こんにちは。
冷えとりコーディネーターの風茜()です! @kazeakane
いつも冷えとりブログにご訪問いただきありがとうございます!
虫歯で歯を失い、その後の治療で40代の歯列矯正を選びました。これで大丈夫と安心したのもつかの間、矯正が始まると、次から次へと虫歯が現れました。
自分の磨き方が悪くて虫歯になったと思った私は、歯磨き方法をマスターしてしまったので、食べ過ぎを改めませんでした。
すると、今度は歯茎が歯槽膿漏のような腫れを起こすようになったのです。
歯のことは心配でしたので、西洋医学と冷えとりを並行してやっていました。歯茎を切開して膿をだすと、抜いた場所に小さな歯ができていることがわかり、そんなこともあるのかと奇跡に驚いたお話をお届けします。
40代歯列矯正を1年半経過して
矯正器具をつけた私の歯もだいぶ動いて、見た目はきれいな歯になってきました。
あと半年くらいで矯正器具は外すことができるはずです。
でも、上の右歯の第二小臼歯の歯茎はひどい腫れを繰り返していました。
私はこの歯茎の腫れが痛くもなく、化膿することもなかったので、毒だしだと思いました。自分の顔色や体調も悪くはなかったので、冷えとりで治そうと決意しました。
(2018年の現在も食べ過ぎると、歯茎の腫れがありますが、痛みも感じません。)
ただ、この部分は毎月矯正歯科医に診せなければならないので、気がつかれると治療をすすめられることになります。なんとか気がつかれないように対策を練りました。
矯正日の一週間前から食べ過ぎをやめ、歯茎の腫れに絹をあてまくるのです。
そうすると、矯正相談の日には何事もなかったかのように歯茎の腫れがなくなるので、矯正歯科医に気がつかれずに済みました。
今から思えば、こんな苦労をするくらいなら、常に食べ過ぎをやめればいいのに!とは思いますが、本当にどうしても甘いものとアルコールがやめられなかったのです。
この方法で、何度か矯正日を無事にクリアしていたのですが、あることをきっかけに腫れはまったくひかなくなり、どんどん膿が溜まって、垂れ下がるようになりました。
そのきっかけとなったのが旅行です。
旅行に行くと暴飲暴食になりますよね?
胃腸を休めることもなく、朝から晩まで食べまくります・・・。
その旅行で私は生まれて初めて、いのしし鍋を食べました。
おいしくて、おいしくて、たくさん食べ、お酒もどんどん進みました。
すると、翌朝、旅行先で突然歯茎が腫れてしまい、それ以来、絹をあてようが、膿をつぶして出そうが、腫れはひかなくなってしまったのです。
さすがに私もこれはマズいと鏡を見ながら毎日悩みました。(心の毒5000倍ですね)
このままだと、次回の矯正日にはこの腫れは見つかってしまうことでしょう・・・。
冷えとりの歯の毒
841さんのめんげん辞典によると、歯の毒は消化器の毒とあります。
歯槽膿漏→消化器
歯痛→消化器
奥歯→大腸
歯全体→腎臓
どれもあてはまります。
このときも私の便はゆるゆるでしたから、明らかに消化器の毒出しが、虫歯で肩代わりもされていたのだと思います。
そして腫れは上顎の右歯の第二小臼歯の部分で、この歯の上部には上顎洞(じょうがくどう)があります。
私は鼻も悪く、蓄膿症で、上顎洞(じょうがくどう)を開放して粘膜をはがす手術をしたこともあり、
(*詳しくは「冷えとりとめんげん 病歴からを探ってみよう」をご覧ください)
蓄膿症→呼吸器 消化器
鼻づまり→食べ過ぎ
身体から、ありとあらゆる方法で食べ過ぎの警告がでているわけです。
そして、歯全体→腎臓
これはとても気になります。
今までは消化器の毒だとばかり思い込んでいましたから、腎臓という言葉に、もしや腎臓が悪いのでは?という不安が広がります。(またもや心の毒5000倍)
腎臓には、次の働きがあります。
- 老廃物を出す(尿)
- 血圧を調整 →私はものすごく低血圧です。下が50で、上が90しかありません。
- 血液をつくる →貧血でいつもふらふらします。
- 体液を調整
- 骨をつくる
どうやら5つの働きのうち2つはあまりよくない。
そして、五臓の親子関係でみると、腎臓は大腸や呼吸器の子どもにあたります。
親は子どもの面倒を見なければなりませんから、親にあたる大腸や呼吸器は子どもである腎臓の毒を変わりに出してあげるのです。
それで、私は大腸のめんげんがでたので、大腸が肩代わりとして、その子どもにあたる腎臓の毒を出しているのかなと考えました。
確信はありませんが、いろいろな相関図を考えると、私の大腸と腎臓もなにかしらの関係はあり、毒出しがされているようです。
う〜ん・・・。
こういうときに私が参考にしているのは、「新版 万病を治す冷えとり健康法」(進藤義晴著)」です。何度も何度も読み返して、不安を吹き消しました。
再び歯の治療で歯茎を切開
旅行から帰ってから、上顎の右歯の第二小臼歯の歯茎がどうしようもなく腫れ、いかなる対策を講じても、ひかなくなりました。
足のめんげんのときと同じように、肉が新たにできて垂れ下がっているという感じです。
あまりにグロすぎて、正視できないくらいの腫れでした。
(*詳しくは「冷えとりとめんげん 呼吸器と消化器はつながっている?」をご覧ください)
旅行から帰ってきた数日後、矯正日に、ついに矯正歯科医にこの腫れを発見されてしまいました。
「この腫れはひどいですね。切開して膿をだしたほうがいいかもしれません。腫れに小さな穴が空いていて、そこからばい菌が入って腫れが大きくなったのかもしれません」
(その小さな穴は、私がめんぼうでつぶして、膿をだした跡なんだけど、絶対言えないな・・・?)
