残念なことです。
めんげんは面白いことに、その人に乗り越えられるものしか起こらないのです。
何回も起こるめんげんは、もうあなたは乗り越えられますよというお告げのようなものです。
こうめんげんを考えてみてください。
大掃除のごとく。
汚れが溜まった換気扇の掃除は時間がかかりますね。
毎日こまめに掃除をしていれば、大掃除なんて必要ないのです。
それと同じように毒だしも、長い月日をかけて貯めたものは、出すのに時間がかかります。
大掃除も時に、強力な洗剤も必要になり、様々な化学反応を起こしますよね?
でも、大掃除もめんげんも、苦しくても自分でやってきたことのツケです。
今までは、病院に行って、薬をもらって、あるいは手術をして、病気を一時的に治したような状態にしてきました。
でも、本来、人は自然治癒力を持っています。
それを、体を温めて免疫力をつけることで回復させるのが冷えとりなのです。
食べ過ぎると起こる症状、鼻茸
私が冷えとりを始める前に、持病のはなたけ(蓄膿の一つで鼻の粘膜が腫れて、ポリープが出来、鼻が詰まります)という病気によくなりました。
(*詳細につきましては、「冷えとりとめんげん 病歴から探ってみよう」をご覧くださいませ。)
私は小さい時から甘いものが大好きで、毎日のようにチョコレートを1枚ペロリと食べていました。
おやつとして与えられていたものでは満足できず、駄菓子屋でよく買い食いしていました。
今から思えば、消化器の毒が鼻に出ていたのだと思います。
虫歯も非常に多く、大腸の毒が出る奥歯などはすべて神経を抜くような虫歯に侵され、ボロボロでした。
甘いものをやめないので、しょっちゅう、はなたけという症状が現れ、切開し、薬で抑え、最終的には鼻の粘膜を切開する大手術をしました。(蓄膿の大手術と鼻の骨が曲がっているので削る大掛かりな手術でした)
この時、お菓子をやめようという発想はありませんでした。(甘いものは体を冷やします)
病気が良くなると、またいつも生活に逆戻り。
おまけに、はなたけを取り除いたり、虫歯を治すことによって、鼻や歯から出る毒の出口を塞いでしまったのです。
すると、今度はよく喉の風邪をひくようになり、1年に一度は激しい咳の発作を起こすようになりました。
これがもうとても苦しくて苦しくてたまりませんでした。
息ができてなくて死ぬ思いを何度も経験しました。
咳が止まらなくなると、腹筋を使うので腰が痛くなったり、アゴが痛くなったりしました。
この時はまだ冷えとりを知らずに、咳が止まらなくなると抗生物質を飲んで、抑え、咳で眠れないと咳止めで押さえ込んでいました。
すると、どうなるか・・・・。
どんどん薬を強くしていかなければならなくなりました。(薬が効かなくなるからです)
そして、咳の恐怖から逃れるために、少しでも喉が痛くなるとすぐに予防で抗生物質を飲んでしまっていました。
今から考えると恐ろしいことです。予防のために薬を飲むなんて!!!
しかし、なんとかこのめんげんを乗り越えることができました。
どうやって乗り越えたのかといえば、少しづつ私でも乗り越えられるようなめんげんが時期を変えて現れ、それをクリアしていくごとに咳の発作が起こらなくなっていったのです。
今では、あの症状が現れることは無くなりましたし、少しでも喉がいがっとすると、半身浴を徹底的にして、喉の奥のたんを吐き出し、喘息に至る前に治してしまう技も身につけました。
冷えとりをするようになり、冷えとりの本を読むと、どうやら食べ過ぎると、喉が痛くなったり、鼻水が出たり、目が痒くなったりするということがわかってきました。
それまでの私はどちらかというと痩せ気味で、食べなければいけないという思い込みにとらわれていました。
そして、睡眠も8時間眠らないと体が持たないと思っていました。
(進藤先生の著書には、冷えが取れれば、2時間眠れば大丈夫というのを知りましたが、ありえないと思っていました。ところが、今では4〜5時間眠れば本当に元気なのです。むしろ、たくさん寝ても眠いという時は食べ過ぎています。)
冷えとりをしていると目の前が開ける出来事が起こり、だんだんといろいろなことが信じられるようになってきたのです。
何よりも健康という状態を初めて知ることになり、その嬉しさは他にも変えられないものとなったのです。
健康であるということが本当にどんなに素晴らしいことか!!!!
