冷えとりをやっていて、行き詰まった時はどうされていますか?
進藤先生の著書を読んだり、
冷えとり関係のネットに質問してみたり、
私の場合は、こんな感じでした。
最近では、冷えとり仲間も増えてきて、おしゃべりしながら、情報交換することもできるようになりました。
そんなある日のことです。
一通のハガキが届きました。
冷えとりショップ繭結さんの冷えとりおはなし会
そのひと月前に冷えとりショップ繭結さんで主催されていた冷えとり勉強会(講師 進藤幸恵さん)に参加したので、ご案内をいただいたようです。
(*詳しくは、「冷えとり 冷えとりお話会に行ってみました♡」をご覧くださいませ。)
文面には、柳沢さん(冷えとり歴26年)とありました。
【追記2022年6月26日】現在の柳沢さんは冷えとり歴32年です。
まあ、冷えとりの大先輩ではないですか!!!
きっと私の知らないこともたくさんご経験されているに違いない。
これは是非参加してみよう!
早速、申し込みました。
9月のとある日曜日、西武池袋線に乗って到着したお店は、練馬高野台駅から10分のところにあります。
お店はナチュラルであたたかみのあるインテリアでした。
ギリギリに中に入ると、すでにもう10名以上の人が!!!
(進藤幸恵さん講師の勉強会もここで開かれますが、30名以上はいらっしゃるので、このおはなし会は少人数制だと思います)
柳沢さんと思われる男性に数人が質問攻めです。
おそるおそる後ろに佇んでいますと、優しい方が、
「私はもう何度も来ていますので、前のテーブルにどうぞ。」
席を譲ってくれました。
さすが、冷えとりをやっている方!
思いやりがあります。
冷えとり健康法とは?
今回は、私だけが初めての参加者でした。
そして、一番の若輩者でした。(今では、どこに行っても最長年齢なので、珍しいことです)
まず、柳沢さんが冷えとり健康法とは何かを話してくださいました。
「西洋医学の視点が、もしかしたら違うのではないか、と気がついた医者が東洋医学の考えとして見出したもの」
つまり、西洋医学は部分的に患部を診ますが、東洋医学は身体全体を診るものなのです。
確かに、臓器は独立して、それだけで活動しているものは少ないと思います。
どこかと関係を持ちながら、機能していると考えればいいのかもしれません。
会社で考えると、いろいろな部署があって、それぞれのやることは違うけれど、それが調和して、一つのものを作り上げているといえばいいのでしょうか?
経理だけでは成り立ちません。広報が宣伝し、営業がものを売ってきて、それを利益にする。そのようなハーモニーがあって、会社が動くのです。
営業が自分達がお金を稼いで、食わせてやっているんだといい気になって、お前たちは稼いでいないくせに!と総務を責めれば、総務はヤル気を失って会社の機能は果たせません。
身体でも、胃が悪ければそこだけ治しても、全体的に治さなければ、また再発してしまうのでしょう。
胃が勢いが強ければ、弱い腎臓を攻めますから、腎臓が調子を崩すわけです。
冷えとは?
