こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane1
私は、初産出産タイムは最速の1時間54分でした!
このことが何を意味するのか!
スピードがあるということは、赤ちゃんが急いで出ようとするのに、私の身体が間に合わず、猛烈な痛みを伴うそうです。(ゆっくりと出てくれば、産道もゆっくりと広がりますので、そんなに痛みは感じないそうです)
これも、冷えのためだったのでしょうか?
産後の授乳と食べ物と冷え
生まれてきた赤ちゃんは、斜頚ではありませんでした。(斜頸かもしれないと言われていました。)
ひと安心です。
(意志を持って、変な胎位で入っていたか、私の羊水が冷えていて、心地よくなくて、胎位が悪かったか、どちらなのかはわかりません・・・。)
妊婦は赤ちゃんを産んだら、それで仕事は終わりというわけではありません。
これから、子育てという長きにわたって続く仕事が始まります。
手始めに、2〜4時間おきに授乳しなければならないのです。
ですから、妊婦は2時間もぐっすりとは眠っていられないので、疲れもピークです。
体力のある若いときに赤ちゃんを生んだ方がいいというのも一理あるなと思いました。
高齢出産の睡眠不足は本当にこたえます。
私が入院した病院では、母乳指導が行われていました。
母乳重視でしたので、食事もおいしい母乳がでるようなものが考えられていました。
ひじき、大根の煮付け、筑前煮といった野菜が中心となったものです。
肉等の動物性脂肪が多いものを食べると、母乳がとてもまずくなるし、コーヒーやアルコールなどをお母さんが食してしまうと、そのままそれが母乳に出てしまうので気をつけなければなりません。
私は最初の頃、母乳がでなくて、哺乳瓶のミルクの力を借りました。
すると、赤ちゃんは哺乳瓶のほうが母乳よりも楽に飲めるということを知り、さらに母乳を飲まなくなります。(哺乳瓶にミルクをいっぱいにつくって逆さにすると、吸わなくてもぽたぽたとミルクがでてきます)
そうなると、飲まれない母乳がどんどん作られ、胸が張ってきます。
そして乳腺症になってしまうのです。
赤ちゃんに母乳を飲まれることで、お母さんの脳に母乳を作れという指令が送られ、母乳ができるというシステムなのだということも教わりました。
ですから、まずい母乳だと赤ちゃんが飲まなくなるので、食べ物には気をつけてくださいと指導を受けます。
病院では食事が考えられて作られていましたので、乳腺症の心配はないだろうと思っていました。
ところが、赤ちゃんが哺乳瓶の楽ちんさを知ってしまったので、ちっとも母乳を飲まなくなり、私は乳腺症になってしまいました。
乳腺症軽度と診断されましたが、重症だと思うくらいの痛さでした。
そして、その痛みは薬を飲んで止めることもできないのです。
なぜならば、薬の成分が母乳にでてしまうからです。
詰まるとさらに悪いということで、看護師の方が指導にきた際にしぼってくれたら、ピューッとものすごい勢いででていました。
しぼるというより、つねるという表現が近いと思います。
痛い!もうやめたい!