ですから、皆さんにも、ぜひ不調がおこっても続けて欲しいと私は思っております。
2019年5月19日現在、冷えとりを始めて風邪もひかなくなりました。
あんなに悩まされた鼻茸も、もうできなくなり10年経ちました。
食べ過ぎると、肩がわりとしての病状が起こるのが冷えとり
人は五臓六腑をやられると死に至ります。
死なないために臓器は、手足、鼻、耳、目に肩代わりをさせます。
私のように鼻や歯が悪いというのは、呼吸器と消化器が悪いので、鼻を治すのではなく、そちらを本当は治さなければならなかったのです。
鼻や歯を治してしまったために、毒の出口を止めてしまったから、喘息という呼吸器のめんげん(毒出し)が起きたのです。
基本的に、臓器は経絡につながっていますので、先の方に出るものは出させておけばいいのです。
例えば、アトピーなどの毒出しは肌が痒くなり、かきむしることで血が出たり、ガサガサになりますが、肺の毒が皮膚から出るのであればそちらの方が辛くありません。
(見た目が悪いからといってステロイドを使用すると、毒が肺に戻って行ってしまいます。ですから、アトピーの人は喘息を発症することが多いのだと思いました)
出るものは止めてはいけません。
これが拝毒であり、あくび、シャックリ、くしゃみ、おなら、汗、咳、吹き出物、鼻血など身体から出るものは止めないで出しましょう。
拝毒とは逆に防毒という働きも体は行っています。
胃腸を守るために、口内炎を作ったり、消化器の具合が悪いので虫歯を作って歯を痛くしたりして、臓器を守るのです。
そうなれば、食べられませんよね?(これ以上、毒を取り入れないということです)
それでも食べてしまう場合は、指を切ったり、骨折をさせ、食べ物を取りに行かせないようにする場合もあるのです。
手が使えなければ食べられませんし、歩けなければ食べ物を取りにいけないという理屈からそうなるそうですよ。
実際、私も怪我をした時を思い出すと、その時は猛烈に食べていました。
そのような症状が起きている時は、食べるべきではないのです。
でも食べてしまうのが人間・・・
ところが、冷えが取れると自然と甘いものが必要ではなくなったり、食べなくてもお腹が減らなくなってきたりします。
これが人間の正常な状態なのだと思います。
たくさん食べたいから欲に任せて食べる。
そして糖尿病や肥満になる。
ダイエットのために運動する。
もしかしたら本末転倒なのかもしれません。
もし、少ない量で食べ物が足りていたら、世界に飢えはなくなるかもしれません。
今の豊かな暮らしは、他の国の人の食べ物を奪って成り立っているということも忘れてはならないと思います。
冷えとりの信条「治すな。直せ。」
私たちは欲のままに生きている場合がとても多いのですが、病気になると不安になって、すぐに病院に行って医者に診てもらいますよね?
そして大した症状でなくても、先生から「念のために薬を出しておきましょう」と言われると安心して、とりあえず飲むことも多いのではないでしょうか?
そして薬を飲むことで、これで大丈夫と安心します。
特に男性は、すぐに原因を知りたいために病院に行く人が多いとおもいます。
でもよく考えてみると、薬を飲んだから大丈夫というのはおかしな話。
本当は自分の免疫力がきちんと働いていれば、病気にはかからないのです。
そして、病気が治るのは、薬で治しているのではなく、自分の免疫力で治しているのです。
ですから、「治すな」というのは病気を治しに病院に行くなという意味で、「直せ」というのは今までの生活態度を改めなさいということなのです。
それを直さず、体調が回復するとまた元の通りの生活を送るから、同じ症状が起こるのです。(咽喉元の熱さが過ぎればすっかり忘れてしまうのが人間です)
そして、臓器がもうその毒を引き受けられなくなり、症状を大きくするからこそ、めんげんがひどく感じられるのでしょう。
しかしながら、そのひどくなる前に一度同じめんげんを体験しているのですから、形を変えて同じ毒出しが行われているのです。
生活を変えなければ同じめんげんは出続けます。
先日、夫(風宏)も咳喘息のようなものにかかりました。
様子を探っていくとなぜかかったのかがわかります。
原因は甘いものです。
この要因となった夫の生活習慣は、朝に蜂蜜をたっぷりと塗ったパンを食べ、昼食後には甘いもの、帰宅後、白ワインをいただくといったことにあったと思います。
これらの行為は体を冷やす行為です。(甘いものとアルコールは体を冷やします)
そんなに甘いものを食べないほうがいいのではないかといってみても、
「いや。こんなのは食べたうちに入らないし。カロリーが低いから大丈夫」
その一点張りでした。ですが、食べていることには変わりはありません。
食べないというのは、カロリーでも量でもないのです。
食べないと言ったら、本当に食べないことを意味します。
咳が出た時も、まだお菓子を食べていました。
咳を激しくするのに、マスクも家ではしていません。
するように頼むと、「風邪じゃないから大丈夫」
でも菌が咳によって巻き散らかされているのですから、気分的にはマスクをして欲しいですよね?(そのあと、マスクをするようにはなりました)
咳が止まらなくなり、医者にも行きましたが、吸入をしても、薬を飲んでも、なかなか回復はしませんでした。
なぜか?
やはり生活習慣を改めなかったからだと思います。
そして、ついに咳のしすぎで腰を痛め、アゴまで外れました。
これはもう肺がここまでしないとこの人は食べてしまうと思ったから、きっとそうしたのだと思います。
これにはだいぶ懲りたようで、甘いものをやめた途端(アルコールはもう少し前にやめました)、少しづつ回復に向かっています。
このように、なかなか症状に改善が見られない場合は、生活習慣を改めてみるといいいのではないかと思います。
2019年5月19日現在、まだ甘いものはやめられませんが、毎晩のお酒をやめることができるように、夫は変わりました。
冷えがとれてくると、めんげんが起こり、それを乗り越えるたびに生き方が変わってくるというのは本当でした。
冷えとり豆知識
- 人は多少食べなくても大丈夫です。体には蓄積された栄養分があります。
食べないとそれを使用しますし、臓器が休養を取ることができます。
すると、劇的に体が回復しますので、不調の時におためしください。 - 心配ならば、医者に行くことをお勧めします。心の毒を貯めると5000倍体に悪いから、気になるようでしたら、医者に行くのも正しい選択です。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)