この日は、初参加者の私のために、貴重なお話をしてくださいました。(何度も参加されている方は、またお話を聞くことになったと思いますが、何度聞いてもいいお話だったと思います)
冷えとりは、身体の動きを取り入れ、巡らせ、捨てていく。
巡らせ捨てていくというのは、身体の栄養は血液によって運ばれ、心臓に戻る時に不要なものを持って戻ります。
身体が冷えていると、血管が収縮して末端まで到達することがきません。
ですから、身体を温めるのが良いのです。
身体を温めるのに、最高に良いのが半身浴、補うために湯たんぽ、靴下、足湯でお風呂に近い状態にして、食べ過ぎないことがベストだと、柳沢さんも話されていました。
冷えると、血液が下の先端まで行けずに、上に登ってくる。
頭がぽっぽっするのはこの状態になっているのです。(冷えのぼせ)
このような異常は、病気の元で、冷えているところにガンができるそうです。(36.5℃以上のところにはガンはできないとも話されていました。)
上半身(心臓から上)は37℃くらいあり、足元は31℃が現代人の身体の体温となっていて、冷えると血液で運ぶ栄養が血管が収縮してしまい、運べなくなってしまいます。
血液は、体全体の細胞に栄養と酸素を運び、老廃物を取り去る働きをしています。
冷えで、血のめぐりが悪くなると、必要である栄養は来ないで、いらないものばかりたまり、細胞の機能が低下したり、おかしくなったりするのです。
がん細胞は、自分の細胞が変化したもので、冷たいところに生き残れる細胞ということです。
細胞は、繰り返し、繰り返し、入れ替わっていきますが、このように突然変異(がん細胞)したものも、そのままコピーされ、くり返し、繰り返し入れ替わっていくということも聞きました。
要約すると、身体を温めていれば、血液が収縮しないので、栄養を身体の先端まで送ることができ、なお、不要なものも取り去っていくので、細胞は正しいまま、入れ替わっていくことができるということなのです。
冷えとりの五臓六腑のお話
次に五臓六腑のお話です。
五臓とは、臓がつく臓器(肝臓、腎臓、肺(臓)、脾臓・膵臓、心臓)のことを言います。(脾臓と膵臓は同じ括りなので、五臓という場合と六臓という場合があるようです)
柳沢さんは、六臓とお話されていました。
六臓器がきちんと働かないと人は死ぬそうです。
そして、このうちの一つの臓器が失われても、死んでしまうというのですから、臓器の果たす役割はとても重要なものなのでしょう。
図の臓器の横に腑があります。(肝臓=胆のう、腎臓=膀胱、肺(臓)=大腸、膵臓・脾臓=胃)
腑は無くなってしまっても、私たち人間は死ぬことはないそうです。
(ただし、大腸は場所によっては致命的なところもあるそうです。また、小腸はほとんど病気のない腑でしたが、現在では、比較的病気になりやすくなってきているそうです。)
人の身体は経絡で繋がっていて、例えば、足の親指は、脾臓から始まる経絡の一番末端になっているので、この先端に症状を引き起こすのです。(経絡とは生命のエネルギーが流れる道筋のことです)
経絡の末端に当たるところは、指の先などもあります。(ときとして、唾液腺や鼻や耳に症状を引き起こすこともあります)
症状は、その人の一番弱い部分に出るのです。
なるほどね〜。
改めてお話を聞くと、納得することが多いなあと感じました。
柳沢さんは、
「この会の名は、冷えとりをやっていて現れるめんげんについて、みんなの情報交換の場にしたいという願いを込めて、『冷えとりおはなし会』にしました」
と、言われました。
柳沢さん自身も、多くのめんげんを乗り越え、ここに今の自分があるとお話されているのですから、26年の冷えとりの歴史を鑑みると、エビデンスがあるなあと感じさせられました。
この日のお話会の2〜3日前にも、肺炎のような高熱が出て、半身浴で治したともお話されていました。
この時に初めて柳沢さんにお目にかかりましたが、とても2〜3日前までそんな病状が出ていたとは思えないくらいの健やかな感じでした。
「冷えとり おはなし会」は次回に続きます。こちらをどうぞ!
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
冷えとりをやり始めに、足の親指が猛烈に痛くなる時があります。足の先は臓器の経絡の末端で臓器の毒を出します。足の親指は常に体重がかかる部分でもあり、寝ている時以外は休む暇もありません。そして、常に靴でぎゅうぎゅうです。
他の部分よりも抵抗力が弱いので、ここに毒が現れやすいのです。この足の親指よりも、体の部分で酷使する部分があれば、その弱い部分に現れたりします。
本来ならば、痛風の毒は足の親指に出ますが、職業的に肩や目を酷使している場合は、肩こりや頭痛でその症状が現れるということになるそうです。
冷えとりグッズをそろえる時にネットショップしかないので購入を迷う....。
実際に商品を手にしてみたい!
そういう方は、実店舗がある場所に出かけられるといいかと思います。
冷えとりのグッズは、一つ一つが安いものではないので、納得して購入されるのが一番です。
冷えとりおはなし会の冷えとり大先輩の柳沢さんも何度も読み返すのは、進藤義晴先生のこちらの本です。
実際に私が使ってみてよかった冷えとりグッズはこちらをご覧くださいませ。