こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane
虫歯を認めないかかりつけの歯科医と決別して、新しい歯医者に転院したときには、虫歯はかなり悪化して、神経も抜きました。
ところが、仮歯で食事をして、サラダの葉を噛んだら、
ズキーン
という痛みがあり、歯が割れてしまいました。
これから2年にわたって、歯の毒出しが始まるとは、私は気がついていませんでした。
歯が割れる
神経を抜いた歯でサラダを噛み、痛みを感じた私はすぐに歯医者に連絡をいれました。
本来なら、3日後に神経を抜いたあとの治療に行けばよかったのですが、このズキーンという痛みは今までに感じたことのない痛みで気になります。
本来なら神経を抜いているのだから、痛いはずがないのに痛いのです。
どういうことでしょう?
歯科医に行って、状況を伝えました。
「サラダとグラタンを食べたら、突然ズキーンとした痛みがでたんです」
すると、先生はレントゲンをもう一度撮ることを勧めてきました。
レントゲンを見ると、わずかに白いスジのようなものが見えます。
「わずかなのですが、おそらく歯が割れています」
(え?歯が割れる?だって食べたものはレタスとかグラタンとか柔らかいものだよ???)
頭の中はパニック状態です。
食べたものを先生に話し、
「だけど、神経がないのにどうしてこんなに痛いと感じるのですか?」
と聞きました。
「神経はとってしまっても、歯髄(しずい)はありますからね。歯が割れるということは歯が骨折していると同じことなんですよ」
「神経は木で言うと、木の幹にとおる栄養分を運ぶ管のようなものです。それがなくなってしまったら、枯れ木になってしまいますよね。枯れ木はすぐに折ることができます。管がなくなっても木は根を張って生きていることができるけれど、何かの刺激で折れてしまったら、管がないから再生することはできないでしょう。それと同じことなんです」
歯が骨折?
「でも柔らかいものしか噛んでいないのですよ。」
先生は、歯には思った以上に力がかかるということ、先ほどの枯れ木の原理からわずかな力でも折れやすくなっていることを説明してくれました。
少し混乱してしまいました。
割れた歯は抜くしかないそうです。
歯を抜く?!
私には衝撃でした。
歯並びが悪くて虫歯が多く、前のかかりつけの歯医者に矯正を勧められたときも、歯を抜くというのを聞いておそろしくて断念してしまった私です。
どうして、先生は、
「モノを噛むときは、極力、仮歯をつかわないでくださいね」
と、言ってくれなかったのだろう?
恨めしい気持ちになりました。だけど,今は緊急事態・・・。早く決断しなくてはなりません。
「抜くかどうか検討させてください」
わたしは弱々しく言って、その日は帰宅しました。
歯が割れてしまうと抜歯しかない
抜歯に関しては、2週間くらい悩みました。
怖いからです。
841さんのめんげん辞典によれば、怖がりの人は腎臓に毒がたまるとあります。
腎臓の毒=子宮の毒でもあります。
五臓六腑の親子関係から腎臓の親にあたるのは大腸と肺です。
人間でもそうですが、親は子の面倒をみてやらなければなりません。
したがって、私は今まで大腸と肺の毒がでていたのは、子どもである腎臓の毒を引き受けていたのかもしれません。
(詳しくは「冷えとり 呼吸器と消化器はつながっている?」をご覧ください。)
(このまま、怖い怖いと思い続けていたら、心の毒がたまり、また消化器や呼吸器から毒だしという形で、不調になるかもしれない・・・・)
こんなことを2週間考え続け(すでに心の毒は、たまりまくっていたことと思います)、ようやく歯を抜くことを決意し、再び歯科医に行きました。
その間、どんなにやわらかいものを食べても、たまに歯と歯がカチンと重なり合っても飛び上がるくらいの痛さだったのですから、歯の骨折は相当のことだったと思います。
実は私には骨折の経験はないのです。出産後、役所で無料で骨密度をはかってくれますが、20代並みの骨密度で骨が強いということがわかりました。その私が歯を骨折するなんて,本当にショックでした。
さまざまな思いを乗り越えて、いざ抜歯へ。
私が怖い,怖いと言うので、先生が多めに麻酔をかけて、
いざ抜歯。
だけど多めに麻酔をかけたのに、飛び上がるくらい痛かったのです!