そう言っても、聞く耳は持ってくれません。
「こんなに母乳がでているのだから、飲ませてくださいね」
さらに指導されます。
最初の母乳には免疫力を高める成分が多く含まれているので、それをぜひ飲ませるようにと強く言われます。
こちらとしても、飲ませたいと思うのですが、私の赤ちゃんは本当に母乳にくいついても、自分で吸いません。
そのうちに、栄養不良で赤ちゃんに黄疸がでてきてしまいました。
仕方なく、ミルクを並行して飲ませると、哺乳瓶のミルクは飲むのです。
私も2時間おきの授乳で疲れきっているし、ミルクに頼ることになってしまいました。
病院にいる間は、病院食によって母乳が作られていましたので、たぶん母乳の味は悪くなかったと思います。
ただ赤ちゃんが怠け者で吸う努力をしてくれないので、本当に困りました。
赤ちゃんが吸ってくれないのに母乳のために、食事に気を使うのは本当にむなしいです。
しかも、母乳を出していると、とてもお腹がすくのです。
肉やこってりしたチーズなどが食べたくなっても、
「母乳がまずくなり、赤ちゃんが飲まなくなりますよ」
「乳製品は乳腺を詰まらせますよ。そうなると乳腺症になり、痛いですよ」
そう言われると、お腹が減っても、いつものようにはこってりとした食事もできませんし、クリームたっぷりのお菓子も食べれません。
病院でのおやつがふかしいもでしたから・・・。(私はさつまいもの産地の出身で、さつまいもは食事やおやつがわりに食べていたので、違和感はありませんでしたが、他のお母さんたちは、ものすごいブーイングでした)
本当に食べ物の影響が母乳に現れるのか試してみたくなって、退院してから、一度だけワインを飲んだことがありました。
すると、おっぱいから、まるで水鉄砲のように母乳が吹き出ました。
本当なんだ!!!
食べ物が母乳に影響があるっていうのは・・・。
アルコールで血の巡りがよくなり、飲まれずにたまっていた母乳が吹き出したのです。
ということは・・・。
今にしてみれば思うのですが、冷えとりをしていたら、血の巡りもよくなり、赤ちゃんが哺乳瓶で楽ができるように母乳もでていたのではないかと思います。
病院では、靴下を脱いで裸足で、過ごしていましたので、また冷えがでてしまったのかもしれません。
それにシャワーだったし・・・。(一人10分という時間制でした)
母乳を飲ませている方は、たいてい胸ナプキンみたいなものを入れていないと、母乳でびしょびしょになると言っていました。
私の母乳はそこまでは出なかったようです。
ただ、私のように母乳がでるのに、赤ちゃんが怠け者だと飲まれないのは本当にもったいないですし、出るものが処理できずに身体にたまっていれば、乳腺症になってしまいます。
軽度の乳腺症ですら、あんなに痛かったのですから、重度になったら、と思うと、自然と気をつけようと警戒しました。
私は退院してから、搾乳機を購入し、母乳をしぼって凍らせて保存し、ミルクに混ぜて飲ませることにしました。
それをしたおかげで、私も乳腺症にならずに済みましたし、赤ちゃんにも多少なりとも母乳を飲ませることができました。
母乳がでなくて悩んでいるお母さんも多いかと思いますが、うちの子供も私が母乳が出たのにもかかわらず、怠慢のために母乳を飲まなくなり、ほとんどミルクで育てましたが、現在、成長や発育もよく、すくすくと身長も伸びて育っております。
小さく産んで(2590グラム)、大きく育っていますから、あまり周りの人の言うことを気にせずにできることをやればいいと思います。
お母さんが気に病むのが一番よくないと思います。
冷えからくる産後鬱
出産後、赤ちゃんは母乳を全く飲んでくれないし、黄疸になって、光治療をうけることになりました。
自分の身体は疲れのピークでした。
そこに、義理の父が九州から来ると言い出しました。
このとき、義母がけがで入院していたので、落ち着いてからいらしてくださいと婉曲に何度も言ったのですが、聞いてくれませんでした。
この義父が面倒な人でお世話が大変なのです。
私もこの状態で義父のお世話までできないので、夫に断るように強く言いましたが、夫も押し切られてしまったようです。
病院に来るなり、
「せっかくきたのに、赤ちゃんの顔が見れん」
文句の連発でした。
到着した頃は、赤ちゃんに黄疸が出て、光療法の真っ最中でした。
そもそも、身体が疲れきっていて、お世話することも増えて、私のいらいらもピークなときに、まるで義父の発言が、赤ちゃんが黄疸になったのはお前のせいだというように聞こえて、本当に悲しくなりました。
たぶん、産後鬱だったのだと思います。
産後にはホルモンバランスが崩れて、よくそういうことがあるということを後から知りました。
ようやく、義理父が赤ちゃんの顔が見れないなら帰ると帰ってしまい、ほっと一息つきました。
安心して、トイレになにげなく入ったら、ペーパーで拭くときに違和感を感じました。
産後ひと月は、悪露と言われる血液やその他のものが子宮から出てくると説明を受けていたので、大きな固まりのようなものに感じたので、それのひとつだ思っていましたが、子宮脱と診断されました。
子宮脱とは子宮が膣から落ちてきて、外に出てきてくる状態のことを言います。
わかりやすく言えば、股から子宮が飛び出すということです。(なにかわからかったので、けっこう手で触ってしまいました?)