私は痛くないので、治療しないといけないかどうか、念のため聞いてみました。(毒出しで長い時間がかかっても、自然治癒をやってみたかったからです。)
医者に毒出しの話しをすると怪訝(けげん)な顔をされるので、私は「毒出ししたいから治療をしないでください」と言うことはできませんでした。
医師は患部を見つけてしまったら、当然医師として治療をすすめると思いますし、医師からみて、素人の私が治療は必要ないと言うのもおかしな感じになります。
なんとなく遠回しに治療をしたくないというニュアンスで言ってみたのですが、それが認められない場合は、私は毒出しに固執しないで、医師の力を借りて治療し、その後、使用した麻酔や薬の毒を時間をかけて出すことにしています。
「歯槽膿漏で歯茎がガタガタになって、歯を抜くことになったら困りますからね」
そう医師が言いました。
そもそも私の矯正は一本の虫歯のせいで歯を失うことになり、ブリッジやインプラントがいやで始まったものです。また歯が失われてしまったら、元も子もありません。仕方なく治療をすることに決めました。
早速治療へ。
歯茎は膿を押してすべてがでるような状況であれば、切開はしないということだったのですが、かなり深くまで膿がたまっているようだったので、切開することになりました。
まずは麻酔。
歯科医が歯茎に切り込みを入れます。
すると、膿が口の中に広がり、口の中は一瞬にして血の味になりました。
「けっこう,膿がたまっていましたね〜。あ、あれ?」
歯科医の手元が止まります。
「歯がありますよ」
??????
冷えとりの治癒力
矯正のために私は上の右歯の第一小臼歯を抜歯しました。
第二小臼歯の上が腫れていると思っていたら、この抜歯した第一小臼歯の部分が腫れていたのです。
第二小臼歯を奥歯から前にワイヤーでひっぱってきて、抜歯した第一小臼歯のスペースを埋めます。
1年半経過して、第二小臼歯は半分くらいは第一小臼歯の部分に移動していました。
だから第二小臼歯の上が腫れていると思っていましたが、実際はもと第一小臼歯があった場所が腫れていました。
その抜歯した第一小臼歯の歯茎の中に歯があるというのです。
上の写真のように、第一小臼歯は根元から完全に抜歯されています。
だから、抜いてしまった場所に「歯がありますよ」というのは,あり得ないことなのです。
しかし、小さな小さな歯があるということでした。
今回、歯茎の腫れを切開してくれた歯科医は、抜歯も担当してくれた人でした。完全に抜歯したことも確認してくれていましたので、
「おかしいな〜」と何度も言っていました。
医師の「おかしいな〜」というのは、今までの私の経験から毒出しであることはわかっています。
進藤先生の講演録に「歯の治療について」がありますが、
『90歳で歯が生えてきた人もいる』
というのは、どうやら本当にあり得ることだったのです!
【本の紹介】『生き方を変えれば体も運勢も変る』進藤義晴著に書かれている本当の意味もご覧くださいませ。
詳しくは、冷えとりを始めたばかりのころに、
◯がんが消えた
◯白髪が黒くなった
◯虫歯が再生した
というのを読んで、私は本当かな?と思いました。
だけど、冷えとりを始めて、あんなに苦しんだ生理痛がなくなり、喘息も回復し、そして、このときは虫歯に苦しんでいましたが、なんと自分の身に、
歯が生える
ということが起これば、冷えとりの治癒力と再生力を信じざるを得ません。
世の中にはそういうこともあるのだなと思うだけです。
人間の治癒力ってすごいな。
私も信じてみようと強く思いました。
ただ、冷えとりをしている方の体験記を読むと、冷えがとれると毒が次々でてくるとあり、
今後も私はめんげんとおつきあいしていくことになるのでしょう。
(執筆者:冷えとりコーディネーター 風茜)
冷えとり豆知識
- 患部に絹をあてましょう。絹が毒を吸ってくれます。
毒だし帯も販売されていますが、私は破れた絹の靴下を切って、再利用しています。 - 冷えとりを行っていても、何が何でも冷えとりだけで!と固執するのはよくないです。
必要であれば西洋医学を取り入れ、その後、また毒をだしていけばいいと私も考えます。 - 自分にとって何が大事かを知るのは大切なことです。
そうすれば苦しいことも乗り越えられます。
冷えとりをやると、めんげんが現れて苦しいけれど、苦しみを乗り越えれば健康になれる。それとも、苦しい,痛いのはいやだから冷えとりはしない。
そうすると、どうなるかはもうわかりますよね?
歯のめんげんのことは拙書【冷えとり本の紹介】『壮絶!冷えとり家族の千日バトル』風茜をご覧くださいませ。