さらに麻酔を追加。
(ああ、薬をいれてしまうことになるから、念入りに毒だししないと・・・・)
痛さを感じないって、すごいことですね。だからこそ、痛みは防止のひとつになっているのだから大切にしないといけませんね。改めてそう思いました。
メリメリという音はしませんでしたが、歯を先生がペンチのようなものではさみ、ひっぱるとあごごと引っ張られ、歯は無事に抜けました。
抜けた歯は割れていたため、こなごなでした。
抜歯後はもちろん抗生物質と痛み止めを処方されましたが、相変わらず飲みませんでした。
入浴も禁止されましたが、普段とおり40分の半身浴を行いました。
この一週間心がけたのは、麻酔を身体にいれてしまったので、長い時間の半身浴と食べ過ぎないようにしたことでした。
抜いた部分は初日と次の日の朝は痛みはありましたが、だんだん痛みは和らぎ、化膿することもありませんでした。
歯を抜いた後にすべきこと
抜歯後、一週間経ちました。
先生に歯茎の具合を診せに行きました。
「痛くありませんか?化膿もしていませんし、いいでしょう。さて、ここの部分はどうしましょう?」
私は抜歯して終了と思い込んでいましたが、まだ治療が続くのです。
「ちょうど,虫歯だった歯も抜いてしまってなくなりましたので、このままでいいです」
すると,歯医者の顔は曇りました。
「歯がなくなった部分はそのままにしておくと、横に生えている歯が倒れてきて歯並びががたがたになるから、治療をしないといけないです」
治療は3つの方法を提示されました。
- 両脇の健康な歯を小さく削り,削られた歯を使って橋渡しする(ブリッジ)被せものをする
- インプラント
- 矯正
ただでさえ,虫歯のせいで健康な歯が少ないのです。これ以上、健康で削らなくてもいい歯を削るのはいやです。
インプラントは身体に金属を埋め込みます。いつ金属アレルギーが発症するのかわからない危険性を抱えるのはいやです。
それに一本40万から50万くらいの費用はかかります。それにインプラントと言ってしまえば聞こえはいいですが、ようするに入れ歯ということです。
入れ歯=年寄り
私にとって、入れ歯は遠い未来のことだったのに、40代で入れ歯になるとはと、衝撃を受けました。まさか自分がもう老婆の仲間入りとは・・・。
矯正は、子どもの頃,歯を抜くのがこわくてできなかった治療です。今となっては、すでにもう歯を抜いてしまっているから、歯を寄せて集めればいいだけの話しです。ですが、一番費用と時間ががかかるのが矯正で初期費用120万と3年くらいかかるそうです。
どうするべきか。
「また少し検討させてください」
力なくそう言って、それから抜歯後の歯を抜いたあとがふさがるまで、三ヶ月間、私は歯がない状態を続けることになりました。
三ヶ月後にはどうするか答えを出さなければなりません。
歯を失ったケースのサンプル例
歯のことで悩んでいたら、ちょうど知人で抜歯経験の人が3名いたので、いろいろ話しを聞くことができました。
◯一人は歯を抜きっぱなし・・・。(実は口元をよくみると、歯がないことに気がつきました)
◯もう一人はインプラントにしたいと思っているけれど、骨が弱くて骨を強化しないとインプラントができないので、現在骨を強化する治療をうけている
◯最後の一人は、学生の頃,スポーツで歯を折って抜歯したけれど、当時はまだインプラントはなくて、ブリッジにしたけれどいろいろモノが挟まったりして、いずれインプラントにしたいと思っている
歯を抜きっぱなしの人はだらしなく、ぶくぶくに太っていました。糖尿病もわずっていて、腎臓はが悪いとやはり骨も悪くなるのだと納得させられました。
インプラント治療準備中の人は、暑がりでいつも冷房を最強にし、アルコールを猛烈に飲む人でした。すらりとした体格の人でなにも病気を持っていないように見えましたが、冷えている感覚がないくらい冷えていたのでしょう。骨も弱かったのですね・・・。
ブリッジの人は体格が肥満でひざの関節が弱いということでしたので,やはり骨が弱かったのだと思います。(ひざも悪くなるのは食べ物をとりに行かせないようにするためにだからです)
この話しを聞いて,70パーセントくらいインプラントに心を動かされましたが、まだ決めてはありませんでした。
ただ歯を抜きっぱなしの人を見て、
歯がない=豊かではない
そういう気がしてなりませんでした。
よく前歯がかけたりすると、早く治さないと運が逃げるとも言われています。歯がかけるとやはり豊かさに欠けるのでしょう。
この時点で抜きっぱなしはなし!
ではインプラントにしようかと思ったときに、それを聞きつけた義理の母がやめたほうがいいと言ってきました。
なぜならば義理の母は怪我で骨折して、チタンを身体に入れてから体調が悪いそうです。
それから夫にも反対されました。
夫(風宏)も脳腫瘍の治療で頭にチタンが入っていて、常に頭痛との闘いです。
やはり,身体に金属という異物をいれるのはよくないのでしょう。
健康な歯を削ってブリッジにするか、費用がかかるけれど寄せ集めて矯正するか
そこが問題です。
ですが、悩むより,まず行動。
早速、矯正歯科の相談の予約をいれてみました。
本当に失って初めて気がつくものは、失ったものの大きさでした。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 人の行動からどこに毒がたまっているかを観察してみましょう。
怒りっぽい人は肝臓が悪いです。
肝臓が悪いから、怒りっぽくなります。
心と身体はつながっています。 - 毒がたまっているところがわかると優しくなれます。
腎臓が悪いから、くよくよする性格なんだと思うと、そうされても腹がたたなくなってきます。 - 歯に虫歯ができるということは、消化器の毒です。
食べ過ぎをやめさせるために虫歯にさせるのです。
けがさせて食べ物をとりにいかせないのと同じことです。