私はもう本当に死んでしまいたくなりました。
来るなって言った義父がきて、休めずに動きまわったから子宮脱になった・・・。
赤ちゃんが黄疸になったのも私のせい・・・。
このまま子宮脱になって寝たきりなんだ・・。
涙がぽろぽろと流れました。
家に戻って、ものすごい悪露がでたときにかかりつけの婦人科の女医さんのところに行きました。(洗面器いっぱい血の固まりのようなものが出て、これにも本当に驚きました)
このときに女医さんに心の叫びを聞いてもらいました。
「大丈夫ですよ。新生児黄疸はよくあることですし、子宮脱は空中自転車漕ぎ運動をすればじきに回復します。今、なにもかも悲しいと思うのは、産後のホルモンのバランスが崩れているからなので、じきに元通りになります。好きなことをしてゆったりとした気持ちで過ごしてください。ご主人も温かく見守っていてくださいね。赤ちゃん、とてもかわいいじゃないですか!」
こう言っていただけたことで、私は本当に産後鬱から脱することができました。
周りには誰も相談できる人もいませんでしたし、女医さんは本当に頼りになりました。
そして、私は子宮脱のために、またひと月ほど寝たきり生活をおくることとなったのでした。
私の場合は、妊娠中、寝たきりになり、ひとりぼっちになってしまいました。
実家の母も事情があって、手伝いにはきてくれませんでした。
妊娠の知識もないところに、いろいろな人からヤンヤ言われて、何が正しいのかわからなくなり、混乱しました。
でも、これだけは言えます。
冷えとりしていたら・・・・。
もっと心も穏やかになれたことでしょうし、寝たきりになることもなかったと思うのです。
そして、産後も子宮脱になってしまい、また寝たきり生活をリスタートすることになりました。
冷えは本当に恐ろしいと思います。
これを読んだ皆さんが冷えもなく、安産の出産ができることを心よりお祈りしています。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
まとめ
- 最初から母乳がたくさん出るお母さんはいません。
大きな病院で出産すると、同日に生まれた赤ちゃんがたくさんいて、母乳を軽々と与えている幸せなお母さんもいます。そういう人をみていると、どうして自分は母乳がでないのかと落ち込んだり、あせってしまうかもしれません。
でも、ぎりぎりまでミルクを与えず、がんばって母乳を吸わせてみましょう。
赤ちゃんは、楽を知ってしまうと、努力しなくなるということを私は後から知りました。
苦労して母乳を飲まなければ、食べ物はないんだと知ると、一生懸命吸いつくそうです。 - 産後、子宮の周りの筋肉が弛緩しているので、子宮を支えきれずに子宮脱になることがあります。産後は授乳以外は、できるだけ動き回らずに休みましょう。
(たとえ、気をつかわなければならない人がお見舞いにきても、堂々と寝ていましょう。気をつかうのは自分のためになりません。)
子宮脱にならなくても、筋肉を引き締める運動をするといいです。
私は、子宮脱になってしまったので、寝たきり生活のときに空中自転車こぎ運動を毎日やっていました。
現在はもとの通りです。
冷えとりにはお母さんと子供に特化した書籍もあります。
高齢出産妊婦のまとめ記事はこちらへどうぞ。